目次 | 内容 |
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保育士が保育園見学で見るべきポイントや注意点!! | ・見学でチェックすべき点として ・設備、備品、保育士 ・子ども、飾りなど |
保育園の設備を見る | ・施設の古さより手入れが行き届いているか確認 ・安全面に関わり、保育の丁寧さにもつながる ・新しい施設でも内部の使用状況を確認 |
保育園の備品をよく見てみる | ・備品から保育士の負担を推測可能 ・新しさより揃え方の理由が重要 ・柔軟な対応ができる園かの判断材料 |
現場の保育士の様子をみる | ・子どもや同僚への接し方から人間関係を推測 ・現場の保育士が保育方針を理解・実践しているか ・ホームページの情報と現場の雰囲気の一致を確認 |
保育士の人数と子どものに人数をみる | ・子どもの人数に対し適切な保育士数か確認 ・担任、フリーなど保育士の役割を確認 ・配置基準に加え、人員に余裕があるか見る |
子どもの様子を見る | ・子どもがのびのび活動できているか ・保育士の指示にまとまりがあるか ・理想の保育と照らし合わせクラス分けなども見る |
保育園の飾りなどをみる | ・制作活動や季節感の目安 ・飾りへの力の入れすぎは保育士の負担に ・自分が働く姿を想像するヒント |
見学はいつごろ行なうべきか? | ・年度初めの4-5月以外 ・求人が出ている時期が最も効率的 ・面接を兼ねられる場合があるタイミング |
おすすめの保育園の見学方法は? | ・就職転職エージェントの利用が効率的 ・求人探しから見学・面接手配まで代行 ・新卒や未経験者も利用可能なおすすめ |
見学時の持ち物や服装は? | ・服装は指定なければスーツかオフィスカジュアル ・体験保育なら動きやすい服装 ・持ち物は筆記用具、上履き、必要に応じて履歴書 ・事前の確認事項 |
保育園の見学時の注意点について | ・複数の園を見学し比較することが重要(5園程度推奨) ・見学時はお客さんとして扱われることを理解 ・入職後の状況を過信しない |
まとめ:保育士が保育園見学で見るべきポイントや注意点。【保育学生・転職保育士】 | ・入職後のギャップを減らすため見学が重要 ・設備、備品、保育士、子どもなどを見るべきポイント ・複数園の見学比較で特徴を理解 |
よくある質問(FAQ) | ・保育士同士の様子や言葉遣いから雰囲気を判断 ・体験保育などでは動きやすい服装が良い ・労働条件は丁寧に質問、忙しさは保育士の様子や人数比で推測 ・自身の保育観や希望を基準に複数園を比較した判断基準 |
- 保育園見学は何を見れば良い?
- 保育園見学の注意点が知りたい!
これから就職を考えている保育学生の方や転職を考えている保育士の皆様。働く保育園の見学は絶対にしたほうが良いです。保育園は就職して働きはじめてからでないとわからないことや想像がつかないことが多いです。事前に見学をしておくことでそのギャップを少なくすることができます。
保育園への就職や転職をお考えの保育学生さん、現役保育士さんにとって、働く前の園見学は本当に大切です。
実際に働き始めてから「思っていたのと違う」というギャップをなくすためにも、見学は必ず行うべき行動です。
この記事では、失敗しない保育園選びのために見学で確認すべき具体的なポイントや注意点を詳しく解説しています。

保育園見学で、雰囲気や実態をしっかり見極めるには何をすれば良いのだろう?

この記事を読めば、自信を持って見学に臨めます。
この記事でわかること
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
就職、転職活動の際に園見学をした経験が複数回あります
その経験が参考になればと思います
保育士が保育園見学で見るべきポイントや注意点!!
