目次 | 内容 |
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保育士試験の結果がいつ届くか? | ・試験結果は試験後およそ1~2ヶ月後に郵送 ・前期筆記は6月上旬、実技は8月上旬 ・後期筆記は11月下旬、実技は1月中旬頃に郵送される ・合否結果はネットで確認できない |
合格後に保育士として働くには保育士登録が必要 | ・保育士として働くには保育士登録が必要 ・保育士証の取得に申請から1~2ヶ月程度かかる ・登録は毎月上旬に申請締切、翌月下旬に保育士証が発送される ・合格通知書はコピーしておくのがおすすめ |
正式に保育士として働けるのは保育士証が届いてそれを保育園に提出してから | ・保育士として正式に働くのは保育士証が届き保育園に提出してから ・既に働いている保育補助も提出後に正式採用 ・資格手当なども提出後に支給される場合がある |
ただし前もって採用してくれる場合も! | ・合格通知書のコピーを提出すれば保育士証到着前に採用される場合がある ・保育補助として働き、保育士証が届き次第正式採用となるケースが多い ・保育士不足の状況などにより可能 ・転職エージェントを利用すると探しやすくなる |
まとめ | ・合否通知書は試験後およそ1~2ヶ月で郵送、ネットでの確認は不可 ・保育士として働くには登録と保育士証の取得が必要で、1~2ヶ月かかる ・保育士証到着前に合格通知書のコピーで保育補助として働ける場合がある ・今後のスケジュール計画に役立てる |
よくある質問(FAQ) | ・合否通知書は試験後1ヶ月半~2ヶ月で郵送、ネット確認不可 ・保育士として働くには登録必須で保育士証が必要、発行に1~2ヶ月 ・保育士証到着前でも保育補助として働ける場合あり ・合格から働き始めまで最低1ヶ月半~2ヶ月、多くは翌年4月入職 |
- 保育士試験の結果はいつ届く?
- みんなはいつごろ届いたのか?
- 保育士試験合格後はいつから働ける?
保育士試験に合格した後、「合否通知書はいつ届くのだろうか?」「保育士としていつから働けるようになるのだろうか?」といった疑問はとても大切です。
これらのスケジュールを把握しておくことは、今後の計画を立てる上で非常に重要になります。
この記事では、保育士試験の合否通知書がいつ届くのか、そして合格後に保育士として働くための登録手続きや、実際に働き始めるまでの具体的な流れについて詳しく解説します。

試験の結果や、いつから働けるのか分からず、今後の予定が立てられない

この記事を読めば、その疑問が解消できます
- 保育士試験の合否通知書が届く時期の目安
- 合否結果をインターネットで確認できるか
- 保育士登録の申請方法とかかる期間
- 合格から実際に保育士として働くまでの流れ
※参考「全国保育士養成協議会 保育士試験を受ける方へ」https://www.hoyokyo.or.jp/exam/
保育士試験の結果を郵送で受け取った経験があります
保育士試験については、全国保育士養成協議会の公式の情報を参考にしています
その経験が参考になればと思います
保育士試験の結果がいつ届くか?
保育士試験は前期と後期で年2回の試験が実施されています。そしてそれぞれに筆記試験と実技試験が存在します。
筆記試験の全科目合格者のみが実技試験を受けることができ、筆記試験と実技試験はそれぞれ合格通知が届くことになります。筆記試験の合格はがきがそのまま実技試験の受験票となります。
結論から言うと、各試験の合否結果は1ヶ月から2ヶ月後に届く場合が多いです。
試験日程
- 結論として、各試験の合否結果は試験実施後およそ1ヶ月から2ヶ月後に郵送される場合が多いです。
- 筆記試験:毎年4月に実施(令和7年度は4月19日(土)、20日(日)に実施)
- 実技試験:毎年6月、または7月に実施(令和7年度は6月29日(日)に実施)
- 保育士試験後期
- 筆記試験:毎年10月に実施(令和7年度は10月18日(土)、19日(日)に実施)
- 実技試験:毎年12月に実施(令和7年度は12月7日(日)に実施)
合格結果
- 保育士試験前期
- 筆記試験:毎年6月上旬頃に届く
- 実技試験:毎年8月上旬頃に届く
- 保育士試験後期
- 筆記試験:毎年11月下旬頃に届く
- 実技試験:毎年1月中旬頃に届く
試験日や合格結果が届く日は毎年微妙に異なるので、不安な方は保育士試験の公式ホームページをチェックしましょう。
以下のように結果の郵送時期が発表されています。
2019/12/09
令和元年保育士試験実技試験[後期]は終了致しました。
実技試験結果通知書(合格通知書・一部科目合格通知書)は、令和2年1月11日(土)~1月19日(日)の期間に郵送致します。
この場合、遅くとも1月20-21日には届くということになります。
幼稚園教諭免許保持者が特例制度を利用した場合の結果はいつ届く?
