【逆質問】保育士面接では聞きたいことを聞くべき理由!保育園は保育士が選ぶ!

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。


これから保育園の面接を受ける予定がある保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満はありませんか?
  • 逆質問ってなにを聞いたほうが良い?
  • やる気を見せる質問をしたほうが良いの?
  • 給料や待遇のことは聞かない方が良い?
  • 保育士が就職転職する際に担任クラスや人事配属を教えてもらえる?
  • 担任クラスなどの希望はできる?

一般的に逆質問で「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」は推奨されないと言われています。それは、お金や待遇のことばかり気にしてやる気がない人だと思われる可能性があるためです。

しかし、保育士の面接においてはそれらも含めて聞きたいことガンガン聞くべきと思っています。理由は 働く保育園は保育士が選ぶ時代 だからです。これについて解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
複数回の面接経験があります
その経験が参考になればと思います

面接での逆質問とは?

面接というと、面接官から聞かれたことを答えていくというイメージがあると思います。一般的な採用面接では必ずと行っていいほど面接官に質問をする機会が与えられます。これを一般的には逆質問と言います。

保育園での保育士の面接でも多くの場合は、質問を聞く機会が与えられます。もっというと保育園での面接は一般的な面接と比べるともっとフランクな形で、まるで雑談をしているかのように進んで行くことが多いです。

この場合は、選考という感覚は薄れますが、その分いろいろな質問もしやすい場合が多いです。ちなみに質問する機会が与えられなければその保育園は要注意です。聞かれたくないことがあるのかもしれません。

一般的に逆質問で「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」は推奨されない

一般的に逆質問で推奨されるのは「やる気を見せる質問」と言われています。

  • 「何年で担任になれますか?」
  • 「採用後は何歳を任されますか?」

具体的に働き出した場合の実務的な質問は、やる気もアピールできて好印象を与えられる場合が多いです。もちろんこれらの質問は保育士の面接でも有効だと思うので、どんどんすべきです。

一方で「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」は一般的に推奨はされません。

  • 「残業は毎月何時間くらいですか?」
  • 「離職率は高いですか?」

これは、待遇ばかりを気にして仕事に対してやる気がない人と思われるのを危惧しているためです。一般企業などの面接では、やる気を見せる質問をして合格率を上げるのが、逆質問の定石になっているようです。

保育士の面接では聞きたいことガンガン聞くべき

一般的には「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」をすべきではないと書きましたが、保育園の採用においては「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」も含めて聞きたいことガンガン聞くべきです。

それは 働く保育園は保育士が選ぶ時代 だからです。保育士不足の世の中なので当然と言えば当然です。働く保育園を決めるのは保育士本人です。

例えば、時期によりますが、過去の数値だと、東京では保育士ひとりにつき約6件程度の保育園の求人があったと言われています。つまり、保育士は6つの保育園のなかから働く保育園をひとつ選ぶことになります。

その保育園が確実に良い保育園であるということを知っていて、是が非でもそこで働きたいという場合を除いては、気になることは確実に質問して情報を得ておくべきです。

採用が決まってから聞けばよいと考えるかもしれませんが、基本的に保育士の面接で採用決定後に直接園長などと会う機会はないです。

そうなってくると、採用決定後は自分で電話で質問するか、転職エージェントを通して聞いてもらうことになりますが、それでは踏み込んだ質問はなかなか難しいです。

忙しそうな中電話であれこれ聞くのは憚れると思います。なので、できるだけ面接で直接話せるときに話を聞いたほうが良いです。

ここで園長の表情などをよく見て、質問の答えを濁したりはぐらかしていないかなども重要なポイントになります。保育園側も保育士を採用したいので、見栄をはったり、保育園をよく見せようとすると思いますが、人間同士のやりとりなので、話し方などで違和感などを感じ取れるはずです。

逆に考えて「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」をして不採用になった保育園で働きたいか?

