保育士と幼稚園教諭の比較!給与・労働時間、楽なのは?両方経験者が解説!


こんにちは。保育士さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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保育士の資格も幼稚園教諭の資格も両方あるけど、どっちで働くか迷っているという方は多いと思います。私も保育士の資格と幼稚園教諭の資格の両方をもっていて、幼稚園と保育園のどっちで働くか迷った経験があります。

私は結果的に幼稚園と保育園の両方を経験したので、その経験から働く上でどういう違いがあるかをまとめました。迷っている方は是非参考にしてみてください。

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保育園と幼稚園の制度上の違いは?

まずは、保育園と幼稚園の制度上の違いについて説明します。幼稚園の特徴は下記になっています。

  • 幼稚園は文部科学省が管轄
  • 幼稚園教諭の免許を持っている人が先生になる
  • 3~5歳の子を対象とする
  • 義務教育及びその後の教育の基礎を培うもの

幼稚園は義務教育の準備や教育の基礎を教える場所です。

一方、保育園には以下の特徴があります。

  • 保育園は厚生労働省が管轄
  • 保育士資格を持った者が先生になる
  • 0歳~5歳の子を対象とする
  • 保育を必要とする子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設

保育園は、主に仕事などで保育ができない両親に代わって保育を行う福祉施設になっています。

保育園と幼稚園では制度上に上記のような違いがあります。

働く上での保育園と幼稚園の違い

保育士の資格も幼稚園教諭の資格も両方あるけど、どっちで働くのが良いのかという判断するために違いについてまとめました。

それぞれの仕事内容については以下の記事でも解説しているので読んでみてください。

預かり時間の長さと勤務時間について

幼稚園の教育・保育時間は標準で4時間になります。子どもは午後にお弁当を食べて帰ることになります。先生は子どもが帰ったあとに書類仕事や行事に必要な準備、次の授業の計画などをたてることになります。

保育園の保育時間は標準で8時間、最長で12時間になります。保育園の保育時間は長いため午睡とよばれるお昼寝タイムがあります。

また、多くはないですが保育園の中には24時間365日対応する園もあります。その場合には夜勤などが発生することになります。

最近では幼稚園でも預かり保育などで夕方まで預かるケースがあります。その場合は、代表の先生数名が交代で預かって、それ以外の先生は他の作業をするというのが一般的です。

幼稚園では子どもと接しない時間がある場合が多いですが、保育園は基本的に子どもがいない時間というのはないです。

種類基本の時間延長・預かり時間
幼稚園4時間8時間
保育園8時間12時間

勤務時間について

幼稚園は基本的に毎日同じ時間に出勤して残業がなければ同じ時間に退勤することになります。これは先程も説明した幼稚園の教育時間が定時で決まっているからです。

ただ例外があるのはバスの送迎を担当する際に早番・遅番などで出社時間が分かれることがあります。幼稚園によってバス運用の仕方は異なりますが、早番になったからと言って早く退勤できるわけではない場合が多いです。

一方、保育園はシフト制によって保育士が交代勤務をしている場合がほとんどです。これは、保護者の就業時間に合わせて保育園児が様々な時間に登園してくる形になるためです。

朝7時~10時、夜16時~19時までが一般的な保育園の勤務時間になると思います。また、保育園はバスによる園児の送迎はない場合がほとんどです。

また、保育園は土曜日(園によっては日曜日も)も開園している場合が多いので、土日祝日も含めたシフト制になります。

種類勤務形態バス送迎休日
幼稚園平日定時有り土日祝(行事の日を除く)
保育園シフト制無しシフト制のため不定期

子どもの年齢

子どもの年齢は保育園が 0歳~5歳 、幼稚園は 3~5歳 の子を対象としています。

自分が先生として関わりたいのが、乳児であったり、幅広い年齢層と関わりたいのであれば保育園で働くと良いです。逆に、しっかりと話しを聞ける年齢の子と関わりたい場合は幼稚園で働くのがおすすめです。

また、一部の保育園で0-2歳の乳児のみの保育を行っている場合があります。これは小規模保育事業として定員19名以内で運営されていることが多いです。待機児童が多いのは0〜2歳なので需要に合わせて設置されています。

大切なことはしっかりと自分の希望を把握し就職先を決めるということです。また、面接時に自分の希望をしっかりと伝えることも重要です。

種類園児の年齢
幼稚園3-5歳
保育園0-5歳(一部は0~2歳のみ)

子どもの定員について

幼稚園と保育園の子どもの定員についてですが、

一般的に幼稚園は100名以上の定員である場合が多いです。保育園の定員は様々定められていて最近では60-80名くらいの園児定員の比較的小さな保育園が増えています。保育の需要も多様化していて様々なニーズが生まれているためです。

