保育士が貰える可能性がある手当を全解説!担任手当や資格手当など!

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保育園で働く保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満はありませんか?
  • 給与明細のこのお金ってなんのお金?
  • 保育士が貰える可能性がある手当について具体的に知りたい!

保育士の給与明細をみると手当が色々あってよくわからなくなりませんか。勤めている法人によっても様々な違いがあるので、給与に差が出る部分でもあります。

今回は、保育士が貰える可能性がある各種手当についてまとめてみました。また、手当のある保育園の求人の注意点も合わせて解説しています。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士が貰える可能性がある手当を全解説!担任手当や資格手当など!

もちろん勤務している保育園によって様々な違いがあると思いますが、一般的に保育士が貰える可能性がある手当は以下のものになります。

  • 担任手当
  • 資格手当
  • 扶養手当
  • 主任手当
  • 皆勤手当
  • 住宅手当
  • 引越手当
  • 通勤手当
  • 処遇改善費

これらについて以下から解説していきます。

担任手当

担任手当は、クラスの担任に任命されている場合に付与される手当になります。保育園ごとに支給している場合も、していない場合もあります。

金額は5千円程度が一般的です。担任の保育士とそれ以外の保育士では担任の保育士のほうが業務負担が多い場合があるため、不公平感を生まないために支給をしています。

資格手当

資格手当は、なんらかの資格を保有している人に対して支払われる手当になります。保育園ごとに支給している場合もしていない場合もあります。金額は様々になります。

通常、保育園では保育士資格をもっているのは当たり前ではありますが、保育士の資格手当を支給している保育園もあります。無資格の方や事務職の方と、区別するという狙いもあるかもしれません。

また、認定こども園などでは保育士資格、幼稚園教諭免許など、それぞれ保有している資格によって手当を貰える場合もあります。

それ以外にも保育関連の民間資格や、英語に力を入れている園などは英語関連の資格などを保有している保育士に対して手当を付与している場合もあります。

扶養手当

扶養家族がいる場合に支給される手当です。支給していない保育園もあります。

支給基準の扶養家族というのは、扶養をしている仕事をしていない配偶者や子どもなどがいるかどうかになります。

扶養家族がいる場合は、生活にかかる費用も多くなるので、福利厚生の意味合いで支給をしていることがあります。

主任手当

主任手当は、主任保育士になると支給される手当になります。金額は2〜3万円程度が相場になります。

もちろん、すべての保育園で主任手当が存在するわけではなく、主任になっても手当がつかない場合や単純に基本給が高くなるという場合もあります。

ボーナスも高くなるので、基本給が高くなる方が待遇的には良くなる場合もあります。

皆勤手当

皆勤手当は、遅刻や欠勤を一度もしなかった場合に支給される手当になります。遅刻や欠勤をしないことは当然といえば当然ですが、保育士の士気を高める意味でもあえて支給している法人もあります。

皆勤手当の相場は3千円から5千円くらいになります。ちなみに有給休暇を使った場合でも出勤と同じ扱いになるので、皆勤手当が支給されないということはありません。

住宅手当

住宅手当は、賃貸を借りて住んでいる保育士に対して支給される手当になります。金額は1~3万円程度が相場になります。支給していない保育園もあります。

基本的には一人暮らしの賃貸の方が対象になる場合が多く、持ち家などの方は対象外の場合が多いです。最近では国や自治体が実施している保育士宿舎借り上げ制度を利用できる場合があるので、それを利用する場合も支給されません。

保育士宿舎借り上げ制度については以下の記事を参照してください。

引越手当

引っ越し手当は、引っ越しにかかる費用の一部などを支給する手当になります。基本的には入職時や会社都合の異動に伴って引っ越しが必要な時にのみ支給されるのが一般的です。つまり、自己都合での引っ越しの場合は支給されません。

大手の株式会社の保育園会社などで、地方からの上京者向けに支給されている場合があります。引っ越しを伴う転職希望の際は、引越し前、転職先を決める前に事前に確認しておくとよいかもしれません。

通勤手当

通勤手当は、自宅から保育園のある勤務地までの交通費にかかる手当になります。ほとんどの保育園で支給される手当になります。

月額の支給金額に上限がある保育園もあります。その場合はあまりにも自宅から保育園までが遠く交通費が高い場合は自腹での支払いになってしまいます。

保育士の通勤にかかる通勤手当というのは実は保育園にとっては結構な負担額になりえます。そのため、特にパートやアルバイトの方であれば保育園から近い人が優先的に採用されるということも考えられます。

また、前述の住宅手当を支給する場合は、交通費が少ない近隣に住む場合のみに支給するなどと制限をつける場合もあります。保育園の近隣に住んでいる場合は、交通費が少なくて済むからです。

公立の臨時職員などは、交通費は全く支給しないという市区町村もあるので注意が必要です。

車通勤の場合はガソリン代や駐車場代にかかる必要の一部も通勤手当として支給してくれる場合があります。自転車通勤の場合でも少額の手当を支給してくれる保育園もあります。

