保育士面接や履歴書の好印象な自己PR、志望動機、趣味、特技、長所とは?

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これから面接を受けるという保育士の皆様。履歴書の趣味・特技について悩んでいる・悩んだ経験があるという方もいらっしゃると思います。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 自己PR・志望動機はどうすれば良い?
  • 趣味・特技はどう書いたら良い?
  • 面接で有利な趣味や特技ってある?
  • 長所や自己PRとの違いや使い分けも知りたい
  • 志望動機が自宅から近いはだめ?
  • 保育士の面接で好印象な志望動機や自己PRが知りたい

いざ自己PRと言われると、なにをアピールすればよいかわからないですよね。また、志望動機も保育園ごとの違いが外部からだとわかりにくいので、その保育園を志望した理由なんてなかなか思いつかないですよね。

いざ自己PRと言われると、なにをアピールすればよいかわからないですよね。また、志望動機も保育園ごとの違いが外部からだとわかりにくいので、その保育園を志望した理由なんてなかなか思いつかないですよね。

今回は、保育士面接で困りがちな履歴書の自己PR、志望動機、趣味、特技、長所欄について、「保育士面接で好印象な趣味・特技」「保育士面接で避けた方が良い、悪印象を抱かれやすい趣味や特技」「長所や自己PRとの違いや使い分け」等について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の就職、転職経験があります
複数回の面接経験があります
その経験が参考になればと思います

そもそも保育士の面接で大袈裟な志望動機や自己PRは必要ない

保育士不足が続いているので、採用においては保育士が比較的有利な状況です。なので、一般企業の面接で行われるような他の応募者より秀でた自己PRをする必要はあまりありません。また、新卒や未経験者の場合は、保育士は資格を持っている時点で最低限のスキルは保証されているという考え方もできるので、保育のスキル面でのアピールはあまり必要ありません。転職の場合は、これまでの自分の経験として、即戦力として働くことができる、園に貢献できる、問題を起こさないということをアピールできれば良いでしょう。

保育士の面接で大切なのは「雰囲気」

保育士の志望動機や自己PRで大切なのは、

  • 「雰囲気」

です。雰囲気というと非常に曖昧なものですが、実際に非常に曖昧なものです。言ってしまえば、表情や口調、服装なども雰囲気に影響します。

採用を判断する園長や採用担当者は「その保育園に馴染めるかということ」「辞めなそうかということ」というようなことを見ています。 保育士不足が続いているので、どちらかというと長く働いてくれるかということを考えている場合が多いです。また、保育士不足が続いているせいで、保育園側からすると好ましくない人物を採用してしまって、入職後に苦労するということも起きています。

実際、ほとんどの保育園で採用を判断している園長などは、採用のプロではありません。一般的な大企業だと採用を専門とする部署があり、1年中採用を担当している人がいる場合もありますが、保育園の場合は園長業務の傍ら採用の仕事を行っています。そのため、非常に曖昧な基準で採用の可否が判断されることも多いです。

そして、その「雰囲気」は、園長の過去の経験などがもとになっていることが多いです。こういう人はすぐ辞めてしまった、うちの園に馴染めなかったというような感覚です。実際に、この感覚が正しいかどうかはわかりません。ときには、面接を受けている保育士からすると理不尽なものであることもあります。

このような事情もあるので、保育士の面接で好印象を与えるためには、自分が抱かれる雰囲気を良くする必要があります。

好印象な志望動機や自己PRには「一貫性」が大切

保育士の志望動機や自己PRで大切なのは「雰囲気」と書きましたが、実際に志望動機や自己PRで自分の雰囲気を良くする方法は、

  • 「一貫性」

をもたせることです。

面接においての一貫性は、履歴書にかかれている内容や面接で話している内容に矛盾が無いということです。矛盾があると、面接している園長の頭の中に「?」が増えていき、それが最終的に面接を終えた後の悪い印象として残ってしまいます。

新卒者や未経験者の場合は、なぜ保育士になろうと思ったのかというようなよく聞かれる質問などに対して一貫性があるのか、転職者の場合は、前の保育園を退職した(する)理由などと整合性が取れているかどうかということです。

