保育士目線の定着率をあげる、退職者を減らすための方法

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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就職転職の際は、保育士向けの転職サイトを利用していました。

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。


保育園の園長や人事・採用担当の方。そして、保育園で長く働きたいと思っている保育士の方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士の定着率をあげたい
  • 退職者を減らしたい

昨今は、人手不足で、保育園の数も増えているので、保育士の確保が難しいということはよく聞く話です。そのなかで、保育士の定着率をあげたい、退職者を減らしたいという思いをもっている方も多いと思います。

保育園の園長や人事・採用担当の方はもちろん、保育園で働いている保育士もできることであれば、一緒に働いている同僚とは長く働きたいと思っていると思います。

今回は、保育士目線で保育士の定着率をあげる、退職者を減らすための方法を考えたので紹介致します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職・転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士の定着率があがる、退職者が減るメリット

まずは保育士の定着率があがる、退職者が減るメリットを紹介します。基本的に、保育園にとっては良いことしかありません。

保育園の運営も安定し収益が増加

保育園の運営費は、人件費の占める割合が多く、保育園は保育士でできていると言っても過言ではありません。

その保育士の定着率が高く長く働いてくれると、保育園の運営も安定し収益が増加します。

保育士の採用はお金がかかるので、その費用も減りますし、保育士が1つの保育園での仕事になれてくると効率があがり、例えば、残業なども減っていきます。保育士が効率良く働くことができるということは、当然、保護者の評判も良くなります。

働く保育士、保護者も嬉しい

保育士の定着率があがるということは、そこで働いている保育士にとってもメリットが大きいです。

  • 人間関係が安定する
  • その保育園での仕事内容が安定し、一人ひとりの負担が減る

というようなメリットがあります。

保護者にとっても毎年何人も保育士が入れ替わる保育園より、長く働いている保育士が多いほうが安心感があり、安心して利用ができます。

保育士の定着率が悪いと負のスパイラルの保育園に

保育園において、保育士の定着率が悪いと、良くない循環が起きてしまいます。

  • 採用にお金がかかる
  • 不慣れな保育士が増える
  • 負担増加で人間関係悪化
  • さらに退職者が増える

という形で負のスパイラルが起きてしまい、どんどん悪い方向に言ってしまいます。

逆にこの点を改善できれば、先程あげたように、保育園の運営も安定し収益も増加し、働く保育士、保護者も嬉しいという良い循環が生まれます。

保育士の定着率をあげる、退職者を減らすための方法

ここからは本題である保育士の定着率をあげる、退職者を減らすための方法を保育士目線で考えています。

とにかく人間関係を改善する

保育士の定着率をあげる、辞めないでもらうための一番の方法は、とにかく人間関係を改善するです。

保育士の仕事に限ったことではないかもしれませんが、誰かが退職を考える際の理由は、人間関係が原因の場合が多いです。逆に言うと、人間関係さえよければ、その他の不満は多少は我慢できる場合もあるということです。

例えば、パワハラ気質な人がいれば、指導をしなくてはいけないですし、人間関係のトラブルを起こしやすい人も指導をする必要があると思います。

また、職場では、

  • 仕事量が多い
  • 休みが取れない

という保育園側の問題が原因となって、人間関係が悪くなることも多いです。

  • 〇〇さんがサボっている
  • 〇〇さんが仕事を押し付けてくる
  • 〇〇さんばかり休みをとってズルい

このような形で、人間関係の悪化の原因になることもあります。

国、自治体の制度は最大限に利用する

保育士宿舎借り上げ制度が使える自治体なのに、面倒だからやらないってしてしまえば、近隣の別の保育園に就職を考える人が増えます。保育士向けの処遇改善も貰えるはずのものが貰えなければ、近隣の保育園より悪い給料になります。

近隣の保育園のほうが条件が良いということになれば、退職を考える保育士も増えてしまいます。

たしかに、制度を利用するということに手間も対応する人の人件費もかかりますが、悪条件のなかで保育士を新たに採用するということも、この人手不足の時代には難しく手間がかかることです。そのため、保育士にメリットがある利用できる制度は最大限になるべく早く適応していくということが有効です。

