幼稚園教諭と保育教諭の平均年収、年代別、生涯賃金などを紹介!【公立・私立】


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将来、幼稚園や認定こども園で働きたいと考えている方や迷っている方。既に働き始めた方。

幼稚園教諭や保育教諭の平均年収、年代別の平均年収、生涯賃金などは気になりませんか?

今回は、国の統計データをもとに幼稚園教諭と保育教諭の平均年収、年代別、平均生涯賃金の概算を推測してみました。

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幼稚園教諭とは?

幼稚園教諭とは、ご存知かもしれませんが、幼稚園で働く先生のことです。幼稚園は文部科学省の管轄する教育施設で、就業するには「幼稚園教諭」の免許が必要になります。

幼稚園には私立幼稚園と公立幼稚園があり、公立幼稚園はおもに市区町村などの自治体が運営しています。つまり、公立幼稚園で働く幼稚園教諭は地方公務員になります。私立幼稚園は、学校法人などが運営しているケースが多いです。その場合、働く幼稚園教諭は会社のサラリーマンと同様で、法人に雇用される職員となります。

保育教諭とは?

保育教諭は保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持って「認定こども園」で働く先生のことです。認定こども園は幼稚園と保育園の両方の機能を併せ持つので両方の資格が必要になります。

ちなみに幼稚園との違いを簡単に説明すると、預かり時間が保育園と同様で長く、園児も0歳児〜6歳児までと幅広いということです。教育と保育の2つの側面を併せ持ちます。認定こども園にも、私立と公立が存在します。

認定こども園や保育教諭に関する詳細は以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

幼稚園教諭と保育教諭は「賃金構造基本統計調査」では同じ職種に分類される

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では「幼稚園教員」「保育教諭」が同じ職種としてまとめられています。

幼稚園教諭と保育教諭の平均年収、年代別、生涯賃金の概算などを紹介!【公立・私立】

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

認定こども園には幼稚園型、保育所型、幼保連携型などの種類がありますが、幼稚園が認定こども園に移行するというケースが多いので、同じ職種としてまとめられているのかも知れません。

なので、ここから紹介する幼稚園教諭と保育教諭の賃金の情報は、これらの2つの職種がまとめられたものになります。

幼稚園教諭と保育教諭の平均年収【私立】

私立の幼稚園教諭と保育教諭の月給と賞与額の平均額は以下のように厚生労働省の統計でまとめられています。

  • きまって支給する現金給与額:約25万3千円
  • 年間賞与、その他特別給与額:約78万5千円

これをもとに計算すると、幼稚園教諭と保育教諭の平均年収は、

  • 幼稚園教諭と保育教諭の平均年収: 約382万円

ということになります。

ちなみに幼稚園教諭と保育教諭の平均年齢は36.3歳で他の職種と比較するとやや若いということが言えます。

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

【補足】幼稚園教諭と保育教諭の月の労働時間と平均残業時間【私立】

ちなみに、私立の幼稚園教諭と保育教諭の月の労働時間と平均残業時間は、

  • 平均所定内労働時間数:171時間
  • 超過勤務実労働時間数(残業時間):1時間

となっています。

残業時間に関しては少ないなと感じるかも知れませんが、もちろん違法残業になってしまっているサービス残業や持ち帰りの仕事などのケースは、この残業時間に含まれていないことになります。

あくまでも、賃金が支払われている残業時間を平均したものということになります。もっともこれは他の職種に関しても同様になります。

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

幼稚園教諭と保育教諭の年代別平均年収【私立】

続いて私立の幼稚園教諭と保育教諭の年代別平均年収を紹介します。

私立の幼稚園教諭と保育教諭の年代別平均年収のおおよそを計算すると、

年齢幼稚園教諭と保育教諭の平均年収
20~24歳約299万円
25~29歳約352万円
30~34歳約377万円
35~39歳約397万円
40~44歳約427万円
45~49歳約419万円
50~54歳約443万円
55~59歳約477万円
60~64歳約535万円
65~69歳約561万円

となります。

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

幼稚園教諭と保育教諭の平均生涯年収【私立】

「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに幼稚園教諭と保育教諭の生涯賃金の概算を算出してみました。

