「転職するかどうかを迷っている」こんな保育士の方も多いと思います。
様々理由はあると思いますが、結論から言うと以下の理由でとりあえず転職活動をしたほうが良いと私は思っています。
- 理由0:最終的に、転職をするかどうかは、内定後に決めれば良い
- 理由1:転職活動をすることで自分の保育士としてのスキルを見直せる
- 理由2:自分の経歴を見つめ直せる
- 理由3:他の保育園の内情・実情を少し知ることができる
- 理由4:今の保育園の待遇が適切かどうか知ることができる
- 理由5:転職を考えながら仕事をするのはツライい!
- 理由6:転職活動をしていることは基本的に保育園にはバレない
最終的に、転職をするかどうかは、内定をもらった後によく考えればよいです。転職するか迷っている保育士はとりあえず転職活動をしたほうが良い理由を解説しています。
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の転職のタイミングは難しい
保育園内の職員はもちろん、保護者、園児など割と距離感の近い関係者が多いため、退職するということの影響は大きいです。
また、保育業界の空気感的にも年度末までは働いて当たり前、そして、退職するなら半年以上前に知らせろ、というような暗黙ルールなどがあることも多いです。
もちろん、暗黙のルールはあくまでも保育園が自分たちの都合のために作っているもので、必ずしも守らなくてはいけないものではないですが、退職は円満にと考える正義感が強い保育士の方も多いと思います。保育園には園児や保護者はもちろん、仲の良い同僚などもいるので、そんな暗黙のルールは完全に無視!とはいかない事情もあります。
そんなこんなで、「年度末までは頑張ろう」を毎年繰り返してズルズル続けてしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
【保育士】転職するかどうかを迷っている?
それでも、私は、転職するか迷っている保育士はとりあえず転職活動をしたほうが良いと断言します。それは、転職活動を始めたからといって必ずしも転職をする必要はないためです。
迷っていたとしても、最終的に転職すかどうかは、内定を貰ってからあらためて考えれば良いです。
それに加えて、保育士が転職活動をするということは、転職先を決めるということ以外にも保育士にとって大きなメリットがあります。
転職活動をすることで、自分の保育士としてのスキルを再度見つめ直すことができます。面接に向けて、自分の経歴を見直して、どのような経験があるか、ということを整理することができます。これから保育士として仕事を続けていく上で、どんなスキルがたりないのかを知った上で仕事をすることができます。
また、他の保育園に見学に行ったり、他の保育園の保育士の待遇を知ることで、自分の待遇が適切なのか知ることもできます。案外、自分が他と比べて悪くない待遇や環境であることを知ることができるかもしれません。
保育士は転職するなら早い方が良い理由
ここからは保育士が転職するなら早い方が良い理由について紹介します。
不満をいち早く解消ができる
早く転職すれば、不満をいち早く解消することができます。もちろん、今より良い環境に転職するということが前提です。
もし、転職するのがズルズル遅くなってしまうと、
給与が不満なら低いまま
今の保育園での給与が不満がある場合、働き続けても不満はそのままです。
人間関係が不満なら悪いまま
人間関係に不満があるなら、そこで働き続ける間は我慢し続けなければいけません。
休みが取れない環境なら有給休暇も消滅
休暇が取れない環境に不満があっても、取れないままで、有給休暇は消滅していってしまいます。
労働環境が不満なら悪いまま
残業時間、仕事の負担、サービス残業、持ち帰りの仕事などに不満がある場合も、それを受け入れ続けなくてはいけないです。
新しく働く保育園に早く慣れることができる
新しく働く保育園に早く慣れることができる
保育士の仕事は、保育園が変わるとガラッと変わりますよね。同僚との人間関係はもちろん、保護者や園児との関係性などもまったく新しいものになります。
保育園内のルールやしきたりも一から覚えていく必要があります。早く転職すれば、新たな環境に早く慣れることができるというメリットがあります。
昇給・賞与・役職等でも有利に
早く転職をして、早くその保育園での仕事に慣れれば、新しい保育園での昇給したり、新たな役職につくということが早くできる可能性が高くなります。逆に、不満がある環境での仕事はモチベーションも上がらないので、昇給やスキル、役職なんてどうでも良い!ってなってしまうことも。
有給休暇の面で有利に
一般的に、有給休暇の年間付与日数は勤続年数が長くなれば長くなるほど多くなります。
転職をすると有給休暇の付与日数はリセットされ、フルタイムの場合は最低年10日からスタートしますが、そもそも有給休暇がまともに消化できない環境で働いているという場合は、勤続年数がいくら長くなっても、毎年消滅してしまうだけです。
もし、有休休暇が取りやすい保育園に転職ができれば、そもそも取得できる休暇日数も増えますし、その園で勤続年数を積むことで、毎年の有給休暇の付与日数も増えていきます。
退職金が有利に
一般的に退職金制度は勤続年数が長くなれば長くなるほどメリットが大きくなるので、どうせ転職するなら早い方が、次の職場の退職金制度で有利になります。
役職や責任の増加で余計に辞めにくくなるかも
今の保育園でズルズルと長く働き続けてしまうと、その保育園の地位も上がっていき、役職や責任なども年々増していく可能性が高いです。そうなると、先延ばしにすることで余計に辞めにくくなってしまう場合があります。特に責任感が強い保育士の方は要注意なポイントになります。