例えば、転職を希望する保育士が前の職場より遠いのに、その保育園を自宅から近いからという志望動機で応募しているというような場合は、一貫性が無いと言えます。

一貫性があれば志望動機が「保育園が自宅から近い」も必ずしもNGではない

よく就職活動において「自宅から近い」を理由とするのは良くないと言われることがあると思います。保育園で働く保育士の面接の志望動機においては、一貫性があれば「保育園が自宅から近い」は必ずしもNGではありません。それには、多くの認可保育園が保育所保育指針に従って運営されていて、必ずしも園ごとに異なる特色などがあるとは限らないという事情もあります。

例えば、先程も書きましたが、前に勤務していた保育園のほうが自宅から近いのに、志望動機が「自宅から近い」という理由だと面接をしている園長からしたら「前の保育園のほうが近いのでは?」という疑問が生じてしまいます。何か言えない事情で退職をしたのではという疑いも生じるかもしれません。

また、そうでなかったとしても、他にも自宅から近い保育園がたくさんあるという場合は「なぜうちなんだろう?」という疑問を抱く可能性があります。面接のやり取りの中でこのような「?」が増えていくと、最終的に終わった後の印象として良くない印象を抱かれてしまう可能性があります。

志望動機を「保育園が自宅から近い」とする場合は、

  1. 前の保育園が自宅から遠くて通勤が大変だったから退職した
  2. 貴園は自宅から近い
  3. (その上で)保育に対するこのような考え方が自分にあっていると感じた

というように志望動機に一貫性があるということが好印象への秘訣になります。その上で、自宅から近いという面以外の部分でも、その保育園を志望するに至った理由などがあるとより良いです。

新卒や未経験と転職ではアピールすべきポイントは違う

保育園の面接において、新卒や未経験と転職者では園長などの採用担当者が気になるポイントが異なります。

新卒や未経験者の場合は、

  • なぜ保育士になろうと思ったのか
  • 数ある保育園のなかからなぜうちに応募したのか

というような内容が園長などが気になる内容になります。

転職者の場合は、

  • なぜ前の保育園を退職したのか?
  • どれくれいの規模の保育園で働いていたか?
  • 何歳児の担任をしたことがあるか?
  • 役職の経験はあるか?
  • 保育士の仕事で困難だったこととどうやって乗り越えたか?

これらのことが園長が気になる内容になると思います。園長が気になるポイントに対してしっかりとアピールしていくということも大切です。これらの内容で採用を判断する園長や採用担当者は「その保育園に馴染めるかということ」「辞めなそうかということ」というようなことを見ています。

これらも同様に、面接で話す内容と志望動機や自己PRとの一貫性が取れているということが重要です。

志望動機や自己PRで過度な嘘はよくないかも

自分をよく見せるために嘘をついたり、本心ではない無難な志望動機や自己PRをしたほうが良いのではと思う方もいらっしゃると思います。それは状況によったは確かに必要かもしれません。ただし、保育士不足が続いているので、採用においては保育士が比較的有利な状況になります。なので、どちらかというと自分が選ぶ側で働く保育園を面接するという気持ちが大切になります。

前項でも書きましたが、面接をする保育園の園長や採用担当の方などの考え方も異なりますし、それによって保育園の方針や理念も変わります。つまり、自分をよく見せようと嘘をついてアピールしてしまうと、採用された後に保育園の考え方等と自分の保育に対する考え方が合わないということが起きてしまうことがあります。

また、細かい部分では、 面接で自分のスキルなどを高く見せてしまうと実際に働き出した時にも、そのスキルがあること前提で接される ことになります。難しいピアノの演奏を要求されたり、担当したこと無い年齢の担任を任されたりなどです。

自分の保育士としての実力やスキルを最大限アピールすることは大切ですが、考え方を捻じ曲げたり・あまりに大袈裟にアピールしすぎてしまうのは得策ではないかもしれません。入職した後のことも考えて志望動機や自己PRで伝える内容を決めていきましょう。

全員に好印象な志望動機や自己PRはない

面接をする保育園の園長や採用担当の方それぞれは考え方が違います。万人に受けようと思って無難な志望動機や自己PRを作り込んだとしても、必ずその内容が響かない相手と出会うことがあると思います。

そのため、このようなインターネット上の様々な記事などを参考にして好印象な志望動機や自己PRを作り込むよりも、むしろ自分の言葉で自分の気持ちを伝えたほうが良いという場合もあります。何個か面接をしていてあまり響いていないなと感じたら一度志望動機や自己PRを見直してみると良いかもしれません。