幼稚園教諭免許保持者は、指定の養成施設で必要な科目を履修すると保育士試験の受験が筆記試験・実技試験がともに免除されます。
特例制度を利用した場合でも、保育士試験前期への受験申請を行う必要があります。そして受験結果も通常と同様に郵送されます。
4月の前期試験に受験申請をした場合は6月上旬頃、10月の後期試験に受験申請をした場合は12月下旬頃に合格通知が届きます。
特例制度の場合は実技試験も免除になるので、この合格通知書 = 保育士試験の合格通知書になります。
合格結果
- 保育士試験前期
- 筆記試験:毎年6月上旬頃に届く
- 実技試験:免除のため無関係
- 保育士試験後期
- 筆記試験:毎年12月下旬頃に届く
- 実技試験:免除のため無関係
幼稚園教諭免許保持者の保育士試験の特例制度については以下の記事を参照して下さい。
試験日や合格結果が届く日は毎年微妙に異なるので、不安な方は保育士試験の公式ホームページをチェックしましょう。
以下のように結果の郵送時期が発表されています。
2019/10/28
【幼稚園教諭免許状所有者等対象】 筆記試験全科目免除者の受験申請書の受付は、
10月25日(金)消印をもって終了致しました。
合格通知書は令和元年12月20日(金)から12月27日(金)までに郵送します。
いずれの場合でも合否はがきの郵送時期は年度によって異なるので、詳細は保育士試験の公式ホームページを必ず確認して下さい。
インターネットで合格結果は確認できる?
保育士試験の合格結果は郵送で届く合否はがきのみでネット上での合格発表はありません。
筆記試験の正答結果のみ保育士試験の公式ホームページで確認することができます。
2019/11/25
令和元年保育士試験筆記試験(後期)正答を掲載しました。
ちなみに筆記試験の正答に関しては合否はがきの郵送時期に発表されます。
そのため、すみやかに自己採点をする場合は、有志の方の正答表を利用することをおすすめします。
神奈川県の国家戦略特区地域限定保育士の合格通知書はいつ届く
神奈川県の国家戦略特区地域限定保育士の合格通知書についても説明しておきます。
地域限定保育士については以下の記事を参照してください。
以下は令和元年の際の例になります。こちらも毎年似たような日程が組まれています。
- 神奈川県国家戦略特別区域限定保育士試験
- 令和元年8月10日(土曜日)及び11日(日曜日)
- 保育実技講習
- 令和元年10月から11月
- 合格通知書の送付
- 令和2年1月
神奈川県の国家戦略特区地域限定保育士試験に関してはこのようなスケジュールになっていました。
次年度の開催有無は不明なので、詳細は各都道府県の案内を参照してください。
合格後に保育士として働くには保育士登録が必要
実技試験の合格通知書が届いた = 保育士として働ける というわけではなりません。
保育士として働くには保育士登録が必要です。(働かない場合は保育士登録は必須ではないです。)
保育士登録は都道府県に登録することになりますが、すべての都道府県が日本保育協会の保育士試験の登録事務処理センターに委託しているので、登録申請を行う機関はどの都道府県に住んでいても同様の方法になります。
そして、保育士証が届くのは申請してから1~2ヶ月程度かかります。
以下は令和4年1月の例になります。
- 1月の保育士登録の申請書類受付締切日 : 1月7日(金)必着
- 保育士証発送予定 : 2月中旬
以下は令和4年2月の例になります。
- 1月の保育士登録の申請書類受付締切日 : 2月4日(金)必着
- 保育士証発送予定 : 3月下旬
毎月上旬に申請書類の受付締め切りがあって、次月の中旬から下旬に保育士証の発送がある形になります。
保育士試験の後期の実技試験は「1月中旬頃に届く」となっているので、おそらく1月の申請には間に合わないことになると思います。この場合は、保育士証が得られるのは2月申請分の3月下旬になると思います。
保育士登録の詳細な方法は以下の記事を参照してください。
保育士試験の合否はがきをそのまま郵送することになるので、念の為に合格通知書はコピーをとっておくことをおすすめします。
正式に保育士として働けるのは保育士証が届いてそれを保育園に提出してから
前項にも記載しましたが、正式に保育士として働けるのは保育士証が届いてそれを保育園に提出してからになります。
既に「保育補助」として保育園で働いている方もいると思いますが、正式に保育士として働けるのは保育士証の提出後になります。
保育園に資格手当などが支給がある場合も、おそらく保育士証を提出した時から資格手当が支給されることになると思います。
ただし前もって採用してくれる場合も!
