保育士の平均勤続年数は?保育園の勤続年数を知ることは可能?長く働く利点も!


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保育士の方。これから保育士を目指している方。

  • 保育士って平均どれくらいの期間勤続しているんだろう?
  • 気になる保育園の平均の勤続年数が知りたい!

こんな疑問がある方もいらっしゃると思います。特に同じ保育園に長く勤めていると、他の保育士の状況というのはなかなか見えにくいと思います。特に保育園は狭い組織なので、自分自身の環境が当たり前なのかどうかが気になると思います。

今回は、そんな方向けに、保育士の平均の勤続年数や、気になる保育園の平均の勤続年数を知ることが可能なのかという点を解説します。また、保育士個人が勤続年数が短いことのデメリット、長く働くメリットについてもあわせて解説します。

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勤続年数とは?

勤続年数とは、一つの会社に入社してから退職するまでに継続して勤務した年数のことを指します。保育士の場合は、ある保育園に入職してから退職するまでの年数のことになります。

平均勤続年数とは?

平均勤続年数とは、その時点で会社に所属する社員の勤続年数の平均を指します。大きな組織にとなれば、昨年に入社した新卒も新卒から定年前まで勤めている社員もいることになるので、

保育士の平均の勤続年数は?

正職員として働く保育士の平均の勤続年数は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で公表されています。「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、

  • 保育士の平均の勤続年数は「7.7年」

となっています。ちなみに平均年齢は、37.6歳です。

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

保育士の平均の勤続年数を他の職種と比較すると?

他の職種と比較した場合、保育士の平均の勤続年数はかなり短い傾向があります。勤続年数が10年を超える職種が多いなか、7.7年はかなり短い部類に入ります。

以下は保育士とよく比較される職種の平均勤続年数になります。

  • 幼稚園教諭 平均勤続年数「8.7年」(平均年齢36.3歳)
  • 看護師 平均勤続年数「8.9年」(平均年齢41.2歳)
  • 介護職員(医療・福祉施設等)平均勤続年数「7.3年」(平均年齢43歳)

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

その他の職種の詳しい情報は「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」で確認してみてください。

統計上のデータを他の職種と比較しても保育士の平均の勤続年数は短く、皆さんのイメージ通りかも知れませんが、保育士はやはり入れ替わり(転職)が激しい職種でもあるということがわかると思います。

保育園の保育士の平均勤続年数は長いほうが良い?

平均の勤続年数が長い会社は、退職をする社員が少ないということになります。一般的な退職理由で多いのが、給与・待遇・人間関係などです。平均勤続年数が長いとそれだけ労働条件や労働環境が良いとも考えられるので、就職や転職の際に会社を選ぶ一つの基準としている人も多いです。保育園の場合もこれは同様で、保育士の平均勤続年数が長いということは、労働条件や労働環境が良い可能性が高いということは間違いないでしょう。

もっとも、平均勤続年数が長いからと言って手放しで良い会社と言えるわけではありません。例えば、業績が悪化傾向で新入社員を採用しない会社の平均の勤続年数は長くなる傾向があります。

保育園においても同様で、保育士の勤続年数が長いからと言って保育士が働きやすい良い保育園と確実に言えるわけでもありません。極端な例でいうと、家族経営で身内ばかりが働いている保育園で、身内以外の人間だけがころころ入れ替わるような保育園は、平均の勤続年数はそこまで短いものにはならないでしょう。

保育園の保育士の平均勤続年数を知ることはできる?

そもそも保育園ごとの平均勤続年数を知ることはできるのでしょうか。結論から言うと、すべての保育園ごとの保育士の平均勤続年数を正確に知るということは難しいです。

先程挙げた厚生労働省の保育士の勤続年数の統計データはあくまでも職種ごとのデータで、保育園ごとに公開されているデータでは有りません。保育園ごとに勤続年数を公表する義務があるわけではないので、就職活動や転職活動をする際に、必ずその保育園の平均勤続年数を知るということはできません。

ちなみに上場企業であれば、平均勤続年数は有価証券報告書で必ず開示しなくてはならない項目であるので、その会社の社員の平均勤続年数を知ることができます。つまり、保育園を運営している会社が上場企業であれば、正確な数字を知ることが可能ということになります。ただし、その数値はあくまでも保育士以外の職種の社員も含めた数値となることには注意が必要です。

正確な勤続年数を知ることはできないと言っても、保育園の採用担当者や就職転職サイトの担当者であればおおよその勤続年数を教えてくれる場合もあります。

保育園はそこまで大きな組織ではないので、おおよそ何年ぐらい勤めている人が多いということは簡単にわかると思います。気になる方は面接の際などに確認してみましょう。

保育士の勤続年数が短い場合の影響(長く働くメリット)