また相性の善し悪しは絶対あるので、一度不採用になったくらいでは、いちいちクヨクヨしないということも大切です。

保育士の就職・転職時の自己PRの基本

自己PRの基本は、自分が今までどのような経験をしてきて何ができるのかということを端的に表すということです。多くの履歴書には自己PRの欄が設けられており、そこに自分の自己PRの内容を書くことが出来ます。保育園の面接も履歴書にかかれている内容をもとに話が広がっていきます。

履歴書に書いてある自己PRの内容は面接でさらに掘り下げられたり、別のエピソードを話すことを求められることもあります。ちょっと意地悪な面接だと「履歴書に書いてあること以外でなにか自己PRはありますか?」というような、その人の対応力を試すような質問をされることもあります。必ずしも履歴書に書いてある内容だけを準備しておけばよいというわけではないので注意してください。

自己PRで嘘を書いたり、あまりにも自分とかけ離れたことを書いてしまうと、面接の時に掘り下げて聞かれた時にしどろもどろになってしまって不信感を抱かれてしまうこともあります。そのため、内容の凄さや特異さというよりもしっかりと本当の自分の良いところをアピールできるものが望ましいです。

また、保育園での面接ということで、子どもや保育に関することに結び付けなければいけないというイメージを持っている方も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。自分の能力や性格面での良い部分をアピールできれば、無理に保育に繋げる必要はありません。要は自分をアピールできる最大限の内容を書くということが大切です。

保育士の就職・転職時の志望動機の基本

保育士の就職・転職時の志望動機の理想は、仕事内容に関わるものが理想です。その保育園について、よく自分自身で調べて特徴などを志望動機に書くと良いです。

  • 大規模保育園
  • 小規模保育園
  • モンテッソーリ教育
  • etc・・・

などの各保育園ごとの特徴です。保育園のホームページなどでその保育園が力を入れている部分や保育理念などを知って、自分なりになぜその保育園で働きたいと思ったのかを書くのが良いです。

本音をいうと「家が近い」「給与待遇」「人間関係」などは保育園への就職転職の希望条件として重視されるものになりますが、面接の際の志望動機としては少し不十分なものになってしまいます。それだったら他の保育園でも良くないか、と思われる可能性はなるべく排除して、その保育園で働きたいという意思が伝わるような志望動機が理想です。先程の例だと、大規模な保育園で経験を積みたいから、モンテッソーリ教育に興味があったからなどになります。

新卒や未経験者の自己PR・志望動機について

新卒や未経験者の自己PR・志望動機は経験がないことが前提なので、スキルについてをアピールする必要はあまりありません。ただし、ピアノに関しては十分アピールできる要素になるので、特技としてピアノのことを書いたり、どうしても書くことがないという場合はピアノが得意ということを書くのはよいでしょう。

アピールすると良いのは、

  • 保育の仕事への夢や希望
  • 素直さ

についてです。保育士の仕事に対する自分自身が持っている思いなどを絡めた自己PRや志望動機がかけると良いでしょう。

多少の理不尽さは我慢できたり、保育園の言うことを柔軟に聞いてくれるような人物がやはり新卒の保育士には求められています。保育園には仕事のハードさだけではなく、人間関係の大変さもあるので、当然ですが理不尽な面もあります。それらの点を乗り越えられるようなアピールが良いです。

別の保育園からの転職者の自己PR・志望動機について

別の保育園からの転職をする場合の自己PRはとてもシンプルで、

  • ピアノが得意
  • 手遊びが得意
  • 制作が得意
  • 書類が得意

というような自分が保育園での仕事内で得意としていたことを具体的な自分自身の経験したエピソードを踏まえて記載するのが良いです。そうすることで、面接をする園長や採用担当者はその人の仕事ぶりを垣間見ることができます。

また、前の保育園の退職理由とこれから面接を受ける保育園の志望動機は、ある程度整合性が取れている必要があります。整合性が取れていないと前の保育園を続ければよかったよね?という疑問が生まれてしまいます。

例えば「大きな保育園で様々な経験を積みたい」という志望動機だったとします。前の保育園の規模感といま面接を受けている保育園の規模感が似たようなものだった場合、その志望動機は動機として成立していない不自然なものになってしまいます。このような不信感が重なると面接で「なんか変だったよね」という印象になり、不採用に繋がるケースもあります。

