目次 | 内容 |
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無資格の学生でも保育園で働くことに問題はない | ・学生は資格がなくても保育園で勤務可能 ・必要な保育士数以上であれば、無資格者を「保育補助」として配置可能 ・保育士の負担軽減にもつながり、保育園にもメリット ・主に子どもの見守りや準備の手伝いを担当 |
私立保育園では学生バイトの募集はほとんどない | ・私立保育園で学生アルバイトの募集は少数 ・学生の希望時間と保育園の開園時間が合わないため ・人件費の制約があり、資格保有者の雇用が優先されるため ・学生のアルバイト募集はほとんどない実情 |
学生でも応募が可能なのは公立保育園の臨時職員(アルバイト・パート) | ・学生が応募可能なのは公立保育園の臨時職員 ・公立園はアルバイト雇用で保育士の残業を減らし、市の財政負担を軽減 ・特に夏季はプール活動など人員負担が増え、臨時職員の募集が増加 |
保育園の学生アルバイトの求人の探し方は? | ・公立保育園の募集は、市区町村のホームページや広報誌が中心 ・一般的な求人サイトにはほとんど掲載されない ・募集は常時あるわけではなく、学生以外の応募者が優先される可能性もあり |
保育園でのアルバイトの業務内容 | ・主に保育士の補助業務(保育補助)を担当 ・おもちゃや制作の準備・片付け、掃除などがメイン作業 ・夏季にはプールの設営や片付けなども担当 ・人手不足時は子どもの保育を直接行う場合もあり、募集内容の確認が重要 |
学生が保育園でアルバイトするメリット・デメリット | ・メリット: ・保育の現場を深く知り、将来の進路選択に役立つ貴重な機会 ・保育士として就職する際の経験としてアピール可能 ・デメリット: ・募集が非常に少なく、時給も高くない ・シフトの柔軟性が低く、固定された曜日や時間が多い |
保育園でのアルバイトはこんな人におすすめ | ・子どもが好きで、接客業が苦手な人 ・将来、公立保育園で公務員保育士を目指している人 ・保育士、幼稚園教諭、小学校教諭など他の職種と迷っている人 ・自身の進路を考える上で、多くの情報を知りたい人 |
その他の学生ができる保育関連のアルバイトは? | ・商業施設などの託児所:ショッピングモール内などで子どもを見守る ・ベビーシッター:マッチングサイトで利用可能、乳児以外の子どもを預かる ・学童保育:小学生を預かる仕事、学生の募集が多く午後から夕方に勤務可能 |
まとめ:学生が保育園でアルバイトする方法とメリット・デメリット | ・無資格でも保育補助として勤務が可能 ・求人は公立保育園の臨時職員が中心で、市区町村のサイトなどで確認 ・保育士の仕事や適性を知り、将来の進路選択に貢献 ・保育園以外に託児所、ベビーシッター、学童保育なども検討の選択肢 |
よくある質問(FAQ) | ・無資格の学生が保育園でアルバイトできるか、求人の探し方が主な質問項目 ・主に保育士の補助業務を担当、子どもへの愛情と意欲が大切 ・公立保育園の募集は市区町村のウェブサイトや広報誌が中心、私立園では募集が少ない ・現場を体験できるため、将来保育士を目指す人にとって貴重な機会 |
- 保育園ってアルバイトの募集はあるの
- 保育園のアルバイトに学生は応募できる?
学生が保育園でアルバイトすることは、将来の進路を考える上で貴重な経験になります。
この記事では、学生が無資格でも保育園で働けるのか、具体的な方法や、保育の現場を知る上でのメリットとデメリットを詳しく解説しています。

学生でも保育園でアルバイトはできるのでしょうか?