幼稚園は3-5歳なので1クラスが20-30人で担任は1人の場合が多いです。

保育園は0、1、2歳もいるのでより多くの人数の保育士が必要になります。それぞれの年齢の子どもに対して必要な保育士の配置基準が設定されています。

年齢が低い子どもほど必要な保育士の人数が多くなります。そのため保育園では、複数担任制を採用していることも多いです。複数の保育士がひとつのクラスの担当となり一緒に保育を進めていくやり方になります。一見複数人いたほうが楽に感じるかも知れませんが、考え方や保育観が異なる人とペアになることもあり、相手との相性によっては負担がましてしまうこともあります。

種類園児の定員クラス担任
幼稚園100名以上が多い1クラス20-30人一人担任
保育園20名以下から100名以上まで様々年齢によって様々一人担任、複数担任

給食やお弁当

続いて給食やお弁当についてです。保育園は専属の栄養士さんなどの調理担当の方が毎日給食を作っている場合が多いです。

先生も基本的にその給食を食べることになります。しっかりと栄養管理がされているので先生にとっても嬉しい点になります。保育園にもよりますが、保育士は無料であったり1食200円程度で食べれることができます。

もちろん保育園の規模や認可有無などによって給食を提供していない場合もあります。その場合はお弁当になります。

幼稚園の給食は給食配給業者に発注し、毎日ではなく週に2、3日の場合が多いです。それ以外の日はお弁当という形になっている園が多いです。園児が給食を食べるかどうかは保護者が選択する選択制をとっている園もあります。

給食がある日は先生も給食を食べますが、幼稚園の給食はそんなに高額をかけることができず、外部からの配達となり安くてあまり美味しくないものが多いようです。

また、お弁当の日は先生もお弁当を家から作って持ってくることになります。園児の目があるのであまり手抜きのできないお弁当を作る必要があるので結構な負担になります。買ったコンビニ弁当や菓子パン・おにぎりは禁止という幼稚園も多いです。

種類給食の有無給食の内容
幼稚園週2,3で選択性が多い外部に発注
保育園毎日ある園が多い園内で専属の調理担当が調理

イベントや行事

働く先生の負担を大きく左右するのがイベントや行事についてです。

保育園と幼稚園ではイベントや行事は保育園のほうが少なく保護者の参加も少ない場合が多いです。また、保育園ではほとんどのイベントや行事を平日に行う園も多いです。

幼稚園のイベントや行事はしっかりとお稽古や練習などを実施して行うため準備が大変で保護者も多く参加します。保育園や幼稚園を問わず、行事の前は仕事が増え残業や持ち帰りの仕事が増えてしまう傾向があります。

しっかりイベントや行事を実施したい人は幼稚園、なるべく負担を減らしたい方は保育園でも行事負担が少ない保育園が向いているかもしれません。

行事の負担が少ないのは、比較的少人数の定員である小規模保育事業や企業主導型保育園がおすすめです。

種類行事
幼稚園基本的に力を入れている
保育園園によって様々

教え方やピアノ

幼稚園は文部科学省の管轄になるので「教育」をすることが基本になります。義務教育にあたる小学校の就学準備が中心になります。日々時間割があり、余った時間は自由時間や遊びの時間になります。

所謂、しっかりとしたお勉強をする園が多くなっています。その反面、日々のお勉強や制作の準備が多くなる傾向もあります。しっかりと「教える」ことが好きな場合は幼稚園が向いていると言えます。

逆に保育園はその名の通り「保育」をすることが基本のため、自由に遊ばせる形が多いです。日々の先生の負担は少ないですが、しっかりと教えたいという人には向いていません。

ただし、昨今では保育園であってもしっかりと教育を行う園も増えているため、必ずしも上記には当てはまらない可能性があります。事前にどういう教育・保育を行なっているかをしっかり把握することが重要になります。

種類教育内容
幼稚園教育
保育園保育

残業や持ち帰りの仕事、残業代の有無

子供の預かり時間が長い分、保育園は残業時間が多くなりがちです。ただし、保育園によってはそれぞれの保育士がシフト制の勤務になっていることがあり、残業や持ち帰りの仕事がほとんどない場合があります。また、その場合、残業が発生してもしっかりと残業代が支払われることが多いです。

逆に幼稚園の場合は、1クラス1,2人の担任が毎日同時刻に勤務するという体系が多いため、イベントや行事の前は担任がすべて必要な作業をすることになるため残業や持ち帰りの仕事が発生する傾向が強いです。また幼稚園で残業代がきっちり出ることも少ないです。