保育士証が届くのが遅いと、既に保育補助などで保育園で働いている場合は問題ないですが、これから保育園で働くという場合はちょっと面倒臭いことになります。
例えば、保育士証の到着の時期が自分が就業したい時期とズレてしまう場合もあると思います。保育士証が届くまでボーッとしているわけにはいけませんよね。
ここで先程コピーをとっておいた合格通知書が役に立ちます。確実に保育士証が得られる証明になるので、前もって採用してくれる保育園も多くあると思います。特にいまは保育士不足なのでなおさらです。
これは違法なことかと思うかもしれませんが、そうではなくて保育士証が得られるまでは「保育補助」として働く形になります。保育補助については以下の記事でも解説しています。
保育園には子供の人数に応じて配置基準というのがあり、それを守った上で保育士を配置する必要があります。
基準より余裕をもって保育士を配置している保育園、つまり現段階で保育士の配置基準が満たされている保育園であれば、保育補助として資格がない人を雇っても問題ないことになります。
なので、確実な資格取得見込みであれば、採用してくれる保育園も数多くあると思います。
ちょっと普通とは違う就職方法になるので自分で交渉するのが難しいという方は、保育士の転職エージェントを利用すると良いと思います。
ハローワークなどを利用すると、いきなり「とりあえず履歴書をもって面接に来てくれ」と言われることになりますが、いざ面接で「まだ保育士証がない」と言うと「それなら保育士証が来たらまた面接に来て」と言われることもあると思います。
保育士の転職エージェントならそもそもその条件で面接を受けてくれる保育園の求人を探してくれるので時間を無駄にしません。面接の日程調整や面接への同行もしてくれるので、不安な方にもおすすめです。
- マイナビ保育士
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※ 保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。
まとめ
保育士試験の合否通知書の到着時期や、合格後にいつから保育士として働けるのかについて詳しく解説しました。
合否通知書は郵送で届き、インターネット上での公式発表はない点が最も重要です。
- 合否通知書は試験後およそ1~2ヶ月で郵送される
- 合格結果はインターネットでは確認できない
- 保育士として働くには保育士登録が必要で保育士証が届くまでに1~2ヶ月かかる
- 保育士証の到着前に合格通知書のコピーで保育補助として働けるケースがあります
これから保育士試験に挑戦する方は、この記事で紹介したスケジュールや登録手続きの流れを参考に、具体的な計画を立ててみてください。
よくある質問(FAQ)
- Q保育士試験の合格通知書は、2025年の試験ではいつ頃届きますか?
- A
2025年の保育士試験の合否結果通知書がいつ届くかという正確な日付は、試験実施機関(全国保育士養成協議会など)が公式に発表します。
過去の試験では、筆記試験の結果通知書が試験後およそ2ヶ月後、実技試験の結果通知書が試験後およそ1ヶ月半~2ヶ月後に郵送される傾向があります。
ご自身の受験する回の正式な郵送時期については、必ず試験実施機関のウェブサイトでご確認ください。
- Q保育士試験の合否結果は、インターネットで確認できますか?
- A
保育士試験の合否結果は、郵送される正式な通知書のみで確認できます。
インターネット上での公式な合格発表はありません。
ただし、筆記試験の正答については、合否通知書が郵送される時期に合わせて、試験実施機関のウェブサイトで公開されることがあります。
- Q保育士として働くには、必ず保育士登録が必要ですか?
- A
はい、必要です。
保育士として働くためには、「保育士証」を取得するための保育士登録が法律で義務付けられています。
保育士試験に合格しただけでは、正式な保育士とは認められません。
保育士証が交付されて初めて、保育士として働く資格が得られます。
- Q保育士登録の申請から保育士証が届くまで、どのくらいの期間がかかりますか?
- A
保育士登録の申請書類を日本保育協会の登録事務処理センターに提出してから、保育士証がご自宅に郵送されるまでには、通常1ヶ月から2ヶ月程度の期間がかかります。
申請件数が多い時期には、それ以上の期間を要することもあります。
正式に保育士として働くためにはこの保育士証が必要となるため、合格後は速やかに登録手続きを行うことをおすすめします。
- Q保育士証が届く前に、保育園で働き始めることはできますか?
- A
はい、保育士証が届く前でも、保育園で働き始めることが可能な場合があります。
多くの場合、最初は「保育補助」という立場で勤務を開始し、保育士証が手元に届き次第、正式に保育士としての採用に切り替わる形となります。
合格通知書のコピーを提出することで、採用の見込みがあることを園側に示すことができます。
採用が可能かどうかは、応募先の保育園にご確認ください。
- Q保育士試験に合格してから、実際に保育士として働き始めるまで、全体でどれくらいの期間がかかりますか?
- A
保育士試験の最終合格後、実際に働き始めるまでの期間は、主に保育士登録にかかる期間と、いつ就職活動を行い内定を得るかによって変わります。
最終合格通知書が届いてから保育士証が手元に届くまで約1ヶ月半~2ヶ月かかるため、最短でもそれ以上の期間が必要です。
多くの保育園では4月からの入職を基本としているため、試験の合格時期によっては、翌年度の4月から働き始めるケースが一般的です。
年度途中の採用を行っている保育園もありますので、ご自身の希望に合わせて就職活動を進めることができます。