保育園の退職理由は嘘で良い?退職時の疑問を保育士が解説!

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保育士の皆様。これから退職を考えている方。働いている保育園に退職することを伝える時に悩むのが、退職理由や転職理由についてだと思います。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 退職理由で下手なことを言うと引き止められてしまうかも
  • 退職理由によっては逆上されてしまうかも
  • 保育園の退職理由や転職理由は嘘で問題ない?

というような不安は保育士という仕事だけではなく、どの会社の退職の場面においても、つきまとうものだと思います。今回は、このような退職時の疑問に回答したいと思います。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職の経験があります
退職の際は、様々な退職理由を園に伝えた経験があります
その経験が参考になればと思います

就業中の保育園を退職する時に困るのが退職理由

就業中の保育園を退職する時に困るのが退職理由だと思います。本音では様々な不満なども退職理由としてはあると思います。それらを正直に伝えたほうがよいのかどうかは悩むところですよね。

例えば、園長本人に対して「園長が苦手で・・・」とは言えないですよね。園長の性格によっては、理由の内容によって怒られてしまうこともあるかもしれません。逆に、あまりに中途半端な理由を伝えてしまうと、園長に引き止める余地を与えてしまうことにもなります。

少なからず退職するということは保育園にとっては都合が悪いことなので、園長から逆上されたり、引き止められてしまうということも想定するとなかなか本当の退職理由を伝えるのも難しいと思います。

保育士の保育園の退職・転職理由は嘘でも良い

結論としては、保育士の保育園の退職・転職理由は嘘でも良いです。「嘘」というと悪いことに思うかもしれませんが、よく言うと「建前」です。本音と建前の「建前」を用いるということです。自分のためにも相手のためにも建前が必要な場面では、嘘として建前を言うことは悪いことではないと思います。

保育士の保育園の退職・転職理由は嘘でも良い理由

ここからは、保育士の保育園の退職・転職理由は嘘でも良い理由を説明します。

  • 退職に正当な理由は必要ないため
  • スムーズに退職するため
  • 残りの勤務期間を気持ちよく働くため

これらについて以下から説明します。

退職に正当な理由は必要ないため

そもそも保育士が保育園を退職するにあたって正当な理由というのは必要ありません。企業などに雇用される従業員は、2週間以内等の直近すぎる日程を除いた場合、いついつ退職したいと言えば、その日付に退職をすることができます。しかも、理由なしに退職をすることがでます。言ってしまえば、ただの気分でも退職できるわけです。

退職にあたって正当な理由等が必要ないので、そもそもその理由自体が嘘でも真実でもどちらでも良いわけです。もちろん、嘘であったとしても嘘かどうかは本人以外はわからないことほとんどです。万が一嘘がバレてしまったとして、損害賠償を請求されたり、退職できなくなるということもありません。

スムーズに退職するため

2つ目の保育士の保育園の退職・転職理由が嘘でも良い理由は、スムーズに退職するためです。前項でそもそも保育士が保育園を退職するにあたって正当な理由というのは必要ないと書きましたが、あくまでもそれは雇用契約の話です。保育園の園長からしたら、退職されたら困ることも多いので、できることなら引き止めたいという時もあります。そのために理由を聞いて、その内容によっては引き止めるということもあると思います。例えば「パート保育士になりたい」という理由で退職を希望したとします。園長からしたら「じゃあ来年からパートで良いよ」と引き止めることができます。

スムーズに退職するためには、引き止められないような理由を伝えることも有効です。例えば、引っ越しや家庭の事情など、自分や保育園の努力や変化ではどうにでもできないような理由であれば、園長も引き止めるということは難しいでしょう。

残りの勤務期間を気持ちよく働くため

3つ目のの保育士の保育園の退職・転職理由が嘘でも良い理由は、残りの勤務期間を気持ちよく働くためです。退職の意思を伝えると言っても、伝えた後は短くても二週間や一ヶ月程度はその保育園で勤務を続ける必要があります。

状況によっては年度末まで半年以上も勤務期間が残っていることもあるかもしれません。そんな状況で例えば「園長が嫌いだから」という本当の理由を伝えて退職することを伝えてしまうと、残りの勤務期間は本人も周囲もとても働きにくくなってしまいます。残りの勤務に支障をきたさないようにするために、嘘でも良いので適切な退職を希望する理由を伝えると良いです。

保育園の退職理由や転職理由を伝える際のポイント

保育園の退職理由や転職理由を伝える際のポイントを紹介します。

退職理由としてバレる嘘はつかない

保育園の退職理由や転職理由を伝える際のポイントの一つは「バレる嘘はつかない」ということです。最悪、退職した後なら良いですが、退職する前に嘘がバレてしまうと先程挙げたように残りの勤務期間を気持ちよく働くことができなくなってしまいます。円満な退職ではなくなってしまうというリスクがあります。

バレない嘘の転職理由というのは、自分の気持ちとして「〇〇したいから転職する」というようなものです。他の仕事をしてみたい、他の環境に挑戦してみたいというようなものです。自分の気持ちは自分にしかわからないので、バレる可能性はほとんどありません。

逆に、バレてしまいやすい嘘は「結婚する」というような理由です。結婚するということはめでたいことなので、園長や同僚も「おめでとう」とお祝いしてくれることもあると思いますが、その罪悪感に耐えられなくて親しい同僚に嘘を認めてしまって、結果的にそれが保育園全体に広まってしまうということが多いようです。

