保育士のやりがい、不満、大変な所!ブラックなの?より良い保育園で働くために。

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これから保育士を目指す方。保育士は激務薄給でブラックというイメージをもっている方が多いと思います。

こんな疑問や悩み、不満はありませんか?
  • 保育士のやりがいや大変な所が知りたい
  • 保育園で働く保育士の仕事は楽?
  • 保育園で働く保育士の仕事大変?
  • 保育園で働く保育士の仕事はブラック、ホワイト?
  • 保育士が抱えている保育園への不満にはどのような内容がある?

保育園で働く保育士の仕事は楽なのか?大変なのか?私も、保育士の仕事の経験がない人から聞かれることが多い質問になります。結構、答えに困る質問になります。何をもって楽なのか大変なのかはその人それぞれだからです。

保育園で働く保育士の仕事は楽なのか?大変なのか?について、結論から書くと、保育士の仕事が楽と感じるかどうかは本人と環境次第です。答えになってないかもしれませんが、保育士という仕事を一括にして楽・大変と言い切るのは難しいです。

『保育士』という仕事は短大や大学、専門学校を卒業すると就くことのできる職業で、子どもの命を守る大切な仕事でもあり、資格は国家資格になります。保育士を目指す人の多くは、子どもが好きな人です。といっても子どもが好きというだけで長年続けられるものではありません。保育士の仕事内容はたくさんあり、保護者に代わっておむつ交換、排泄の介助や着替えなどで身体を清潔に保つこと、適切な水分補給を行うこと、食事やおやつを決まった時間に適切な量提供すること、昼寝や休息の時間を適切にとって生活リズムをつくること、体調の変化や精神的なケアをしてあげることも保育士の基本的な役割です。

現在の社会は共働きの家庭が多く、1日のほとんどを保育園で過ごす子も少なくありません。そうした中で働いていると、保育士になってよかった!と思う瞬間と対照的に辛かった瞬間もたくさんあります。それに関して決して否定はできないですが、やりがいを感じられる面もあります。むしろそれがないと保育士を続けるのは難しいかもしれません。今回はそんな瞬間や今の保育現場について解説していきます。

今回は私自身の保育士という仕事のやりがいや大変に思う所を紹介します。あくまでも私個人の考えなので、これが全員に当てはまるとは限らないです。参考までにしていただけると幸いです。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
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保育士が抱えている保育園へのよくある不満

まずは、保育士が抱えている保育園へのよくある不満についてです。保育士が抱えている保育園へのよくある不満は以下の内容が多いです。

  • 持ち帰りの仕事がある
  • サービス残業がある
  • 休暇が取りにくい
  • 書類仕事が多い
  • 保育以外の仕事をする時間がない
  • 保育士不足になっている
  • 合わない同僚がいる
  • 先輩や園長が怖い
  • お局保育士がいる
  • 園長との関係
  • 保護者とのトラブルやクレームがある
  • 責任が重い
  • シフトが不安定
  • 土日出勤がある
  • 給料が安い

これらの不満によって保育士を辞めてしまったり、転職を考えるという保育士も少なくないです。以下からこれらについて紹介します。

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持ち帰りの仕事がある

自宅に持ち帰って仕事をする必要があるというのは保育士のあるあるですが、保育士が保育園に抱えている大きな不満の一つでもあります。保育士が出勤している時間のほとんどは、実際に子どもが登園している時間でもあるので、書類仕事や行事などの準備を出勤している時間中にすることが難しい状況もあります。残業として処理ができればまだ良いですが、園の方針で残業は推奨されないという保育園も多いと思います。それは、割増となる残業代は払いたくないという保育園が多いためです。そうなると必然的に家に持ち帰って仕事をするしかなくなってしまいますよね。持ち帰りの仕事は本来であれば仕事の時間に該当するので、残業代がきちんと支払われるべですが、ほとんどの保育園では支払われていないです。

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サービス残業がある

先に書いた持ち帰りの仕事とほとんど同義ですが、サービス残業についても保育士が抱えている保育園への不満の一つになります。書類仕事や行事の準備などが終わっていないと残業をする必要がありますが、保育園によっては残業時間を認めてくれず、結果的にサービス残業という形になってしまうこともあります。保育園が残業を残業時間に認めないのは、割増の残業代を支払うことで、人件費が増加してしまうためです。

