保育士は転職サイト・エージェントを使うな！？損する使い方とうまく活用する方法。

これから就職転職を考えている保育士の皆様。

このような意見を耳にしたことがある方もいらっしゃるかも知れません。今回は、保育士が就職転職活動をする際に、保育士転職サイト・エージェントは使わないほうが良いのかという点について紹介します。

保育士転職サイト・エージェント・は使わないほうが良い？

いきなり本題の結論に入りますが、保育士転職サイト・エージェントは使わないほうが良いのでしょうか。

私自身も保育士転職サイト・エージェント・エージェントを利用しての転職経験がありますが、個人的には、「保育士転職サイト・エージェントは利用したほうが良い」と思っています。これは、転職サイトを利用して転職をしたほうが良いとは少しニュアンスが異なります。転職サイトも利用しつつ、自分がベストだと思う保育園に、自分自身の判断基準で転職を決めたほうが良い という意味になります。

そのため、後述しますが、保育士が転職活動をする際は、複数の保育士転職サイト・エージェントも併用して利用しつつ、自分自身でも求人を探して、自分自身の判断基準で転職先の保育園を決めることをおすすめしています。

なぜ「保育士転職サイト・エージェントを使わないほうがよい」という意見が出るか

「保育士転職サイト・エージェントを使わないほうがよい」という意見が出るのは、実際に利用してみての経験 からだと思います。

保育士転職サイト・エージェントを利用して、転職活動を行った結果、納得行かない保育園に転職する結果となった場合に「保育士転職サイト・エージェントを使わないほうがよい」という意見が出て来ると思います。一度、自分自身が利用してみて、良くない結果だった場合は、他の人にも保育士転職サイト・エージェントを使わないほうがよいと思ってしまうのは無理も無いです。

ただし、そのことの裏側には、

• 特定の保育士転職サイト・エージェントが良くなかった
• 保育士転職サイト・エージェントというもの自体が良くなかった
• 保育園が良くなかった

ということがそれぞれ考えられます。たまたま、その人が利用していた保育士転職サイト・エージェントの対応がいまいちであった場合もあれば、単に紹介された保育園が良くなかったという場合もあるということです。「良くない保育園なんて保育士に紹介するな！」と思うかも知れませんが、自分にとって良くない保育園に就職してしまったのは、「保育士転職サイト・エージェント」の責任なのでしょうか？

個人的には、納得行かない保育園に転職する結果となったは、自分自身にあるとと思っています。仮に強引に面接を押し進めてきたり、入職を急かされたりしたとしても、最終的に転職をするという判断を決めたのは自分自身です。

このことを踏まえて、保育士転職サイト・エージェントの損する使い方とうまく活用する方法について紹介していきます。

保育士転職サイト・エージェントの損する使い方

ここからは、保育士転職サイト・エージェントの損する使い方について紹介します。

自分自身の希望をきちんと伝えない

保育士転職サイト・エージェントの損する使い方をしてしまう１つ目の特徴は「自分自身の希望をきちんと伝えない」というものです。

自分自身の希望が曖昧で、とにかくたくさんの求人を紹介してもらったり、たくさんの保育園を見学してみてから考えたいという方はいらっしゃると思います。

見学をたくさんして、たくさんの情報を仕入れるということは、転職の成功にとっても大切です。ですが、保育士転職サイト・エージェントの担当者の方からすると、どのような保育園での就業を希望しているのかがわからず、その人に合う保育園をおすすめしにくくなってしまいます。結局、合格しやすそうな保育園を紹介したり、急募の保育園を紹介したりということになってしまいかねないです。

自分自身で考えない

保育士転職サイト・エージェントの損する使い方をしてしまう２つ目の特徴は「自分自身で考えない」というものです。

例えば、保育士転職サイト・エージェントの担当の方に「良い保育園ですよ〜^^」と言われて、手放しでその保育園は良い保育園だと思ってしまうというようなことです。 いざ転職をして働き出したら、全然良い保育園じゃなくて、騙された気持ちになってしまうというケースです。

このケースの場合は、まず、良い悪いという基準ははそれぞれの人にとって異なります。例えば、「バリバリ責任ある仕事を任してもらえて成長できるけど残業は少し多い保育園」「最初は責任や負担は最小限でしっかり先輩にサポートしてもらえて残業が少ない保育園」どちらが「良い保育園」と思うかは、実際に働くそれぞれの人次第です。それなのに、転職サイトの担当者の「良い保育園」といったら何も考えずに、自分にとっても良い保育園だと思ってしまうと、認識にズレが乗じてしまいます。

このケースの場合は、「何が良いのか」をしっかりと自分自身で考えて、自分にとっても良いのかどうかを考えて見極める必要があります。保育士転職サイト・エージェントの担当者の言われるがままに従ってしまって、自分自身の頭できちんと考えないと、保育士転職サイト・エージェントの損する使い方になってしまいます。

