これから保育園で働くという方や、就職・転職を考えている方。
今回は、ブラック保育園に勤務する保育士とホワイト保育園に勤務する保育士のの1日の私生活のスケジュールの例を紹介します。それぞれの違いに着目していただけたら幸いです。
ブラック園と比較的ホワイトな園で勤務した両方の経験があります
その経験が参考になればと思います
こちらの記事は、起床から睡眠までの私生活を含めた保育士の一日の生活スケジュールの紹介になります。保育士の仕事の一日の流れに関しては、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
ブラック保育園の保育士の一日の生活スケジュール(例)
まずは、ブラック保育園で働く保育士の一日の生活スケジュールの例について紹介します。あくまでも例ですが、ブラック園での勤務経験なども踏まえているので、リアルな内容になっています。
7:30〜 起床
起床の時間ですが、前日の疲れも取れていないので、ギリギリまで寝ていたいです。アラームをたくさんかけて無理やり起床します。
7:45〜 朝食
ブラック保育園での勤務は、睡眠時間重視です。朝は、とにかく時間がないので、簡単なものだけを食べるか、何も食べないなんてことも多いです。
8:30〜 就業の30分前くらいには出勤
ブラック保育園は、始業の30分前には来て掃除や準備をするというような暗黙のルールがあることも多いです。そのため定時の30分前に出勤します。もちろん、この時間は勤務時間に含まれていないので、残業代等の手当ては出ません。
休憩なしで勤務
ブラック保育園での勤務の場合は、明確な休憩時間はないので、ぶっ続けで仕事をします。タイミングを見計らってトイレに行ったり、飲み物一杯飲めたらラッキーという感じです。
18:00 退勤時間
シフト上の定時の時間は、この時間です。まだバタバタしていますが、退勤時間になったらタイムカードを打刻しに行きます。定時を過ぎてしまうと、後で園長に怒られてしまうためです。よくないことですが、同僚の分もまとめてタイムカードを打刻するなんていうこともあります。
18:00〜 退勤後に残ってサービス残業
ブラック保育園では、定時後も仕事が残ってしまっているので、残業をします。タイムカードを押してしまっているので、もちろん給料が出ないサービス残業になります。この時間に、残っている書類仕事や製作、行事の準備などを終わらせます。この保育園でのサービス残業の時間でも終わらなかった仕事は自宅に持ち帰ることになります。終わらせないと、上司や園長から叱られてしまいます。
19:00〜 帰宅
もう19時だし、仕事でくたくたなので、寄り道する余裕もなくまっすぐ帰ります。
20:00〜 夕食
ブラック保育園に勤務している場合は、夕食は時間がないですし、当然、作る気力も体力もないので、コンビニで買ったお弁当や冷凍食品で済ませるということも多いです。それが体調面での不健康に繋がってしまうことも多いです。
21:00〜 持ち帰りの仕事などを終わらす
夕食が終わったら、持ち帰りの仕事を片付けます。この作業は終わるまで続きます。この時間に、お風呂や歯磨き、プライベートでやらなければいけないことなども同時に終わらせていきます。
24:00〜 睡眠
持ち帰りの仕事も片付いて、やっと一息ついたと思ったら、猛烈な睡魔が襲ってくるので、睡眠の準備に取り掛かります。ただ、やっと自由な時間になったので、この時間にスマホをいじってSNSやYoutube、ネットサーフィンをしてしまって、目が冴えてしまうなんてことも多いです。その場合は、どんどん睡眠時間が減ってしまいます。
また、ブラック保育園は次の日の仕事がとても憂鬱なので、不安や心配でなかなか寝付けないなんてことも多いです。
ホワイト保育園の保育士の一日の生活スケジュール(例)
続いては、先程と逆で、ホワイト保育園に勤務する一日の生活スケジュールの例について紹介します。
7:00 起床
ホワイト保育園で勤務している場合は、前日もぐっすり寝られていることが多いので、朝もスッキリ目覚めることができます。もちろん、気分次第でもっと遅く起きることもできます。