保育の2025年問題もある
ご存知だとは思いますが、今後は、保育の2025年問題も起きてくると予想されています。
厚生労働省の2021年の調査によると、保育所の児童数は2025年をピークとして、それ以降はゆるやかに減少していくという見込みになっています。
※参考「保育を取り巻く状況について」https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000784219.pdf
つまり、転職せずにズルズルと続けてしまうと、だんだんと、保育士が転職しにくい時代になってきてしまう可能性があるということです。保育の需要が減っていくので、あわせて保育士の需要も減ります。そうすると人材の流動性も減り、ホワイトな保育園を退職するという人は減り、ホワイトな保育園に就職できる可能性も少なくなってしまうというリスクがあります。
もちろん今よりブラックに転職してしまうリスクはある
ここまで、保育士は転職するなら早い方が良いということを書きましたが、もちろん、今よりブラックに転職してしまうリスクはあります。
ただし、転職活動の段階で、その可能性を少なくするということは不可能では有りません。そのために、当サイトでも保育士の就職転職マニュアルを公開しているのでそちらを参考にして転職活動に望むことをおすすめしています。
保育士が転職を迷っているならとりあえず転職活動を始めたほうが良い理由
以下の理由でとりあえず転職活動をしたほうが良いと私は思っています。
- 理由0:最終的に、転職をするかどうかは、内定後に決めれば良い
- 理由1:転職活動をすることで自分の保育士としてのスキルを見直せる
- 理由2:自分の経歴を見つめ直せる
- 理由3:他の保育園の内情・実情を少し知ることができる
- 理由4:今の保育園の待遇が適切かどうか知ることができる
- 理由5:転職をしたいと思いながら仕事をするのは精神的にツライい!
- 理由6:転職活動をしていることは基本的に保育園にはバレない
転職するか迷っている保育士はとりあえず転職活動をしたほうが良い理由をそれぞれ解説しています。
理由0:最終的に、転職をするかどうかは、内定後に決めれば良い
保育士の転職活動では、最終的に本当に転職をするかどうかは、内定を貰った後に決めれば良いです。
内定の辞退に関しては、以下の記事でも解説していますが、内定を貰ったら必ず、入職しなければいけないというわけではありません、
内定後に、本当に転職するかどうかを決めれば良いのです。そもそも内定をもらえるかどうかもわかりませんし、希望に満たない保育園にしか内定をもらえないかもしれません。そうなったら、そもそも転職するかどうか迷う必要もなくなります。
それ故に、とりあえず転職活動を初めて見るべき、と私は考えています。
理由1:転職活動をすることで自分の保育士としてのスキルを見直せる
転職活動をすることがで自分の保育士としてのスキルを再度見直すことが可能です。
例えば、面接を通して、乳児の経験が足りないとか、幼児の経験が足りないなどの具体的な情報を得ることができます。
これは今後、保育士として仕事をしていく上でもとても良い情報になります。自分の保育士としての価値を上げていくためにも、転職活動をしておくことは良い
理由2:自分の経歴を見つめ直せる
転職活動をするときには、自分の今までの職歴や経験などを履歴書にまとめることになります。これが、自分の経歴をしっかりと見つめ直せる良いきっかけになります。
この作業をすることで、今までの自分の経歴をしっかり把握して、書面に残すことができます。面接を受けないとしても、履歴書や経歴書を作っておくことで今までの自分の経験などを忘れてしまうことを防ぐことができます。
定期的に、履歴をを更新していくことで、今後の転職活動が本格した際にも自分の経歴をしっかりと、次の保育園に伝えることが可能になります。もう何年も履歴書を作っていないという方は、履歴書の作成だけでもしてみると良いと思います。
理由3:他の保育園の内情・実情を少し知ることができる
保育士が、面接をする際には、他の保育園に出向いて、見学もすることができます。今働いている保育園にはない新たなシステムや手法が取り入れられているかもしれません。
当たり前になってしまっている、今働いている保育園の「ここがおかしい」「ここが良い」ということを他の保育園を通して知ることができます。
例えば、私の場合は、以前働いていた幼稚園では30分前の出勤が当たり前で、残業代も支給されていませんでした。残念ながらそれが当たり前だと思っていましたが、転職活動などを通して、当たり前ではないということを知ることができました。
特に古い体質の保育園であれば、他の保育園にはない異常なルールがある場合もあるので、それらを知る良いきっかけになると思います。
理由4:今の保育園の待遇が適切かどうか知ることができる
転職サイトなどの求人にかかれている月給などの待遇は、基本的に、下限値が示されていることが多いです。つまり、今までの保育士の経験などが考慮されていない金額になります。
いざ、面接を始めると、今の保育園と比較して、自分の経験・スキルだとこんなに給料が貰えるのかと思うこともあるかもしれません。
特に、
- 宿舎借り上げ制度
- 処遇改善の金額
- 賞与の金額
これらの金額は、保育園によって様々な支給方法、金額になっているので、今の待遇が自分の経験・スキルにあっているのかを知ることができます。
理由5:転職をしたいと思いながら仕事をするのは精神的にツライい!
