保育士が面接で希望年収は伝えても良い?聞かれたらなんて答えればよい?

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これから面接を受ける保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 面接で希望年収を聞かれた
  • 希望年収は伝えたほうが良い?

という方もいらっしゃるかもしれません。そういう際は、なんて答えたら良いか迷ってしまいますよね。

今回は、保育士が面接で希望年収を聞かれたらなんて答えればよいのかという点について紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士の転職の面接で聞かれることがある希望年収について

私も保育園の面接を受けた経験は多数あります。希望の年収を聞かれるケースは実態としては、あまり多くない印象です。ですが、保育園で働く保育士のなかでも、経験年数が長かったり、主任や園長などの役職がつくような立場になると、希望の年収を聞かれるケースもあります。

そういう際は、なんて答えら良いか迷ってしまいますよね。あまりに高すぎる金額でも悪い印象になってしまうかもしれませんし、希望を言わなければ、それはそれで安い給与額になってしまうという懸念もあります。

なぜ保育士の希望の年収を聞く?

まずは、なぜ保育園は面接時に保育士の希望の年収を聞くことがあるのでしょうか。それについて説明します。

その保育士が考える給与の目安を知りたい

面接時に面接時に保育士の希望年収を聞く理由の1つ目は、その人が考える自分の給与の目安を知りたいというものです。保育園としては、保育士に支払える給与というのはある程度限られているので、予算を考えて給与を想定して採用を決めなければいけません。

採用される保育士の給与は経験や年齢、付与される役職などによって決まりますが、その想定される金額と面接を受けに来ている保育士の方の希望に開きがないかということを確認しています。

特に、保育園の場合は、一人採用を決めてしまうと、その人が内定を辞退するまではあらたに内定を出すことができないです。もし、複数の保育士に内定を出してしまって、両方からOKされてしまうと、保育士を想定より多く採用してしまうことになります。

そして、保育士が想定する給与よりも低い金額で内定を出してしまった場合に、辞退されるリスクも考えなければいけません。内定を出している間の採用活動をストップしなければいけませんし、もし仮に入蜀してくれた場合でも、想定より低い給与でモチベーションが低く働かれてしまうというリスクも考える必要があります。

その保育士の自己評価を知りたい

面接時に保育士の希望年収を聞く理由の2つ目は、その保育士の自己評価を知りたいということです。保育士の経験年数やスキルなどを踏まえて、あまりにも給与の相場とかけ離れている場合は、自己評価が高すぎると判断されてしまったり、常識がないとされてしまうことになります。前項にも書きましたが、想定より低い給与でモチベーションが低く働かれてしまうということも頭に入れて採用する必要があります。

保育士の転職面接時に希望年収を聞かれた場合の答え方について

ここからは、保育士が転職の面接時に希望年収を聞かれた場合の答え方について説明します。

まずは現在の総年収をしっかり把握しよう

保育士の転職時の希望年収の答え方の本題に入る前に、まずは、自分が現在の職場でいくらの年収なのかということをしっかりと把握するようにしましょう。

自分自身の現在の年収をきちんと把握しないと、希望の年収を答えることができないためです。自分の総年収は、手取りではなく、額面での総支給額を確認しましょう。総支給額は、会社から発行される源泉徴収票で確認することができます。

今よりも少し高い金額を伝える

もし、保育士が転職時に希望年収を聞かれた場合は、今よりも少し高い金額を伝えるのが無難です。

給与自体にはあまり希望がないという場合は、「今と同じくらいが良いです」と答えるのも良いでしょう。その代わり、自分が転職を考えるきっかけや原因になったことが解消されるのかということを念入りに確認するようにしましょう。

現実問題として、保育士の転職の場合は、他の一般的な企業における転職とは違って転職をした場合でも、大幅に給与が上がるということはないです。

認可保育園で働く保育士に支払われる給与の原資は、国や自治体が保育園に支払う運営費の中から支払われています。その金額は、保育園の定員や運営状況などで一律の金額が公定価格として決まっています。また、園児の定員に対して、必要な保育士の人数も決まっているので、働く保育士を少なくして、一人あたりの保育士の給与を増やすというのも難しいです。そのため、どの保育園でも保育士の給与は似たりよったりになる傾向があります。

