保育士から異業種へ転職を考えている方。
保育士辞めてアパレル販売員(ショップ定員)に転職するか迷っている方もいらっしゃると思います。保育士からアパレル販売員(ショップ定員)への転職は可能なのかという点について解説します。おすすめの転職方法についても紹介します。
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複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います
アパレル販売員(ショップ定員)の仕事とは?
アパレル販売員(ショップ定員)の仕事は、服を売るというのがメインの仕事です。
売上の目標なども掲げられていて、会社によっては売上が良いスタッフにインセンティブといわれるボーナスを支給する場合もあります。
そして、アパレル販売員は実は事務作業も多い仕事になります。商品の在庫を管理したり、店舗での役割によっては売上やシフトの管理も行います。それ以外にも服の陳列はもちろん、店舗の掃除なども行います。
アパレル販売員(ショップ定員)は何歳まで働ける?
アパレル販売員って「若い人が多い」というイメージがある人もいるかと思います。実のところアパレル販売員の仕事に年齢制限があるわけではあません。
ただし、実際問題としてそれぞれのブランドにはターゲットとなる年齢層があります。そのブランドの服を身に着けながら、その年齢層にあった提案ができなくてはいけません。
そのため、ブランドとしてはできればターゲットと重なる年齢層の販売員を店舗に配置したいということになります。
若者向けのブランドの店舗に50代の店員が接客して、「今年はこれが流行なんです」と事実を言っても説得力がなくなってしまいます。これは致し方ないことです。
ただ、ブランドのターゲット層の年齢と合わなくなったらクビになるというわけではなくて、ターゲット層の高い別のブランドの店舗に配属されたり、実力があれば店長やエリアマネージャー、本社などへ配属されるということになります。
よく調べたらわかりますが、日本のアパレル会社はひとつの会社でたくさんのブランドを出しているのでこのようなことが可能になっています。
保育士とアパレル販売員(ショップ定員)の仕事の違い
もちろん、保育士とアパレル販売員の仕事内容は全く違うものです。客として店舗を見ていればどのような仕事をしているかはなんとなく想像がつくと思います。
働き方という面では一番の違いは「平日と土日祝日の働き方です。」アパレル販売員は土日祝日が忙しいです。
例えばショッピングモールなどは平日は換算としていて土日祝日は人で賑わいます。結果的にアパレルの販売員は平日に休みをとって土日祝日は出勤する形になります。
大型連休や年末年始などの時もアパレル販売員にとっては繁忙期になるので、必ず出勤が求められるます。一方で保育士は土曜出勤はあっても、日曜祝日は行事以外の出勤は少ないと思います。
保育士の時と違ってみんなが休みの時に休めないので、例えば友人やパートナーなどと出かけるとという時に日程が合わないことが多くなると思います。
もう一点の違いとしては「持ち帰り残業の有無」だと思います。保育士にとって持ち帰りの残業というのはほとんど当たり前のことになってしまっていますが、アパレル販売員には持ち帰りの仕事は少ないです。
店舗での仕事がメインとなるので物理的に持ち帰って家で仕事をすることが難しいためです。保育士と違ってプライベートと仕事をしっかり分けることができる仕事になっています。
アパレル販売員(ショップ定員)の給料・待遇は?
アパレル販売員の給料待遇は保育士と比較して決して良いとは言えません。正社員の場合、初任給は月給17万円〜20万円程度と言われています。
平均年収は300万円〜400万円が相場と言われていて、保育士と比べて同等かやや低いのが一般的だと思います。
一昔前までは、そこまで待遇面に差はなかったと思いますが、最近は保育士の処遇改善も進んできているので保育士のほうが待遇はやや良い場合が多いです。
加えて、保育士からアパレル販売員への未経験での転職となると、最初は年収などは新卒と同等の下限値で採用されるのがほとんどになると思います。なのではじめは現状より給与がダウンすることは避けられないかもしれません。
ただ、アパレル販売員は売上によってインセンティブなどの特別なボーナスが支給されることもあるので、実力があればさらに高収入を目指すことが可能です。
また、うまくキャリアを積んでいけばリーダー、店長、マネージャーなどと昇進していくことも可能です。もっと服自体に興味があれば本社などで商品企画などの職に就ける可能性も出てきます。
そうなってくると、将来的には保育士よりは高収入が見込める可能性はあります。
アパレル販売員(ショップ定員)の仕事に活かせる保育士の経験は?
実際のところ、保育士の経験でアパレル販売員の仕事に活かせることはあまり多くはないです。保育士の経験でアパレルの販売員での仕事に活かせることはコミュニケーション能力になります。
人前で服を売ることになるので、笑顔やはきはきとしゃべるということはとても大切なポイントになります。
ただし相手は子どもではないので、その点については大きな違いがあると思います。どちらかというと保護者対応などの経験が近いかもしれません。ただアパレル店員はそのほとんどがその場限りの人間関係になるという点が保育園で働く保育士とは大きく異なります。
ただ、実際にお金を出してもらって服を売ることになるので対人の接客難易度としてはアパレルの販売員のほうが難しいと言えるかもしれません。
楽そうだからという理由で安易に転職を考えるのは辞めたほうが良い?
