保育士から異業種へ転職を考えている方。
保育士を辞めたいと思っている方のなかには、プログラマー・エンジニアになりたいと思っている方もいると思います。今回はそのような方向けに、保育士からプログラマー・エンジニアへの転職は可能かという点について解説します。おすすめの転職方法なども紹介しています。
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複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います
プログラマー・エンジニアの仕事って?
プログラマーの仕事は、ずばりプログラムを作る人です。プログラムって何?という場合はわかりやすく言うとスマホのアプリなどです。
それをパソコンを使って、どのように動くのかというのを定義していく作業を行います。
「プログラマー」「エンジニア」って聞いて違いが何かわからないという方も多いと思います。
プログラマーとエンジニアは良く「大工」と「建築士」の関係に例えられます。
- エンジニア・・・建築士
- プログラマー・・・大工
エンジニアはアプリの設計を作成する「建築士」でプログラマーは建築士が作った仕様通りにアプリを作る「大工」になります。
ただ、建築士と大工の関係とは違い、プログラマーとエンジニアの両者はそこまで厳密に区切られていないことが多いです。
エンジニアの方で設計からプログラミングまでを行う人もいます。プログラマーからエンジニアになる人も多いので、プログラミングができるエンジニアはとても多いです。
誰でも目指せるのがプログラマー・エンジニアの良いところ
プログラマー・エンジニアの仕事は誰でも目指すことができるというのが良い点です。
保育士で言うと、保育士試験に合格しなければいけませんし、そもそも試験を受けるためには大学卒業以上の学歴や実務要件なども必要です。
専門学校などの保育士の養成所に通う場合は、2年以上の通学が必要になります。
一方で、プログラマー・エンジニアの仕事は基本的に誰でも目指すことが出来ます。もちろん向き不向きはありますが、資格要件も無ければ、学歴要件、専門学校などに通う必要もありません。
言ってしまえば明日からでもプログラマー・エンジニアになることができます。このように誰でも目指せるのがプログラマー・エンジニアの良い点になります。
プログラマー・エンジニアは将来性が抜群に良い
プログラマー・エンジニアの仕事は将来性が抜群に良いです。それはIT人材が今後ますます不足してくるからです。
経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計に関する調査によると、2020年に約37万人、2030年には約79万人のIT人材が不足すると言われています。
今は保育士不足も深刻ですが、少子化の影響もあり将来的には収束すると見られています。
IT人材が不足するとなにが起きるかと言うと、IT人材の奪い合いになります。現在でもそのような様相にはなってきていますが、それが将来的にもっと加速するということです。
保育士不足で保育士の待遇も改善してきていますが、保育士の給料は国が定めている補助金によって決まりますが、IT人材は民間の競争によって価値が決まってくるのでそれ以上にIT人材の待遇が良くなるかもしれません。
プログラマー・エンジニアの給料は?
プログラマーの初任給の平均は約21万円、プログラマーの平均年収は約430万円と言われています。
数字だけ見ると保育士よりかは良いでしょう。ただ保育士と違う点としてはプログラマーの年収は上限が青天井であるという点です。
実力のあるエンジニアになれば、年収1000万円以上も夢ではないです。また外資系の会社に入れば年収3000万円以上のエンジニアもゴロゴロいるそうです。
一方で、もちろん最低賃金ぎりぎりのプログラマーというのも存在するので保育士と比べるとより実力社会になっています。
頑張って実力をつければ保育士よりは確実に良い給料を貰うことができますが、逆に実力がないと保育士より給料が少なくなることもあるかもしれません。
プログラマー・エンジニアはブラック?
世間では保育士もブラックというイメージがあると思いますが、プログラマーもブラックというイメージを持っている場合もあるのではないでしょうか?
結論から言うと、プログラマーだからといってすべてがブラックというわけではないです。保育園で働く保育士と同様にブラックもあれば、ホワイトもあります。
結局の所は入社する会社次第ということになります。保育士からの転職となると、経験や知識の面で不利にはなってしまうので、転職先のしっかりとした見極めが重要なのは間違いないです。
保育士との働き方の違いは?