7:30〜朝食
ホワイト保育園に勤務している場合は、朝も比較的余裕があるので、簡単なものを自炊したり、前日に用意しておいた簡単なメニューを食べることもできます。ゆっくり、テレビやスマホを見ながら、目を覚ましていきます。
8:00〜 出勤
時間になったら出勤します。電車やバスなどの公共交通機関を使う場合は、リラッックスしながら音楽を聞いたり、スマホを見ながら出勤します。
〜9:00 始業5分くらい前に出勤
ホワイト保育園の場合は、シフトの始業時間に間に合えばギリギリでも問題ありません。もちろん、時間内に来ていれば誰も文句は言いません。車の場合は渋滞、公共交通機関等を利用する場合は、遅延の可能性はあるので、その点は余裕を持って通勤します。
13:00〜14:00 休憩室でしっかり1時間休憩
ホワイト保育園の場合は、職員が休憩する専用の休憩室が用意されているので、ここできっちり1時間休憩ができます。保育園で働く保育士の場合は、全員一斉に休憩が難しいので、順番に休憩していきます。当然ですが、この時間は保育に入りませんし、書類仕事なども行いません。
15:00~15:30 ノンコンタクトタイムで書類・製作・行事の準備などを進める
一部のホワイト保育園な保育園では、ノンコンタクトタイムといって、子どもたちとは離れて、別の仕事がまとまってできる時間を取ることができます。この時間に集中して、書類の仕事、製作や行事の準備などを進めていきます。この時間があることで、保育は保育、それ以外の時間はそれ以外の仕事に集中することができます。保育士の人数が十分に足りていないと確保できない時間なので、ホワイト保育園でないと実現が難しいです。
18:00 残業なしで退勤
ホワイト保育園は、基本的には残業なしで退勤します。保育士の人数に余裕があるので、前項に書いた通り、勤務時間中のノンコンタクトタイムに保育以外の仕事を進められるためです。残業があるのは、トラブルなどが起きたとき、行事の前日などで準備が慌ただしい時、保護者の方が迎えに遅刻してしまった時くらいになります。
18:00〜帰宅
仕事が終わったら帰宅になります。ホワイト保育園での勤務は、気持ち的にも余裕があるので、帰宅の途中にショッピングをしたり、日用品を買ったりします。平日でも、友達と時間を合わせて食事に行くこともできます。
19:00〜 夕食
ここからは自由な時間です。時間にも余裕があり、保育園の仕事でやらなければいけないことも無いためです。料理が好きな人は自分で夕食を自炊したり、買ってきたお惣菜などをゆっくり食べる余裕があります。ホワイト保育園で勤務していると余裕があるので、栄養面にも気を使った食事を摂ることができます。そして、それは、体調や精神面にも良い影響があるでしょう。
20:00〜 自分の時間
夕食が終わった後も、引き続き自由な自分の時間です。持ち帰っての仕事もないので、趣味をしても良いですし、だらだらとテレビやYoutubeを見ることもできます。ゆっくりお風呂に入ったり、Youtubeの手遊びやうたの動画を見たり、ピアノの練習などをする余裕があります。もちろん、気分次第でやってもやらなくても良いです。
23:00〜 睡眠
当日や次の日のシフトにもよりますが、自分の時間がしっかり確保できているので、早ければ、0時前に就寝ができます。また、ホワイト保育園で勤務していれば、仕事のことや人間関係で悩むことも少ないので、ぐっすりリラックスして寝ることができます。
ブラック園とホワイト園の保育士の1日の生活スケジュールの違いまとめ
今回は、ブラック保育園に勤務する保育士とホワイト保育園に勤務する保育士のの1日の私生活のスケジュールの例を紹介しました。
ブラック保育園に勤務する保育士の場合は、仕事にも余裕がなく、そのことが私生活にも悪影響を与えてしまっているということがわかると思います。逆に、ホワイト保育園に勤務する保育士の場合は、体調も精神面も健康で、私生活にも余裕が感じられると思います。
これから、新たに保育園に就職をするという方は、絶対にホワイトな保育園で勤務すべきです。ホワイト園に就職・転職するマニュアルを解説しているので、参考にしてみてください。