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休暇が取りにくい

保育園で働く保育士のよくある不満が休暇が取りにくいということです。もちろん保育士にも他の職業で働く場合と同様に有給休暇は規定の日数が付与されます。ですが、保育園では配置基準があり、基本的に一日に出勤が必要な保育士の人数は決まっています。そういう中で休みをとってしまうと保育士の人数が足りなくなってしまい、休みを取ることができないということが起こります。好きな日程に休みを取るということはかなり難しくなっています。休みを取得する場合は、シフトが決まる前に申告し、なおかつ、保育士の人数に余裕がある時期に取得しなければいけません。結果的に同僚などにも気を使って遠慮してしまって、希望の日に休みがとれないということになります。

また、有給休暇の取得の義務化も始まり、フルタイムの正社員であれば年5日の消化が義務となりましたが、休暇の日程が勝手に保育園によって決められてしまうという保育士の方もいると思います。

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書類仕事が多い

書類仕事は保育士の頭を悩ませてしまうことがある仕事です。もちろん、保育園の書類の仕事(連絡帳、日誌、週案・月案等)は保育士の重要な仕事の一つであることは間違いないです。

そのためどちらかというと、保育士の保育園への不満になるのは、それらの書類仕事を進めるための時間が正しく確保されていないという部分についてです。結局この書類仕事の存在と、保育士の人数が足りていないことが、先にあげた持ち帰りの仕事・サービス残業・休暇のとりにくさなどに影響します。保育士の人数が足りていなければ、当然、保育に入らなければいけないので書類仕事をすすめる時間を取ることができません。結果として、サービス残業や持ち帰っての仕事になってしまうことになります。

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保育以外の仕事をする時間がない

前述しましたが、保育士の仕事は園児を保育することだけでは有りません。毎日たくさんある書類の仕事や行事の準備、園の細かい雑務など様々あります。これらも保育士の重要な仕事の一つですが、前項同様に、これらの保育以外の仕事をする時間がないというのが、保育士の不満に繋がります。

保育士が出勤している時間のほとんどは、実際に子どもが登園している時間でもあるので、きちんとした人数の保育士が確保されていないと保育以外の仕事をする時間を確保することが出来ません。

最近では「ノンコンタクトタイム」と言って、保育士が園児と接せずに他の仕事をする時間を確保している保育園も増えてきていますが、まだまだ一部の保育園でしか実現できていないことになります。

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保育士不足になっている

保育士不足によって保育士の待遇改善が進んでいることなど、悪いことばかりではないですが、現場で働く保育士が足りずに一人あたりの負担が増加しているということも起きてしまっています。誰かが退職した場合に募集をかけても簡単に次の保育士が採用できるわけではないので、その間は、その足りない保育士の人数で保育園の運営を続けなければいけません。こちらも回り回って、休暇の鶏肉さやサービス残業などに繋がります。

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合わない同僚がいる

保育園は狭い組織とは言っても、様々な保育士と一緒に仕事をする必要があります。特に、保育園では複数の保育士が担任となり一緒のクラスに入るので、保育の進め方や考え方があわない同僚と一緒に仕事をしなければいけないことも少なくないです。それで、高待遇であれば、我慢ができる人もいるかも知れませんが、待遇も良くなく負担も多いので、余計にストレスがたまってしまうことが多いでしょう。

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先輩や園長が怖い

保育士が抱えている保育園への不満でも多いのが人間関係に起因するものです。人間関係の問題は、保育士の転職のきっかけにもなることが多いです。特に不満になるのが、先輩や園長が怖いというものです。人間関係に不満があると、日々の仕事で耐えられるはずのものも耐えられなくなってしまいます。

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お局保育士がいる

お局保育士の存在も保育園で働く保育士の不満の一つです。お局保育士とは、保育園に長く勤めていて性格や態度がきつい保育士のことです。年上で立場も強いことが多いので、園長でも気を使ってしまうというお局がいる保育園もあると思います。お局保育士の存在によって理不尽や不公平な経験をすることもあります。

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園長との関係

園長との関係は時に現場の保育士の不満になります。園長との関係が上手く行っていないと、様々な場面で仕事に支障をきたすこともあります。特に保育経験があまりない園長であったり、お金儲けのことばかり考えている園長だと現場の保育士が大変になります。また、最近は待機児童問題で、新しい保育園が増えている一方で、全体の施設長のレベルが下がっているということは間違いないでしょう。

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保護者とのトラブルやクレームがある

保護者との関係性も保育士の不満につながることがあります。もちろん保育園側に問題がある場合もありますが、なかにはモンスターペアレントと言われる、保育園に対して理不尽な要求やクレームをしてくる保護者もいます。モンスターペアレントの対応が必要になると現場の保育士は日々の仕事が憂鬱になってしまいます。

