子持ちの主婦は保育士はパートと正社員での就業のどちらが良いか?


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子持ちの主婦の保育士の方。

パート保育士か正社員の保育士かどちらで働くべきか迷っているという方もいらっしゃると思います。

今回は、子持ちの主婦の保育士の方向けに、子持ちの主婦は保育士はパートと正社員のどちらが良いかのかということの参考にできる情報をまとめています。

また、正社員の保育士でも負担が少なく働くことができる制度もあるので、正規の保育士を諦めてしまっているという人も参考にしてみてください。

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子持ちの主婦の保育士が選択できる雇用形態について

まずは、子持ちの主婦の保育士が選択できる雇用形態について紹介します。

  • 正社員保育士
  • 扶養内パート保育士
  • 扶養外パート保育士
  • 派遣保育士

これらの雇用形態の特徴をそれぞれ紹介します。

正社員保育士

正社員の保育士の場合は、基本的に週5日40時間の勤務が原則になります。当然保育園によっては残業が求められることもあります。

また、多くの認可保育園は朝から夜まで開園しているためシフト制での不規則な勤務になります。土曜日にも開園している保育園が多いので、土曜日出勤があることもしばしばです。

正社員の保育士でも保育園との交渉によっては、

  • 勤務時間を固定してもらう
  • 土曜出勤をなくしてもらう
  • 残業を無しにしてもらう

ということは不可能ではないですが、希望が多いと保育園としても採用がしにくい人材となってしまうデメリットがあります。また、入職後も「あの人だけ融通が効いていてずるい」と同僚から妬まれてしまうリスクもあります。

扶養内パート保育士

扶養内のパート保育士という働き方は、年収の上限を設定して税金や社会保険、配偶者控除などを受けられようにしながら働くということです。

厳密な条件はここでは割愛しますが、現時点(2021/10/26)ではおおよそ年収100万円を超えないように働くことで、税金や社会保険、配偶者控除などの様々な面で優遇を受けることができます。多くのパートで働く主婦が言う「扶養内」というのは、所得税の控除が受けられる「103万円以内」のことを指すことが多いです。

年収100万円未満になるのは、時給1300円を想定した場合に、約月間60時間の勤務ということになります。週に換算すると約15時間の勤務です。

扶養内で働くということは、年収における手取り金額が高くなるということになります。つまり就業時間に対して効率よく働くことができます。下手に扶養を外れてしまうと扶養内で働いた場合と比較して手取り金額が少なくなってしまうことになります。

実際にどれくらいの金額が手取り額に違いとして表れるのかは、妻や夫の収入などの条件によっても異なるので、よく調べて計算をしてみましょう。

扶養内の条件の詳細は以下のようになります。

1.100万円の壁

年収100万円を超えると、自身で住民税を納める必要が出てきます。

2.103万円の壁

年収103万円を超えると、自身で所得税を納める必要が出てきます。

3.106万円の壁

年収106万円を超えると、自身で社会保険料を納める必要が出てきます。

4.130万円の壁

年収130万円を超えると、自身で社会保険料を納める必要が出てきます。106万円/130万円の違いはのちほど補足します。

5.150万円の壁

年収150万円を超えると、配偶者は配偶者控除を受けられなくなります。

6.201万円の壁

年収201万円を超えると、配偶者は配偶者特別控除を受けられなくなります。

※引用「壁は103万・130万だけじゃない!主婦が損しない収入はいくらまで?扶養内とは・税金の壁の違いを徹底解説」よりhttps://part.shufu-job.jp/news/knowledge/13061/

パート保育士の求人を探す時に「扶養内で働きたい」という希望で求人を探せば、扶養内の条件で就業することが可能です。その場合は、保育園側で年収が扶養を外れないように調整をしてシフトを組んでくれます。

扶養外パート保育士

扶養外のパート保育士は前述した扶養内ではないパート保育士のことです。正社員の保育士と比較すると就業時間は短いですが、扶養内のパートと比較すると長くなります。正社員はちょっと負担が多くて大変だけど、扶養内だと年収的に少なくて厳しいという方は、扶養外パート保育士での就業がおすすめになります。

