保育士求人の給与比較は総年収で比較すべき!手当や賞与込で計算してみよう!

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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これから就職や転職を考えている保育士の皆様。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 入職してみたら思っていた給料ほど貰えなかった
  • 悪くない給料だとおもったけど、周りと比べたら全然だった

働く保育園選びで悩んだことがある保育士の方も多いと思います。昨今は保育園の数も増えているので、求人の選択肢も多いと思います。

そんな方、にまずおすすめするのは、求人の給与の比較です。給与は、金額として数値で表されるので、より客観的に保育園同士を正確に比較できる要素の一つになります。

まずは、面接を受ける保育園の選択肢を絞っていくという意味で求人の給与額を比較してみてはいかがでしょうか。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

年収は保育士求人で最も正確に比較できる要素の一つ

働く保育園選びで悩んだことがある保育士の方も多いと思います。いろいろな保育園の求人があるので、どっちのほうが自分にあっているのか、より良いかというのを比較して選びぬいていく必要がありますよね。

そのなかでも給与の金額は、より客観的に保育園同士を正確に比較できる要素の一つになります。給与の額は数値の情報なので、どちらが良いのかということを確実に見比べることができます。

一方で給与以外の情報はなかなか保育園間で比較がしにくいです。

  • 仕事内容
  • 人間関係
  • 仕事量
  • 休日・休暇数

特に上記のようなものは、保育園の求人ごとに比較するのがかなり難しくなってしまいます。そもそも、これらの情報は働いてみないとわからないことも多いので、求人情報に書いてある情報や園のホームページの情報などから想像するしかない部分もあります。また、休日や休暇日数については、数値の比較は可能ですが、実際に利用できるのかということは働きだしてみないとわからない部分も多いです。

一方、給与に関しては、ほぼ確実に求人票に記載がされているので、働きはじめる前から正確なことがわかります。そういった意味でも、給与は働く保育園選びの中で事前に比較がしやすい情報のひとつになります。

保育士求人の給与比較は総年収で比較すべき!

働く保育園を選ぶ際に、いくつかの求人を比較すると思いますが、その際に給与を比較するという場合は、必ず、総年収で比較すべきです。つまり、 手当や賞与なども含めた1年間で得られる想定の総支給額で比較するということです。

極端な例だと、月給は高いけど賞与はない、少ないという保育園の求人もあるので、月給だけで比較してしまうと正確な比較にはならないことも多いです。特に賞与に関しては、保育園ごとに年間2〜4ヶ月分と開きがあるので、大きさな差が付く部分になります。また、保育士は、給与においてもたくさんの手当などが支給されていることがあるので、それらも正確に理解しておかないと正確な比較にはならないことも多いです。

保育士求人を総年収で比較する具体的な方法!

総年収で比較すると言っても具体的にどうしたらよいかわからないという方もいらっしゃると思うので、ここで、保育士求人を総年収で比較する具体的な方法について紹介します。

求人情報の月給を見る

まずは保育士の求人情報における月給額を見てみましょう。ほとんどの求人情報では月給額が記載されているはずです。もし、記載がない場合は、流石に不親切すぎるので、この段階で選択肢から外してしまっても良いかもしれません。

<経験考慮>

20万円〜23万円のように幅がある場合があると思います。これは、保育士としての経験があると入職した際の基本給に差があるということです。経験考慮がある場合は実際に、自分の給料がいくらになるのかというのは、面接を終えて合格してからになると思います。

求人によっては具体的な条件などが記載されている場合もあると思います。その場合は、その条件に従って、自分の想定される基本給を計算してみましょう。もし記載されていない場合は、まずは月給の下限値と上限値の両方を計算してみましょう。その場合は、比較対象となるもう一方の保育園についても下限値と上限値で計算すれば比較ができます。

<手当の内訳を算出する>

保育士の給料には別途手当が付く場合も多いです。求人に「手当別途」などと書かれている場合は、手当も含めた支給額を算出する必要があります。

よくある手当は、

  • 担任手当
  • 家賃補助
  • 主任手当

などです。もしどうしてもわからないという場合は、ひとまず手当の額を除いた金額を算出してみましょう。

<保育士宿舎借り上げ制度>

保育園で働く保育士向けの制度に自己負担少なく賃貸を借りてもらえる、保育士宿舎借り上げ制度というのがあります。保育士宿舎借り上げ制度は正確には給与ではありませんが、毎月の生活の支出額に大きな影響を与える制度になります。利用ができる保育園の場合は、その数値についても想定の年収に上乗せして比較しましょう。

保育士宿舎借り上げ制度を利用した場合の詳細な条件が分かる場合は、その条件をもとに実質的にどれくらいの補助を受けられるのかという額を計算して想定される年収に上乗せしましょう。

もし、詳細の条件がわからないという場合は、周辺の一人暮らしの家賃相場から1万円を引いた額の12ヶ月分を足してあげると、おおよその想定される年間の補助金額が計算できます。