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責任が重い

保育士の仕事はとても責任が重い仕事です。人の命を預かる仕事なので、何か事故があれば大きく報道されますし、世間からのバッシングにあうこともあります。そういう仕事なんだから当たり前と言われればそれまでですが、それなのに給料が安かったり労働環境が劣悪だったりするので、大きな不満の種になります。

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シフトが不安定

早ければ朝7時頃から遅くて夜21時頃まで開園している保育園もあります。保育士一人の一日の労働時間は8時間程度なので、必然的に勤務は変則的なシフト体制になります。夜21時まで出勤した次の日に朝7時に出勤しなければいけないというシフトもあります。シフトが不安定なのは、時には生活リズムに支障をきたしてしまうこともあります。

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土日出勤がある

認可保育園の多くは土曜日に開園していますし、日曜日に行事がある保育園もあります。そのため、保育士はシフトによって土曜出勤が必要になります。その代わりに平日に代休を取ったり、休日出勤の手当はもらいますが、出勤曜日が安定しないのでプライベートの予定と合わせづらいという不満が発生します。

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給料が安い

保育士の給料は昨今では、徐々に改善されて来てはいますが、実情としてはまだまだ他の業種と比較しても平均以上とは言い難いです。給料の安さについては保育士が抱えている保育園への不満で一番大きいものになります。なぜならほとんどの不満について給料が高ければ我慢できるという人が多いためです。「〇〇が大変なのに給料が安い」と給料が安いことはこれまで挙げたほとんど全ての不満に直接結びつきます。

給料が低いことで意識が低くなってしまったり、仕事へのモチベーションを維持するのが難しく、それがきっかけで不満を抱いてしまうことも多いです。

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【結論】保育士の仕事が楽と感じるかどうかは本人と環境次第

私自身は、保育士の仕事は、楽しい・やりがいがあると思ったことはあっても、楽だと思ったことはほとんど無いです。ですが、それをそのまま他の人に当てはめることはできないと思っています。

先に結論を書きますが、保育士の仕事が楽かどうかというのは、本人の考え方や就労する環境次第で全く異なります。ここで、保育士の仕事をひとまとめにして、楽だ・楽ではないと言い切ることはできません。

本人の考え方次第

仕事の捉え方は、本人の考え方次第です。

例えば、

  • ずっと椅子に座って作業している
  • パソコンを操作して頭を使う
  • 体を動かして体力を使う
  • 色々な人と関わる
  • 人間関係が良い
  • 人間関係が薄い

どの仕事が楽と感じるでしょうか。「一日中パソコンを操作しているのは無理!」「毎日体を動かす体力はない!」など考え方や向き不向きは人それぞれです。

だから、他者に「〇〇の仕事は楽だよ!」と聞いたとしても鵜呑みにしてはいけないです。それは、その人の考え方だからです。私も学生の時代にアルバイトを探していた際に「〇〇の店(飲食店)は楽で良いよ!」と聞いて、そこでアルバイトをはじめましたが、自分にとっては楽と言える仕事ではありませんでした。何を楽と感じるか、大変と感じるかは人それぞれです。

保育士の仕事に限った話ではないですが、ある仕事を楽と感じるかどうかは、完全にその本人に感じ方次第になります。

保育士の仕事が楽か大変かは働く環境次第

仕事が楽か楽ではないかということを考える上で「保育士」というくくりはあまりにも範囲が広すぎるものです。楽かどうかは保育士をひとくくりにして判断することはできないです。なぜなら、同じ保育士の仕事でも、環境によって仕事内容が全く異なるためです。

先程、飲食店でのアルバイトの話を書きましたが、同じ系列の店での仕事であっても、別の店舗であれば、人間関係も仕事内容も異なります。それと同じように、同じカテゴリーの職種だとしても、環境の違いによって、仕事が楽かどうかということに差異が発生します。

環境によって、保育士の仕事にどのような違いがあるかどうかを以下から解説します。

勤務する保育園の違い

  • ブラック保育園
  • ホワイト保育園

なにを持ってブラックなのか、ホワイトなのかというのも個人によって差があるところであはありますが、わかりやすいところで言うと、サービス残業や持ち帰りの仕事などです。サービス残業や持ち帰りの仕事があるかどうかは就業する保育園によって異なります。当然、ブラックな保育園で働けば、保育士の仕事は楽ではないという感情が生まれやすいと思います。