派遣保育士

派遣保育士は、派遣会社から保育園に派遣されて勤務する雇用形態になります。パート保育士や正社員の保育士との違いは保育園に雇用されるか、派遣会社に雇用されるのか違いになります。そして、正社員との違いは、期間が定められているという点になります。半年〜3年程度の事前に決められた契約期間の間、保育園に派遣されて仕事をすることになります。

派遣保育士は、正社員が担当するような負担の多い仕事が任されることが少なく、サービス残業や持ち帰りの仕事をさせられてしまうリスクがありません。就業時間は契約によって様々で、フルタイムのこともあれば、週1〜という場合もあります。

派遣保育士とパート保育士はそれぞれにメリット・デメリットがあるので、以下の記事を参考にしてみてください。

正社員とパート保育士の勤務時間について

正社員保育士の勤務時間は週5日40時間が基本になります。後述する短時間勤務制度などを利用すれば、勤務時間を少なくすることは可能です。ただし、その場合は貰うことができる給料なども経ることになります。

パート保育士の勤務時間は、正社員よりも短いことが多く、保育園と働く保育士の希望次第になります。扶養内で働く場合には、時給にもよりますが週15時間程度、扶養外の場合は、週40時間を超えない時間でシフトが組まれることになります。

残業については、正社員の保育士は急な残業が発生することがあります。保育園によってはサービス残業や持ち帰りの仕事となってしまうリスクもあります。パート保育士の場合は、基本的には残業が発生するということは少ないです。

希望の勤務時間や条件などは、面接を受ける際などにあらかじめ伝えて保育園と合意をとることを忘れないようにしましょう。

正社員とパート保育士の仕事の負担について

正社員の保育士は担任を任される可能性がとても高いです。担任を任されるということは、様々な書類の仕事なども必要になります。また、保育園の行事についてもそれぞれ主担当となる行事が割り振られて、その行事の運営の責任者となって仕事をする必要があります。

さらに正社員の保育士は、主任・副主任などの役職を与えられることもあります。その分手当などは増加しますが、保育園における役割や責任も広範囲に広がっていきます。

パート保育士の場合は、担任を任されるということは少なく、多くはフリーで様々なクラスの補助に入ることになります。保育園は長時間開園しているので、必ず担任がいない時間帯も生まれることになります。そのような時間帯はパートのフリー保育士が担任と同様の役割をクラスで行うことになります。実際の保育内容などは担任などの指示なども踏まえて行っていく必要があります。

また、前述もしましたが、パート保育士は残業が発生することは少なく、正社員保育士は残業が発生することもよくあります。

正社員とパート保育士の給料面の違いについて

正社員とパート保育士の給料面の大きな違いは、

  • 賞与があるかどうか
  • 各種手当があるか
  • 昇給があるか

という点になります。

正社員保育士の場合は、多くの保育園で月給の2ヶ月〜4ヶ月分程度の賞与が支給されることが多いです。

また、役職などがつくと手当などが別途支給されることもあります。処遇改善費についても、正社員の保育士に対して優先機に支給されることが多いです。

昇給に関しては、パートも正社員もそれぞれある保育園が多いですが、パートの場合は大きな昇給は望めないのが保育園の現状になります。

ちなみに、令和元年度の国の調査では正社員の保育士の平均年収は約363.4万円となっています。※出典:「厚生労働省-令和元年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

この数値を踏まえると、正社員の保育士の給料を時給に換算すると約1800円ということになります。 パート保育士の時給は1200〜1500円程度なので、時給に換算した場合でも正社員の保育士のほうが給料的には有利ということになります。

その他にも有給休暇の付与日数なども正社員のほうが有利のため、実質的な時給には結構な差があることになります。

給料は税金面も考える

扶養内パート保育士の項でも少し説明しましたが、支払われる給料には必ず税金がかかってきます。税金の計算には様々な条件があり、ある数値の年収を超えると急に税金額が増えたりすることもあります。特にパート保育士を検討する場合は、税金面もよく考えて就業時間や扶養内外どちらで働くかをよく検討しましょう。

