保育園で働く保育士の皆様。新たな保育園に就職転職をした方。
- 転職したけど雰囲気が自分にあっていない・・
- 保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはあり?
今回は、保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはありなのか、保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じてしまった場合の対処法などを紹介します。
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じるよくある原因
まずは、保育園で働く保育士が自分が職場の雰囲気とあわないなと感じてしまうよくある原因について紹介します。
人付き合い、人間関係があわない
保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じるよくある原因の1つ目は、人付き合いや人間関係があわないというものです。
例として、体育会系の上下関係がしっかりした保育園もあれば、先輩後輩が仲良くてゆるい雰囲気の保育園などの違いがあります。どちらが良い悪いということではなくて、合う合わないの問題になります。
職場の保育園の人たちとはドライな関係でプライベートを充実させたいという人が、プライベートでも頻繁に連絡を取り合ったり、ごはんや飲み会などが多い職場に入ると、合わないと感じると思います。逆に、職場の人とも公私共に仲良くしたいという人は、ドライな関係の職場に入ると、物足りなさを感じてしまうでしょう。
保育に対する考え方があわない
保育に対する考え方があわないということも、保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じるよくある原因の一つです。
例えば、毎日土、泥遊びで泥だらけになる保育園もあれば、専用の園庭もなく日々違う公園等に散歩に出かけるという保育園もあります。外で活発に遊ぶことを大切にする保育園もあれば、部屋のなかでおもちゃや制作活動などをたくさんおこなう保育園もあります。年齢別のクラスごとに活動する保育園もあれば、異年齢児が混合で活動する保育園もあります。
幼稚園や認定こども園、保育園などの施設形態の違いによっても保育や教育に関する考え方は異なります。そのなかにもモンテッソーリ教育などの様々な教育手法を取り入れている保育園もあり、違いは様々です。
また、保育士の場合は、保育園全体レベルではなく、働いている個人レベルでも考え方があわないと感じる場合も多いです。子どもへの接し方一つを取ってみても、自分が今まで経験してきた園とは文化が違って戸惑ってしまうということもよくあります。
こちらについても、どちらが良い悪いということではなくて、合う合わないの問題になります。
仕事内容があわない
仕事内容があわないということも、保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じるよくある原因の一つです。
同じ保育士としての仕事であっても、働く保育園が変われば、仕事内容や感じる負担などは大きく変わります。
- 保育園の理念や方針
- 保育園の規模
- 保育士の人数
- 役職の有無
- 担任クラスの違い
- 園庭の有無
- 行事の内容
- 教育手法なの違い
などによって、同じ保育士としての仕事でも、あうあわないという内容が出てきてしまいます。就職や転職では働く保育園が変わった場合、これらの要素もそれぞれ大きく変化することになります。
転職をして初めて今まで経験したことの無い立場をいきなりやらなければいけなくなってしまうということもよくあります。その際の不安や戸惑いなどが、職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じてしまう原因にもなります。
保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはあり?
保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはありなのでしょうか。
保育園の雰囲気に今後適応することはできる?
保育士が就職や転職をして合わないなと思った職場の雰囲気に今後適応していくことはできるのでしょうか。適応できる見込みがあるのであれば、できれば辞めずに続けたいという人も多いとお思います。
まずは数ヶ月は様子を見よう
就職や転職をしてすぐの場合は、新しいことや覚えることだらけで、自分にも余裕がないことがほとんどです。その状況で保育園に対して、あう・あわないを判断してしまうと、どうしても悪い方に考えてしまいがちです。
あなたと同じように、まわりの人もあなたのことをよく理解していないので、どのように接して良いかもまだわかっていないことが多いです。同僚の人も慣れてくれば、この人はこれが得意で、逆にこれは苦手なんだというようなことがわかってくるので、サポートやフォローをしてもらえるケースも増えていきます。
よほど耐えられないという場合をのぞいて、まずは、数ヶ月勤務を続けてみて、自分自身も慣れてきて余裕が生まれてきたときにどう感じるかを判断してみましょう。
耐えられないなら最終的に退職するのも悪いことではない
数ヶ月勤務を続けた結果、どうしても耐えられないという状況であえれば、転職をするというのも選択肢の一つです。
自分とあわない雰囲気の職場で働き続けるというのは、自分にとってはもちろん、保育園にとっても良いことではありません。1年間我慢しながら働くのであれば、早い段階で辞めてしまったほうが良い場合さえあります。子どもの命を預かっている仕事なので、ズルズルといやいや働き続けるということにもリスクがあります。
保育園としては、せめて年度末まで働いてもらいたいと言ってくるかもしれませんが、そのお願いに耐えられる状況でなければ、退職するということも悪いことではありません。
職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じる原因ごとの対処法を紹介
ここからは、保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じた場合に、退職する以外にできる対処法を原因ごとに紹介します。
人付き合い、人間関係があわない場合の対処法
人付き合い、人間関係があわない場合の対処はとても難しいです。
基本的には、自分が周りにあわせるか、周りが自分に合わせるかしか方法がないためです。ただ、入ったばかりの職場で周りが自分に合わせるというのは難しいことです。そうであれば、自分が周りに合わせるしか無いですが、それが難しいから「育園の雰囲気とあわないな」と感じているわけです。
そういった場合は、まずは、一人仲の良い同僚を作ってみましょう。仲が良い同僚ができれば、人間関係で戸惑ったとときに、その人に相談することができます。
保育に対する考え方があわない場合の対処法
保育園と保育に対する考え方があわない場合は、一度、保育所保育指針を読み返してみると良いです。
保育に対する考え方に違いがあると言っても、根本的には、子どものことを最優先に考えているということは共通しているはずです。最終的な目的が一緒なのであれば、考え方が違っても同じ方向を向くことができるかもしれません。改めて、保育所保育指針に立ち返ることで、保育園の考え方や自分自身の考え方の共通点などを見つけ出すことができるかもしれません。
仕事内容があわない場合の対処法
仕事内容があわないなと感じた場合は「成長のチャンスだと捉える」と良いです。
例えば、これからも定年まで保育士を続けるという方であれば、どこかのタイミングで必ず、今、経験している「あわないな」と思う仕事内容を経験しなければいけないタイミングが来るはずです。
もし、今それを経験することができ、苦手を克服することができれば、次からは、そのような苦手意識を持たなくて済むことになります。どうせあとで経験をするのであれば、早い段階で経験をしたほうが良いです。特に年齢を重ねてしまってから経験する場合は、転職などの選択も難しくなっていきますし、周囲から見たら「ベテランなのに」という目線で見られてしまうことになります。
それであれば、むしろ、今その仕事を経験できてラッキーとも言えます。保育士としての経験を積むチャンスになります。
まとめ:保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはあり?
今回は、保育士が保育園の雰囲気にあわないなと思ったら退職するのはありなのか、保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じてしまった場合の対処法などを紹介しました。
保育士が職場の保育園の雰囲気とあわないなと感じるよくある原因は以下になります。
- 人付き合い、人間関係があわない
- 保育に対する考え方があわない
- 仕事内容があわない
数ヶ月は様子を見てみて、どうしても耐えられないというようであれば、転職するということも悪い選択肢ではないでしょう。