また、保育園がブラックかどうか以外にも、保育施設には様々な種類があります。

  • 認可保育園
  • 認可外保育園
  • 企業主導型保育事業
  • 小規模保育事業
  • etc

あまりイメージにないかもしませんが、夜勤がある保育園も存在します。それぞれの保育園で、人間関係はもちろん、保育士の仕事の内容も異ななります。

そして、勤務する保育園によって最も影響があるのが、人間関係の違いです。

  • 人間関係

保育園によっては、お局保育士がいたり、若手保育士がたくさんいたりと人間関係は様々です。これに関しても、一概にどの保育園が人間関係が良い・悪いと言えるものではなく、自分との相性の問題もあります。

人間関係の良し悪しでも、保育士の仕事の楽さ・大変さというのは大きく変わってきます。

保育士の立場の違い

保育園の違いによって、保育士の仕事の内容や大変さなどは異なるということを書きましたが、同じ保育園内でも保育士の立場によって仕事の大変さは異なります。

それぞれの、仕事の特徴などはリンクしている各記事でも解説しているので、詳細はそちらを参照してください。

役職や責任の違い
  • 園長
  • 主任保育士
  • 保育士
担任やクラスの違い
  • 0歳時の担任
  • 1歳児の担任
  • 2歳時の担任
  • 3歳時の担任
  • 4歳時の担任
  • 5歳時の担任
  • フリー保育士
  • 保育補助
雇用形態の違い
  • 正職員保育士
  • 契約社員保育士
  • パート保育士
  • 派遣保育士

一例ですが、パート保育士は正職員と比べて責任が少なくて楽だと思うかもしれませんが、毎回いろいろなクラスに入らされて、担任のやり方に合わせなければいけなくて大変と感じる人もいます。その上、時給に換算すると正職員より安くなってしまいます。

これらについても、結局は本人と合うかどうかということによって、楽さや大変さは変わってくるものになります。

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保育士の仕事のやりがいについて

まずは保育士の「やりがい」について解説します。仕事のやりがいとは、物事に対する充足感や手応えのことです。

1番は子どもの成長を感じられた時

各年齢、子どもの成長や発達は違います。ハイハイができた時、はじめて歩いた時、しゃべった時、会話がつながるようになった時、トイレで排泄ができた時、できなかったことができるようになった時など。

子育ての経験がなくても、保育士は子どもたちと常に一緒にいる分、様々な場面での はじめて を見ることができます。 そしてできた喜びを保護者や職員間で共有することで、保育士をしていて良かったなと思う瞬間にたくさん出会えています。

保育園は0歳児から子どもを預かることができます。つまり、0歳から6歳になる6年間も保育園に通っています。途中で退園したり転園する子もいますが、、小学校と同じですね笑

中でも生まれたばかりの小さな0歳児は本当に可愛く、保育園内でもアイドルのような存在です。自分で座っていられない。歩くこともできない。ご飯も食べられない。そんな小さな時から見ている子が、6歳になる頃には立派な子に育つ。それを一番近くで見れるのは保育士の何よりのやりがいだと感じます。

子どもが好きな人は尚更「あんなに小さかった子がこんなに立派になるなんて。」と自分の子でなくても感動することでしょう。

もちろん0歳児から5歳児まで持ち上がりで担任をすることは認可保育園ではほとんどありません。しかし、1年でも担任をするとその学年に愛着がわき、我が子のようにかわいくみえ、温かな気持ちで見守ることができます。中でも最後に年長で見送ることが

できたらそれはそれは大きなやりがいと経験が身につきます。そういった楽しみと子どもの成長が保育士の何よりのやりがいであると私は思います。

名前を覚えて呼んでくれた時

クラスの子たちとのはじめての日。元々名前を覚えてくれている子もたまにいますが、まだまだみんなわからず、はじめての環境でドキドキ・モジモジしている子、警戒している子、たくさん泣いている子と色々な子がいます。

先生の名前は〇〇だよ!〇〇先生って呼んでね!

