目次 | 内容 |
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新人保育士で仕事ができない、うまくいかないは当たり前 | ・新人保育士が仕事でつまずくのは当然のこと ・保育園の指導不足が原因であり、組織の問題 ・未経験者を雇いながら、うまくできないと怒るのは不適切 ・新人が仕事ができないと悩む必要はない |
「仕事ができない」と思い悩むのは怒られるから | ・新人が仕事ができないと悩むのは先輩に怒られることが根本原因 ・怒られると自信を失い「自分は仕事ができない」と思い込む思考パターン ・人間関係が原因であり、この思考は経験年数に関わらず発生 ・メンタルが影響を受け、悩む状況につながる |
先輩保育士や園長が正しいとは限らない | ・先輩や園長の指摘が常に正しいとは限らない ・「仕事ができる」ことと「怒られない」ことは異なる場合が多い ・自分のスキルアップと怒られないことの区別が重要 ・たとえ間違いがあっても、自分を過度に責めない姿勢が必要 |
対処法は「怒られないようにする」こと | ・新人保育士の悩みは「怒られる」ことから生じる ・根本的な対処法は、先輩から「怒られない」ことに徹すること ・仕事のスキルアップよりも、精神的な安定を最優先 ・怒られないことで自信を保ち、精神的な負担を軽減 |
新人保育士が怒られないためにすべきこと | ・時間を守る、メモを取り指示通りに行動するなどの基本を徹底 ・先輩によって怒るポイントが異なるため、相手の特性を理解して行動 ・質問相手を選ぶ、嫌な仕事も引き受けるなど、人間関係を円滑にする工夫 ・自分の評価を高め、怒られる機会を減らす戦略も有効 |
保育園ではわからないことはわからないと言うことも大切 | ・不明点を明確に伝える勇気が不可欠 ・子どもの命に関わる業務ゆえ、曖昧なままだと大きな事故につながる危険 ・質問で怒る先輩との人間関係は改善が難しい可能性 ・安全確保のためにも、理解できないことは早めに確認する姿勢が重要 |
どうしても改善が難しい場合は転職も視野に | ・努力しても人間関係が改善しない場合、園との相性が悪いと判断 ・心身の健康を守るため、無理して働き続けるよりも転職を検討 ・新人や年度途中でも保育士不足により転職は可能 ・専門の転職サイト活用で、自分に合った次の職場を探す |
まとめ:先輩から怒られた。新人保育士で仕事ができないと悩んでいる場合の対処法! | ・新人保育士が仕事のことで悩むのは当然、まず精神的な保護が最重要 ・対処法は「怒られない」ことを徹底し、心の安定を図ること ・精神面が安定すれば、自然と仕事の能力も向上 ・状況が改善しない場合は、転職も有効な解決策 |
よくある質問(FAQ) | ・Q1: 怒られるのを前向きに捉える方法 → 先輩の期待と捉え、自身の成長の機会と考える ・Q2: 怒られる主な原因 → 指示確認や報連相不足、スキル不足、優先順位付けの難しさなど ・Q3: 報連相・質問の具体的なポイント → こまめな報告、早めの相談、自分の考えを伝える、相手の状況を考慮 ・Q4: 自信喪失と萎縮の克服法 → 完璧を求めず、小さな成功を認め、自身の成長を意識する ・Q5: ストレス対処法 → 趣味、睡眠、運動、リラックス、専門機関への相談 ・Q6: 転職を考える状況と注意点 → 努力しても改善せず心身に影響がある場合、情報収集と専門エージェント活用 |
- 先輩から怒られてしまった
- 新人保育士で仕事ができないと悩んでいる