  • (周辺の家賃相場 – 1万円)× 12ヶ月

家賃相場から1万円を引くのは、多くの保育園において保育士宿舎借り上げ制度を利用する場合は、金額によらず毎月1万円程度の自己負担を保育士に課しているためです。ただし、保育宿舎借り上げ制度は、利用期間に制限があるので、将来に渡ってずっと補助を受けられるわけではないので、その点は考慮に入れましょう。

賞与額を計算する

賞与に関しては求人情報などに「○ヶ月分」という記載があると思います。これは、「月給の○ヶ月分」が1年間に何回かに分けて支給されるという意味になります。例えば、「賞与年二回 4ヶ月」という記載の場合は、月給の4ヶ月分が1年間にトータルとして賞与として支給されます。4ヶ月分が年2回付与されるわけではないので勘違いしないようにしましょう。

<賞与額に幅がある場合>

求人によっては賞与額に幅がある場合もあります。「賞与 2ヶ月〜4ヶ月分」という形です。これは、園の業績や個人の評価によって賞与額に変動があるという意味になります。この場合は、実際の支給金額も毎回変動することになるので、そのまま幅をもたせた賞与額を算出してみましょう。

<具体的な数値の記載がない場合>

賞与に関して「賞与あり」「年2回」とだけ記載があり、具体的な数値がわからない求人もあります。この場合は、保育園に確認してみないと具体的な数値を推し量ることは難しいです。ただ、賞与の額に自信がある場合は、求人にも記載することが多いので、他と比較した場合に賞与額が多いということは期待できないことが多いです。

このような場合は、一旦、保育士求人において平均的である2〜4ヶ月分を想定して幅をもたせた賞与額を算出してみましょう。

<賞与の注意点について>

保育園によっては、就職した後の最初の賞与は支給なし、もしくは、減額されるという場合があります。賞与の○ヶ月分というのが、手当を含んだ月給に対してなのか、手当を含んだ月給に対してなのかは保育園によって異なります。より正確な数値を知りたい場合は、保育園に直接確認しましょう。

すべてを足して想定される総支給額を計算する

最後に、ここまでの月給、手当、賞与などの支給額をすべて足し合わせて総支給額を計算しましょう。経験加算や賞与などに幅がある場合は、その幅も含めて想定される年収を算出してみましょう。この数値を候補の園ごとに出していけば、給与額を正確に比較することができます。

保育士求人の給与の比較の注意点

最後に保育士求人の給与を比較する上での注意点を紹介します。

詳細な情報は聞いてみないとわからないことも多い

求人情報にあえてあまり具体的なことは記載せずに、とりあえず面接に来てほしいと考える園もあれば、待遇面に自信がある場合は、詳細に待遇などを書いている園もあります。それでも、細かい条件などは、実際に園長などに確認してみないとわからないことも多いので、最終的に内定までたどり着いたら、あらためて詳細な条件を確認して他の園の条件と比較してみましょう。

応募の前にある程度比較しよう

たくさんの保育園に応募をして面接で詳細を確認するというのは、効率の面でも体力の面でもなかなか難しいことです。そのため、応募する前段階である程度比較をおこなって選択肢を絞っておくのがおすすめです。応募前に気軽に保育園に詳細な条件等を確認したいという方は、保育士転職サイトを活用するのがおすすめです。担当になったアドバイザーが保育園に色々な質問をしてくれます。聞きにくいこともガツガツ聞いてくれます。

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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

就職時の給与だけでなく昇給基準も比較しよう

ここまで保育士の年収比較は総年収での比較が大切だということを説明しましたが、保育園で長く働きたいのであれば、昇給というのも今後の給与においては重要な要素になります。

就職時に想定される総年収にそこまで差がなかったとしても、一年後、二年後に差が出てくる可能性があるのが、昇給についてです。より良心的な保育園であれば、どのような基準でどれくらいの金額を昇給するということも求人情報に掲示してくれています。

就職時の給与にそこまで差がないという場合は、将来的な昇給金額も比較してどちらのほうがより良いかということを比較してみましょう。

給与以外の比較も忘れずに!

今回の記事では、主に保育士の求人の給与の比較という観点から説明してまいりましたが、保育士が長くよりより環境で働き続けるためには、給与以外の要素もとても大切です。逆にいうと給与以外は個人個人の考え方や捉え方も違うので比較が難しい部分でもあります。このブログでは、ブラック保育園の見極め方なども紹介しているので参考にしてみてください。

まとめ:保育士求人の給与比較は総年収で比較すべき!手当や賞与込で計算してみよう!

今回は、保育士求人の給与比較は手当や賞与込の総年収で比較すべきということを解説しました。まずは、面接を受ける保育園の選択肢を絞っていくという観点で総年収による比較はとても有効です。

人間関係や仕事内容など、数値による比較が難しかったり、働き始めないとわからない部分というのが少ないためです。

もちろん、今回の記事では、主に保育士の求人の給与の比較という観点から説明してまいりましたが、保育士が長くよりより環境で働き続けるためには、給与以外の要素もとても大切です。逆にいうと給与以外は個人個人の考え方や捉え方も違うので比較が難しい部分でもあります。このブログでは、ブラック保育園の見極め方なども紹介しているので参考にしてみてください。