大手の保育士転職サイト・エージェントを使わない

保育士転職サイト・エージェントの損する使い方をしてしまう３つ目のケースは「大手の保育士転職サイト・エージェントを使わない」というものです。もちろん、小さい会社が運営している保育士転職サイト・エージェントがダメというわけではないですし、登録しない方がよいということでもありません。

小さい会社が運営している保育士転職サイト・エージェントを利用する場合は、必ず、大手の保育士転職サイト・エージェントも併用して利用したほうが良いです。

保育士の転職サイトの良し悪しは、担当者になる人との相性や住んでいるエリア、希望条件などによって異なってきます。もちろん、大手の転職サイトのすべてが、その人にとって良いかどうかはわかりませんが、そういう点でも複数の保育士転職サイト・エージェントを利用すべきです。

大手の保育士転職サイト・エージェントは、人数や体制に余裕があって、たくさんの求人情報を持っています。そのような転職サイトにも登録しておかないと、適切な数の求人情報を得られませんし、満足した転職サポートを受けられなくなってしまいます。

おすすめの大手の保育士転職サイト・エージェントは以下になります。

保育士転職サイト・エージェントをうまく活用する方法

一方で、保育士転職サイト・エージェントをうまく活用する方法について紹介します。

自分自身の希望と判断基準を持つ

前項の保育士転職サイト・エージェントの損する使い方で書いた「自分自身の希望をきちんと伝えない」「自分自身で考えない」ということの裏返しの内容です。

先程も書きましたが、自分自身の希望をきちんと伝えなかったり、転職に関する判断基準を持っていないと、担当者の言われるがままになってしまうリスクがあります。担当者の方が紹介してくれた保育園はなにが良くて、なにが良くないのかということを見学や面接を通して自分自身の目で判断する必要があります。

面倒くさいことをやってもらう

保育士の就職・転職活動には面倒くさいことも多いです。

• 保育園との日程調整
• 履歴書・職務経歴書の作成
• 保育園への質問
• 保育園との交渉

などです。特に、働きながら自分自身で、保育園と直接やりとりをしながら、選考を進めていくのはとても大変なことです。電話一本も時間が取られますし、選考を受ける身として失礼が無いように対応する必要があります。

保育士転職サイト・エージェントを利用すれば、このような面倒くさいことの一部を担当の方に任せることができるので、転職の負担を軽減させるのにおすすめです。

複数の転職サイトを併用する

先程も少し書きましたが、担当者との相性の合う合わないもあれば、たまたま、自分の希望エリアや希望条件に合致する求人が少ないという場合もあります。そのため、複数の保育士転職サイトを利用することでそのリスクを軽減できます。

特に大手の保育士転職サイトを併用して利用するのがおすすめです。登録してみて、担当の方と合う合わないなどもあると思うので、もし、なんか違うなと思ったら利用を辞めれば良いです。おすすめの大手の保育士転職サイト・エージェントは以下になります。

非公開の求人情報を知る

「非公開や限定の求人情報を知る」ということも保育士転職サイトをうまく活用する方法の一つです。保育士転職サイトはそれぞれ、ネット上で公開されていない非公開の求人を取り扱っている場合があります。自力で探しても見つからない求人になるので、保育士転職サイト・エージェント利用する大きなメリットとなっています。

自分でも転職活動をする

冒頭にも少し書きましたが、保育士転職サイト・エージェントを利用して、転職に失敗してしまう人によくあるのが、保育士転職サイト・エージェントにすべて任せてしまうという場合です。

保育士が転職活動をする際は、複数の保育士転職サイト・エージェントも併用して利用しつつ、自分自身でも求人を探して、自分自身の判断基準で転職先の保育園を決めることをおすすめしています。

例えば、保育士転職サイト・エージェントに求人を紹介してもらいつつ、地域の求人誌などから求人情報を仕入れて、自分自身でも直接保育園に応募してみるというようなことです。

まとめ：保育士は転職サイトを使うな！？損する使い方とうまく活用する方法。

今回は、保育士が就職転職活動をする際に、保育士転職サイト・エージェントは使わないほうが良いのかという点について紹介しました。個人的には、「保育士転職サイト・エージェントは利用したほうが良い」と思っています。

ただし、あくまでも複数の保育士転職サイト・エージェントも併用して利用しつつ、自分自身でも求人を探して、自分自身の判断基準で転職先の保育園を決めることをおすすめしています。

自分自身の就職・転職の責任は、自分自身にあります。最終的に転職をするという判断を決めるのは、自分自身なので、保育士転職サイト・エージェントをうまく活用して、転職を成功させましょう。