いずれにしても保育園や幼稚園によって異なってきますが、大切なことは園児ひとりあたりの先生やパートなどの補助の人数がどれほど確保されているかという点です。

園児の人数が多いとそれだけ書き物などの仕事も増える傾向があるので、先生の数は多いほうが残業や持ち帰りの仕事は少ない傾向があります。一概にどちらが残業や持ち帰りの仕事が少ないとは言えないので、それぞれの園の特徴をしっかり見極める必要があります。

種類残業の有無残業代の有無
幼稚園園による園による
保育園園による園による

給料や待遇での違い

給料面では現在は保育士は国からの補助金が多く出ており幼稚園教諭と比べると高給であることが多いです。特に東京など首都圏では慢性的な保育士不足になっており補助金が多く出ています。

東京などの都心部であれば家賃補助が最大約8万円貰える保育士宿舎借り上げ制度が利用できる場合もあります。保育士宿舎借り上げ制度については以下の記事を参考にしてください。

幼稚園は特に運営している母体によって給与の幅が大きく、逆に保育園は運営している法人によって給与差はそこまで大きくない印象です。

種類給料
幼稚園平均すると保育士より悪い
保育園平均すると幼稚園より良い

休日や休暇の違い

幼稚園は春夏冬の長期の休みがあるためまとまった休みを取ることができることが多いです。園によっては、夏休みとして8月がまるまる休みの園もあったりします。

その代わり日々の有給休暇はほとんど取ることが難しくなっています。1クラス1,2人の担任が決まっているので担任が急に休むのが難しいのが幼稚園になります。

また、土曜日、日曜日に出勤することは運動会や発表会のイベントや行事の時のみになります。

逆に保育園は、基本的にカレンダー通りになるため長期の休みをとることは難しいですが、シフト制が多いので希望の日付に休みを取れる可能性は幼稚園より高くなっています。

ただしシフトによっては土曜日や日曜日の出勤の可能性もあります。保育園はイベントごとも幼稚園と比べると少ない傾向があり、また多くのイベントは平日に行われることも多いです。

種類休日有給休暇長期休暇
幼稚園土日祝(行事の際を除く)取りづらい有り
保育園シフト制のため不定期取りやすい夏休み5日間程度

2つの特徴を兼ね揃えた認定こども園もある

幼稚園と保育園の違いについて紹介しました。しかしながら、最近では幼稚園の需要というのが減り、保育園の授業が増加しています。

これは共働きが増えているためです。この需要の変化に伴って「認定こども園」という新しい施設が誕生しています。

認定こども園は、「待機児童問題」を解決するためにできた新しい保育の制度です。保育園の機能と幼稚園の機能を併せ持っているのが特徴です。

最近では幼稚園が認定こども園に移行するというケースが増えています。なので、幼稚園教諭として幼稚園に就職しても、いつの間にか認定こども園に移行するというケースも多いです。

認定こども園に移行すると働き方も全く異なってくるので、注意が必要です。働く上では、認定こども園は、保育園と幼稚園の特徴を併せ持つことになります。

一概に保育園が働きやすい、幼稚園が働きやすいとは言えません。

働き先を探す上では自分に向いていると思う特徴が多い方を選ぶことで、働きやすい環境で働くことができると思います。

まとめ:保育士と幼稚園教諭の比較!給与・労働時間、楽なのは?両方経験者が解説!

保育士と幼稚園教諭の比較をまとめます。もちろんそれぞれ例外はあるので、あくまでも平均的な特徴として参考にしてください。

種類基本の時間延長・預かり時間
幼稚園4時間8時間
保育園8時間12時間
種類勤務形態バス送迎休日
幼稚園平日定時有り土日祝(行事の日を除く)
保育園シフト制無しシフト制のため不定期
種類園児の定員クラス担任
幼稚園100名以上が多い1クラス20-30人一人担任
保育園20名以下から100名以上まで様々年齢によって様々一人担任、複数担任
種類給食の有無給食の内容
幼稚園週2,3で選択性が多い外部に発注
保育園毎日ある園が多い園内で専属の調理担当が調理
種類行事
幼稚園基本的に力を入れている
保育園園によって様々
種類教育内容
幼稚園教育
保育園保育
種類残業の有無残業代の有無
幼稚園園による園による
保育園園による園による
種類給料
幼稚園平均すると保育士より悪い
保育園平均すると幼稚園より良い
種類休日有給休暇長期休暇
幼稚園土日祝(行事の際を除く)取りづらい有り
保育園シフト制のため不定期取りやすい夏休み5日間程度

大切なポイントはどちらが楽・良いとは一概にいえないということです。

それは、園それぞれによっても異なりますし、その人の考え方や得意な内容によっても向き不向きが異なります。両方の資格をもっている人は悩んでしまうと思いますが、自分にとってのベストを見つけてみましょう。

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