保育士の皆様。保育園の人間関係は大丈夫ですか。
どんな保育園でも人間関係のストレスはつきものだとは思います。ですが、うちの園は特に人間関係が最悪だと考える方もいらっしゃると思います。
今回は、人間関係が最悪な保育園で耐えられないという保育士の方向けにおすすめの考え方や対処方法します。
人間関係が最悪な園に勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
どんな保育園でも人間関係のストレスはある
どんな保育園でも人間関係のストレスというのはつきものだと思います。特に保育園は狭い世界なので、なにかあっても逃げる場所が少ないということも人間関係が悪い方向にいってしまう要素の一つだと思います。例えば、園内で存在感が強い人に嫌われてしまうと、常に居づらい状態になってしまうと思います。異動や転勤も難しく、だからこそ人間関係が最悪な保育園でどうしても耐えられないという状況も生まれやすいです。
人間関係が最悪な園に勤めている場合のおすすめの考え方
まずは、人間関係が最悪な園に勤めている場合のおすすめの考え方を紹介します。ポイントは自分が悪い、自分のせいだと、自分自身を追い詰めすぎないということです。
自分が悪いと思い込み過ぎない
人間関係が最悪な園に勤めている場合のおすすめの考え方の一つが、自分が悪いと思い込み過ぎないということです。人間関係は複数の人がいて成り立っています。自分が悪いこともあれば、自分以外の誰かが悪いということもあります。もちろん、その両方がある場合もありますし、どちらも悪くないということもあります。
人間関係が悪い状況だと、
- 自分を変えよう
- どうにかして認められよう
と思うことも多いと思います。でも、人間関係の問題は自分だけが悪いとは限りません。性格の悪い園長が一人いたらそれだけで人間関係が最悪な保育園になってしまうということもあります。自分は100%悪くない場合でも、相手の妬みや僻みのようなものだけでも人間関係が悪化する場合もあります。
にも関わらず、自分が悪いと思い込みすぎてしまうと、悪いと思うところを直しても直しても、認めてもらえないということが起きてしまいます。そうなってしまうと、どんどん精神的に追い込まれてしまいます。
他人の考えを変えるより自分の考えを変える方が簡単
人間関係が最悪な園に勤めている場合のおすすめの考え方の2つ目が、 「他人の考えを変えるより自分の考えを変える方が簡単」 ということです。
人間関係の話になると、どうしても相手に「こう思ってもらおう」とか「もっとこうしてくれたらよいのに」というような感情が生まれてくると思います。相手の感情をコントロールしたいという思いです。
例えば、誰かが保育園で自分の陰口を言っているとします。陰口を言われるのは嫌なので、言わないでほしいですよね。でも、陰口を言っている相手の考えを変えて、陰口を言わせないようにするのはとても難しいことです。
陰口を言わないように注意する、自分も陰口を言って対抗する、自分が言われたことを直して陰口を言われないようにする、などです。どれも簡単なことではありありません。
相手の考え方を変えるではなくて、自分の考え方を変えるということです。こちらのほうが簡単です。この場合だと 陰口を言われても「あの人はそういう人だからなにも感じない」と思えるように自分の考えを変える ということです。こちらのほうが他人の考えを変えるよりはるかに楽だと思います。
保育士は軽い気持ちで退職して良い
これも自分自身を追い詰めないために大切な考え方です。「保育士は軽い気持ちで退職して良い」ということを理解することです。こんなことを言うと、無責任だとか子どもたちはどうするという人も出てくるかもしれませんが、保育園はたくさんあるので、自分にあった保育園で気持ちよく働く方が子どもにとってもよいはずです。
また、軽い気持ちで退職してしまったら、新たに転職する保育園探しが大変だと思う人もいらっしゃると思いますが、昨今は保育士不足が深刻な状況なので、再就職先を探すことはそこまで難しいことではないという事情もあります。
人間関係が最悪な保育園で耐えられない場合の対処方法
続いて、人間関係が最悪な保育園で耐えられない場合の対処方について紹介します。
仕事をきちんとこなす
勤めている保育園の人間関係が最悪になってしまっている原因にもよりますが、日々の仕事をきちんとこなすということは、保育園の人間関係においてもよい影響を与えることができます。
保育士として仕事をきちんとこなすことで、その保育園にとって、なくてはならない存在となることができます。「〇〇のことは〇〇先生に任せよう」「〇〇先生に聞かないとわからない」ということを増やしていくというようなイメージです。聞く側から聞かれる側、頼る側から頼られる側に回るということです。そうすることで、人間関係において優位な立場に立つことができます。