ここまで、保育士という職種全般の勤続年数や保育園の平均勤続年数などの情報について紹介しました。ここからは、個人の保育士の勤続年数による影響について紹介します。

保育士個人は、勤続年数の多い少ないによって以下のような影響があります。

失業保険の受給可否

失業保険は雇用保険の制度で、従業員が企業などを離職した場合に、再就職をするために求職している期間に給付を受けることができる保険になります。

雇用保険に加入している(つまり、保育園に雇用されている期間)によって受給できる失業保険の日数が異なります。基本的に長ければ長いほど、多くの日数の失業保険を受け取ることが出来ます。

ただし、雇用保険には、加入期間の通算制度というものがあり、一つの会社での加入期間でなければいけないというわけではありません。複数の保育園に勤務した場合は、期間合戦して被保険者期間を計算することが出来ます。

付与される年次有給休暇日数

保育士に付与される年次有給休暇日数は勤続年数によって最低限の日数が法律によって定められています。

一般的にフルタイムの正社員で働く場合は、入社から6か月間継続して勤務し、その期間の全労働日の8割以上出勤した場合、その労働者には10労働日の年次有給休暇を付与する必要があります。

その後は1年ごとに付与される日数が以下のように増えていきます。

  • 6カ月 10日
  • 1年6カ月 11日
  • 2年6カ月 12日
  • 3年6カ月 14日
  • 4年6カ月 16日
  • 5年6カ月 18日
  • 6年6カ月 20日

このように勤続年数が長いと付与される有給休暇の日数が増えていきます。

退職金の有無と金額

退職金は一般的に勤続年数が長かれば長いほど受給できる金額が増えるように設計されています。勤務する保育園によって制度は異なるので、詳細は保育園に確認してみましよう。

育児休業の取得可否

育児休業は子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業のことですが、育児休業の取得には以下の条件があります。

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている
  • 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる
  • 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されていないことが明らかでない

つまり、同じ保育園の会社に引き続き一年以上雇用されていないと、育児休業の取得はできません。育児休業の期間中は雇用保険から育児休業給付金(おおよそ給料の6割〜5割程度の金額)が給付されるので、金銭面でとても安心できます。

転職時に不利になる?

保育士の方で気になるのが、転職時に不利になるのではないかということだと思います。

確かに、勤続年数が短い(=すぐに前の保育園を辞めている)ということは、採用時に保育園が気になる一つの要素であることは間違いありません。ただし、保育士に関して言えば、昨今は保育士不足でもあるので、そこまで気にする必要はありません。

個人的には、転職時に不利になるかもという理由だけで今の不満を抱えている保育園に我慢してとどまることはおすすめしません。そもそも就業しながらでも、転職活動はできるので、不満があれば転職活動をしてみて、より良い保育園に内定をもらえるかどうかを試してみるのが良いです。本当に転職するかどうかは内定を貰ってから決めれば良いです。

転職時に不利にならないために、前の職場を辞める前向きな理由をしっかりと面接などで答えられうようにしておくことが大切です。

まとめ:保育士の平均勤続年数はどれくらい?保育園の平均勤続年数を知ることはできる?長く働くメリットも!

保育士という職種全般の勤続年数は厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、7.7年 でした。これは、他の職種と比較しても短い傾向にあると思います。皆さんのイメージ通りかもしれませんが、保育士は入れ替わりが激しいということがわかります。

また、平均の勤続年数が長い会社は、退職をする社員が少ないということなので、給与・待遇・人間関係など会社の働きやすさを知るための一つの指標にもなっています。

これから転職や就職を考えている方は、保育園ごとの保育士の勤続年数が気になると思いますが、すべての保育園の保育士の勤続年数の正確な数値を知る方法はありません。ただ、保育士転職サイトなどを通して、保育園の採用担当者におおよその数値を聞くこともできるので、転職の際は聞いてみると良いかも知れません。

続けて保育士の求人探しの重要なポイントになる『保育士の就職転職サイト・エージェント3選と選ぶ基準を解説』をご覧下さい。
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こんにちは。保育士さえこ(@hoikushisaeko)です。

ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^) → 保育士就職・転職完全マニュアル-ブラックからホワイト保育園を目指す方法 を公開しています。

私は幼稚園、認定こども園、病院内保育室、ベビーシッター、保育園と転職を繰り返すことで今は割とホワイトな職場で働くことができています。何度も転職を繰り返すことで少しずつ働きやすい職場に移っていくことができました。今後もなにか不満があればまた転職するつもりです。特にブラックだった幼稚園教諭時代の経験から「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」と考えています。

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執筆・監修
保育士さえこ@ブラック脱出済み

「保育士」「幼稚園教諭一種免許状」の資格保持者です。多数の転職経験があります。

・幼稚園で約3年間勤務
・認定こども園で約1年間勤務
・ベビーシッターの副業経験有り
・認可保育園で勤務開始〜現在

ブラック幼稚園での勤務経験を経て「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」論を提唱中。 幼稚園・保育園・認定こども園・ベビーシッター勤務経験有り。現在は認可保育園勤務。

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