前述した幼稚園教諭と保育教諭の年代別の平均年収の数値を参考にして22歳から満65歳までの43年間働いたと仮定すると、

おおよその 幼稚園教諭と保育教諭の平均生涯年収の概算は、

  • 幼稚園教諭と保育教諭の平均生涯年収:約1億7882万円

となります。

※現時点(令和2年賃金構造基本統計調査)での情報をもとにした独自の推測値になります。正職員での数字。統計(万円)の少数点以下切り捨て、それぞれの年齢の平均年収を年数分掛けて、合計した金額。退職金は考慮しない。
※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

保育士の平均年収、年代別平均年収の比較は?

続いて、よく比較される保育士の平均年収との比較をしてみました。

  • 保育士の平均年収: 約372万円(平均年齢37.9歳)
  • 幼稚園教諭と保育教諭の平均年収: 約382万円(平均年齢36.3歳)
年齢保育士の平均年収幼稚園教諭と保育教諭の平均年収
20 ~ 24歳約304万円約299万円
25 ~ 29歳約355万円約352万円
30 ~ 34歳約371万円約377万円
35 ~ 39歳約384万円約397万円
40 ~ 44歳約393万円約427万円
45 ~ 49歳約395万円約419万円
50 ~ 54歳約436万円約443万円
55 ~ 59歳約433万円約477万円
60 ~ 64歳約396万円約535万円
65 ~ 69歳約363万円約561万円

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

年齢を重ねるに連れて幼稚園教諭・保育教諭の年収額が保育士と比較して増加している傾向にあります。役職などが就くことによる手当の違いはあるかも知れませんが、個人的な見解では、これは勤続年数によるものだと考えています。例えば、一度幼稚園教諭を退職した人が幼稚園教諭に復帰するというケースはあまり少ないように感じます。よって年齢層が高い世代では、勤続年数の長い幼稚園教諭が残ることで平均年収を押し上げているのだと思います。一方で保育園の場合は、保育士不足で保育士を一度辞めた潜在保育士や主婦だった方、幼稚園教諭からの転職者なども幅広く正職員として受け入れている傾向があると思います。そのため、勤続年数が少ない年齢層の高い世代が平均賃金を押し下げている側面があると推測できます。

保育士の給与や生涯年収については以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

公立の幼稚園教諭と保育教諭の平均年収等は?

ここまで紹介したのはあくまで私立の幼稚園・認定こども園に勤める幼稚園教諭と保育教諭の賃金に関するデータになります。

冒頭でも少し書きましたが、公立の幼稚園・認定こども園に勤める幼稚園教諭と保育教諭は基本的に「地方公務員」になります。

地方公務員の給与体系は市区町村などの自治体によって異なり、それぞれの自治体で条例として定められています。

おおよその目安の賃金などは、公務員の就職などの情報を提供しているサイトにも詳しくまとめられているのでそちらを参考にしてみてください。

まとめ:幼稚園教諭と保育教諭の平均年収、年代別、生涯賃金の概算などを紹介!【公立・私立】

幼稚園教諭と保育教諭の賃金に関するデータを紹介しました。今後、保育士として働くか幼稚園教諭として働くか迷っている方は賃金などの情報も参考にすると思います。

ただ、保育士との比較も載せましたが、一見すると幼稚園教諭・保育教諭のほうが賃金の良いようにも見えます。ですが、平均年齢や勤続年数の兼ね合いもあるので、単にまとめられている数値だけ比較するということはあまりおすすめできません。

また、平均賃金などはあくまでも、「その時点」の情報をまとめたものに過ぎません。例えば、幼稚園に関して言えば、定員割れになる施設も増えてきていて、今後も今までと同じように将来に渡って働けるとは限りません。

最近では、子ども庁の創設やそれに伴って保育士や幼稚園教諭の資格を統一化するという話も出てきています。

将来、幼稚園や認定こども園で働きたいと考えている方や迷っているという方は、賃金のデータだけではなくその他の様々な情報から検討をすると良いと思います。参考にしていただけたら幸いです。