個人的な見解では、楽そうだからという理由で安易に転職を考えるのは辞めたほうが良いかなと思っています。
実際、保育士の仕事と比較して楽と感じる人もいるかもしれませんが、そうでない人もいると思います。普段接する機会がありイメージがしやすい仕事で楽そうに見えたとしても実際は過酷な仕事という場合もあります。もちろん、同じアパレルの会社でも働く会社によっても全く異なると思います。
アパレル業界に限ったことではないですが、「楽そう」という理由で仕事を探すと、ブラック企業に出会う可能性も上がってしまいます。ブラック企業は、採用において給料で勝負することができないので、給料以外で魅力を出そうとします。それが、仕事が楽であったり、人間関係が良いなどです。しかもそれすらも大概は嘘だったりします。
なので、楽そうだからということではなくて、自分がやりたい仕事なのかという観点で転職を決めたほうが良いと思います。
保育士辞めてアパレル販売員(ショップ定員)に転職するか迷っている方
昔からアパレルの販売員にあこがれていて保育士になったけどその夢を捨てられないという方もいらっしゃると思います。
無責任なアドバイスだという前提で言わせてもらうと、このまま後悔を引きずって保育士を続けるより、ダメ元でも挑戦したほうが良いと私は思います。
以前にも以下のような記事を書いています。
やってみてあわなかったり、想像と違ったなと思ったら辞めて保育士に戻ることが可能です。もちろん今働いている保育園が余程良い保育園で環境もホワイトであるなら話は別で、悩ましいところかと思います。
保育士という資格はセーフティネットとしては優秀だと思ってます。最低限より少し下の生活は保障されます。本末転倒ですが、保育士資格を持ちながら別のことに挑戦するのが一番良いんじゃないかとつくづく思っています。。。#保育士辞めたい #保育士さんありがとう
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) July 9, 2019
特に今は保育士不足なので、保育園の働き口はたくさんあります。潜在保育士でも保育士経験が有る方はかなり優遇されるので、復帰がしやすい環境にあると思います。
一方でアパレルはというと、率直に言うと日本の人口が減っていく中で必ずしも将来が明るい産業とは言えないです。また、年齢を重ねていけば行くほど、未経験でのアパレル関係の仕事への転職というのは難しくなります。
アパレルのショップを見てもらえば分かる通り、ショップの販売員はそのブランドのメインターゲットの年齢層と同じ年齢そうであることが多いです。
それは、販売員も同じ服を来て接客しますし、そのブランドの服を売る上で、同じ年齢であったほうが説得力が増すという点があります。
ですが、このまま後悔をしたまま人生を過ごすよりも、ダメ元でも挑戦してみたほうが良いかもしれません。後悔を抱えたままだらだらと保育士を続けてしまうと、今後の保育士としての人生にも悪影響があるかもしれません。
もちろん、仮に保育士に戻るとしてもアパレルの販売員で培った経験は無駄なものにはなりませんし、人生の価値観などにもプラスになると思います。後悔や未練を払拭して保育士として働けるというのも悪いことではないです。
保育士に復帰する前提で書いてしまいましたが、アパレル業界でうまく行けばそれに越したことは無いです。
保育士からアパレル業界への転職方法
保育士からアパレル業界への転職におすすめなのは、第二新卒向けの転職エージェントです。
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ハローワークや地域の求人誌に載っていない求人も扱っていて、面接の支援なども充実しています。
一般企業が未経験の保育士からの転職はブラック企業に転職してしまう人も少なくないです。転職エージェントを利用して適切な支援を受けたほうが良い企業に就職できる可能性は高いです。
保育士からの転職は第二新卒という扱いになるかと思うので、そのような第二新卒専門の転職エージェントに登録すると安心して転職活動を進められると思います。
まとめ:保育士からアパレル販売員(ショップ定員)へ転職は可能?転職方法を紹介!
保育士からアパレル業界への転職について解説しました。アパレル業界での仕事はあまり保育士の経験を活かすことができるわけではありませんが、やりたい仕事ということであれば挑戦してみたほうが良いと私は思います。
無責任なアドバイスだという前提で言わせてもらうと、このまま後悔を引きずって保育士を続けるより良いと思います。
その後に、やっぱり保育士の仕事に戻るということは比較的容易にできますが、年を重ねていってアパレル業界に飛び込んでいくということはどんどん難しくなってしまうためです。
後悔しないように自分の人生を歩んでいきましょう。