これから就職や転職を考えているという保育士の皆様。
今回は、勤務時間が少ない・短い保育士求人とはそもそもどのようなことなのかについて、勤務時間が少ない・短い保育士求人の探し方を紹介します。
その経験が参考になればと思います
保育士の一日の勤務時間は8時間とは限らない
勤務時間が少ない保育士の求人と聞いて、正規職員は週5日の1日8時間勤務しかないと思っている方もいらっしゃると思います。また、勤務時間が少ない保育園と聞いて残業が少ない保育園のことだと思うかも知れません。
実は、従業員を雇用する企業において、正社員に対して1日8時間の週5日で合計週40時間働かせなければいけないという決まりはありません。決まりがあるのは、むしろ逆で、週40時間以上働かせてはいけない、例外的に働く場合は割増賃金を支払うということです。
つまり、保育園が正規職員として保育士を雇用する場合に、1日8時間勤務じゃなければいけないということはありません。実際に、1日8時間勤務より少ない保育園というのも存在します。
所定労働時間とは?
所定労働時間は、保育園ごとに定められた始業時刻から終業時刻までの時間から休憩時間を引いた時間になります。例えば、9時から18時で休憩時間が1時間の場合は、所定労働時間は8時間ということになります。
保育園の場合はシフト制で変則的な勤務なので、所定労働時間内でシフト制で勤務するということになるでしょう。前項で書いたとおり、所定労働時間は週40時間を超えてはいけないことになっていますが、保育園ごとにそれより短く設定することが可能です。
つまり、一日の勤務時間が7時間、7時間30分、7時間45分というように、8時間より短く設定されている保育園もある可能性があるということになります。
勤務している保育園の所定労働時間を知る方法
勤務している保育園の所定労働時間を知りたいという方は、勤務している就業規則、もしくは、労働条件通知書を確認しましょう。就業規則、もしくは、労働条件通知書に、労働時間についての記載が必ず記載されているはずです。
また、これから就職や転職をするという方は、求人情報の労働時間の項目をしっかり確認した上で、内定後に改めて労働条件通知書の記載内容を確認するようにしましょう。
勤務時間が少ない保育園で保育士が働くメリット
勤務時間が少ない保育園が保育士が働くメリットについて紹介します。
時給に換算した場合にお得になる
勤務時間が少なくて給料が同じであれば、短い勤務時間で同じ給料になるので、時給に換算した場合にお得になります。例えば、一日の労働時間が8時間の保育園と、一日の労働時間が7時間の保育園を比べた場合、月20日間の勤務で月給25万円を受け取っていた場合に、時給は1562.5円と1785.7円となり、後者のほうが時給は高くなります。保育士の方もどうせ働くなら高い時給で働くほうがお得ですよね。
肉体的にもお得
勤務時間が減れば、肉体的にも疲労は少なくなります。特に保育士は体力仕事という側面もあるので、労働時間は短ければ短いほど負担は少なくなるでしょう。
効率よく働くことができる
一般的に、勤務時間が短い場合は、勤務時間が長い場合と比べて、効率よく働くことができます。実際に、長時間だらだらと働くよりも、集中力が高まり、生産性の向上が期待できます。保育士の場合も、書類仕事や行事の準備、制作物など、保育以外の仕事をしなければ行けない場面も多いかと思いますが、保育園の所定労働時間が短いと、限られた時間を効率よく使うということが求められるので、保育園全体の文化としても、効率よく無駄を省いて働こうという意識が根付いていることも多いです。
プライベートの時間が増える
勤務時間が減れば、必然的にプライベートな時間も増えることになります。プライベートの時間が増えれば、肉体の疲労の回復やストレスの解消などの時間に当てることができます。
所定労働時間が短い以外で勤務時間が少ない・短い保育園の例
ここからは、所定労働時間が短いということ以外で勤務時間が少ない・短い保育園の例を紹介します。
残業が少ない保育園
当然ですが、後述する勤務時間が少ない保育園であっても、残業時間が長ければ、トータルの勤務時間数は長くなります。勤務時間が短い保育園を探したいという場合は、まずは残業時間が少ない保育園を探す必要があります。
残業時間が少ない保育園の求人の探し方については以下の記事でも紹介しているので参考にして見てください。残業時間というのは、なかなかきちんと公開してくれている保育園は多くないので、求人を探す際にはコツが必要になります。
短時間勤務制度がある保育園
短時間勤務制度がある保育園で働くというのも、勤務時間を短くすることができる方法の一つです。
それぞれの保育園では、3歳未満のお子さんがいる労働者や家族を介護するために、1日の所定労働時間を短縮す短時間勤務が導入されていることがあります。これは法律で決まっている制度になりますが、各保育園においては、利用条件や利用対象を拡大して、短時間勤務制度が利用できるようにしている場合もあります。保育士不足のため、様々な働き方を促進して保育士を確保しようという動きがあるためです。
週休3日制度の保育園
最近では、週休3日の正社員制度を採用している保育園も増えてきています。こちらについても、保育士の多様な働き方を推進して、保育士を確保しようという施策の一つになります。
週休3日の正社員保育士として勤務すれば、正社員としての安定面を享受しつつ、短い時間で働くことができるというメリットがあります。ただし、一部の週休3日制度の保育園の中には、週4日、一日10時間勤務のような形で、一日の勤務時間を長くして休暇を増やしているという場合もあるので、注意しましょう。
週休3日の保育士の勤務制度に関しては、以下の記事でも紹介しているの参考にしてみてください。
勤務時間が少ない保育士求人の探し方
ここまで紹介したように一日の勤務時間である所定労働時間が7時間、7時間30分、7時間45分というように8時間より短い保育園もあります。ただ、保育園の所定労働時間は上限の1日8時間という保育園がかなり多く、それ以下の所定労働時間の保育園の求人を探すというのはなかなか難しいです。
ただ実際に、保育士求人を見ていて、所定労働時間が短い保育園の求人というのも無いわけではないです。もし、所定労働時間が短い保育園の求人を探したいという場合は、保育士転職サイトを利用するのが良いでしょう。保育士転職サイトであれば、このような細かい要望に対応した求人を効率よく見つけて、紹介してくれます。
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まとめ:勤務時間が少ない・短い保育士求人の探し方。所定労働時間が短い保育園。
今回は、勤務時間が少ない・短い保育士求人とはそもそもどのようなことなのかということを説明しました。
保育士の一日の勤務時間は8時間とは限らず、正規職員の一日の勤務時間である所定労働時間というのは、週40時間以内であれば保育園が自由に設定できるため、時間、7時間30分、7時間45分というように8時間より短い保育園というのもあります。
そのような所定労働時間が短い保育園で働くには以下のメリットがあります。
- 時給に換算した場合にお得になる
- 肉体的にもお得
- 効率よく働くことができる
- プライベートの時間が増える
また、所定労働時間が短い保育園以外にも、勤務時間が短く保育園はあります。
- 残業が少ない保育園
- 短時間勤務制度がある保育園
- 週休3日制度の保育園
これらに挙げたような保育園の求人を探すには、保育士転職サイトを利用するのが良いです。保育士転職サイトであれば、このような細かい要望に対応した求人を効率よく見つけて、紹介してくれます。