保育士が保育園見学で見るべきポイントは以下になります。
- 保育園の設備を見る
- 保育園の備品をよく見てみる
- 現場の保育士の様子をみる
- 保育士の人数と子どものに人数をみる
- 子どもの様子を見る
- 保育園の飾りなどをみる
これらについてそれぞれ説明していきます。
保育園の設備を見る
保育園の設備はまず最初にチェックすべきポイントになります。
施設が古かったり、老朽化していると実際に働き出した場合に不便な点が多いと思います。子どもの安全面などにも関わってくる部分になります。
また、古くからある保育園で建物自体は古い場合でも、手入れがしっかりされているかどうかが大切です。建物は古くても手入れがしっかりしていると、保育においても丁寧な保育が行われている場合が多いです。
逆に新設で新しい保育園なのに意外に汚くなっているなということがあれば、そこまで手が回っていないのかもしれません。保育士の統率がしっかりとれていない可能性があります。
保育園は開園から年月が経っていても、保育室自体は建て替えていたり、引っ越しで新しい建物になっている場合もあります。単に見た目が良い悪いという部分ではなく、内部の使われ方などに注意して見学しましょう。
保育園の備品をよく見てみる
保育園に備わっている備品は保育士の仕事内容が推察できる部分になります。
例えば、午睡に使う寝具をひとつをとっても、普通の布団を使っている保育園と、コットと言われるベッドを使っているところがあります。
布団は干さなければいけませんし、手入れ洗濯などが大変ですが、コットは収納も簡単で手入れも少なくてすみます。このように保育園が使っている備品によって保育士の負担も違ってきます。
もちろん、新しいものが揃っていれば良いというわけではありません。古い場合はなぜ新しいものを買わないのか、新しい場合はなぜそれを買ったのかというしっかりとした理由をもって備品を揃えているかどうかが重要です。
保育園は資金が潤沢にあるとは限らないので、備品の揃え方も非常に大切なポイントになります。
それぞれによって必要な理由があると思うのでそこをよく見てみると良いと思います。
保育園の備品に関して「長く使えるものは長く使う」「保育に活用できるものは新しいものも取り入れる」という保育園は保育全般に関しても柔軟に対応しているということがわかります。
現場の保育士の様子をみる
保育園の運営にとって最も大切なものの一つが保育士だと思います。どんなに良いマニュアルやルール、備品などを用意しても最終的には現場の保育士がそれを利用することになります。
そのため現場の保育士の様子をよくみることでその保育園のことがよくわかります。
子どもへの接し方や同僚への接し方をよく見てみると良いと思います。自分が働き出した後もそのような接し方をされることになります。
例えば、極端な例ではありますが、福岡県の認可保育園で保育士が子どもに暴言をはくという事件が起きました。その保育園で暴言を吐いていた保育士は一人ではなく複数人だったようです。
最初からすべての保育士がそのような保育士だったとは考えづらく、このように、保育士の振る舞いは良い部分も悪い部分も周りの保育士影響を与えるということがわかります。
どのように子どもと接しているか、そしてそれが自分の保育観などとの違いはないかという点も大切です。
それ以外には、例えばその保育園の「保育方針」について現場の保育士にそれとなく聞いてみるとなどが有効です。
そもそも保育方針を知らなかったり、あまり意識していない保育士の方も多いと思います。そこには日々の仕事で忙しかったり、保育士の教育の仕方に問題があるのかもしれません。
それでは、いくら保育方針に素敵なことが書かれていれもあまり意味がないです。
実際にホームページなどでアピールされている保育方針などと現場の様子が噛み合っているかどうかも大切です。
保育士の人数と子どものに人数をみる
子どもの人数に対して必要な保育士が確保されているかということもよく見ておくと良いです。保育園の入園人数はホームページなどからもわかります。
その人数に対して、どのような保育士の人数で運営されているかをしっかり確認しておくと良いです。それぞれ働いている保育士の方の役割なども確認しておくと良いです。担任なのか、副担任なのか、フリー保育士なのか等です。
ちなみに認可保育園には保育士の配置基準があるので、すべての時間帯においてそれより少ない保育士の人数で保育をしているということはあってはならないです。
配置基準に関しては以下の記事でも紹介しています。
基準ぎりぎりで運営している保育園、余裕をもたせて保育をしている保育園では保育士一人ひとりの負担も大きく異なってきます。
子どもの様子を見る
子どもの様子も自分が働く保育園を見極める上で重要なポイントになります。
- のびのびと活動ができているかどうか
- 保育士の言うことよく聞きまとまりがあるか
などです。保育士の言うことを聞かないような子ども達が多い園は保育士の負担も大きいものになってしまいます。ひとつひとつの動作で保育士の負担が多くかかります。
どのようにクラス分けされているかという点も気になるポイントになると思います。教育方針から縦割り保育を行っている場合もあります。
自分の理想の保育や働き方を想像しながら見学してみると良いと思います。
保育園の飾りなどをみる
保育園の飾りなどから制作に力を入れている保育園かどうかがわかります。「季節感はあるか?」ということも大切です。
もちろん、あまり飾りなどに気合が入りすぎている保育園(つまり保育士も作成に苦労している)こともありますので一概に良いとは言えません。
保育園の飾りなどは、自分が働く姿を想像することができる一つの要素になります。
見学はいつごろ行なうべきか?
