保育士になりたくない新卒・保育学生はもったいない?どうすれば良いか?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


幼稚園教諭や保育士資格取得のためみ専門学校や大学などに通っているという方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士はやっぱり大変そう
  • 保育実習したら自分には向いてなさすぎた
  • 他にやりたいことがある

保育士資格の取得を目指す大学や専門学校に通っている学生の方でも、最終的には保育士にはなりたくないなと思う人も当然いると思います。

そんな時に聞こえてくるのが、

  • 「資格を取ったのにもったいない」
  • 「働く前から駄目だと決めつけるな」

家族などからこのように言われてしまうこともあると思います。今回はこのような新卒保育学生向けに、保育士になりたくない新卒・保育学生はもったいないことなのか、どうしたほうが良いのかという点を説明します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
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そもそも新卒保育学生は保育士以外の職業に就職できるか?

まず、理解しておくべきことは、そもそも新卒保育学生は保育士以外の職業に就職できるかということだと思います。

結論としては、保育士資格をとって保育士として働くことを目的として専門学校や短期大学、大学などに通っている学生であっても、もちろん保育士以外の職業に就職ができます。他の学生と同様に就職活動をおこなって就職をするということになります。

その際に一般企業の面接で必ず聞かれれることは、「なぜ保育士として働かないのか?」ということ。これさえ論理的に答えることができればよいです。

保育士が嫌だからとりあえず一般の企業の面接に来ましたという感じでは、なかなか採用されるのは難しいでしょう。単に、保育士が大変そうだからとか自分には合わなそうだからということではなくて、希望している職種や職業になぜ自分は就きたくて向いていると思ったのかという点が大切です。

そうすれば希望する職業の専門知識がない他の学生と同じスタート地点になります。

日本は、特に新卒は人物重視の採用がメインで、卒業時点での知識やスキルなどをほとんど求められることは有りません。人物重視というのはその人の持っているポテンシャルや意欲、性格などがその会社にとって将来役に立つかどうかという点です。

だから、保育士資格をとったからとって、無理に保育や子どもと関わる可能性のある一般企業を志望する必要もありません。自分が活躍できる、そして、それが面接官に伝えることができる職業職種を目指すと良いです。

ただし、それと同時に日本は学歴社会でもあるので、新卒時点での学歴によって求人に応募できないということはあります。応募資格が大学卒であったり、大学卒のほうが初任給は高かったりなどです。自分の状況によってすべての企業や職種を希望できるわけではないという点は留意しておくべきです。

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保育士資格を取るのに保育士として働かないことはもったいないこと?

保育学生が保育士以外の職業につきたいと両親などに告げた時「もったいない!」と言われてしまうことがあると思います。保育士資格を取って保育士として働かないことはもったいないことなのでしょうか?

たしかに両親からすると「保育士」という職業は一般的な仕事と比べると比較的安定していますし、安くない学費を払って勉強して資格を取ったわけですから「もったいない」という気持ちが生まれるのはわかります。

これは個人の考え方の問題かもしれませんが、本当にもったいないのは「自分がより幸せになれる選択肢を選択できないこと」だと私は思います。

保育士として働くことよりも別の職業で働くほうが自分は幸せになれると思っているのであれば、その選択を取らないことのほうが「もったいない」です。

もちろんその選択が正しいとは限りません、現時点の自分が別の職業で働くほうが自分は幸せになれると信じていても、その選択を取ることによって結果的に人生が不幸せな方向に向かってしまう可能性もあります。

例えば、毎日終電で帰宅して土日もサービス残業で出社しなくれはいけないというブラック企業に就職してしまうなどです。現時点ではそう思っていなくても、結果的にそうなってしまうことはどんな選択肢をとった場合にも起きる可能性があることです。

ただし、後述しますが、保育士資格を持っていることで、そのようなリスクをある程度軽減できる方法があります。

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保育士が合わなかったから一般企業に就く、より、一般企業が合わなかったから保育士になる のほうがベター

今は保育士になりたくないと思っていても、たしかに、経験してみないとわからないこともあります。

働いてみたらやっぱり保育は楽しくて自分に向いていると思えるかもしれません。だから「最初は保育士として保育園で働いてみては?」とアドバイスをくれる人もいると思います。

これも考え方の違いというだけかもしれませんが、保育士が合わなかったから一般企業に就く、ということより一般企業が合わなかったから保育士になるというほうがリスクは少ないです。

なぜなら一般企業において「新卒」というカードはとても強力で、即戦力としてではなく、人物やポテンシャル重視で内定を勝ち取れる数少ないチャンスです。

保育園で何年か働いた後に、一般企業に転職したいという場合は、基本的に「第二新卒」という形になります。保育士としての経験は残念ながら一般企業の転職市場で即戦力として認められにくいです。