保育士としての勤務経験がある方の自己PRや志望動機は以前の職場でのエピソードを混じえて、簡潔にわかりやすく記載することを心がけましよう。

保育以外の職種からの転職者の自己PR・志望動機について

保育以外の職種から保育士への転職者の場合は、面接をする園長が必ず聞きたいことは以下のような内容になります。

(保育士未経験の方の場合)保育士資格を取ったけどなぜ保育園で働かなかったか
(保育士を一度辞めた方の場合)なぜ保育士を辞めてその職種で働いたのか
なぜあらたに保育士として働こうと思ったか

そして、園長等の保育園の採用担当者が一番気になることは、「保育士としてちゃんと働けるかどうか」と「長く働いてくれるか」ということです。

保育経験が無い方の場合は、保育の仕事をきちんと吸収してこなしていくことができるということをアピールする必要があります。ブランクがある方の場合は、過去の保育経験をきちんとアピールして、保育の仕事に適応できるということをしっかりとアピールするのが良いです。

これらの内容を自己PRや志望動機でしっかりと説明ができれば採用にも一歩近づくことができます。

保育士面接で困る履歴書の趣味・特技欄

保育士が保育園の就職転職で提出する履歴書や面接で聞かれることの一つに、趣味や特技があると思います。採用選考において、趣味や特技の記入は保育士が悩んでしまう要素になることも多いと思います。

趣味や特技に困ってしまう理由の一つが、そもそも趣味なんてないという人もいらっしゃるでしょう。また、趣味があっても履歴書に書いたり、面接の場などで発表するものなのか悩んでしまうというような内容のものもあると思います。特技に関しても、誰かに「これは自分の特技」と胸を張って言えるほど自身があるものではないから書きたくない、言いたくないという場合もあると思います。

保育園の保育士面接に限ったことではないと思いますが、履歴書の趣味や特技の欄は、このように求職者を常に悩ませてしまうものになっていると思います。

趣味と特技の違いは?

本題に入る前に、趣味と特技の違いについて紹介します。簡単に説明すると以下のようになります。

  • 趣味・・・好きなもの・こと
  • 特技・・・自分が得意とするもの・こと

趣味は自分が好きであれば、得意ではなくても問題ありません。一方で特技は、好きではなくても得意であれば良いという使い分けになります。

だだし、得意かどうかの基準は人それぞれの感じ方次第なので、あまり深く思い悩む必要はありません。基本的には、好きなことで日常的に行っているものであれば特技としてしまっても問題ないでしょう。

ただし、保育園の仕事でも実際に行う可能性のあるものごと、例えば、ピアノなどを「特技」として記入する場合は、少なくとも保育園での業務に支障が出ないレベルのスキルは持ち合わせている場合のみ特技として記載したほうが、後々働きだしてからの誤解を生まなくて済みます。 趣味・特技欄に「ピアノ」という記載があった場合は、働きはじめてからもできる前提として扱われるためです。

また、履歴書などでは「趣味・特技」欄が同一の項目として扱われていることもあるので、一緒くたに捉えて記載してしまっても問題ないでしょう。

保育士面接で好印象な趣味・特技とは?

先に断りを入れておきますが、それぞれの人の趣味や特技そのものは保育士の仕事とは直接関係ないとも言えるので、気にせず自分の趣味を堂々と書く、伝えるということでも全く問題はないと個人的には思っています。ただ、 これから面接を受けるという保育士の方は、少しでも選考で有利になりたい、印象を良くしたい という方もいらっしゃると思います。

このような方は、理想を言えば保育園での仕事に役に立つ趣味や特技があると好印象につながりやすいです。

例えば、

  • ピアノ
  • ギター
  • 製作活動(ハンドメイド、手作り等)
  • スポーツ

などです。

保育士の仕事ではピアノを弾いたり、歌を歌ったり、制作をしたり、体を動かすということが多いです。そのため、このような趣味があると保育士としての仕事自体も好きなんだろうなというイメージができるでしょう。

上記は一例ですが、つまり、

  • 体力
  • 社交性
  • 芸術性

などをアピールできる趣味や特技をアピールできると保育園の面接で好印象を持たれやすいです。

一方で、

  • 内気な印象の趣味
  • 家に引きこもりがちなな趣味

このような趣味や特技は、あまりプラスイメージにはつながらないことも多いです。内気で引きこもりなイメージがある趣味は、保育士の面接では好印象につながりにくい傾向があります。保育士の仕事自体が活発に動き、他者とのコミュニケーションが頻繁にある仕事のためです。内気で家に引きこもりがちな趣味だと、実際の働いている姿と関連させて想像がしにくいという事情もあります。