保育園側としては4月5月の年度初めの時期は、バタバタしているので避けたいという思いがあると思います。したがって、見学を希望するのであればそれ以外の時期が良いと思います。
ただ、保育園は毎年必ず保育士を採用をするわけではないので、求人が出ていない段階で見学に行っても、無駄になってしまうことがあります。
一番良いタイミングとしては、求人を確認してから見学を申し出るということです。その場合は、面接も兼ねて見学を行なうことができるので、効率も良いです。
おすすめの保育園の見学方法は?
一番効率よく保育園の見学ができる方法は、保育士向けの就職転職エージェントを利用することです。新卒の方は大学や学校に来る求人票やハローワークの活用も良いと思いますが、おすすめなのはインターネット上や保育士の就職転職エージェントの利用です。
就職転職エージェントは担当のコンサルタントが一人ついて就職活動をサポートしてくれます。保育園の求人探しはもちろん、園見学、面接の手配をコンサルタントの方が代行してくれます。
エージェントというと転職者がメインのようなイメージがあると思いますが、保育士不足の時代のなので、新卒の方や未経験の方でも利用できる場合が多いです。
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※ 保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。
見学時の持ち物や服装は?
見学時の服装は特に指定等がなければ新卒の方であればスーツ、それ以外の方はオフィスカジュアルなどが無難です。
保育園によっては、具体的な指示がある場合もあるので、その際はその服装を着用しましょう。実際に体験保育のような形で現場に入る場合もあるので、そのような場合は、動きやすく保育に適した格好が良いでしょう。
持ち物に関しても特に指定がなければ以下の内容で問題ないと思います。
- 筆記用具
- 上履き
面接も同時に行う場合は、履歴書や職務経歴書の持参も必要になります。
保育園の見学時の注意点について
最後に保育園の見学時の注意点について説明します。
たくさん見学しないと違いはわからない
たくさんある保育園の違いというのは、たくさん見学をしていかないとわからないことが多いです。比較対象がないとただなんとなく保育園をみるだけになってしまいます。少なくとも5園くらいは見学をしたほうが良いと思います。
たくさんの園を見学することで、その園の良いところや悪いところが浮き彫りになってくると思います。
見学時はあくまでもお客さん
注意すべきなのは、見学時は保育士はあくまでも見学に来る人をお客様として接するということです。見学時に誰かに優しくされたからといって、入職後も同じように接してくれるわけではありません。
これは当たり前といえば当たり前で、別に保育士も騙そうとしているわけではありません。入職するまではあくまでも外部の人間なので、変な扱いをして悪い評判が広まるわけにもいきません。
あくまでも見学時は、お客様という扱いをされるということを念頭に置いて見学すべきです。
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まとめ:保育士が保育園見学で見るべきポイントや注意点。【保育学生・転職保育士】
保育士が保育園見学で見るべきポイントや注意点について紹介しました。
特に、就職してから「思っていたのと違う」というギャップをなくすために、見学は大変重要です。
ここで紹介したポイントや注意点を参考に、ぜひ積極的に園見学に出かけてみてください。
あなたの理想の保育園を見つけるための助けになります。
保育士が保育園見学で見るべきポイントは以下になります。
- 保育園の設備を見る
- 保育園の備品をよく見てみる
- 現場の保育士の様子をみる
- 保育士の人数と子どものに人数をみる
- 子どもの様子を見る
- 保育園の飾りなどをみる
保育園は就職して働きはじめてからでないとわからないことや想像がつかないことが多いので、事前に見学をしておくことでそのギャップを少なくすることができます。
よくある質問(FAQ)
- Q保育園見学で保育士さんの雰囲気や人間関係を見極めるには、具体的にどのような点を見れば良いですか?