実際問題として、保育士が「離職率や残業時間、給与待遇、福利厚生などの質問」をすることで、悪いイメージを抱く採用担当者は保育園にもいると思います。

例えば、給与を聞いたとして「この保育士は給料ばかりを気にしていてやる気がない」と捉えられることもあると思います。残業時間についてたくさん聞いていると「絶対に残業はしたくない」と思われるかもしれません。

それはまさにうちの保育園は給料が低いから給料ばかりを気にする人は向いてないと言っているようなものです。

このような場合は、むしろ不採用になってラッキーと捉えることもできます。逆にしつこく質問をすることで、不採用にしてもらうというのも一つの作戦かもしれません。特に自分が重視していることはしっかり質問するのも良いかもしれません。保育士不足だからこそできることになります。

嘘はつくかもしれないが同時に見抜くチャンスもある

例えば、残業時間などを聞いても本当のことを言わなかったら聞いても意味はないですよね。実際、面接時に本当のことを言わないで嘘をつく保育園もあります。嘘をつかないまでも、ごまかしたり、少し大げさに取り繕ったりすることもあると思います。

これは、少しでも保育園を良くして入職もらおうという気持ちがあるためです。保育士不足なので、確実に保育士を採用していという思いもあると思います。

ですが、人と人とのやり取りなので必ず嘘をつくと違和感が出てくるはずです。面接時にたくさんの質問をすることでその違和感を見つけることが重要です。

これは、面接を受ける保育士側も同じだと思います。都合の悪いことや採用に悪印象になりかねないことは、あえて言わなかったりごまかしたりすると思います。保育園側も同じようにたくさん質問をして、その保育士の資質などを見極めています。保育士側も同様に保育園を見抜いていくべきです。

人事配属や担任クラスなどの希望はできる?

保育士のみなさんが就職や転職によって新しい保育園で勤務する際に気になることの一つが、どのクラス、何歳児の担任や副担任になるのかということと誰とペアを組むのかということだと思います。

もちろん、これから働き始めるということなので、園児ひとりひとりのことや働く先生のことは、ほとんどわからない状態だと思います。それでも、カリキュラムや歌や手遊びのことなど入職する前にある程度心構えはしたいですよね。

入職当日にいきなり担任クラスを告げられて、保育をはじめるということだとちょっと急すぎて緊張してしまいますよね。自分の今までの経験やスキルなどから得意なこと、不得意なこともあると思いますし、入職直後は周りの助けもかなり必要になります。なので、新しい保育園に慣れるまでは、希望のクラスの担任に入ってまずは新しい環境自体に慣れたいという方も多いと思います。

担任クラスや人事配属は決まれば教えてもらうことができることが多い

まず基本的には、希望云々のまえに、 人事が決まれば入職前に事前に担任予定のクラスについて教えてくれることが多い です。気になる方は、あらかじめ入職後の自分の役割や担任クラスについて園に確認してみましょう。

担任するクラスを事前に知っておくだけでも、少し緊張が和らぐこともあると思います。カリキュラムや歌や手遊びのことについても事前にある程度予習しておくこともできるでしょう。

ただし、保育園によっては、まだ人事が決まっていなかったり、入職前はまだ部外者なので、詳細は教えてくれないということもなくはないです。そういう場合は、仕方がないですが、決まるまで待つか入職日までは我慢して待つようにしましょう。

担任クラスや人事配属を聞くタイミングは?

人事配属を聞くタイミングは、就職の内定をもらった後の詳細条件を確認するタイミングで聞くのが良いでしょう。就職内定後であれば、保育園もある程度人事の構想などができているので、配属についても回答をもらいやすいです。

  • 「何歳児の担任になる予定ですか?」
  • 「役職等はなにかありますか?」

面接中は、まだ合否が確定していないので、あまり入職後のことを聞いてしまうと、そのことが合否に影響を与えてしまう可能性があるためです。また、その段階では、まだなにも決まっていないことが多いので、確実なことは言えない場合が多いです。「〇〇歳児の担任は避けたいのかな」「役職がほしいのかな」というような誤解を生んでしまう可能性もあります。もちろん、そのことも考慮した上で、自分のアピールに繋げられるのであれば、面接中に入職後のことを聞いてみるのは良いと思います。

保育士の就職転職時に担任クラスや人事配属の希望はできる?