もちろん、面接をする園長が興味のある内容であったり、共通の趣味であった場合に、面接で話が盛り上がって好印象につながるというケースもありますし、それぞれの趣味の捉え方は人それぞれなので、一概に言えることではありません。

園長等の面接官が抱く趣味や特技のイメージなどは運の要素も多いので、あまり考えすぎないようにしましょう。

保育士面接で避けた方が良い、悪印象を抱かれやすい趣味や特技とは?

前項では、好印象な趣味や特技を挙げましたが、逆に避けた方が良い悪印象を抱かれやすい趣味や特技を紹介します。

例を上げると、

  • ギャンブル
  • タバコ

などが関係する趣味は、少なくとも選考の場においては、あまり積極的に押し出さない方が懸命でしょう。

本来趣味は個人の自由なのですが、このような趣味はそれ自体を苦手だったり、嫌いという人が一定数いるため、面接をする人の意見などによって評価が左右されやすい傾向があります。

また、世間的にもわざわざ履歴書に書くことか?という共通の認識がある程度存在する側面もあるため、そのことをわざわざ履歴書に書くということは、非常識だと思われてしまう可能性も高いです。

趣味・特技と長所や自己PRとの違いや使い分けはどうしたら良い?

保育士面接での趣味や特技において悩んでしまうことのもう一つが、長所や自己PRとの違いや使い分けについてだと思います。

保育士の面接に限りませんが、

  • 自己PR
  • 志望動機
  • 長所
  • 短所
  • 趣味
  • 特技

など、面接では様々な記入事項があると思います。

それぞれの、使い分けや違いを大まかに説明すると以下のようになります。

  • 自己PR・・・自分がその保育園で働いた時にどう役立つか
  • 志望動機・・・面接を受けるその保育園で働きたい理由
  • 長所・・・自分の性格・性質面の強み
  • 短所・・・自分の性格・性質面の弱み
  • 趣味・・・好きなもの・こと
  • 特技・・・自分が得意とするもの・こと

無意識に履歴書などを書いていると、長所や自己PR、趣味特技が同じ内容になってしまうということもあると思います。自分の強みや得意とする無いようなので同じ内容になってしまうことは当然といえば当然です。

もちろん、本質的にそれらが同じであればそれでも問題ないかもしれませんが、面接をする保育園の園長等からすると、もっとその人の色々なことを知りたいと思うでしょう。同じ内容を書いてしまうと、その人のことを知れる情報が少なくなってしまうというデメリットにも繋がります。

趣味や特技は複数書いても良い?

続いて履歴書の趣味や特技の疑問で多いのが、趣味や特技は複数個書いてもよいのかということだと思います。多趣味であることでマイナスイメージにつながることはあまりないので、複数の趣味や特技を羅列しても問題ないでしょう。

ただし面接でそれぞれの趣味に関して深掘りされる可能性もあるので、きちんと答えられる趣味や特技のみを記載するようにしましょう。

逆に、長所や短所は複数書いてしまうと、それぞれの印象が薄くなってしまい、結局どのような人物かわかりにくくなってしまうので、避けるのが一般的です。

どうしても趣味・特技がない場合はどうしたら良い?

これから面接を保育士の方のなかには、どうしても趣味・特技がない、出てこないという方もいらっしゃると思います。このような場合の対処としては、まず、何も書かないということは避けた方が良いでしょう。

趣味や特技の欄に「特になし」という記載の場合、保育士の仕事はストレスも多いので「どうやってストレスを解消するのだろう」「仕事でストレスが溜まった時にプライベートで発散できるのかな」という懸念につながります。

また、話題の一つである趣味や特技がないと、面接においても話が盛り上がりにくくなり、印象が悪化してしまいがちです。そのため、どうしてもないという場合でも無理にでも捻り出して回答すべきです。

  • 読書
  • 散歩
  • 料理
  • 食事
  • 動画鑑賞
  • 旅行

など、高頻度ではなくても、自分が日常的に行っていることの中から趣味と言えそうなものを選択して書くようにしましょう。

また、趣味や特技というものに対して自分の中で高いハードルを設置しすぎているということもあると思うので、あまり思い悩ますぎずに、自分の好きなこと・得意なことなどを書くようにしましょう。