と元気に自己紹介をしますが中々覚えられない子どもたち。また、恥ずかしくて全然呼んでくれない子もいます。すぐに覚えるだろうと思っていても中々呼んでくれないある日、保護者の方がお迎えに来た際に、名前を中々覚えてくれなくて。。という話をすると、そんなはずはないですよ!家では、〇〇先生がね〜と毎日たくさん話してくれています!という話を聞いてびっくり!園では自分から話もしてくれなかったような子がお家で名前を出して園での出来事を話してくれていると知っただけで嬉しく感じました。やっぱり名前を覚えて呼んでもらえるというのは保育士や先生という立場としてはとても嬉しいことですね。

子どもたちの笑顔に触れた時

もちろん保育士をしていると、楽しいことややりがいを感じることばかりではありません。日々の書類仕事や行事の準備などやらなければならないことはたくさんあり、ただ子どもたちと楽しく過ごしているだけではありません。辛いな、辞めたいなと思うことはたくさんあると思います。(私はたくさんありました)でもふと子どもたちを見ると何事もなく笑顔で迎え入れてくれます。

プライベートで辛いことがあっても、どんな時でも笑顔の子どもたちに会うだけで色々なことが吹っ飛んでしまうことが本当によくあるんです。 私は本当に何度も 子どもに救われたな と思う瞬間がありました。 子どもたちには底知れぬパワーとエネルギーがあります。

保護者から言葉をかけられた時

子どもの成長だけでなく、保護者からの感謝の言葉も、保育士のやりがいの一つです。

保育士は昨今 保護者支援 も職務の中で重要視されるようになっています。1人親、共働きで時間のない方など日常に余裕のない方が多く、毎日ヘトヘトでお迎えに来る方もいます。子どもがいる方がもう少し子どもとゆっくり関われるような社会になればいいのにと日々思いますが、長時間預ける保護者も少なくありません。

保護者との会話の中で嬉しかったことはたくさんありますが、それでも毎日、「今日も1日ありがとうございます」とお礼を言ってくれるだけで私たちは嬉しく思います。また、「〇〇先生でよかったです」と年度末などに言ってもらえると1年間頑張ってよかった〜と達成感でいっぱいになります。

何気ない日常の中で、ほら、〇〇先生が今日も元気にきてくれてるよ、〇〇先生がいてよかったね〜の一言があるだけでも、今日仕事に来てよかった、頑張ろうという気持ちになれます笑

わたしの経験では、1年の初めに担任発表があった時「先生がいいって子どもが言ってました!嬉しいです!」と保護者の方に言われたことがありました。この言葉は本当に嬉しいですよね!そして1年の最後には「先生が担任でよかったです。本当にありがとうございました。」と言っていただけると、1年間の頑張りが認められた気がしてまたやりがいを感じられます。こうした保護者とのやりとりも保育士のやりがいの一つです。

保育園でのささいな日常もやりがいの一つ

保育士として働いてると、日々の日常はほぼ一緒で、朝の会、活動、お昼、お昼寝、おやつ、帰りの会と同じ流れの繰り返しです。そのため、日々にやりがいを感じるのは難しいかもしれません。

しかし、何気ない日常の中で、

  • 泣かずに登園できるようになった!
  • 歩けるようになった!
  • トイレトレーニングがうまくいった!
  • 箸が上手にもてるようになった!

など、子どもは日々成長していきます。こういった、できないことができるようになるその瞬間を感じられた時は子どもや周りの先生と共に「やったぁ!!」と喜び、「よかった〜」とやりがいを感じられます。

保育士をしていると毎日繰り返しの日々に退屈になることもありますが、日常の中でも小さな成長がたくさんあり楽しい!よかった!と思えることも増えていきます。

他の先生や上司からの言葉

保育士をしていると悩みの中の多くに人間関係があります。価値観や考えの違う人たちとうまくやっていくのはとても大変なことですよね。理不尽な思いや辛い思いをたくさんすると思います。でも、何気ない時にかけられる言葉に嬉しく感じたり、見てくれているんだなと思えることもたくさんあります。

1つ1つの行事でよかったことを言ってくれる方がいたり、一緒に頑張ろうと声をかけてくれることでやる気にも繋がります。尊敬している先輩などから褒めてもらえた時は本当に嬉しく思いますね。

行事をうまく達成できた時

行事の準備や進行は保育士の大変な仕事の一つですが、それをうまく終えられた時のやりがいは大きいです。行事が終わると、ひとつ肩の荷が降りるので開放感もあります。大変な分やりがいも大きいのが保育園の行事です。できれば行事自体を無くしたいとやる前はいつも思うのですが、いざやってみるとまた来年も成功できたら良いなと思えます。

保育園の行事は各園によりますがオリジナルなもので力を入れているところも多いです。各行事の係があり、何ヶ月も前から計画を立て、準備をし、他の先生たちへの指示もする。1つの行事なのにやることはとても多いです。でも、行事を楽しみにしている子どもたちや保護者のために手を抜くこともできません。プレッシャーと日々の疲労で体調を崩してしまうことも。ここまで大変な思いをした分、行事が無事に終わった時には疲れも吹っ飛び、達成感でいっぱいになります。何事も大変な思いをした分、終わった後はやりがいを感じられます。