私も新人の頃は、同じように思ってしまって何度も心を病んでいました。最初に勤めたのがブラック幼稚園だったというのも大きいと思います。
先輩に怒られてばかりで、「私って仕事ができないのかな…」と深く悩んでいませんか? この記事では、新人保育士のあなたが仕事で自信をなくさないための解決策を現役保育士の私が解説します。
この記事では、新人保育士が「仕事ができない」と思い悩むのは当たり前であることを明確にし、その上で怒られないための具体的な対処法と、メンタルを安定させる心構えを解説します。

毎日怒られてばかりで、自分は保育士に向いていないのかなと自信をなくしてしまいます。

仕事がうまくいかないと悩むことは、新人保育士さんなら誰でも経験することです。
先に簡単に結論から言うと、
新人保育士で仕事ができない、うまくいかないは当たり前なので、思い悩まずにメンタルを保つことが大切です。そのためにどのような考え方をすればよいかということを紹介します。
先輩から怒られた経験があります
その経験が参考になればと思います
新人保育士で仕事ができない、うまくいかないは当たり前
新人保育士なので、当然、保育士の資格を取っていたとしても、保育の実務経験はゼロなわけです。
ということは、仕事ができない、うまくいかないというのは、実は当たり前のことです。
新人保育士が「仕事ができない、うまくいかない」という当たり前のことを思い悩んでしまっている時点でおかしいと思います。
新人保育士が仕事がうまくいかないと思い悩んでしまうのは、実は 根本的には保育園の組織としての問題 だと思っています。
つまり、簡単に言うと 保育園が悪い です。
保育園という組織が、未経験者である新人保育士が仕事ができるように指導する必要があります。
例えると、
レジの操作経験がまったくない人をコンビニオーナーが採用して、何も教えることなくコンビニで働かせているとします。
そして、いざ現場でレジ業務をやらせたらなにもできなくて怒っているというような状況です。
これは極端な例ではありますが、
教えることができない、嫌というならば、経験者を高待遇で雇えばよいわけです。それをせずに、未経験者を雇っておいて、文句を言うというのは変な話だと思います。
例えば、「同じことを何度も聞いてしまう」ということがあって怒られたとします。でもそれは、こういう時はどうするというマニュアルをきちんと整備できていないだけかもしれません。そのつけが新人の保育士に行ってしまっているということです。
なので、まず伝えたいことは、新人保育士で仕事ができない、うまくいかないということで思い悩む必要はそもそもないということです。
「仕事ができない」と思い悩むのは怒られるから
新人保育士で仕事ができない、うまくいかないということで思い悩む必要はそもそもないと書きましたが、
とはいえ、実際には、そんな話はおかまいなしに先輩保育士は怒ってきていると思います。そしてその結果が、当たり前なのにも関わらず「仕事ができない、うまくいかない」と思い悩んでしまうことに繋がります。
個人個人で状況が異なりますが、新人保育士が仕事ができない、うまくいかないと思ってしまうことに共通して言えるのは、その人間関係が原因にあると思います。
怒られる -> 落ち込む -> 自分は仕事ができない というような思考の流れです。
もちろんそうではない人もいると思います。
- 怒られても落ち込まず 次は頑張ろう!
- この先輩の言っていることは間違っている、自分のやり方を貫こう!