はい、公立保育園を中心に、保育補助として働くことが可能です。
保育施設でパート保育士として勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
無資格の学生でも保育園で働くことに問題はない
学生は無資格でも保育園で就業することは可能です。
保育園では園児の人数に対して必要な保育士の人数が決まっていますが、それを上回る形で無資格者を配置することに問題はありません。
例えば、保育士2人が必要な状況の場合は、保育士2人 + 無資格者1人 という形で保育を行うことは問題ありません。逆に保育士1人 + 無資格者1人 とすることはできません。
なので、このような余剰分の人員で無資格者を雇用する保育園もあります。余分な人員を配置することで、保育士一人ひとりの負担も軽減できるので、保育士にとっても保育園にとってもメリットがあります。
このような仕事は「保育補助」と言われることもあります。
私立保育園では学生バイトの募集はほとんどない
私立保育園で、学生などをアルバイトとして募集している保育園はごく少数です。
その理由の一つが学生がアルバイトを希望する時間帯と保育園の開園時間が合わないためです。保育園は朝7時くらいから夜19時頃までの開園が基本です。
学生であればまさに授業の最中になるので、飲食店などと違い夜から働くということが、基本的にできないためです。
また、もうひとつの理由は、保育園は学生のアルバイトを大量採用すれば運営を回すことができるという業態ではないためです。
保育園は、人件費にかけられる資金が限られており、園児に対して必要な保育士の人数も決まっています。
無資格である学生が働くことができるのは、保育補助としてですが、その場合は、保育士の数としてはカウントができません。あくまでも、必要な保育士の人数を確保した上で、補助として保育補助を雇うことになります。
ただ、どこの保育園もギリギリの人数の保育士で運営されていたり、余剰人員を配置するとしても、多少時給を多く払っても保育士資格を持った人を雇うことが多いです。
そんな状況なので、私立保育園が学生のアルバイトの募集はほとんどないのが実情になっています。
学生でも応募が可能なのは公立保育園の臨時職員(アルバイト・パート)
数少ない保育園のアルバイトの募集で、 学生でも応募が可能なものは公立保育園の臨時職員になります。臨時職員は、アルバイトのことです。
公立保育園は、就業している保育士は基本的に公務員になるので、給与も私立保育園と比べると高い場合が多いです。残業をする場合は残業代もそれなりの金額を支払うことになります。
アルバイトを採用することで保育士の負担が減る(=残業時間が減る)のであれば、その分で市の財政負担を減らすことが可能になります。そういった意味でも、私立保育園よりは、公立保育園の方がアルバイトを雇用するメリットがあります。
特に、可能性が高いのが、夏季の臨時職員になります。保育園は夏季にプールの活動を行うので、通常より負担が多くなります。それをカバーするために、臨時職員としてアルバイトを雇用することがあります。
夏季であれば休暇がある学生の方もいると思います。もし学生の方で、夏季休暇などで時間に余裕があれば、応募するチャンスが出てくると思います。
保育園の学生アルバイトの求人の探し方は?
前述したような保育園の臨時職員の募集等は、公立保育園の運営元である、市区町村から出されることがほとんどです。
そのため、地域の求人誌やタウンワークのようなサイトに掲載されることはほとんどありません。
多くの場合は、市区町村のホームページや広報誌などで募集が行われます。また、公立保育園などの敷地の近くにも募集情報が記載されていることもあるので、気になる方は随時チェックしてみると良いと思います。
これらは、必ず募集があるわけではありませんし、学生ではないもっと時間に余裕がある人から応募があればそちらが優先されてしまうので狭き門かもしれません。
保育園でのアルバイトの業務内容
保育園でのアルバイトの業務内容は「保育補助」という仕事になります。あくまでも、メインである担任や副担任の保育士の補助を行う作業になります。
おもちゃや制作の準備の手伝いや片付け、掃除などの業務がメインになります。先程の夏季の公立保育園の臨時職員の場合では、プールの設営や片付けなどがメインの作業になると思います。
ただ、多くの保育園は人手が足りているとは言えないので、場面場面では実際に子どもの保育を行うこともあるかもしれません。なにかスキルが求められるのであれば、募集時に記載があると思います。
実際の業務内容に関しては、保育園などによっても異なるので、募集内容などをよく確認してから応募することをおすすめします。