保育士の仕事のやりがいについて考慮する

正社員の保育士になるべきかパート保育士になるべきかは、仕事の負担面だけではなく「やりがい」についても考慮が必要です。

やりがいは正社員保育士に分がある

今までの保育士の仕事をしていて、それぞれやりがいを感じる場面はあったと思います。

  • 担任を持ちたい
  • 誰かの指示ではなく自分の考えでクラス運営を進めたい

特にこのような考えを持っている保育士の方は、パートになってしまうとやりがいが減ってしまう可能性があります。パートはフリーで様々なクラスに入って保育をしたり、担任の指示に従った保育を求められることが多いです。

たしかに仕事の負担という面では、正社員の保育士のほうが多いということは間違いありません。ただ、やりがいを失ってしまうとかえってパートの仕事のほうが精神的に苦痛になってしまうこともあります。

逆に、保育士としての仕事はとにかく負担が少なく楽な方が良いというような方は、パート保育士のほうが負担が少ない可能性が高いのでおすすめということになります。

保育士のキャリアについて考慮する

たしかに目先のことだけを考えると、給与のことを気にしなければパート保育士として働くほうが楽かもしれません。ただし、今後保育士として主任や園長職などを目指すという考えがある場合は、正社員を続けたほうが実現できる可能性が高くなります。子持ちの主婦の方でも、子育てが落ち着いてきたら正社員として働きたいという方もいらっしゃると思います。そういう場合に、一度パート保育士になってしまうとまた一からキャリアを築いていく必要が出てしまうこともあります。

子持ちの主婦の保育士が利用できる制度等を紹介!

最後に子持ちの主婦の保育士が利用できる制度等を紹介します。短時間勤務制度は3歳未満のお子さんがいる方は基本的に誰でも利用ができますし、保育士には週休3日正社員という働き方もあります。正社員の保育士でも負担が少なく働くことができる制度もあるので、正規の保育士を諦めてしまっているという人も参考にしてみてください。

短時間勤務制度

短時間勤務制度は、3歳未満のお子さんがいる方が勤務時間を短縮して働くことができる制度になります。

改正育児・介護休業法では、短時間勤務制度が適用される条件は「3歳に満たない子を育てていること」などが条件の勤務制度で、例外を除き企業に義務付けられている制度になります。詳細は以下の記事を参照してください。

保育園によって異なりますが、時短勤務になると一日6時間の勤務になる場合が多いです。フルタイムの8時間と比べて2時間勤務時間が減ることになります。料は減ってしまいますが、その分勤務時間も減るのがメリットになります。

正社員でも就業時間を減らして働くことができるので、拘束時間の面で正社員の保育士を諦めてしまっている方にはおすすめの制度になります。

週休3日正社員保育士

保育園のなかには週休3日正社員保育士という働き方がある保育園もあります。給料を減らす代わりに勤務日数を減らしてくれるという働き方になっています。保育士不足なので、多様な働き方を推進して保育士に働いてもらうという趣旨の制度になります。詳細は以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

まとめ:結局、子持ちの主婦はパート保育士と正社員保育士のどちらが良いか

子持ちの主婦はパート保育士と正社員保育士のどちらが良いのかは、人それぞれの状況によってことなります。

  • 給料がいくら必要
  • 仕事の負担を減らしたい
  • 家族との時間を大切にしたい
  • 家のことをやる時間をつくりたい
  • 保育士としてのキャリアは維持したい

なぞひとそれぞれ様々な、働く上での願いがあると思います。それを満たすために、パートや正社員のそれぞれの特徴などを踏まえて決断をするべきです。

大切なのはどちらの場合でもホワイトな保育園で働くこと

雇用形態を選ぶことも重要ですが、それ以上に大切といっても良いことが、ホワイトな保育園で働くことです。

サービス残業や持ち帰りの仕事がなくて、人間関係の良い保育園であれば、正社員で働きたい!という方もいると思います。逆に、人間関係が良くない保育園はパートでも働きたくないという人もいると思います。

それぞれの雇用形態のメリットは、法律を守るホワイトな保育園で働いてこそ活かすことができるものでもあります。

保育園の求人を探す際はその点をしっかりと意識して自分の希望にあったホワイトな保育園を探してみましょう。