保育士って風邪で休めないって本当?休んだら迷惑がかかる?【同調圧力】


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日本の有給休暇の取得率は世界最低レベルになっています。保育士の世界でも有給休暇がなかなか取れないと感じている方も多いと思います。

保育士不足や、国の施策不足などもあって保育士の働き方改革は余り進んでいないという側面もあるとは思いますが、同調圧力で保育士同士が争うのではなく、みんなで一丸となって休みを取る姿勢を見せるべきだと私は思います。

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保育士が休んだら他の保育士に迷惑がかかるのは事実

実際、保育士の誰か休んだ場合は他の保育士に迷惑がかかることがあります。今まで保育をしていた人数から一人少なくなるので当たり前といえば当たり前です。

休んだ保育士が担任だった場合は他のクラスの保育士がサポートに回ったり、フリーの保育士がクラスに入ることになります。そうしたら、その保育士が担当する予定だったクラスの保育士の人数が足りなくなります。

特に保育士という仕事は淡々と自分のノルマをこなしていったり、自分の担当の業務だけをするわけではないので、休んだ日の業務の多くは他の保育士が負担することになります。

その結果、他の保育士の負担が少なからず増えるというのは間違いないです。

軽い風邪くらいでは休むことができない雰囲気はある

前述したとおり他の保育士に迷惑がかかるという考えから、軽い風邪くらいでは休むことができない雰囲気があります。その根底には同僚の保育士から嫌われたくないという思いもあると思います。

インフルエンザとなるとさすがに話は別で、何日間かは休むことになります。(しかしながら世の中にはインフルエンザでも出勤せざるを得ないような雰囲気の保育園もあるようですが。)

同じ有給休暇で一日休むという行為でも、同僚の保育士のなかで「それくらいで休むのはちょっと」「それならしょうがない」という基準がなんとなくできてしまっています。

保育士同士の会話のなかで「〇〇さん、風邪くらいで休んだらしいよ。私なんて頑張ってきたのに!」という会話が生まれます。

保育士のそのような会話を聞いていると園全体としてなかなか休みづらい雰囲気が形成されていってしまいます。結果的に自分が風を引いたときもこれくらいでは休めないという空気が出来上がります。

悪いのは保育園の園長などの責任者

勘違いしてはいけないのは保育士が風邪などで休むことに関して、 保育士個人が保育士個人に対して迷惑をかけているわけではない ということです。

先程も言いましたが、労働者の正当な権利ではありますが、保育士が有給休暇などで休むということに対しては保育園に迷惑がかかるのは事実です。必要な保育士が一人足りなくなるわけですので当然です。

ただし、保育園は休む保育士がいる場合は変わりの保育士を用意する義務があります。子どもの人数に対して必要な人数は決まっているので当然です。

もしくは、誰かが休んでも良いように余裕のある人数で保育園を運営する必要があります。保育士は人間なので当然、体調不良になることもあれば、旅行に行きたいこともあります。

事前に申請された有給休暇はもちろん、たとえ無断欠勤だろうがズル休みであろうが、保育園は必要な人数の保育士を確保する必要があります。

もちろん、無断欠勤やズル休みに関しては休んだ保育士本人が悪いですが、そこはしっかりと昇給や賞与などで評価する仕組みを作っておく必要があります。

そういう仕組みができていないと、他の保育士からすると「あの人は休んでばっかりいる」と不満の火種になります。

誰か保育士が休んだことによって、結果的に他の保育士に負担が行ってしまっているという場合は、それらの管理ができていない園長などの管理者の責任です。

常に一人以上は余裕をもって保育士を配置してほしい

加えて言うのであれば、保育園は常に一人が休んでも問題なく運営ができるような状態にしておくべきです。

「有給休暇」「夏季休暇」「土曜出勤の代休」などなど。すべての保育士のこれらの休暇を足したら一日あたり一人は必ず誰かが休む計算になっていてもおかしくないと思います。

