これから保育園の保育士求人の面接を受ける方。
というような疑問がある方もいらっしゃると思います。
今回は、保育園の保育士求人の面接回数についてと、一次・二次・最終面接の違いも紹介します。また、園長、主任保育士、人事部、役員などの面接官の違いによる特徴や対策について紹介します。
複数回の転職、面接経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の保育園の面接回数は?
保育園の保育士の面接回数は圧倒的に 1回 が多いです。保育園自体がそこまで大きな組織であることが少なく、大抵は園長等の採用担当者と一対一の面接1回で事足りることが多いためです。複数人の面接者がいる場合でも、保育士一人対複数人の面接官という形で、一回で済ますことができます。
保育園を運営する会社が多少大きな法人であれば、面接が複数回行われることもあります。
一回目は法人の採用担当者で、二回目の面接は希望する保育園の園長等が面接するという場合や、一回目は保育園の園長の面接を受け、二回目は法人の理事長や役員等が面接をするという場合があります。
保育士求人の一次面接、二次面接、最終面接のそれぞれの特徴、違い、対策は?
保育園で働く保育士の求人の面接の場合は、一次面接、二次面接、最終面接等の面接の段階による違いよりも、面接相手が誰なのかということによる違いの方が合否への影響が多いです。
- 園長による面接
- 主任保育士による面接
- 法人の人事部や採用担当者による面接
- 理事や役員による面接
のそれぞれによって面接時の受け答えの対策が異なってきます。それぞれに主に聞かれる内容や合否の判断基準が異なるので、より面接での合格率をあげるためには、違いや対策を理解しましょう。
園長による面接の特徴と対策
保育園の保育士面接で一番多いのが園長による面接になると思います。
もちろん、保育園の園長の考え方や経歴などによっても判断基準は異なりますが、
- 長く働いてくれるかどうか
- 問題行動を起こさないかどうか
- 園に馴染めるかどうか
というような目線で合否が判断されることが多いです。一つの保育園は大きな組織ではないので、一人の保育士の入職が与える影響は大きいです。また、園長等は、採用業務も本業の園長業務の傍らに行っているため、すぐに辞められてしまうと、また、新たに採用活動をしなくてはいけなくなってしまいます。もちろん、金銭面でも負担がかかります。
そのため、長く働いてくれるかどうか、保育園に馴染めるかどうかということを気にする場合が多いです。
園長による面接の特徴の対策としては、
- 違和感のない前職の退職理由
- 違和感のない転職理由
- 長く働きたいというような気持ち
というような点をアピールできると良いでしょう。
主任保育士による面接の特徴と対策
主任保育士は、自分が保育園で働き始めた際に、実際に保育中に一緒に仕事をする同僚となるため、ここに挙げた面接官の中では一番厳しい目線での面接になるということが想定されます。
主任保育士による面接は、主に、
- 一緒に働きたいと思えるかどうか
というのが、一番の合否の基準になるでしょう。それには、きちんと保育園での仕事をこなすことができるかというようなスキル面での評価はもちろん、性格面の相性や人間性なども判断基準になるでしょう。
主任保育士による面接の対策としては、
- これまでの保育経験
- 仕事において得意なこと
- 柔軟な性格
などをアピールできると良いでしょう。
法人の人事部や採用担当者による面接の特徴と対策
保育園を多数運営する法人や会社の場合は、法人の人事部や採用担当者が面接を行う場合があります。法人の人事部や採用担当者は、保育園の仕組みやルールなどには詳しくても、保育経験がない場合もあります。
つまり、具体的な保育内容やスキルについての質問はあまり深くされないことが多いです。一方で、どうしてその保育園を志望したのか、なぜ就職や転職をしようとしているのかというような、会社全般において、一般的に人事部の人が気になることを聞かれることが多いです。
法人の人事部や採用担当者による面接においては、
- 会社・法人にとって都合が良いかどうか
というのが、合否の判断基準になることが多いです。
保育園をたくさん運営する大きな会社では、保育士不足が深刻な場合は、あまりスキルなどが判断されないことも多いです。そのため、現場に新しい保育士が送り込まれてきて、スキル不足で現場の人が困るということが起きているという事実もあります。
法人の人事部や採用担当者による面接の対策としては、
- 従順な性格
- 新しい環境への適応力
などをアピールできると良いでしょう。
理事や役員による面接の特徴と対策
法人の理事や役員による面接は、主に園長等の現場の面接を経たあとに行われることが多いです。つまり、保育園での現場レベルの判断においては、合格に値しているという段階での面接になります。そのため、理事や役員による面接では、保育に限定した質問は少なく、一般的な内容を聞かれることが多いです。
- なぜ保育士になろうと思ったか
- 将来はどうなりたいか
理事や役員による面接による最終面接は合格率は比較的高い傾向があります。基本的には、特に昨今は保育士不足の影響もあるので、よほど変な行動や常識外れな行いをしなければ、不合格になることは少ないでしょう。
理事や役員による面接の対策としては、
- 社会人としてのマナー
- フレッシュさ
などをアピールできると良いでしょう。
面接回数は少ないほうが楽で良い?
特に、転職を希望している方で在職中の方であれば、忙しくて、何回も面接に訪れるということ自体が億劫になってしまうという方もいらっしゃると思います。そのような状況だと、面接回数は少ない保育園のほうが楽で良いと思ってしまうと思います。
ただ、注意が必要なのは、面接が少ないということは、それだけ 簡単に保育園に入職できる ということになります。これから一緒に働く同僚も、今後新たに同僚になる保育士も同じような選考を通過しているということになります。簡単に保育園に入職できるということは、つまり、スキルや性格面であまり好ましくない人が採用されてしまっているリスクが高いということになります。そして、そのようなスキルや性格面であまり好ましくない人が入職した後の同僚になるということになります。
確かに、面接を受けるという点では、面接回数が少ない方が楽であることは間違いないですが、簡単に保育園に入職できるという状況の保育園は、働き始めてからの同僚の質という面で、不満や苦労につながってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
まとめ:保育園の保育士求人の面接回数は?一次・二次・最終面接の違いも紹介
今回は、保育園の保育士求人の面接回数についてと、一次・二次・最終面接の違い、また、園長、主任保育士、人事部、役員などの面接官の違いによる特徴や対策について紹介しました。
保育園の保育士求人の面接の回数は一回という保育園が圧倒的に多いですが、二回以上ある保育園もまれにあります。
保育士面接においては、一次・二次・最終面接といった回数ごとによる違いよりも、面接官による違いのほうが重要になります。
保育園の面接では以下の人物が面接官を務めるケースが多いです。
- 園長による面接
- 主任保育士による面接
- 法人の人事部や採用担当者による面接
- 理事や役員による面接
それぞれの面接官による面接の特徴と対策を踏まえて、面接に望めると合格の可能性を上げることができるでしょう。