学生が保育園でアルバイトするメリット・デメリット
学生が保育園でアルバイトする一番のメリットは、 保育の現場の様子を知ることができるということです。 特にこれから保育園で働こうと考えている保育学生にとっては大きなメリットになると思います。
同じく「保育実習」なども保育の現場の様子を知ることができるチャンスではありますが、逆に言うとそれくらいしか、保育園の実務を知る機会というのは少ないと思います。
特に、資格は取るつもりだけど、まだ他の職種と迷っているという人は、今後の人生の決め手になるかもしれません。
もし、絶対保育士になると決めている方の場合は、保育園でのアルバイト経験があれば、採用の際も多少は有利になるかもしれません。
ただ、これは個人的な見解ではありますが、将来保育士になると考えているのであれば、他の業態のアルバイトを絶対経験したほうが良いとは思います。一度保育士になってしまうとなかなか他の業種は経験できないためです。
デメリットとしては、募集がとても少ない上に、時給も全く高くないという点になります。
その上、シフトも柔軟ではなく、曜日や時間が固定されているということがほとんどなので、どうしても保育園で働いてみたいという学生の方以外はあまりおすすめできないアルバイトになると思います。
保育園でのアルバイトはこんな人におすすめ
ここからは、保育園でのアルバイトはこんな人におすすめというのを紹介します。
子どもが好き
一番は、やはり子どもが好きという方におすすめです。学生のアルバイトに多い、接客や飲食店などが苦手だけど子どもと関わる仕事がしたいという方には特におすすめです。
働きたい自治体(公立保育園)がある
もし将来、保育士として働きたいと思っていて、特に公立保育園の公務員保育士を目指しているという人の場合は、公立保育園の現場を知ることができる貴重な機会になると思います。
公務員保育士は、転職が難しい(私立保育園に転職はできるが、給与が悪くなるので踏み切れない人が多い)ので、事前に雰囲気を知れるのは、人生において有利に働きます。
幼稚園や小学校教諭などの他の職種と迷っている
保育士になるかどうか迷っているという方にもおすすめです。幼稚園や小学校教諭などの他の職種と迷っているという方も多いと思います。
早い段階で保育園の現場を知っておくことで、自分が保育士に抱いていたイメージが良くなったり、悪くなったりと変化が起きると思います。
将来の自分の進路を決める上で、たくさん情報を知っておくことはとても良いことだと思います。
その他の学生ができる保育関連のアルバイトは?
保育園の学生アルバイトの募集はとても少ないので、その他の学生が就業できる可能性のアルバイトを紹介しておきます。
- 商業施設などの託児所
- ベビーシッター
- 小学生を預かる学童保育
商業施設の託児所は、よくショッピングモールなどにあるもので、買い物中のお客さんの子どもを見守る託児所になります。学生でも応募できる可能性があります。
ベビーシッターはキッズラインなどのマッチングサイトがあり、比較的簡単に就業することも可能です。乳児は難しいですが、年長や小学校低学年のシッティングができるかもしれまえん。
学童保育などは、比較的、学生を募集していることも多く、時間帯も午後から夕方にかけてなので、学生も働きやすいかもしれません。
いずれも、たくさん募集があるわけではないので、学生のうちから経験しておきたいという方は、しっかりと情報収集して求人を探すことが大切です。
まとめ:学生が保育園でアルバイトする方法とメリット・デメリット
この記事では、学生のみなさんが保育園でアルバイトする方法について詳しく解説しました。
この経験は、将来のキャリアを考える上で保育の現場を肌で感じられる貴重な機会になります。
将来、保育士を目指す方や、幼稚園教諭、小学校教諭など他の職種と迷っている方にとって、保育園でのアルバイト経験は有益な情報をもたらします。
保育園で学生がアルバイトとして働くことはできなくは無いですが、募集がたくさんあるわけではありません。私立保育園においては学生を対象にした募集はほとんどないというのが実態になります。募集があるのは公立保育園の臨時職員くらいです。
将来的に働きたい自治体(公立保育園)があるという方や、幼稚園や小学校教諭などの他の職種につくか迷っているという方にとっては保育の現場を知ることができる良い機会になると思います。
募集がある可能性がないわけではないので、粘り強く情報を収集して求人を探すことが大切です。
ぜひ、この記事で紹介した探し方やポイントを参考に、ご自身の将来を考えるための具体的な行動を始めてください。
よくある質問(FAQ)
- Qそもそも、保育園でアルバイトを探すときには、どこから情報を得られるのでしょうか?
