保育園で働く保育士の皆様。
- 保育士辞めて1年ぐらいロングバケーションに行きたい
- ちょっと保育の仕事から離れてゆっくりしたい
今回は、保育士を一時的に辞めて遊んだり、ロングバケーションをするのはありなのか、その場合にスムーズに復帰できるのかということについて紹介します。
一時的に仕事を辞めていた時期があります
その経験が参考になればと思います
保育士辞めて1年ぐらいロングバケーションに行きたい
- 保育士辞めて1年ぐらいロングバケーションに行きたい
- ちょっと保育の仕事から離れてゆっくりしたい
一時的に保育の仕事から離れてゆっくりしたいというのは、誰しもが一度は考えたことがあることかもしれません。でも実際にやるとなると、なかなか思いきれない方も多いと思います。
保育士を一時的に辞めて遊ぶのはあり?条件を紹介
結論としては、その人個人の状況次第で、保育士を一定期間の間一時的に辞めて遊んだり、バケーションに行くというのは、不可能ということはありません。
一番の理由は、保育士の場合は、多少のブランクがあっても復帰しやすいためです。 特に、以下の条件に該当する方は、問題なく、保育士を一定期間の間一時的に辞めて遊んだり、バケーションに行くことができるでしょう。
保育需要が高いエリアに住んでいる
保育需要が高いエリアは、言い換えると、保育士の需要が高いエリアということになります。例えば、東京近郊や大阪近郊、その他、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡等の大都市付近が保育需要が高いです。このようなエリアに住んでいるという場合は、一度、保育士を辞めても復帰しやすいというメリットがあります。
また、保育需要が高いエリアでは、4月入職以外の保育士求人もあるため、年度末に退職して一年後に復帰するというように、きっかり1年間保育士の仕事から離れる必要がありません。例えば、3月末に退職した後の一ヶ月間にバケーションをして、5月から別の保育園で働き始めるということも不可能ではないでしょう。
逆に、保育需要があまりなく、保育園の数が少なく、募集も少ない田舎などのエリアに住んでいて、復帰する場合も同じエリアで復帰したいという方の場合は、少々復帰に手こずってしまうかもしれません。その間に、徐々に生活資金が減っていってしまうことになります。
このように、保育需要が高いエリアに住んでいる、もしくは、今後、保育需要が高いエリアに引っ越して転職活動をするということができるという方であれば、一定期間のブランクがあったあとでも復帰しやすいです。
一時的に保育士を辞める期間の生活資金がある
前項で書いたように、保育士は、ブランクがあっても復帰しやすいので、その点はあまり心配する必要はありません。保育士の方が、一番気にする必要があるのは、休んでいる期間の生活資金についてになります。当たり前ですが、休んでいる間は、収入がなくなるので、これまで貯めている貯金等で生活したり、バケーションに行く必要があります。生活資金が尽きれば、必然的に仕事に復帰しなければいけなくなります。
一時的に保育士を辞めるという場合は、自分がその期間にどれくらいの金額が必要なのかというのを見極める必要があります。その金額を計算して、自分の貯金額と照らし合わせてみましょう。もちろん、想定される金額ピッタリくらいの貯金しか無いという状況だと、なにかあったら、資金が不足してしまうので、少なくとも、プラス3ヶ月分くらいの余剰資金があるとい良いです。
当然ですが、現在、保育士宿舎借り上げ制度を利用して賃貸に住んでいるという方は、一時的に保育士を辞めたあとは、追加で家賃もかかってくることになるので、その金額も考慮に入れる必要があります。
保育士を辞めている期間はどれくらいの貯金があれば良い?
こればっかりは、休んでいる期間にどのような生活を送るのかというので大きく金額は変わってきます。
まずは、自分が普通に生活していて毎月かかっている金額はこれまで通りかかると想定したほうが良いでしょう。それらの金額に加えて、旅行等をする場合は、それにかかる金額を見積もる必要があります。
また、これらの金額とは別に以下の資金が必要になります。
- 住民税
- 国民健康保険料
- 国民年金
これらの税金や年金については、退職した後のも一定の金額の支払いが必要になります。退職した後は、給料を貰っていないので、何も払わなくて良いと思っていると困ることになるので注意しましょう。
保育士を一時的に辞めて遊ぶ、バケーションする場合の注意点
最後に、保育士を一時的に辞めて遊ぶ、バケーションする場合の注意点やよくある疑問について紹介します。
保育士はブランクがあっても復帰できる?
先程も保育士はブランクがあっても復帰できるということを書きました。ただ、気になるのは、復帰する際の面接で、ブランク期間に何をやっていたか聞かれた場合になんて答えればよいかということだと思います。復帰の面接の際は、素直に「旅行をしていた」と言っても、それだけで不採用になるということは少ないです。もちろん、それ以外の面で、保育士としての魅力をアピールすることが大切です。
保育士を辞め、失業保険をもらいながらバケーションしても良い?
失業保険は、会社等を退職した後の求職期間中に受給ができる手当てになります。そのため、保育園を退職して、ただバケーションをしているという状況では、失業保険を受給することはできません。必ず、求職活動をしているという実態が必要になるので、保育士を一時的に辞めている期間の資金について、失業保険をあてにしているという方は注意しましょう。また、失業保険は、退職したら誰でもすぐに受給できるというわけではなく、細かい受給条件があるので、事前に確認しておきましょう。
保育園を辞めた保育士が失業保険を受給する条件や方法については以下の記事でも紹介しています。
保育園での雇用を維持したままバケーションはできる?
なかには、保育園での雇用を維持したままバケーションしたいという方もいらっしゃると思います。理論上は、有給休暇を貯めて、まとめて取得すれば、保育園での雇用を維持したままバケーションをすることはできます。
ただ、2週間程度の休暇なら取得ができる状況の保育園もあるかもしれませんが、1ヶ月以上の休暇となると、なかなか難しいということが多いでしょう。ただし、保育園の制度によっては、勤続年数によって、リフレッシュ休暇といった長期休暇を取得できるような制度がある場合もあるので、これから就職転職を考えるという方は、そのような保育園への就業を検討してみると良いかもしれません。
まとめ:保育士を一時的に辞めて遊ぶのはあり?保育の仕事から離れてゆっくりしたい。復帰できる?
今回は、保育士を一時的に辞めて遊んだり、ロングバケーションをするのはありなのか、その場合にスムーズに復帰できるのかということについて紹介しました。
保育士の方の場合は、その人個人の状況次第で、保育士を一定期間の間一時的に辞めて遊んだり、バケーションに行くというのは、不可能ということはありません。
保育士は、一定のブランクがあったとしても、復帰がしやすい仕事であるためです。そのため、一時的に保育士の仕事から離れる期間の生活資金や遊ぶための資金さえあれば、一時的に辞めてゆっっくりするということができます。
まずは、自分が普通に生活していて毎月かかっている金額はこれまで通りかかると想定したほうが良いでしょう。それらの金額に加えて、旅行等をする場合は、それにかかる金額を見積もる必要があります。