プログラマーと保育士との働き方の違いについて説明します。
一番の違いは体を動かすかどうかという点だと思います。
プログラマーは基本的にオフィスの椅子に長時間座っての作業になります。保育士はたくさん動く仕事なので、この違いによって太ってしまう人も多いようです。
そして、次の違いは土日祝日の出勤になります。もちろん会社によりますが、プログラマーは基本的には土日祝日が休みの場合が多いです。カレンダー通りの会社が多い傾向があると思います。
また、保育士は持ち帰りの仕事が多いですが、プログラマーやエンジニアは持ち帰りの仕事は少ないです。それは昨今では、物理的に会社の情報を家に持ち帰ることができない会社が多いからです。情報統制やコンプライアンスが厳しくなっているためです。
その代わり、終電近くの遅くまで会社に残って残業をするということは保育士より多い場合もあると思います。
ただこれに関しても、会社によるところになると思います。
プログラマー・エンジニアこんな人が向いている
プログラマー・エンジニアこんな人が向いているとよく言われる特徴などを紹介します。
パソコンやITに対してアレルギーがない
保育士からの未経験での転職の場合は、必ず研修などでITの基礎知識を教えてもらうことになると思うので、現時点でバリバリパソコンを使って作業ができる必要は必ずしも無いです。
ただ、パソコンや機械というものに対してアレルギーがある人は流石に向いていないと思います。少なくとも、ITや最新技術に興味があって、どのような仕組みになっているのか気になるという考え方は必要かもしれません。
パソコンと言うだけで思考が停止してしまったり、なんか難しいものだと思って新しいものを避けてしまうような人だとプログラマーやエンジニアとして仕事をしていくのは難しいかもしれません。
感情より論理的に考える人
プログラムは定められたルールで動くので、感情で動くことはありません。どんなプログラムも必ず原因があって結果が生まれます。
そのため、プログラマーは感情ではなく論理的に考える必要があります。なにかプログラムにエラーが起きたとしても、そこには必ず原因があります。
プログラマーとして何かを説明する時も必ず論理的であることが求められます。
年齢は若いほうが有利
もちろんプログラマーやエンジニアになるのに年齢制限などはありませんが、やはり会社に勤める以上は若いほうが有利なのは間違いないです。知識の吸収率や将来性も変わってくるので致し方ないことです。
保育士からプログラマーやエンジニアを目指すのであれば若ければ若いほうが良いです。また、若ければ転職してみてイメージと違ったり自分に合わないなと思ったら保育士に戻ることもできます。
特に今は保育士不足なので、保育への復帰はしやすくなっています。
保育士の経験は活かせる?
残念ながら保育士の経験でプログラマー・エンジニアの仕事で直接活かすことができる経験はあまりないです。
ただ、保育士の経験を存分に活かす方法があります。それは保育関連のサービスをつくるIT企業に入社することです。
例えば、保育士が使う連絡帳アプリを作る会社があります。保育経験がないプログラマー・エンジニアは人から聞いた話や想像でアプリの機能を作っていく必要があります。
一方、保育士はすぐに実際の業務のイメージがつくので、アプリの仕様などを考える際に非常に有利です。
同じような形で銀行のシステム作る際に、プログラマーやエンジニアを実際の銀行の現場を経験させることがあるそうです。現場を知っていないと良い製品が作れないからです。
特に保育士からプログラマーやエンジニアを目指す人は多くはないと思うので、そこを狙えば、貴重な人材になることができるかもしれません。
また、転職の際の志望動機などの面でも有利に働きます。保育士をやっていて、保育業界の改善をしたくなったという形でアピールすることが可能です。
数が多いとは限りませんが、このように保育関連のサービスを作る会社を狙うというのは良い選択肢かもしれません。
プログラマー・エンジニアへの転職方法は?
保育士からプログラマー・エンジニアへの転職におすすめなのは、第二新卒や未経験者向けに転職エージェントを利用することです。
最初は未経験でもしっかりと教えてくれる会社に就職したほうがよいですよね。不親切な会社だといきなり現場に入れて使い倒すという場合も有るようです。
そのような会社に入らないためにも保育士からの転職で最初に入る会社はとても重要です。以下の挙げたような第二新卒の就職の支援が充実している転職エージェントを利用したほうが良いです。
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まとめ:保育士からプログラマー・エンジニアへの転職は可能?転職方法を紹介!
保育士からプログラマー・エンジニアへの転職は可能かという点についてを解説しました。
プログラマー・エンジニアになるのは簡単なことではありませんが、将来性はある仕事です。なるために学歴制限などは特にありません。その反面実力主義な部分も多い仕事だと思います。
働き方や待遇の良し悪しの会社次第であるので、一概に今より良くなるとは言えませんが、保育士の仕事が本当に辛くて辞めたいという人は選択肢に入れるのもよいかもしれません。