そのため、転職先の選択肢も一気に減ってしまいます。当然、応募できる会社がブラック企業の割合も多くなります。

そうであれば、貴重な新卒のカードを使える時に使い、先に一般企業を経験したほうが良い会社に就職できる可能性は高くなります。

なおかつ、もし万が一就職した会社での仕事が合わなかったり、自分に向いてないと思った場合に、未経験から保育園で保育士として働くことは難しくないです。昨今は、保育士不足であるので、未経験からでも採用してくれる保育園もたくさんあります。

さらにその上で、やっぱり保育士が自分に向いていなかったとなったら、新卒の際に就職した会社での経験が役に立ちます。転職活動をする上では、一般企業での経験は即戦力としても評価してもらえる可能性があるためです。

つまり、 一般企業 → 保育士 → 一般企業 という道のりをたどることができます。

もし、これが逆だと、「保育士の仕事あわないな」と思いながらも、転職が難しいので、ずるずると保育士の仕事を続けざるを得なくなってしまいます。

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保育士になりたくない新卒・保育学生はどうすれば良いか?

ただ保育士になりたくないから就職できる他の職業ならどこでも良いやという考えだと、先程も言ったように、毎日終電で帰宅して土日もサービス残業で出社しなくれはいけないというブラック企業に就職してしまいます。

そうならないために、保育士になりたくない新卒・保育学生はどうすれば良いかのかという点を説明します。

知識を身につけ、自分が何をしたくて、それが自分にあっているのかを理解する

保育士になりたくない新卒・保育学生が、まずすべきことは自分がなんの職業に就くのかを決めるということです。

そのためにはたくんさんの知識を身につけ、自分が何をしたくて、それが自分にあっているのかを理解する必要があります。

見た目や聞いた感じのイメージだけではなく、実際にどのような仕事をしているのかということです。

華やかな見た目の仕事でも実際は裏では重労働ということもよくあります。その仕事の本質を知って、それは自分がしたいことなのか、そして自分にあっているのかということも重要です。

他人から聞いた「あの仕事が良いよ」「楽しいよ」という情報だけではなく、実際に自分がその仕事に従事した際のイメージが大切です。

一日中、机に向かって座っているデスクワークの仕事が楽しいと思う人もいれば、外に出てたくさんの人と会話をする営業の仕事が楽しいと感じる人もいます。

「あの仕事が良い」「楽しい」というのはあくまでもその人の主観の情報に過ぎません。あなた自身の主観で判断する必要があります。

そのために、世の中にどのような仕事があり、それはどのような仕事内容なのか、というような知識をたくさん身につけることも大切です。

専門学校や大学は卒業し、保育士の資格は取っておく

専門学校や大学に通っている場合は、きちんと卒業して保育士の資格は取っておくことも有用です。

専門学校や大学を卒業しているということは、就職においてもプラスになります。また、先程も書いたように「保育士」の資格をもっていることは、人生において保険になります。

もし万が一、就職した仕事が自分にあっていなかったり、ブラック企業に就職してしまった場合は、保育士として保育園に転職することができます。

昨今は、保育士不足なので、新卒ではなくても未経験から保育園で働くことは可能です。未経験の保育士をきちんと教育してくれる保育園も増えてきています。

また、将来的に、パートで働くという場合にも保育士資格をもっていると選択肢が増えてとても良いです。

保育士にはならないと決めたからといって、学校を辞めてしまうのではなく、きちんと卒業して資格をとっておくと人生の保険としても機能します。

保育園の面接は何個か受けておくのが良い

補足ですが、保育園では働かないと決意した場合でも、保育園の面接は何個か受けておくと良いかもしれません。

保育実習以外で保育園の様子を生でみることができる機会はなかなか少ないです。また、保育園の給与や待遇と自分が就職を希望する給与待遇などを見比べてみるのも良い勉強になります。

加えて、保育園から内定を貰ってそれを辞退して他業種に就くことで、決意という意味で自分の気持ちにも良い変化があるかもしれません。

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まとめ:保育士になりたくない新卒・保育学生はもったいない?どうすれば良いか?

保育士資格を取った新卒・保育学生が保育士にならないことは、もったいないことではないです。本当にもったいないのは「自分がより幸せになれる選択肢を選択できないこと」だと私は思います。

なので、今、保育士にならないほうが自分は幸せになれると考えているのであれば、保育士にならないという選択肢も正解かもしれません。

ただし、なんとなく大変そうだから就職できる他の職業ならどこでも良いやという考えだと、先程も言ったように、毎日終電で帰宅して土日もサービス残業で出社しなくれはいけないというブラック企業に就職してしまう可能性もあります。

  • 保育士の資格は取得しておく
  • 大学や学校は卒業しておく
  • 職業に対する知識をみにつける
  • 自分が何をしたいのかを理解する
  • 自分がしたいことが自分にあっているかどうかを確認する

そうならないために、しっかり対策をして、今後の自分の人生と向き合いましょう。