そのため、今と同じか今よりも少し高い金額を伝えるくらいが保育園で働く保育士の転職の場合は丁度良い塩梅になります。また、伝える希望の年収は、あらかじめその保育園の保育士の求人情報などを参考に、規定の範囲を超えない、常識的な金額を伝えるようにしましょう。

役職がつく場合は上乗せする

転職を機に、主任等の役職にあらたにつくという場合は、今と比較して役職分は上乗せした給与を希望しても良いでしょう。参考にするのは、今の保育園でその役職が付与された場合に、いくらぐらい昇給するのかということです。その昇給額と同じくらいの給与アップを希望しても良いでしょう。

「いくらでも大丈夫です」でも問題ない?

人によっては、給与はあまり気にしておらず、就業環境や仕事内容を重視して転職をしたいという方もいらっしゃると思います。

そういう人は「いくらでも大丈夫です」と答えたくなると思いますが、あまりいい答えではないです。面接をした園長には自己評価が低い、ネガティブな人と思われてしまう恐れもありますし、実際に、その人の経験やスキルよりも安い給与額が設定されてしまう場合もあります。なかには、安くて良いなら安く雇用しようと考える園長もいるでしょう。

給与はあまり気にしていないという場合は、「今と同じくらいあれば大丈夫です」というように、答えると良いでしょう。

面接時と内定後では話は変わる

保育士が転職の際に、希望年収を聞かれた場合の対応は、面接時と内定後で変わるということにも注意が必要です。

もし、既に内定を貰った後であるなら、年収に限らず、ある程度強い希望を出しても問題ありません。既に内定を得ているので、その後に不合格になるということが無いためです。

一方で、面接中であれば、あまりにも保育士の給与相場やその人の評価とかけ離れた金額を提示した場合は、そのことをきっかけに不採用にするということもありうることになります。それで不合格にされるのであれば、問題ないという場合を除いたら、基本的には面接中であれば、やはり、今と同じか今よりも少し高い金額を伝えるくらいが良いと思います。

自分から希望年収を伝えるのはあり?

先程も書きましたが、希望の年収を聞かれるケースは実態としては、あまり多くはありません。保育士の方のなかには、希望する年収を予め伝えておきたいという方もいらっしゃると思います。

そんな場合に、自分から伝えてもよいのかということは迷ってしまう部分でもあると思います。

もし、転職するにあたって、絶対に譲れない希望の年収があるという場合は、自分から希望の年収を伝えるのは良いと思います。

ただし、保育園としても、会社の給与規定の関係で、どんなに魅力的な人物であっても希望に添えない場合もあると思います。その場合は、その希望を伝えることで不採用になってしまう可能性があるので、そのことは覚悟して、希望の年収を伝えるようにしましょう。もちろん、あらかじめその保育園の保育士の求人情報などを参考に、規定の範囲を超えない、常識的な金額を伝えるようにしましょう。

まとめ:保育士面接で希望年収を聞かれたらなんて答えればよい?伝えても良い?

保育士が転職の面接時に希望年収を聞かれた場合、現職の保育園で貰っている年収と同じかそれよりも少し高い金額を伝えるくらいが良いと思います。

そのためには、まずは現在貰っている総年収をしっかり把握するようにしましょう。総支給額は、会社から発行される源泉徴収票で確認することができます。

その上で、転職を機にあらたな役職がつくというような場合は、役職分は上乗せした希望を伝えても良いでしょう。

保育園が、保育士の面接で希望の年収を聞くのは、その保育士が考える給与の目安を知りたい、というのと、その保育士の自己評価を知りたい、という思惑があります。

現実問題として、保育士の転職の場合は、他の一般的な企業における転職とは違って転職をした場合でも、大幅に給与が上がるということはないので、今と同じか今よりも少し高い金額を伝えるくらいがちょうどよい塩梅になります。