- A
私が保育士さんの雰囲気や人間関係を見る際に大切にしているのは、子どもへの接し方だけでなく、保育士さん同士の言葉遣いや助け合いの様子です。
例えば、保育室で保育士さん同士が笑顔で話しているか、困っている保育士さんに自然と他の人が声をかけているかなどを観察します。
また、休憩時間に入っていく保育士さんの表情や、戻ってきた時の様子からも職場の雰囲気がうかがえます。
直接話す機会があれば、仕事のやりがいなどについて聞いてみるのも参考になります。
- Q保育園見学の服装について、記事にはスーツやオフィスカジュアルが良いとありましたが、一日体験保育や見学時間が長い場合はどうすれば良いですか?
- A
一日体験保育や長時間の見学では、実際に保育に入ることを想定した動きやすい服装が良いです。
指定がなければ、襟付きのシャツに動きやすいパンツ、派手すぎないTシャツなども問題ありません。
エプロンが必要か事前に確認しておくと安心です。
靴は上履きを持参し、保育室で過ごすことを考えて清潔感のある靴下を選びます。
アクセサリー類は引っかかる可能性があるので避けた方が良いでしょう。
- Q残業時間や有給休暇といった労働条件について、見学中に質問しても大丈夫ですか?失礼なく聞く方法はありますか?
- A
残業時間や有給休暇といった労働条件は、これから働く上で非常に重要な確認事項です。
見学中に質問しても失礼にはあたりません。
ただし、切り出し方には配慮が必要です。
例えば、「実際にお仕事をされている中で、持ち帰りや残業はどのくらいありますか?」「先生方は有給休暇を取りやすい雰囲気でしょうか?」といったように、先生方の働き方に寄り添うような表現で尋ねると良い印象を与えられます。
求人情報で不明確な点や、さらに具体的に知りたい点に絞って質問すると良いでしょう。
- Q記事に「見学時はあくまでもお客さん」とありましたが、実際の保育士さんの忙しさや大変さを知るために、見学中に注目すべきポイントはありますか?
- A
見学中はお客様扱いされることが多いですが、保育士さんの忙しさや大変さを推測することは可能です。
例えば、保育士さんの表情に余裕があるか、それとも常に慌ただしく動いているか、子どもへの対応が丁寧に行えているか、などを観察します。
また、清掃が行き届いているか、備品が整理されているかなども、業務に手が回る余裕があるかのヒントになります。
先生方の人数と子どもの人数比率を頭に入れておくと、忙しさの度合いをより具体的に想像できます。
- Q複数の保育園を見学して比較検討する際に、どのような基準で判断すれば良いですか?
- A
複数の保育園を比較検討する際は、ご自身の保育観や働き方の希望を明確にしておくことが大切です。
例えば、「子どもの主体性を大切にする保育がしたい」「チームで協力して働くことを重視したい」「福利厚生や残業時間の少なさを優先したい」など、譲れないポイントや重視する点をリストアップしておきます。
見学で得られた情報(雰囲気、教育方針、設備、先生方や子どもの様子、見学時の対応など)をその基準に照らし合わせて評価すると、各園の特徴やご自身との相違点が分かりやすくなります。
- Q記事で触れられていた見るべきポイントや注意点を踏まえ、見学後に振り返る効果的なチェックリストの作り方はありますか?
- A
見学後に振り返るためのチェックリストは、記事にある「保育園の設備」「備品」「保育士の様子」「人数」「子どもの様子」「飾り」といった見るべきポイントや、「服装・持ち物」「注意点」を項目としてリストアップし、それぞれについて具体的にどうだったか、印象はどうだったかを書き込めるように作成します。
さらに、「挨拶は?」「質問には丁寧に答えてくれたか?」といった受付や案内の担当者の対応、「残業は?」「有給は?」といった労働条件に関する情報、「自分の保育観との一致度は?」といった点も項目に加えます。
項目ごとに点数やコメントを記入できるようにすると、複数の園を客観的に比較検討しやすくなります。