保育士の就職転職時に担任クラスや人事配属の希望を伝えるということは悪いことではないです。その他のことに関しても、基本的に 希望はしないよりはしたほうが良い です。保育園からしても、人事を決める際の一つの判断材料にもなります。

希望ではないポジションでいやいや働かれるよりも、希望のポジションで楽しく働いてもらった方が保育園にとってもメリットが大きいためです。もちろん、希望を叶えてくれる保証は無いということが前提にはなります。

ただし、あまりないケースだと思いますが、どうしても譲れない希望がある場合は、内定を承諾する前に「この希望を通してくれるのであれば内定を承諾します」というように、承諾する前に必須の希望を伝えましょう。承諾後だと、「考慮します」で終わってしまう可能性もありますが、内定の承諾前であれば、園としても了承してもらえる可能性がかなり高くなります。しっかりとして約束をしてもらわないと、入職後にやっぱり違いましたとなる可能性もあるので注意しましょう。

担任クラスや人事配属を希望をするタイミングは?

担任クラスや人事配属の希望をする理想のタイミングとしては、就職の内定を貰った後が良いでしょう。採用内定後に面談等があればその場が適切です。こちらについても、就職内定後であれば、保育園もある程度人事の構想などができているので、ある程度の希望を聞いてもらえる可能性があります。内定を出しているということは、 保育園の合格基準を満たしているということなので、保育園としてもできる限り入職してほしいと思うはずです。そのため、無理なお願いでなければできる限り希望を聞いてくれる場合が多いです。

他の保育園と迷っていることなどと合わせて希望を伝えると、より希望が通りやすくなると思います。

担任クラスや人事配属の希望の仕方は?

保育園としても他の保育士の希望や適正などの様々な事情を考慮しながら人事を決める必要があるので、基本的には必ず希望を聞いてくれるとは思わない方が良いでしょう。希望の仕方はあくまでもその前提で、園長などに面談の場で直接伝えるか、電話などで内定を受諾するか迷っているということをおりまぜながら希望を伝えるようにしましょう。

「フリーの保育士として働きたい」はあり?

なかには、「フリーの保育士として働きたい」という方もいらっしゃると思います。フリー保育士として働きたいというのは、園によっては、「楽したい」という意味合いに捉えられてしまうこともあるので、こちらもやはり、面接の段階で伝えるべきではないです。やる気がないと思われて不採用になる可能性もあるためです。保育園としては、担任でも副担任でのフリーでも様々な配置で働ける人が理想です。

「まずはフリーで保育園全体のことに慣れたいのですが」

という風に希望を控えめに伝えてみると良いかもしれません、もちろん、園の都合も多分にあるので叶うとは限りませんが、やる気がないと思われずに、希望をやんわりと伝えることができると思います。

新卒/未経験者の場合は希望ではなく不安を伝えよう!

新卒や経験があまり無い保育士が、担任クラスや人事配属希望するというのは、あまり現実的ではありません。希望をしてしまうとあまり良い顔をされないことが多いです。園からすると「希望をしてちゃんとできるの?」と思ってしまいます。新卒や未経験者は、保育園としてもどのような能力があるのかがわからないため、長期的な目線で育成やキャリアを考える必要があるためです。新卒や未経験者の場合は、他のベテランの保育士と一緒に組ませて育成していくということもあるので、そちらの都合が優先されます。

このようなことが多いので、新卒者の場合は希望ではなく不安を伝えるのが良いです。例えば「ピアノが苦手です」と伝えておけば、ピアノが得意な先生と組んで教えられるようにしてくれるというようなこともあります。

あまり、新卒の頃から希望があると「生意気」と思われてしまうこともあるので、自分が不安に思っていることなどを伝えましょう。

面接での逆質問の注意点

続いて、面接での逆質問の注意点について紹介します。

聞きたいことは事前に準備しておくべき

聞きたいことは事前に準備しておくことが大切です。なにも準備せずに面接に挑むと緊張などから本当に聞きたいことを聞き忘れてしまいます。面接のタイミングを逃すと、保育園になにかを聞く機会というのが少なくなってしまいます。面接後に電話で色々諸条件について調整するのは難しいです。