給与アップよりも、労働環境を改善する

給与アップももちろん大事ですが、保育士の定着率をあげたり、辞めないでもらうためには、労働環境の改善をすることのほうが重要です。

給与は平均的でも、仕事量が多かったり、休みが取りにくければ、転職しようと考える保育士は増えます。一方で、給料は平均より劣ったとしても、仕事の負担が少なかったり、休みが取りやすければ、転職を考えるという保育士は少なくなります。

また、先程「人間関係を改善する」ということを書きましたが、労働環境が改善されると人間関係の改善にも効果が現れます。保育士の人間関係は、仕事の押し付け合い、休暇の奪い合いなどから生まれることも多いです。労働環境が良ければ、揉めない・我慢できることでも、労働環境が悪い環境だと揉め事に発展することがあります。人間誰しも、自分に余裕がないと他人に優しくするということは難しくなります。そのため、労働環境が改善されると人間関係の改善にも場合があります。

面接時に嘘をつかない

人手不足、保育士不足で、なかなか保育士が採用できないという保育園も少なくないとは思います。そのため、採用の際に保育園を良く見せようとしすぎてしまう場合もあると思います。

面接時に嘘をついたり、ごまかすことで、これから働く保育士を騙すようなことをするということは長い目で見た場合にデメリットしかありません。

嘘を疲れた側は、ずっとそのことを根に持って仕事をすることになるので、モチベーションもなくなりますし、当然、辞める確率も高くなります。誰かが辞めたら、また、誰かを採用する必要があるので、その分、手間が余計にかかります。

それなら、嘘はつかずに、正直な話をして納得してもらったうえで、働いてもらったほうが

もっとも、そうせざるを得ないブラック保育園は、正直に全て話したら誰も採用できなくなってしまうので、嘘をつくしかないのかもしれませんね。

退職する保育士の本当の退職理由を把握し改善する

保育士が退職するのには、必ず理由があります。その理由が保育園への不満であれば、それを改善すれば、新たな退職者を減らすことに繋がります。もちろん、改善できるものもあれば、そうでないものもあるかもしれませんが、本当の退職理由を知らないと、対処のしようがないので、知らないよりは知っておいたほうが良いです。

保育士に限ったことではありませんが、特に退職者が続いているような場合、同じような理由で退職をしているということも多いので、対処できるのであれば、できるだけ早く対処したほうが良いです。

退職する理由は本当のことを伝えることはあまりない

保育士に限ったことではありませんが、人が会社等を退職する時は、本当の理由を伝えることは少ないと思います。

「〇〇さんが嫌い」「給料が安いから」「休みが取りにくいから」など本当に思っている理由はあったとしても、聞かれてもそのことは言わずに去っていくことが多いです。もう辞めると決めたあとなので、余計な面倒事はごめんという人が大半です。

もちろん、1つの理由だけで退職を決める人もいれば、総合的に判断をして辞めるという人もいます。

例えば、「新しい環境にチャレンジしたい」と言って一見、前向きに退職をしていく人であっても、裏では「人間関係が不満」「給与待遇が不満」という要因もある場合がほとんどです。今の環境に本当に満足していれば、転職を考えない場合も多いです。

また、よくあるケースがパワハラ気質の家族経営の保育園などで、引っ越しや結婚などの理由で退職していくというケースです。本当の理由を伝えたら、逆上されてしまうので、当たり障りのない理由をつけて退職していく人は多いです。そのためにわざわざ引っ越しをするという人もいるくらいです。

まとめ;保育士目線の定着率をあげる、退職者を減らすための方法

今回は、保育士目線で保育士の定着率をあげる、退職者を減らすための方法を考えたので紹介しました。

保育園にとっても、保護者にとっても、働く職員にとっても保育士が同じ園で長く働くというメリットが多いと思います。

保育士の定着率が高ければ、保育園の運営も安定し収益も増加し、働く保育士、保護者も嬉しいという良い循環が生まれます。逆に、保育士の定着率が悪いと、悪い循環が生まれてしまいます。この部分がブラック保育園とそうではない保育園の分岐点とも言えるかもしれません。

今回、紹介した保育士目線の着率をあげる、退職者を減らすための方法は以下になります。

  • とにかく人間関係を改善する
  • 国、自治体の制度は最大限に利用する
  • 給与アップよりも、労働環境を改善する
  • 面接時に嘘をつかない
  • 退職する保育士の本当の退職理由を把握し改善する

もちろん、簡単に改善できる、変えられるというものではないので、少しづづ改善してくしかないでしょう。