何かを書いておけば、少なくとも何も書かないよりは、悪印象になることを防ぐことができます。その上で、面接は別の要素でアピールすれば良いです。

また、履歴書を記載する場合は趣味・特技の記入欄がないものを選ぶと良いかもしれません。履歴書に趣味・特技の記入欄がなければ、面接で話題に上がる確率も少なくなります。ただし、この場合でも、面接中に趣味や特技を聞かれる可能性はあるので、用意だけはしておきましょう。

保育士の自己PRや志望動機のよくある疑問

最後に保育士の自己PRや志望動機のよくある疑問を紹介します。

履歴書に自己PRや志望動機は必須?

履歴書のなかには、自己PRや志望動機の記載欄が無い場合もあります。そのような履歴書を目にすると「そもそも履歴書に自己PRや志望動機」は必要なのかという疑問も生じると思います。結論としては、履歴書に自己PRや志望動機は必ずしも必要はありません。履歴書に自己PRや志望動機の記載がないことで不採用になるということは無いでしょう。

ただし、面接の際には自己PRや志望動機というのは聞かれる可能性が高い内容なので、聞かれても答えられる状況にはしておく必要はあります。また、面接での話の内容を提供するという意味でも、履歴書に自己PRや志望動機があったほうがやりやすいという場合もあると思うので、自分がやりやすい方を選ぶのが良いでしょう。

自己PRや志望動機の長さはどれくらいが良い?

次によくある疑問が、自己PRや志望動機の長さはどれくらいが良いのかということです。自己PRや志望動機はできるだけ簡潔にわかりやすく書くというのが望ましいです。なので長ければ良い・短ければ良いということでなく、自分の伝えたいポイントを最大限伝えることができる最小限の長さにしましょう。

また、履歴書においては、自己PRや志望動機を書く欄が書式によって様々なため、自分の書く内容に適したサイズのものを選択しましょう。あまりに狭いと書ききれなかったり、広いとスカスカになってしまってなんだか寂しい印象になってしまいます。いずれにしても、自分のやりやすい内容を選ぶのが良いでしょう。

まとめ:保育士の就職転職面接での好印象な趣味や特技とは?長所や自己PRとの使い分けも!

今回は、保育士面接での趣味・特技に関する内容を紹介しました。保育士の面接で好印象な趣味・特技についても紹介しました。

それぞれの人の趣味や特技そのものは保育士の仕事とは直接関係ないとも言えるので、気にせず自分の趣味を堂々と書く、伝えるということでも全く問題はないと個人的には思っています。ただ、どうせなら面接で好印象な趣味や特技を書いて、合格率を上げたいという人もいらっしゃると思います。

ただし、園長等の面接官が抱くそれぞれの趣味や特技のイメージの良し悪しについても運の要素が多いので、あまり考えすぎる必要は無いと思います。

保育士の面接で大切なのは「雰囲気」です。雰囲気を良くするために志望動機や自己PRに必要なことは「一貫性」です。面接で聞かれた他の内容などと自分の志望動機や自己PRに一貫性があるということが大切です。一貫性があれば志望動機が「保育園が自宅から近い」という内容でも必ずしも駄目とは限りません。

実際、ほとんどの保育園で採用を判断している園長などは、採用のプロではなく、園長の過去の経験などの「雰囲気」で合否を判断していることも多いです。一貫性のある志望動機や自己PRを通して「その保育園に馴染める」「辞めなそうか」というようなことを伝えられると良いでしょう。

一般企業には採用を専門とする人事の担当がいることも多く、社員を採用するにあたって様々な観点からその人物を見極めようとします。保育園ではそれはまれなケースで、園長が仕事の傍らで採用面接を実施していることも多いです。なので、正直そこまで志望動機や自己PRに関して、悩みすぎたり考えすぎる必要はありません。

  • 新卒や未経験者の方は、「保育の仕事への夢や希望/素直さ」
  • 保育士経験のある方は、「自分が保育園での仕事で得意としていたこと」
  • ブラックや保育以外の職種からの転職者の方は、「保育士としてちゃんと働けるかどうか/長く働いてくれるか」

というポイントをそれぞれアピールできるとよいです。