自分ならこんな保育園に就職・転職したい!2023年度版

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


保育園で働いている保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 他の保育士がどのような保育園に就職したいと思っているのか知りたい

保育園で働いていると、「自分ならこんな保育園に就職・転職したい!」というような理想の形が徐々に見えてくると思います。今回は、自分ならこんな保育園に就職・転職したいと思う保育園の要素をできるだけたくさんあげています。

あくまでも理想の話で、個人的な意見が多分に含まれていますが、これから働く保育園を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

自分ならこんな保育園に就職・転職したい!

個人的な経験や感情などをもとに、自分ならこんな保育園に就職・転職したいという要素をできるだけたくさんあげてみました。

  • 家族経営でない保育園
  • お局がいない
  • 安定性のある保育園
  • 園長が保育士を守ってくれる
  • 園長と働く保育士に園を良くしていこうという気持ちがある
  • 保育士の人数が充足している
  • 残業代が100%出る(持ち帰りの仕事・サービス残業がない)
  • 休憩がきちんと取得できる
  • 専用の休憩室がある
  • ノンコンタクトタイムがある
  • 希望日に有給休暇を取ることができる
  • 夏季休暇を取ることができる
  • 外部の研修を受けることができる
  • 保育士宿舎借り上げ制度が使える
  • 貢献している人が評価される
  • 目標設定と評価がしっかりしている(昇給制度がきちんとしている)
  • 自分の将来の役職、キャリアを描くことができる

これらについてそれぞれ説明していきます。

家族経営でない保育園

家族経営の保育園は、園長やその身内の顔色を伺わなければいけないという点や主任などの役職がつく昇進の可能性が少ない点などデメリットが多い印象を持っています。家族経営の保育園がすべて良くないというわけではないですが、どうしても働く保育士にとってはメリットが少ない印象があるので避けたいところです。

お局がいない

良い意味で、経験やスキルが豊富なベテランの保育士さんはとても心強いですが、悪い意味のでいわゆるお局様と言われるような人がいると、保育園の人間関係もギクシャクしがちです。いつも誰かの顔色を伺いながら仕事をするのは、精神的にも疲弊してしまいます。

安定性のある保育園

安定性のある保育園とは、認可保育園である程度保護者の方からの信頼もあり、需要が高いエリアの保育園などです。需要が高いエリアは例えば、子育て世代の流入が活発な新興の住宅地近くや、駅の近くなどです。今後、保育需要が減っていき、保育の定員割れが起きてしまうと、最終的には保育園が閉園になってしまって雇用が継続されない可能性もあります。それではどんなに良い保育園でも長く働くことができないので、やはり保育園としての安定性は重要です。

園長が保育士を守ってくれる

昨今では、保育士と保護者とのトラブルも増加している印象があります。なかには、100%保育士は悪くないというようなことでもクレームなどに発展してしまうこともあります。

保育園はサービスではないので、全て保護者の意見やクレームを受け入れて、保育園を変えていくということはできません。なので、明らかなクレームに対しては「NO!」と言うことも必要になります。対処するのはもちろん現場の保育士になります。でも熱量が高いとなかなか理解してもらえないときもあります。そんな時に、園長が保育園としての立場をビシッと示してくれると、現場の保育士としてはとてもありがたいです。

このように、子どもや働く保育士のことを考えて矢面に立つことができる園長だと、気持ちよく働けますし、働くモチベーションにも繋がります。

園長と働く保育士に園を良くしていこうという気持ちがある

自分自身も含めてですが、園長や同僚の保育士に保育園を良くしていこうという気持ちがないと、保育園での仕事は良くなっていきません。効率よく仕事ができれば各々の負担も減っていきます。誰かが不満で辞めても、また補充すれば良いやという考えだと、園は効率化されていかないでしょう。

保育士の人数が充足している

保育園には、園児に対して保育士の配置基準があります。保育士の人数が充足していることは保育士一人あたりの負担に関わってきます。離職率が高い保育園は、どうしても退職者が出た場合に次の保育士を雇用するための期間が空いてしまい、保育士の人数が不足してしまう期間ができてしまいます。そうなると、有給休暇が取れなかったり、残業が増加してしまうことになります。保育園が開園している全時間帯で保育士の人数が充足しているのが理想です。

残業代が100%出る(持ち帰りの仕事・サービス残業がない)

ブラック保育園の保育士の仕事で多いのが、持ち帰りの仕事やサービス残業だと思います。残業代が100%支払われるのであれば、働く身としては多少残業時間があっても納得できます。そもそも、残業代が100%支払われる保育園は残業時間も少なくなる傾向があります。保育園にとっても保育士の残業は割増賃金を支払い、資金的に効率が良いものではないので、自然と残業が少なくなるような改善が行われていくというメリットがあります。

休憩がきちんと取得できる

きちんとした休憩、すなわち、仕事から完全に離れている休憩時間を確保できている保育園は少ないと思います。休憩時間が確保されていると体力的にも精神的にもより良い状態で仕事に取り組むことができます。