付与される有給休暇などの日数は決まっていますし、保育士が休む日数を計算することぐらいはできるはずです。

国の配置基準ぎりぎりで運営している場合は、常に保育士が足りていない状況になるわけです。(国の保育士の配置基準がそもそも足りていないという話はここでは置いておく。)

当然こういう話になると、国の保育士の配置基準や補助金の問題になります。保育園側としても同じ補助金で保育士の人数を増やすというのはなかなか難しいという思いがあると思います。

結局のところ国の政策も含めて検討が必要な話になってくると思います。

みんな休んでいないんだからという同調圧力はパワハラ以外のなにものでもない

前述にも話したとおり保育士の誰かが休んだことで、他の保育士に負担が回って迷惑がかかっているならば、それは保育園のせいです。

にもかかわらず、保育士同士でみんな休んでいないんだからあなたも休むべきでないというように同調圧力をかけるのは、パワハラ以外のなにものでもありません。

責めるのであれば、誰か保育士が休むことによって、他の保育士への負担が増すということへの改善は保育園に求めるべきです。保育士同士が争っても意味がありません。

そして、保育士同士が争うと前述したように、軽い風邪くらいでは休むことができない雰囲気が形成されていってしまいます。感染症の可能性もあるので、それは預かっている子どもにとっても危険なことです。

保育士が休まないで得をするのはブラック保育園の経営者だけ

保育士が同調圧力で、有給休暇など労働者の権利を行使しなかった場合に得するのは保育園の経営者だけです。

例えば、有給休暇に関して言えば、保育園が休んだ保育士の代替の保育士を確保しなくてすむので利益が上がります。

ブラック保育園はこのようにして保育士から権利を奪うことで成り立っています。

サービス残業や持ち帰り残業も同様です。私も残業しているだから〇〇さんも残業しなよという同調圧力で得をするのは保育園の経営者だけです。

以下の記事でも書いていますが、保育士が自己犠牲をして保育園に尽くしてもなんのメリットもありません。

保育士全員が一丸とならない限りは改善されにくい

しっかりとみんなが適切な休みを取れるようにするためには保育士全員が一丸となる必要があります。一部の人だけが休むと軋轢が生まれてしまうので、全員で休みを取る必要があります。

保育園の園長も急に保育士の人数を増やすことはできないので、みんなが休まないと必要な保育士の人数を少なく見積もることになります。

そうすると、実際に休みの希望を出すと保育士が足らなくなるので、文句を言ってきたり、なんとか休ませないようとしてきます。

このようにして保育園のブラックな要素というのは生まれていきます。

逆に、勤務している保育士みんながしっかりと休むという姿勢を取ることによって、保育園側は雇う保育士を増やすなど対応をする必要が必然的に出てきます。

そうなるとさらに休みを取りやすく環境になると思います。

ちなみに有給休暇は最低年5日間は取得義務あり

2019年からは、年10日以上の有給休暇が付与される者に対し、年5日の年次有給休暇の取得が義務化されました。保育士の正職員であれば該当するはずなので、しっかりと年5日の有給休暇は取得しましょう。

ちなみに会社は、取得させる義務のある労働者に年5日の有給休暇を取得させなかった場合、30万円以下の罰金に処せられます。

まとめ:保育士って風邪で休めないって本当?休んだら迷惑がかかる?【同調圧力】

まとめになりますが「保育士って風邪で休めない」というのは本当であることも多いです。

実際に、休んだら他の保育士に迷惑がかかるという保育園の空気感によって風邪でも休めないということが起きます。

これらを改善するためには以下のような意識を保育士個人がしっかりもって行動する必要があります。

  • 悪いのは保育園の園長などの責任者
  • みんな休んでいないんだからという同調圧力はパワハラ以外のなにものでもない
  • 保育士が休まないで得をするのはブラック保育園の経営者だけ
  • 保育士全員が一丸とならない限りは改善されにくい

同調圧力で保育士同士が争うのではなく、みんなで一丸となって休みを取る姿勢を見せるべきだと私は思います。