保育士の皆様。
保育士が普段悩んでいることのひとつに「人間関係」があると思います。保育士の離職理由でも多いのが人間関係に関するものです。ですが、人間関係の良い求人を探すのは簡単なことではないです。私自身も転職を何度も重ねていますが、人間関係を事前に見極めるのはとても難しいと感じています。
今回は私も実践してきた少しでも人間関係が良好な保育園を見つけられる可能性を上げる方法を紹介します。
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
人間関係が良好な保育園の求人の探し方を紹介!
以下が人間関係が良好な保育園の求人の探し方になります。
- 保育士同士の口コミをよく聞く
- 知り合いの保育士が働いている保育園を狙う
- 離職率をチェックする
- 求人募集時期に注意する
- まずはパート・派遣で入職してみる
- 保育士の転職エージェントを頼る
- 保育園の見学や面接で人間関係を探る
これらについて詳細を説明していきます。
保育士同士の口コミをよく聞く
まずひとつめの有効な人間関係の良好な保育士求人の探し方は、保育士同士の口コミを聞くことというです。
保育園で働いた保育士の口コミというのはほとんどネット上にはない場合は多いです。あっても余程大きな保育園会社のものが少し有るくらいです。
その中で有効なのが身近な保育士の口コミなどです。現時点で保育園で働いているならば同僚も過去に他の保育園で働いていた人も多いと思います。
園長にどんな人物がいるかとか、保育士同士の関係性がどのようだったかを聞けるのは、かなり転職時の参考になると思います。
人間関係に限らず、保育園の給与待遇面など、特にサービス残業や休日などについても知ることができると思います。
同僚でなくても、保育士の養成学校の同期から情報を聞くというのもとても有効です。
この方法で注意が必要なのは人間関係の感じ方は同じ保育園で働いているとしても人によってかなり違うことがあるという点です。
例えば、ある保育園でいじめが発生しているとした場合、いじめられている側は間違いなく人間関係は最悪と評価すると思いますが、いじめている側の場合はその意識がなく人間関係は良いと評価するかもしれません。
口コミというのは気軽な反面、このような感じ方の違いが出るので、これだけを安易にうのみにしないほうが良いです。
知り合いの保育士が働いている保育園を狙う
信頼できる保育士の知り合いが働いている保育園の求人を狙うのもおすすめの方法です。もちろん、その知り合いが働いている保育園の人間関係が良好な場合に限ります。
人間関係の感じ方は、人によって異なりますが、少なくともその知り合いに関しては人間関係で困っても味方してくれる可能性も高いです。
初めから知り合いがいる状態で勤務をスタートできるので、気持ち的にもかなり楽な状態から就業できると思います。その保育園の決まり事やわからないことを気軽に聞くことができるというのは安心感にもつながると思います。
離職率をチェックする
離職率は、人間関係以外の面も含めて保育士の求人において重要な指標になります。冒頭にも言ったように、保育士の離職理由でも多いのが人間関係に関するものだからです。
ただし、すべての求人が離職率というのを公開しているわけではありません。むしろ、よほど良い数字で無い限り一般的には離職率を公開している保育園は少ないです。
外部から保育士が保育園の離職状況を知るには、出ている求人を確認するという方法があります。
頻繁に求人が出ている保育園は離職者が多いということがわかります。保育士の転職理由で最も多いのが人間関係なので、その園は人間関係に問題がある保育園かもしれません。
たくさんの保育園を運営する法人でなければ頻繁に退職者が出て求人を出しているというのは要注意だと思います。常に求人をチェックする必要があるのが難点ですが、有効な方法だと思います。
それが難しければ、保育士の転職エージェントを利用するというのも良いです。転職エージェントは紹介する園の人間関係や離職率についても教えてくれる可能性が高いです。
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求人募集時期に注意する
基本的に保育士は年度末で退職することが多いです。不自然なタイミングで求人募集があるということは、予定外に退職者が出たということになります。人間関係に耐えられずに、年度途中で保育士が辞めた可能性もあります。
もちろん産休や引っ越しなどの致し方ない場合での退職ということもあるので、年度末に向けた以外の募集以外がすべて悪いというわけではありません。