そして、退職理由に関しては、より詳しく掘り下げられて聞かれたときの回答を自分の中で用意しておくことも大切です。例えば、「引っ越しをする」という理由を伝えたら、必ず、「どこに?」「なんで?」「物件は決まったの?」というように、どんどん話が広がっていく可能性があります。そんな時に、うまく答えられないと、なんか嘘をついているなと感づかれてしまうでしょう。

このような退職理由はバレてしまって、あとあと気まずくなることもあるので注意しましよう。また、退職した後にバレてしまうと、その後の人間関係に亀裂が入ってしまうことも考えられます。その保育園での同僚と良い関係を保ちたい場合は特に注意しましょう。

その保育園が対処できる退職理由にしない

保育園の退職理由や転職理由を伝える際のポイントの2つ目は「その保育園が対処できる理由にしない」ということです。理由によっては、園長などから引き止められてしまうということもあります。

  • パート保育士になりたい
  • 給料が少ない
  • 休暇が取りにくい
  • 〇歳の担任をやりたい

先程も例として挙げましたが、例えば「パート保育士として働きたい」というような理由は保育園が対処できる可能性のある退職理由です。

その保育園の状況次第ですが、その理由だと「うちでパートになればよい」と引き止めることができてしまいます。そう言われてしまうと、説得させられてしまいそうですよね。給料が少ないというのも場合によってはその保育園が対処できる部分もあるので注意しましょう。本当は他に様々な不満などがあると思いますが、それを理由にしてしまうと、保育園に引き止められる可能性が出てきてしまいます。

逆に、対処できない退職理由の例としては、

  • 大規模保育園(小規模保育園)で働きたい
  • 海外で働きたい
  • 他にやりたいことがある

というような内容です。このような現状の保育園の仕組み上、希望を満たすことができない内容が退職理由だと、園長なども引き止めるのが難しいです。

不可抗力的な理由が理想

保育園の退職理由や転職理由は、不可抗力的な内容の退職理由が理想です。不可抗力的な理由だと、自分としては退職したくないけどしょうがなく退職せざるを得ないという気持ちを示すことができます。これは円満退職に繋がりますし、残りの期間も気持ちよく働くことができる可能性が高いです。

不可抗力的な理由の例としては、

  • 引っ越し
  • 家族の介護
  • 一身上の都合
  • 体調等

などです。このよう理由であれば、園長などもそれならしょうがないという気持ちになり、比較的スムーズに退職することができます。あまりデリカシーのない園長であれば、根堀葉掘り聞いてくる可能性もあるので、先程も書いたように、より詳しく掘り下げられて聞かれたときの回答を自分の中で用意しておくことも大切です。

保育園をより良くしたい場合は本当の不満を伝えるのも良い

退職や転職を決意するにあたって、実査にはこれまでその保育園で働いたなかの様々な不満点が自分のなかにはあると思います。

もし、後輩や同僚などのために少しでも働いていた保育園をより良くしたいというような思いがある場合は、 保育園の良くないところを一部伝えるというのも一つの選択としてはありだと思います。

不満を伝えるということは、悪口を言っているようでよくないことかと感じる人もいるかもしれませんが、本来は良いことです。今後も、同じ理由で退職を考える人を減らすことができれば、保育園にとっては大きなプラスになります。勤続年数が増え、運営も安定しますし、あらたな採用コストもかかりません。

退職理由として本当の不満を伝えることが、どこまで保育園に対して効果があるかはその後の保育園の行動次第ですが、園長に保育園をより良くしていきたいという気持ちがあれば、今後の改善に繋がる可能性もあります。それは、まだ働き続ける同僚や保育園にとっても多少の恩返しにもなるでしょう。

退職の意思を伝えるのは半年〜1ヶ月前

退職の意思は遅くとも退職希望日の一ヶ月前には伝えられると良いです。 正社員であれば希望日の二週間前までに伝えれば良いことになってはいますが、保育園が新たな保育士を雇用することを踏まえると、少し前もって伝えると親切です。

もちろん、どうしても耐えられない場合や転職先の都合などで直近の報告になってしまう場合は致し方ないです。

また、確実に退職が決まっているという場合は早く伝えることは問題ないですが、園長などの性格によってはその後の期間が働きにくくなってしまうこともあるので、そこはよく考えてから退職の意思を伝えるようにしましょう。

まとめ:保育園の退職理由や転職理由は嘘で良い?退職時の疑問を保育士が解説!

保育園の退職理由や転職理由は嘘をつくこと問題ありません。

そもそも退職するのに、正当な理由は必要ないので、本当の理由を伝える必要は必ずしもありません。単に「一身上の都合」というだけでも問題ありません。

角が立つような退職理由の場合は、スムーズな退職と残りの勤務期間を気持ちよく働くために、嘘を付くのも良いと思います。

保育園の退職理由や転職理由を伝える際のポイントは、

  • 退職理由としてバレる嘘はつかない
  • その保育園が対処できる退職理由にしない
  • 不可抗力的な理由が理想

これらを考慮して、退職希望日の半年〜1ヶ月前程度を目安に退職の意思を園長に伝えるとよいでしょう。