保育園において自分の立場が上になれば、人間関係において嫌な思いをする回数は減るはずです。例えば、意地悪で何か聞いても教えてくれないという先生がいるとします。それは聞かなければいけないことがあるからこそ起きてしまいますが、聞かなくても自分で解決できるのであれば、そういう思いをしなくて済みます。
時間がかかることかもしれませんが、保育園の仕事をきちんとおこない、園にとって必要な存在となっていくということは最悪な人間関係の打破にとってとても有効です。
悩みは一人で抱え込まない
ありきたりなことかもしれませんが、人間関係の問題で追い込まれてしまう人がしばしば陥ってしまうのが、悩みを一人で抱え込んでしまうということです。よく言われることなので、頭ではわかっていても、誰かに相談できずに自分一人で悩んでしまう人が意外と多いです。
人間関係に関する悩みは一人で抱え込まなずに色んな人に相談すると良いです。愚痴を言うだけでも気持ちが楽になることもあります。園内に相談できる人がいない場合でも、家族や友人などに相談するということも有効です。
同僚、先輩、園長に相談する
もし園内に相談できる相手がいるなら相談すべきです。状況を理解しているはずなので、意外と同じ場所で働いていても見た目だけだと人間関係に悩んでいるということは気づきにくいです。相談することで何か人間関係が良い方向に変化していく可能性もあります。
法人の本部に相談する
保育園を複数運営している大きい会社であれば、本社のような機能があると思います。本部の人事の方のような相談できる相手に相談してみるのも良いと思います。より強い外部からの力で何か改善がある可能性もあります。
園外の保育士友達に相談する
園外の保育士友達に相談するのもおすすめです。同じ仕事をしているので同じような悩みを抱えている人もいると思います。悩んだ末に転職した人やうまく克服した人もいると思います。お互いの園の愚痴を言い合うだけでスッキリすることもあると思います。
家族や友人に相談する
保育のことを何も知らないからと遠慮してしまっていないですか。家族や友人も頼りになる相談相手です。例えば、保育のことを知らなくても、あなたのことは一番よく知っている人達です。なにか良いアドバイスが貰えることもあると思います。
転職する準備を進める
続いての人間関係が最悪な保育園で耐えられない場合の対処方法は、転職する準備を進めるということです。転職活動を少し進めることによって、例えば、面接を受けた保育園から合格等を貰うことができれば「自分はいつでもどこにでも転職できるんだ!」ということがわかります。実体験としてそれが理解できると、今の職場での辛い気持ちを少しは楽にすることができます。
一番良くないのは、人間関係が最悪なことにより限界まで追い込まれてしまって、焦って転職してしまうということです。保育士であれば急な転職も不可能ではないですが、きちんと転職先を見極めないと、転職した先でまた同じことが起きてしまうリスクが上がってしまいます。
近所の保育園が保育士を募集しているのか、雰囲気はどんな感じなのかということを知っておけば、いざ転職しようと決意した時に焦らずスムーズに転職することができます。
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無理をしない
そして、いちばん大切なことは無理をしないということです。人間関係が最悪なことによる影響が自分の心身の体調を壊すレベルであるのであれば、転職等を決意したほうが良いです。
この感覚は本人でないとなかなかわからないと思いますが、
- 食欲がない
- よる眠れない
- 朝起きれない
- 鬱っぽい
などの症状が例として挙げられると思います。すぐに転職が難しいというのであれば、金銭的に余裕があればまず退職してしまってからでも問題ないです。
まとめ:人間関係が最悪な保育園で耐えられない保育士の方。おすすめの考え方や対処方を紹介。
今回は、人間関係が最悪な保育園に耐えられない保育士の方向けに、おすすめの考え方や対処方を紹介しました。
おすすめの考え方として次の内容を紹介しました。
- 自分が悪いと思い込み過ぎない
- 他人の考えを変えるより自分の考えを変える方が簡単
- 保育士は軽い気持ちで退職して良い
ポイントは、自分を追い詰めすぎないということです。人間関係のトラブルは自分だけが変われば改善できるとは限りません。
そして、人間関係が最悪な保育園で耐えられない場合の対処方として次の内容を紹介しました。
- 仕事をきちんとこなす
- 悩みは一人で抱え込まない
- 転職する準備を進める
- 無理をしない
どうしても耐えられないという場合は、退職を検討するのが良いです。ただ、きちんと転職先を見極めないと、転職した先でまた同じことが起きてしまうリスクもあるのでその点は注意しましょう。