専用の休憩室がある

休憩時間は確保されていても専用の休憩室が無いと、どうしても目に入るものや子ども達の様子は気になってしまうので、本当の意味での心身の休憩をするのは難しいです。専用の休憩室等があれば、完全に保育園の業務から離れることができます。

ノンコンタクトタイムがある

ノンコンタクトタイムとは、保育者が子どもの保育から完全に離れて仕事ができる時間のことです。休憩時間ではなく、業務時間というのがポイントです。この時間が確保されていると、その時間で保育園での書類業務や行事の準備などをすすめることができます。もちろん、保育中は保育に集中できますし、ノンコンタクトタイムの間はそれ以外の作業に集中ができ、安全面でも仕事の効率面でも良いとされています。

私の知っている保育園では、認可外保育施設ですが、コロナの影響もあり週に1日は在宅勤務で書類仕事などの在宅でできる業務を保育士している保育園もあります。

希望日に有給休暇を取ることができる

100%希望日に有給休暇を取得するということは、保育園運営の性質上は難しいと思いますが、同僚とうまくタイミングを合わせて定期的に希望の日に有給休暇を取れる保育園が良いと思います。

夏季休暇を取ることができる

有給休暇とは別に夏季休暇を数日付与してくれる保育園もあります。お盆は帰省したいので、まとまった休暇が有給休暇とは別に取れるとありがたいです。

外部の研修を受けることができる

外部の研修は保育士としてのスキル向上につなげることができます。また、園に保育園を良くしていこうという気持ちや保育士が充足していない場合、一定時間、保育業務から離れる必要がある研修を、そもそも受講することも難しいです。特に保育士等キャリアアップ研修は、今後の保育士としての役職や給料にも関わってくるものになるので、できれば早いうちからたくさん受講しておきたいです。

保育士宿舎借り上げ制度が使える

保育士宿舎借り上げ制度が使えれば、月額8万円程度の賃貸に自己負担1万円程度で住むことができます。保育士にとっては、金銭的にかなりメリットがあります。市区町村と保育園によって使える・使えないがあるので、できれば使える保育園で働きたいです。

貢献している人が評価される

全員が平等に評価される保育園は争いが起きなくて良いようにも見えますが、頑張っても頑張らなくても同じ評価になるので、不公平感が強くなってしまいます。手を抜いている同僚を見ていると自分も頑張らなくて良いやとなるので、モチベーションも低下します。そうして、全体のモチベーションが低く維持される気がします。

一方で、きちんと保育園に貢献している人が評価されると、自分も頑張ろうという気持ちになります。なかには、手を抜く人が出てくるかもしれませんが、そういう人は評価がされずに昇給されないので、他者から見た場合にも納得感があります。

目標設定と評価がしっかりしている(昇給制度がきちんとしている)

保育園での生活は、子ども達にとっても保育士にとっても一日一日がまったく違うものです。でも大きく広い視点から見ると同じことの繰り返しになってしまいがちです。そうならないためにもきちんとした目標を持って仕事に取り組むことで、保育士としてのスキルに磨きをかけることができます。

また、目標設定だけがしっかりできていても評価も適切にしてくれないと、目標を達成しようという気持ちも起きにくいです。目標を達成して、評価され、昇給等に反映されることで、また頑張ろうと思うことができます。そのため、きちんとした目標設定とともに、きちんとした評価制度があるということが大切です。

自分の将来の役職、キャリアを描くことができる

保育士として長く働くなら、今後自分がどのようにキャリアを描いていくべきかということも考えることがあります。例えば、家族経営で保育園の主任などの役職者が身内で固められているようだと、頑張っても役職に就くというのは難しそうですよね。自分の将来の役職やキャリアなどが想像できるような保育園だととても良いです。

まとめ:自分ならこんな保育園に就職・転職したい!

今回の記事では、個人的な経験や感情などをもとに、自分ならこんな保育園に就職・転職したいという要素をできるだけたくさんあげてみました。

  • 家族経営でない保育園
  • お局がいない
  • 安定性のある保育園
  • 園長が保育士を守ってくれる
  • 園長と働く保育士に園を良くしていこうという気持ちがある
  • 保育士の人数が充足している
  • 残業代が100%出る(持ち帰りの仕事・サービス残業がない)
  • 休憩がきちんと取得できる
  • 専用の休憩室がある
  • ノンコンタクトタイムがある
  • 希望日に有給休暇を取ることができる
  • 夏季休暇を取ることができる
  • 外部の研修を受けることができる
  • 保育士宿舎借り上げ制度が使える
  • 貢献している人が評価される
  • 目標設定と評価がしっかりしている(昇給制度がきちんとしている)
  • 自分の将来の役職、キャリアを描くことができる

すべてを満たすというのは難しいかもしれませんが、私が働く上で思ったことなどをもとにしています。あくまでも理想の話で、個人的な意見が多分に含まれていますが、参考にしていただけると幸いです。