でも来年になって準備が始まるとまた、「行事は辞めたい」と思うのが不思議です。

卒園後の園児たちとの再会

年長児を担任すると特に感じることができます。私は数年経っても手紙や年賀状のやりとりをしている子がいますが、卒園しても覚えてくれていること、会いたいと言ってくれることはとても嬉しいことです。子どもたちは卒園してもどんどん成長していきます。あの時大変だったなと思っても、そんな大きくなっていく子どもたちに会えるだけで保育士を続けていてよかったなと感じることができます。

給料をもらった時

保育士以外の職種でも同様だと思いますが、やっぱり給料が振り込まれた時は、うれしいです。この一ヶ月がんばって働いてよかったなと思える瞬間です。「何買おうかな」とか「何食べようかな」とちょっとした贅沢を想像するのも楽しいです。保育士は決して高い給料が振り込まれるわけではないですが、やはり給料がもらえた時は嬉しいことに変わり有りません。

休みを迎えられた時

私の場合は、休みに旅行などのスケジュールを入れて、それを目標に毎日の仕事を頑張っています。なので「次の休みまで頑張ろう」と思うことができます。そして、休みの前日の勤務が終わったときが一番開放感があります。また、その後はまたいつもどおりの仕事が始まると思うと、少し憂鬱にはなりますが、また次の旅行の予定などを立てます。旅行でなくても美味しいものを食べるとか友達と遊びとか些細なことでもなんでも良いです。それらを繰り返すことで、毎日の辛い勤務を乗り越えています。

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保育士の仕事の大変なところについて

続いて保育士の仕事の大変なところを紹介します。

人間関係

やっぱりどの業種でもそうだと思いますが、特に保育士は女性が多数の職場で、人間関係にはつまずくことが多いと思います。

特に、保育園は複数担任がほとんどなので、1年間その先生とうまくやっていかなければと思うだけで若干のストレスはありますね。私は新卒で幼稚園教諭として働いて1人担任も経験していましたので、その反面、保育園での複数担任に初めは抵抗がありました。

特に中小規模の保育園だと保育室自体もクラス別で区切られていなく、異年齢保育であったり、他の学年と合同なんてところもあり、とにかく色々な先生とうまくやらなければならず、それが大変です。

また、先生たちも色々なところで経験があると、自分の経験と他の人の経験が違う場合は意見が合わず、なんてこともしばしば。

それを良い方向にぴしっとまとめてくれるリーダーシップをもった公平かつ正義感あふれる主任や園長がいてくれれば話は別ですが、そんな素晴らしい上司にはあまり出会っていなく、、、あの先生とは意見があわない、あの先生の考えはよくわからないと陰口も増えてしまいます。この問題はきっとどこの園でもあると思いますし、永遠の課題のような気もします。

1度だけ幼稚園の時に出会った主任の先生が本当に素晴らしい人で、上からも信頼され、後輩からも尊敬される先生がいました。サバサバしていて、でもいいものはいい、悪いものは悪いとしっかり判断してくれて、理不尽なことはなにも言わず、プライベートでは明るい。まさにリーダーに向いているなと思う先生でした。わたしは性格上びしっとしたことが言えないタイプなので、、

自分と合わない先生はもう仕方ないと割り切るようにして、理不尽なことは自分でも言わないように気をつけようと意識していますが、またそんな素敵な先生に出会いたいものです。

保育士に限らないかもしれませんが人間関係は本当に難しいです。

行事の準備、進行

保育園は時期ごとに様々な行事があります。園の伝統や場所、環境によって、オリジナルの行事があるところもありますが、大きな行事は夏の祭り系の行事、運動会、発表会などでしょうか。わたしの園は、夏に夏祭りがあり、保護者の方に飲食を販売してもらいます。それがまた大変です。お金の管理が絡んできて、保護者との連携が必要になる行事は特に大変なので要注意です。

行事は複数の担当の先生がいるので、その先生方と協力して前々から計画をし、動く必要があります。担任業務もありながら行事の準備、これがまた大変なんですよね。。

大きな行事は必ず1つは担当するみたいな感じの園もあるので、必ずやらなきゃだと思いますが、まあでも終わればやりがいにつながるので、頑張りどころです。

書類仕事

保育士の仕事の大変なこと代表と言えば書き物系ですね。わたしの経験から幼児はそこまで大変ではないです。

1人1人の記録は3ヶ月に1回などで毎月ではなくいまはiPad等も導入されているので、パソコンやiPadでの記入も可能(園によると思います)のため、手書きでの作業は日々の日誌や月案、年間カリキュラムなので、そこまでかな〜と思いますが、、でも、年間カリキュラムは狭い場所に小さな字で書かなくてはなのでとてーもめんどくさく大変です。一年の初めの大変な作業ですね。