よく、電車やバスなどの交通費を保育園に請求して、自転車で通勤して交通費分を節約しようとする方もいますが、保育園によっては横領という扱いになってしまう場合もあるので、しっかりと会社の規定などを確認しましょう。

処遇改善費

処遇改善費は国や地方自治体が保育士向けに行っている給与改善費になります。基本的に保育士に直接支払われることはなく、保育園を通して保育士に対して支給されます。

処遇改善費には大きく「処遇改善費Ⅰ」「処遇改善費Ⅱ」「地方自治体独自の処遇改善費」などがあります。保育園自体はもちろん、保育士の経験年数、保育園のある自治体によっても金額は様々です。

「保育園を通しての支給」というところがポイントで、支給方法は保育園に任されています。

そのため、ボーナスを貰っていると思ったら実は、処遇改善費が支給されていた、昇給したと思ったら処遇改善費の支給額が上がっただけだったという場合もあります。

処遇改善費は支給されているけど、その分基本給が低く設定されているという悪質な保育園も存在します。

また、最近では処遇改善費を保育士に支給しないという(忘れていたという言い訳をする)悪徳な保育園もあるので、注意しましょう。

処遇改善費については以下の記事も参照してください。

保育士の各種手当の注意点

最後に保育士の各種手当の注意点を紹介します。転職などで求人を探す際には参考にしてみてください。

手当ての内容だけで保育園の良し悪しを決めるのは良くない

基本的に上記に挙げた手当は処遇改善費以外は 法律で定められて支給が義務付けられている手当ではありません。 処遇改善費は国や自治体からの補助金で確実に保育士に支給する義務があります。

なので、結局の所は保育園を運営している法人が手当のお金を出しているということになります。

住宅手当がない保育園は福利厚生が悪いと思うかもしれませんが、ある意味では勤めている保育士に公平な形になっています。例えば、せっかく頑張って近くに持ち家を買ったら、住宅手当がもらえなくなるっていうのは不公平だと思いませんか?

同じ仕事をしているのに、家族の有無や賃貸の有無、通勤方法などで手当が変わるというのはある意味で不公平かもしれません。

保育園のお金は基本的に国からの補助金で限られているので、手当を支給している分は他の基本給などを削られていると考えたほうが良いです。

色々な手当があると得する人が出る分、損する人も出るので一概に手当の多さだけで保育園の良し悪しを決めるのは良くないです。

働く保育園を選ぶ際は、手当なども考慮した年収額などで比較するほうが懸命と言えます。

手当ての支給方法は様々ある

手当の支給方法は保育園を運営している法人によって様々です。月ごとに手当が貰える場合もあれば、月の給与とは別にまとめて一括で支給されることなどもあります。

今月は収入が多いなと思ったら単に手当がまとめて支給されていただけだったということがあります。

よくある話では交通費が半年分先にまとめて支払われているのに気づかず、給料を使い切ってしまったという例です。その場合、新たな定期券が買えなくなってしまうので注意しましょう。

手当てボーナスへの影響を考慮する

各種手当の一番の注意点は、賞与(ボーナス)への影響です。賞与の支給基準は保育園を運営する法人によって様々です。特に法律などで規定があるわけではありません。

例えば、同じボーナス4ヶ月分であっても、手当も含めた月給の4ヶ月分なのか、手当を除いた基本給だけの4ヶ月分なのかによって大きく金額は異なってきます。

保育士の給料は手当が占める割合も多いので、ボーナスの支給月数が多いと思っていたら全然少なかったという話はよくあります。

例えば、

同じ月給20万円(基本給15万円 + 手当5万円)ボーナス4ヶ月分という条件であっても、

単純に20万円✕ 4ヶ月分の 80万円

というパターンと

基本給の15万円✕ 4ヶ月分の 60万円

という場合が保育園によって様々あります。

これらは求人によって様々なので、求人を探す際は注意して確認するのがおすすめです。

このような給与関連の細かい話を面接の際に聞くというのが苦手な人は、保育士の転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントのコンサルタントは保育士に代わって聞きづらい質問を保育園に聞いてくれます。

直接聞いてお金にがめつい保育士だと思われたくない人にはおすすめの転職方法になります。もちろんパートの場合でも有効です。

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まとめ:保育士が貰える可能性がある手当を全解説!担任手当や資格手当など!

この記事では、保育士が貰える可能性がある手当についてを解説しました。

  • 担任手当
  • 資格手当
  • 扶養手当
  • 主任手当
  • 皆勤手当
  • 住宅手当
  • 引越手当
  • 通勤手当
  • 処遇改善費

これらについてそれぞれ説明しました。

また、保育士の各種手当の注意点として以下のことを説明しました。

  • 手当ての内容だけで保育園の良し悪しを決めるのは良くない
  • 手当ての支給方法は様々ある
  • 手当てのボーナスへの影響を考慮する

これについては、保育園の求人を探す際に考慮すると良いです。