このように考える人も中にはいると思います。ただ、そういう人はこの記事にたどり着いていないです。
この記事にたどり着いた人は、「自分は仕事ができない、うまくいかない」と思い悩んでいると思います。
逆に言うと、新人でも何年目であっても、誰かに怒られてしまうと同じ思考に陥ってしまいます。
- 2年目なのに、仕事ができない
- 3年目なのに、仕事ができない
と、このような思考だと延々と同じことで思い悩んでしまいます。
先輩保育士や園長が正しいとは限らない
そしてもう一つの大切な観点は、先輩や園長が言っていることが正しいとは限らないということです。
なので、「仕事ができるようになる」ということと「怒られない」ということはイコールではないということです。
つまり、仕事ができるようになれば、怒られないようになるとは限らない場合が多いです。その点を勘違いしないようにすることも大切です。
この点を勘違いしてしまうと、「自分はできているはずなのになぜわかってくれないんだろう」という思考も生まれてしまいます。
もし、その違いを自分のなかで切り分けられるようになれば、もし怒られたとしても「この先輩の言っていることは間違っている、自分のやり方を貫こう!」という考え方もできるようになります。
また、事実として自分が間違っている点があると感じたとしても、反省はしても自分を追い込まないということが大切です。
対処法は「怒られないようにする」こと
先程から書いていますが、新人保育士で仕事ができない、うまくいかないということで思い悩む必要はそもそもないわけです。ですが、そうは言ったところで、すぐに切り替えられるわけではないです。
そう思ってしまう原因である「先輩から怒られる」ということを徐々になくしていければ良いです。厳しく指摘されたり、怒られないようにする、その結果、メンタルを正常に保てれば、それで良いわけです。
つまり、対処法としては「怒られない」ことに徹するということです。
自分自身が仕事をできるようにするということではなくて、怒られないということに注力し、その結果としてメンタルを正常に保つということです。
新人保育士が怒られないためにすべきこと
まずは、最低限として
- 遅刻をしない(時間を守る)
- 言われた通りにやる(メモを取る等)
ということを意識すると良いと思います。
時間を守るというのは、日本人は特に気にするので、まずは意識するべきです。
そして、メモ等を頻繁に取るようにして、言われたことを言われた通りにやるということも大切です。
これらは、最低限として抑えておくべきです。逆にこれができていないと、他のことでも怒られやすい人間になってしまいます。
先輩から怒られないということに重点を置いた場合は、対処の仕方はその先輩保育士や園長などの人次第になります。
同じことが起きたとしても怒らない人もいれば、怒る人もいます。なので、こういう場合は、このように対処したら良いという明確な答えはないことが多いです。
怒るポイントは人によって違うので、それを踏まえて仕事をしていくことが重要です。
例えば、
- この人は同じことを二度聞くと怒るから別の人に聞こう
- この人は優しいからこの人に教えてもらおう
- まずは、同期に聞いてみよう
など。仲の良い同期や気軽に質問できる優しい先輩などを見つけることも大切です。このように動いて怒られるポイントをなるべく減らしていくことができます。
その人が仕事における態度や自分の機嫌などで怒るような人であれば、
- みんなが嫌な仕事を進んで引き受ける
というのも効果的です。自分の評価を上げることで怒られにくくするという方法になります。
保育園ではわからないことはわからないと言うことも大切
- わからないことはわからないと言う
個人的には、これが一番難しいことだと思います。わからないことをわからないからといって聞くと「怒られる」という思いがあるので、なかなかわからないと言えなくなってしまいます。
私も何度も経験があります。「そんなこともわからないの?」と言われるのが嫌でどんどん聞きづらくなってしまいます。
でも保育園では子どもの命を預かっているという性質上、わからないことをわからないまま進めようとすると、大事故に繋がる可能性もあります。
これで怒ってくるような先輩と長く仕事をするのはやはり厳しいかもしれません。
どうしても改善が難しい場合は転職も視野に
先程も言ったように、新人保育士が仕事ができない、うまくいかないというのは当たり前で、そう思い悩んでしまうのは、人間関係の問題です。
これらを実践して怒られないように徹したとしても、その日の機嫌や気分、好き嫌いで怒ってくる人も残念ながらいます。そのため、その保育園は「ハズレ」と判断するしか無いかもしれません。
あまりにひどいようであれば、転職を検討したほうが良いかもしれません。そのまま無理をして頑張ってしまい、メンタルを病んでしまうことが一番良くないです。
一年目でも、年度途中でも今は保育士不足で問題なく転職をすることができます。次回もハズレの保育園を引かないためには保育士向けの転職サイトの活用がおすすめです。
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まとめ
新人保育士として先輩に怒られ、「仕事ができない」と悩んでしまうのは、当たり前のことです。
まず、ご自身のメンタルを守ることが何よりも大切です。
この記事では、具体的な対処法として、
それでも人はやっぱり怒られると思い悩んでしまうと思います。
つまり、対処法としては、先輩などから「怒られない」ことに徹するということです。怒られなければ、思い悩むこともなくなり、メンタルが安定します。それこそが対処法になります。
それでも、残念ながら、その日の機嫌や気分、好き嫌いで怒ってくる人もいるので、あまりにひどいようであれば、転職を検討したほうが良いかもしれません。
自分が仕事のできる、できないという話は、一度置いておいても良いと思います。メンタルを安定させて日々の仕事が楽しいと思えれば、自然と仕事はできる状態になると思います。
よくある質問(FAQ)
- Q「怒られるのは期待の証拠」と考えるのは難しいです。どうすれば前向きに捉えられますか?