それより大変なのは乳児、特に0歳児ですね。0歳児は日々の日誌も個人の欄があり1人1人の1日の様子、それに対する保育者の働きかけを毎日書かなくてはなりません。それだけでなく、保護者との毎日のやりとりの連絡帳、年間カリキュラム、毎月の月案は個人の月案も書き、個人の記録は手書きで毎月書く。園によってやり方は色々あると思いますが、、、やっぱり書き物は多いな〜という印象です。

お昼寝の時間に書き物をしますが、乳児は特にこまめに午睡チェックもしながらなので、まあなかなか進まないです。ちょうど昼食後の時間で睡魔はくるし、疲れはくるし、それで急に泣き出す子もいるし。とても大変です、まぁ小さな命を大切に預かっているのでしょうがないものなのでしょうが。

なので、園によってはしっかりと書類を書く時間を設けているところもありますよね。持ち帰りやサビ残は極力したくないので、必死になって書かなくてはなので、大変です。

土曜日保育

土曜日保育については、やってる園もあれば、時間が短かったり長かったりとバラバラなところが多いですよね。

わたしが経験した中では基本的には2〜3人体制で1日いる感じでした。しかし、利用予定の子が増え、しかもその子の年齢が低いと対人数が足りなくなりその分保育士も増やさなけいけませんでした。

土曜日に出勤する先生は平日どこかで代休をとれるシステムだったのですが、土曜日保育に保育士3人必要になると、そもそも中小規模の園で常勤保育士が少ないところは1ヶ月に2回も土曜日保育が回ってきてしまいます。

まあ希望はとれましたが。。。平日に休みがとれるとはいえ、1ヶ月に2回も土曜日に仕事に出ると土日休みという2日続けての休みが少なくなりきついな〜という印象がありました。

ていうか1週間5日間も勤務してるのにその疲れが2日でとれるわけないだろ!と誰かが言ってた気がしますが、まさにその通りです。週休3日制がいいなと思う日々です。

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保育士の仕事の特徴【自分にとって楽なのか?】

保育士の仕事が楽と感じるかどうかは本人と環境次第と書きましたが、そうだとしても、やっぱり自分にとっては楽なのかどうかということを知りたい人がほとんどと思います。

本人と環境次第と言われると、結局のところ、保育士の仕事があっているかどうかを判断するには実際にやってみるしかないということになってしまいます。ですが、なかなかそうはいかないですよね。保育士を目指すとしても資格を取得する必要がありますし、保育士をやってみてやっぱり自分にあわないから他の仕事にしようと思っても、希望の仕事に就けるかどうかはわからないです。結局、ほとんどの人がなんとなくのイメージで保育士を目指して、保育士をしている人が多いと思います。実際に、私もそうです。

なので、ここでは、私の経験を踏まえてできるだけ客観視した保育士の仕事の特徴を解説しています。自分にとって保育士という仕事があっているかどうかを判断するための材料として参考にしてみてください。

給料は高くなく、伸びも悪い

保育士の給与は高いとは言えないです。私立保育園の保育士の給料は新卒だと年収300万円前後が今の相場になると思います。

昇給額も毎年雀の涙で、二千円から五千円程度の保育園が多いと思います。昨今では少しずつ改善されてきてはいますが、決して他業種と比べて良いとは言えないです。

お金さえ稼げれば、大変な仕事仕事でも我慢できるという方にとっては厳しい金額になってしまうと思います。

体力は使う

保育士の仕事は体力勝負です。毎日の散歩や外遊びに、雨の日でも室内で様々な遊びや練習などをします。保育士は子どもの安全に配慮するために、必死に駆け回る必要があります。夏にはプールもありそれがまた大変です。

また、掃除などの雑務も保育士がしている保育園がほとんどです。土曜日も勤務がある場合もあるので、最大で週6日の勤務になることも少なくないです。それに加えて、家で持ち帰りの仕事があったり、ピアノの練習や行事の準備などで睡眠時間が削られてしまうこともしばしばです。

精神面では人間関係が一番ネックになる

精神面で、保育士がもっとも大変に感じるのが人間関係に関してです。保育園は特に狭い世界なので、人間関係で悩んでしまうと行き詰まってしまうケースも少なくないです。

これに関しては、どの仕事でも一緒かもしれませんね。ただ、保育園は、個人間の仕事の領域があいまいなので、仕事の押し付け合いのような状況にはなりやすいと個人的には思っています。