給料や待遇などの条件は良いけど、募集時期が中途半端だなというときは素直に面接の際に退職者の話などを聞いてみると良いと思います。
まずはパート・派遣で入職してみる
人間関係が良好である保育園を探すのに最も効果的な方法がパート・派遣で入職してみるということです。
パートや派遣なら人間関係が悪くても気軽に離職することが可能なので、リスク少なく人間関係を見極めることができます。
実際に内部で働くので、人間関係に限らず保育園の様々な内部事情も知ることができます。
この方法のデメリットは、時間がかかることです。すぐにでも正社員として働いてより多くの給料が欲しいという人には難しい方法になっています。
派遣社員は正社員より給料面は劣りますが、生活に必要な最低限の給料は確保できると思います。
正社員からの転職であれば、ちょっと大変ですが退職前に掛け持ちのパートとして土日に別の保育園で働いてみるということもできると思います。
過去に保育園の人間関係で悩んだことがあってとても慎重になっている方にはかなり有効でおすすめ方法です。
ちなみに派遣保育士であれば、正職員での雇用を前提とした紹介予定派遣というものも存在します。
保育士の転職エージェントを頼る
保育士仲間が少なかったり、それだけでは足りないという方におすすめなのは保育士の転職エージェントを活用することです。
保育士の転職エージェントは、過去にたくさんの保育士を保育施設に紹介しているので保育園の人間関係にも詳しいことが多いです。
人材紹介だけでなく、派遣会社などを兼ねている場合もあるので、現在進行形で自社に登録している保育士を保育園に派遣している場合もあります。
このようなことを防ぐには、複数の転職エージェントに登録することがおすすめです。情報を多角的に入手して良い保育園を探すことが可能です。
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保育園の見学や面接で人間関係を探る
保育士が転職の際に、実際に働いている保育士や園長と接することができるのは面接や見学の場しかありません。
もちろん、見学や面接の場は実際に働く際とはまったくことなる状況なので、その点は考慮して現場の人のやり取りなどに注目して見てください。注意深く見れば、絶対に普段の仕事の様子が垣間見れると思います。
これから何年も働く職場になる可能性もあるので、多少わがままを言っても現場の保育士と会話する機会を設けさせてもらったり、一日実際の職場に体験で見させてもらったりなどできることはなんでもやってみたほうが良いと思います。
保育体験やインターンなどを実施している保育園もあるのでうまく活用すると良いと思います。
保育士が見学や面接で見るべきポイントについては以下の記事でも紹介しています。
あくまでも、見学時は「お客様」という立場です。見学時に優しくされたからといって、就業後もそのような対応になるわけではないので注意してください。
【番外編】人間関係のリスクを最小限にする方法
番外編として、人間関係のリスクを最小限にする方法を紹介します。保育士が人間関係のリスクを最小限にするには大手の株式会社の保育園に就職するということです。
大手の株式会社の保育園はたくさんの保育園を運営しているので、人間関係に行き詰まっても他の保育園に異動することが可能です。
転職活動をする必要もなく、給与待遇も継続できて、賞与も満額受け取ることができます。転職しないということは、退職金などの面でも有利です。
過去に人間関係で苦しんだことがある保育士にはかなりおすすめです。
まとめ:人間関係が良好な保育園の求人の探し方を転職を重ねた現役保育士が紹介!
この記事のまとめとして、以下の人間関係が良好な保育園の求人の探し方を紹介しました。
- 保育士同士の口コミをよく聞く
- 知り合いの保育士が働いている保育園を狙う
- 離職率をチェックする
- 求人募集時期に注意する
- まずはパート・派遣で入職してみる
- 保育士の転職エージェントを頼る
- 保育園の見学や面接で人間関係を探る
自分が入職したあとに状況が変わることもあるので、人間関係に関してこれらを完璧に実施すれば問題ないというわけでは決して有りません。
正職員としてこれから何年間も働く職場を選ぶことになると思うので、多少わがままを言ってもいろんなことを聞いたり、見させてもらうという意識が重要です。
それで不採用になったらそんな保育園で働かなくて良くて逆にありがたいと思って積極的に良い保育園を探しましょう。