対応策としては、例えば、求人情報や保育園のホームページなどで聞きたいことを事前に調べておくことです。メモ帳などにまとめておくと質問を忘れてしまうことがなく、よりよりと思います。

調べれば分かる内容は聞かない

調べれば分かる内容は聞かないほうが無難です。例えば、保育園の定員構成などホームページに載っているような内容がそれに当たります。

調べれば分かる内容を聞くのは時間の無駄ですし、それを聞くということは頭が悪い人なんだとという印象を持たれてしまうこともあります。この質問に時間を割くのであれば、別の質問をたくさんしたほうが良いです。

すでに話した内容は聞かない

当然ですが、すでに話した内容を聞くということは、流石にマイナスにしかならないです。話を聞いていない人と思われてしまいます。時間の無駄になるので、すでに話したり聞いている内容は聞かなようにしましょう。つまり、ちゃんと相手の話を理解するということが大切です。これは、仕事をする上でも必要な能力になると思います。

面接が苦手な人は面接に同行してくれる転職エージェントがおすすめ

面接が苦手な保育士には、面接に同行してくれる保育士向けの転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントの利用は以下のメリットがあります。

  • 緊張感を減らすことができる
  • アウェー感を減らすことができる
  • 聞きにくい質問も変わりにしてくれる
  • 合格率も上がる場合が高い

転職エージェントは面接に同行してくれる場合があります。保育士が面接に合格することは転職エージェントの利益につながるため、面接に同行してくれると味方が一人増えることになります。

慣れない土地であれば、面接に行くまでも緊張してしまいますが、そういう心配も少なくなります。保育士が聞きにくい待遇面や人間関係に関する質問も変わりにしてくれます。

そして、転職エージェントは保育園の園長などのと顔見知りである場合も多いので、合格率も上がる場合があります。「あの人が紹介してくれる保育士なら安心だ」という心理ですね。

さらに、転職エージェントの利用は以下のようなメリットもあります。

  • 面接のスケジュール調整
  • 合格内定後の条件調整

面接のスケジュールの調整はすべて転職エージェントが行ってくれるので空いている日を教えるだけで良いです。また、採用決定後に給与面や就業に関する条件の交渉もしてくれます。

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  • ヒトシア保育| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。登録しないと得ることができない非公開の求人もたくさんあります。 求人数も多いのでとにかくたくさんの情報を得たいという人にもおすすめです。

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

【まとめ】保育園は保育士が選ぶ時代だから聞きたいことを聞くべき

保育士不足で、働く保育園は保育士が選ぶ時代だからこそ、保育士の面接では聞きたいことをガンガン聞くべきです。保育士の面接ではありますが、保育園の面接でもあります。

保育士はしっかり保育園を面接をして、自分が働きたい保育園を見極めることが大切です。たくさんの質問を通して、保育園が隠しておきたいことなどが見つかる場合もあります。

また、逆に、自分が想定していなかった保育園の良い部分や園長の人柄などを垣間見ることもできるかもしれません。しっかりと自分の目で働く園を見極めて、働く保育園を選びましょう。

また、保育士の就職転職時に担任クラスや人事配属を教えてもらうことができるのか、希望などを伝えることができるのかという点を紹介しました。

まずは、担任や人事配属などが決まる時期も保育園によってまちまちなので、タイミング次第ですが担任クラスや人事配属は決まれば教えてもらうことができることが多いでしょう。また、希望に関してですが、前提としては、保育園は、保育園としてもすべての保育士の希望や適正などの様々な事情を考慮しながら人事配属を決めるので、希望が必ず通るということはないでしょう。ただし、希望を伝えるということは悪いことではないので、希望がある場合は良いタイミングで必ず伝えるようにしましょう。そうすればそのことで損することは無いでしょう。

どうしても絶対に譲れない希望があるあるという場合は、採用内定を承諾する前に、入職する条件として提示しましょう。内定承諾後よりは、希望が通りやすくなると思います。新卒や経験があまり無い保育士が、担任クラスや人事配属希望するというのは生意気だと思われてしまう可能性もあるので、希望ではなく不安を伝えるのが良いでしょう。