- A
はい、そう感じる新人保育士さんはたくさんいらっしゃいます。
前向きに捉えるのは難しいことですよね。
先輩が時間を割いて指導してくれるのは、あなたが成長してほしいという期待があるためです。
最初はそう思えなくても、まずは「私に時間をかけてくれている」という事実を受け止めることから始めてみませんか。
怒られた内容をメモに残し、「これを乗り越えたら、少しは成長できる」と考える習慣をつけると、少しずつ気持ちが切り替わります。
- Q先輩に怒られる主な原因として、どんなことが挙げられますか?
- A
先輩に怒られる主な原因はいくつかあります。
多いのは、指示内容の確認不足や報告・連絡・相談のタイミングが遅れてしまう報連相不足です。
また、保育の知識や実務経験が足りないスキル不足、複数の業務をこなす上での優先順位付けの難しさも挙げられます。
子どもの安全に関わるミスや、当事者意識が足りないように見えることも原因となります。
これらの点を少しずつ改善することで、叱責を受ける回数を減らすことができます。
- Q「報連相」や「質問の仕方」で気を付けるべき具体的なポイントはありますか?
- A
はい、報連相と質問は非常に重要です。
まず、こまめに状況を報告・連絡・相談するよう心がけてください。
特に、分からないことがあれば、一人で抱え込まずに早めに相談することが大切です。
質問する際には、「ここまで考えたのですが、ここが分かりません」というように、自分で考えた過程を伝えることで、先輩も教えやすくなります。
また、先輩が忙しくない時間帯を見計らって声をかける、一度にまとめて質問するなど、相手の負担を考慮することが大切です。
- Q仕事ができないと自信をなくしてしまい、日々の業務で萎縮してしまいます。どのように克服すれば良いですか?
- A
あなたが「仕事ができない」と感じて自信をなくしてしまう気持ち、とてもよく分かります。
萎縮してしまうと、さらにミスを恐れてしまいがちですよね。
まずは、完璧を目指さないことが大切ですし、新人保育士さんに完璧を求める人はいません。
小さな成功体験を意識的に振り返り、ご自身の成長を認める練習を始めてみませんか。
例えば、「今日は○○ができた」「メモをしっかり取って、怒られずに済んだ」など、ささいなことでも構いません。
少しずつ自信回復に繋がります。
- Qストレスがたまって心身ともに疲弊している場合、どのようなストレス対処法がありますか?
- A
ストレスがたまり、心身に不調を感じているとのこと、とても心配しています。
まずは、仕事以外の時間を大切にしてください。
趣味や好きなことに意識的に時間を使うことで、気分転換を図れます。
十分な睡眠を取る、リラックスできる時間を作ることも重要です。
軽い運動をしたり、自然の中で過ごしたりするのもストレス解消に効果があります。
もし、一人で抱えきれないと感じたら、信頼できる家族や友人、または専門の心の健康に関する相談窓口に話を聞いてもらうことも考えてみてください。
- Q転職を考えるのは、どのような状況になったら良いでしょうか?また、転職する際に注意することはありますか?
- A
転職は大きな決断ですので、慎重に考える必要があります。
この記事でもお伝えしているように、努力しても状況が改善しない場合や、心身に深刻な影響が出ている場合は、転職も選択肢の一つです。
例えば、常に気分が落ち込んでいる、不眠が続く、仕事に行くのが本当に辛いといった状態であれば、ご自身のメンタルを守るためにも検討をおすすめします。
転職する際は、焦らずに情報収集から始めることが大切です。
保育士専門の転職エージェントに相談し、自分に合った保育理念や人間関係の園を見つけることで、新しい環境で再スタートを切ることができます。