- A
公立保育園でのアルバイトは、市区町村のウェブサイトや広報誌に募集情報が掲載されることがほとんどです。
時期によっては、自治体施設内に掲示されていることもあります。
一方、私立保育園では学生アルバイトの募集は少ないのですが、保育専門の求人サイトや、一般のアルバイト情報サイトで「保育補助」「学生可」といったキーワードで探してみることも一つの方法です。
もし学校のキャリアセンターや就職課で情報提供があれば、それも役立つでしょう。
- Q私はまだ資格がありませんが、未経験の学生でも保育園のアルバイトはできますか?
- A
はい、無資格で未経験の学生の方でも、保育園でアルバイトをすることは可能です。
その場合、主に「保育補助」として勤務します。
保育士の資格を持つ方がいる上で、そのサポート役として園児の見守りや、清掃、準備作業などを担当します。
重要なのは、子どもたちへの愛情と、学びたいという前向きな姿勢です。
採用の際には、そうした意欲をしっかりと伝えることが大切になります。
- Q学業と両立できるか不安です。保育園アルバイトのシフトは柔軟に対応してもらえますか?
- A
保育園でのアルバイトは、残念ながら他の業種と比べてシフトの柔軟性が低いことが多いです。
保育園は朝から夕方までの開園時間が決まっており、授業や試験期間と調整が難しい場合もあります。
特に公立保育園の臨時職員は、勤務時間や曜日が固定されているケースが多くあります。
学業との両立を希望する方は、応募する前に必ず勤務時間やシフトの調整が可能かどうかを問い合わせ、自分の学業スケジュールと照らし合わせて検討するようにしてください。
- Q保育園でアルバイトをする際、どのような仕事内容を任されることが多いのでしょうか?
- A
保育園でのアルバイトは、主に保育士の補助業務を担当します。
具体的には、園児の見守りや遊びのサポート、食事の準備や片付け、清掃、おもちゃの消毒などがあります。
夏にはプールの設営や片付けを任されることもあります。
場合によっては、保育士の指示のもとで子どもたちの排泄や着替えの補助、お昼寝の見守りを行うこともあります。
保育士の先生方と協力しながら、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えることが大切な仕事です。
- Q将来保育士を目指していますが、保育園でのアルバイト経験は具体的にどのように役立ちますか?
- A
保育園でのアルバイト経験は、将来保育士を目指す方にとって非常に貴重な財産となります。
座学だけでは学べない現場の空気や、子どもたち一人ひとりの個性、保育士の先生方の仕事内容を肌で感じられます。
実際に働くことで、保育の楽しさややりがいだけでなく、責任の重さや大変さも理解できるため、将来の進路選択に役立つことでしょう。
また、就職活動の際には、実践的な経験として大きなアピールポイントになります。
- Q保育園以外に、学生ができる保育関連のアルバイトは他にありますか?
- A
はい、保育園以外にも学生ができる保育関連のアルバイトはいくつかあります。
例えば、商業施設に併設されている託児所では、買い物中の保護者のお子さんを見守る仕事があります。
また、マッチングサイトを通じてベビーシッターとして、個別家庭でお子さんを預かることもできます。
放課後の小学生を見守る学童保育のアルバイトも、比較的募集が多く、学生の皆さんも働きやすい時間帯での勤務が見つかることがあります。
これらのアルバイトも、子どもたちと関わる貴重な経験になります。