保育園で働く保育士の皆様。
今回は、職場の保育園が遠い保育士は転職したほうが良いのかという点について説明します。また、職場の保育園が遠い保育士ができる対処法もあわせて紹介します。
通勤時間が30分以内であったこともあれば、1時間以上をかけていた経験もあります
その経験が参考になればと思います
職場の保育園が遠いことが不満
保育園で働く保育士の方のなかには、職場の保育園が遠いことが不満という方もいらっしゃると思います。
入職する前は、これくらいの通勤時間だったら余裕だと思っていても、いざ働き始めると、意外と大変だったということもあると思います。特に、通勤が満員電車の時間だったりすると、余計にしんどいと感じると思います。また、入職後に、勤務する保育園の異動や家庭の事情によって引っ越しなどが必要で、職場が遠くなってしまったという人もいらっしゃるかもしれません。
特に、保育園は様々な場所に存在するので、自宅の近隣の保育園などを目にすると、通勤しやすそうだなとあれこれ考えてしまうことも多いと思います。
職場の保育園が遠い保育士は転職したほうが良い?
保育園で働く保育士は通勤時間1時間以上であれば状況によって転職も検討すべき
保育園で働く保育士の方の場合は、目安として、通勤時間が1時間を超えるのであれば、保育園の待遇などのその他の状況も踏まえて、転職を検討したほうが良い場合が多いです。もし、通勤時間以外にも不満に思っている点があれば、より強く転職を推奨します。
一般的な大企業だと、都心部や大きな駅の周辺にオフィスがあることが多く、転職で通勤時間を短くするというのは、選択肢の面でなかなか難しいですが、保育園で働く保育士が働くことができる保育園は、わりとどこにでもあるので、わざわざ通勤に時間をかけるほどのメリットが少なくなってしまうことが多いです。
また、一般的な大企業で働く会社員の場合は、職種が同じであっても働く会社が変わると、仕事内容も待遇もガラッと変わってしまうケースが多いです。それによって、総合的に良くなることもあれば、そうでない場合もあります。
一方、認可保育園の場合は、どの保育園でも基本的な仕組みは同じですし、保育士の待遇も似通っています。そのため、自宅の近隣に転職をすることで、仕事内容や負担、待遇などを大きく変えずに、通勤時間だけを短くすることができます。
最低限注意すべきことは、転職した結果、ブラックな保育園に入職してしまうということになります。その点だけは意識して転職活動を進めると良いです。
職場の保育園が遠いことだけが不満なら?
なんかには、現在働いている職場にまったく不満がなく、唯一、自宅から遠いということだけが不満という方もいらっしゃると思います。そのような人が、一番、転職するかどうか悩んでしまうことになると思います。
保育園はまだまだブラックも多いですし、自分が慣れた職場、慣れた人間関係というのは、そう簡単に替えがきくものでは無いと思います。
そのような場合は、まずは、今より通勤時間が短くできる近隣に、現在の保育園より給与待遇面が良い保育園があるかということを探してみるのが良いでしょう。そして、その保育園の見学や面接をしてみて、自分がどのように感じるのかということを大切にしましょう。
給料や待遇が上がって通勤時間が短くなったとしても、今の保育園で働く方が良いという思うのであれば、それが正解かもしれません。最終的には、自分自身で判断をする必要があります。
職場の保育園が遠い保育士ができる対処法を紹介
ここからは、職場の保育園が遠い保育士ができる対処法について紹介します。
通勤経路、手段を再検討する
まずは、少しでも通勤時間を短くするために、より最適な通勤経路や手段がないかどうか再検討してみましょう。車通勤に変えたほうが時間が短縮されたり、下手に電車に乗り換えるより、逆に自転車のほうが早いというようなケースもあります。色々調べて見ると、新たな発見があることもあるので、まずは、通勤経路、手段を再検討がおすすめです。
別の保育園に異動ができないか相談してみる
勤めている会社・法人が大きな組織で、近隣にも保育園を運営している場合は、異動ができないか会社の人に相談してみましょう。昨今は保育士不足でもあるので、辞められてしまうくらいであれば、別の保育園に異動させてもらえる可能性もあります。
異動であれば、働く会社を変える必要がなく勤続を続けられるので、メリットも多いです。保育士に限ったことではないですが、会社員はできれば同じ会社に勤務を続けたほうが有利な面が多いです。
シフトを融通してもらえないか相談する
職場の保育園が遠くて、一番困ってしまうのは、朝の時間だと思います。朝が早すぎて間に合わない、起きれないということを一番ストレスに感じることが多いと思います。
こちらについても、昨今は保育士不足でもあるので、保育園からしたら辞められてしまうくらいであれば、多少の融通をきかせてくれるという可能性はあります。朝早いシフトを減らしてくれるというような対応をしてもらえる可能性があります。
もちろん、同僚のなかには、その人だけ融通さえれてずるいと感じる人もいると思うので、同僚に対する配慮やケアも必要になります。ただ、なかには、帰りが遅くなる遅番が苦手という人もいるので、うまく調整できれば、同僚にとっても良くなる場合もあります。
短時間勤務などを検討する
未就学児のお子さんがいる場合は、短時間勤務制度が利用できます。また、勤務している保育園によっては、お子さんがいない場合でも、短時間勤務の制度が利用できる場合もあります。
保育園で働く時間が短くなれば、通勤に時間がかかっても、家を出る時間をより遅く、家に帰る時間をより早くすることができます。もちろん、短時間勤務になれば、受け取ることができる給与の額も減ってしまうので、その面は家計の状況などを踏まえて判断しましょう。
職場の保育園の近くに引っ越しを検討する
もし、現状の住まいが賃貸等で引っ越しが可能である場合は、職場の保育園の近くに引っ越しを検討するという選択も良いと思います。
保育園にとっても職場が遠い職員は交通費の支払いが余計にかかるので、近隣に引っ越してもらうということは悪いことではないです。勤めている保育園によっては、引っ越しの補助があったり、保育士宿舎借り上げ制度を利用して賃貸に住むことができる場合もあります。利用できる制度等がないか勤めている会社・法人に相談してみましょう。
まとめ:職場の保育園が遠い保育士は転職したほうが良い?通勤時間を短くする対処法も紹介。
今回は、職場の保育園が遠い保育士は転職したほうが良いのかという点について。また、職場の保育園が遠い保育士ができる対処法もあわせて紹介しました。
保育園で働く保育士は通勤時間1時間以上であれば状況によって転職も検討すべきといえます。
職場の保育園が遠い保育士ができる対処法として以下の内容を紹介しました。
- 通勤経路、手段を再検討する
- 別の保育園に異動ができないか相談してみる
- シフトを融通してもらえないか相談する
- 短時間勤務などを検討する
- 職場の保育園の近くに引っ越しを検討する
転職をするかどうかの参考にしていただけると幸いです。