労働時間・残業時間は保育園次第

労働時間・残業時間などについては保育園次第です。やはり未だにブラックな保育園も存在していて、持ち帰りの仕事やサービス残業が当たり前の場合もあります。保育園に就業する際は、この部分の見極めが重要になります。

就業開始後の勉強などについて

保育士として就業を開始した後に、一番勉強が必要な内容は以下のようなものになります。

  • ピアノ
  • 手遊びや歌
  • 製作

ピアノが苦手だと、それが日々の負担になってしまうということもなくは無いと思います。

また、保育士の資格に関しては、上位資格のようなものは現状ないので、別の資格のためにまた勉強が必要ということは現在のところあまりないです。ですが、保育士向けの研修があったり、保育に関する知識などは、本などから定期的に入手する必要があります。

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まとめ:保育士のやりがいや大変な所!現役保育士が紹介します!

保育士のやりがいや大変な所を紹介しました。

やりがいは、

  • 1番は子どもの成長を感じられた時
  • 名前を覚えて呼んでくれた時
  • 子どもたちの笑顔に触れた時
  • 保護者から言葉をかけられた時
  • 保育園でのささいな日常もやりがいの一つ
  • 他の先生や上司からの言葉
  • 行事をうまく達成できた時
  • 卒園後の園児たちとの再会
  • 給料をもらった時
  • 休みを迎えられた時

のようなことがあります。

大変なところは、

  • 人間関係
  • 行事の準備、進行
  • 書類仕事
  • 土曜日保育

です。

保育士の方が抱えているよくある保育園に対する不満として以下の内容も紹介しました。

  • 持ち帰りの仕事がある
  • サービス残業がある
  • 休暇が取りにくい
  • 書類仕事が多い
  • 保育以外の仕事をする時間がない
  • 保育士不足になっている
  • 合わない同僚がいる
  • 先輩や園長が怖い
  • お局保育士がいる
  • 園長との関係
  • 保護者とのトラブルやクレームがある
  • 責任が重い
  • シフトが不安定
  • 土日出勤がある
  • 給料が安い

もちろんこれらの不満はすべての保育園で働く保育士に共通してあるわけではありません。人によっては大した問題ではないという物もあると思います。ただし、これらの不満が複数重なって離職に結びついてしまう人も多いでしょう。

どの職業もそうですが、1番はやっていてよかった!と思える瞬間があることだと思います。保育士という仕事は大変なこと・辛いことも多いですが、それ以上に達成感ややりがいをたくさん感じられるとても魅力のある仕事です。もちろん、仕事面でも待遇面でも不満も多いですが、それ以上にやりがいや魅力があるので続けることができていると思います。

低賃金・人間関係の悪さ・仕事量の多さとまだまだ改善すべきところはたくさんありますが、保育士という仕事は自分の人生の中でとても貴重な体験ができる職業だと思います。

そして、保育士の仕事が自分にあっているかどうかを判断するには実際にやってみるしかないです。保育士の仕事に限った話ではないですが、ある仕事を楽と感じるかどうかは、完全にその本人に感じ方次第になります。誰かが、保育士の仕事に対して「楽だ」「大変だ」といっているのを聞いて鵜呑みにすることはおすすめしません。

もちろん、その人の考え方や感じ方だけではなく、就業する環境も大事です。端的に言うとブラック保育園に就業した場合は、保育士の仕事は大変という結論になるでしょう。そのためにもやはりより自分の希望にあったホワイトな保育園に就業することが大切です。

本当にその仕事が自分にあっているかどうかを判断するには、最終的には実際に経験してみるしか無いのかもしれません。あくまでも私個人の考えなので、これが全員に当てはまるとは限らないです。参考までにしていただけると幸いです。

より良い保育園で働くためにできること

大切なことは、それぞれが自分にとってより良い保育園で働くということです。すべてのやりがいを満たしたり、すべての不満がなくなることは無いと思いますが、少なくすることはできます。

より良い保育園で働くために保育士個人ができることは、働く保育園をしっかり選ぶということです。

例えば、持ち帰りの仕事が嫌なら、持ち帰りの仕事がない保育園をしっかりと見極めて就職しましよう。もし、保育士が集まらなければブラックな保育園も保育士を集めるために保育士の労働環境を改善しなければいけなくなります。

就職転職時の保育園の見極め方がわからないという方は、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。