転職したいなぁと思いながらズルズルと今の保育園で仕事をするのはなかなかつらいものでは無いでしょうか?もちろん人によると思いますが、私はなかなか辛かったです。
辞めたいなぁと思いながらの仕事になるので、身が入らず、集中力も無くなってきてしまいます。
転職活動を思い切って初めてみて、もし、転職先が決まれば、また新たな気持で新しい保育園で働くことができます。
逆に、転職活動をしてみて、もし「転職はしない!」という決断ができれば、それ以降は、迷うことなく今の保育園で働くことができます。
今の保育園での不満などは消えはしませんが、少なくとも自分自身の決意することで、精神面での迷いを消すことが出来ると思います。
理由6:転職活動をしていることは基本的に保育園にはバレない
今の保育園に転職活動をしていることがバレるのが嫌だという理由で、転職活動に踏み切れない人もいるかもしれません。
ですが、基本的に転職活動していることは今働いている保育園にバレることはありません。
自分から同僚などに言うか、同僚の前で転職サイトや面接先の保育園と電話などでやり取りをしなければ、バレることはないでしょう。
転職サイトから、転職活動をしていることが保育園に漏れ伝わるということもないので、その点は安心して転職活動をすることができます。
保育士が転職活動を始める時期は今すぐがベスト!
転職活動を始める時期は、今すぐがベストです。それは、保育士の求人は、良い求人からどんどん無くなっていくためです。雇う保育士の人数は保育園ごとにある程度決まっているので、採用を終えた求人からどんどん募集を終えていきます。
つまり、早く転職活動を始めれば始めるほど、良い求人に出会える可能性が高くなります。逆に悪い待遇の求人はずーっと残っているということが発生します。
先程も書いたように、実際に内定を受諾し、入職するかどうかは、内定を貰った後に悩めば良いので、とにかく早く転職活動を初めてたくさんの内定をもらうことが大切です。
入職に関しては、4月が多いですが、今は保育士不足なので、交渉次第で年度途中の入職も可能な場合が多いです。保育士の転職タイミングに関しては以下の記事でも詳細を解説しています。
まずは保育士転職サイトで求人を見てみよう!!
まずは、保育士転職サイトで求人を見てみるのがおすすめです。登録すればすべての求人を見ることができるので、転職活動を始めたての時期にとてもおすすめです。まずは、求人を厳選して応募してみるのが良いと思います。
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その他の転職活動に必要な情報は、 保育士就職・転職完全マニュアル-ブラックからホワイト保育園を目指す方法 にて公開しています。
こちらも参照しながら転職活動を進めてみてください。
まとめ:転職を迷っている保育士はとりあえず転職活動をしたほうが良い理由を解説!
転職を迷っている保育士はとりあえず転職活動をしたほうが良い理由を解説しました。
- 理由0:最終的に、転職をするかどうかは、内定後に決めれば良い
- 理由1:転職活動をすることで自分の保育士としてのスキルを見直せる
- 理由2:自分の経歴を見つめ直せる
- 理由3:他の保育園の内情・実情を少し知ることができる
- 理由4:今の保育園の待遇が適切かどうか知ることができる
- 理由5:転職をしたいと思いながら仕事をするのは精神的にツライい!
- 理由6:転職活動をしていることは基本的に保育園にはバレない
理由は上記のように説明しました。最終的に、転職をするかどうかは、内定をもらった後によく考えればよいです。
まずは転職活動をはじめてみて、自分の状況を客観的に観てみましょう!