保育士2年目は転職できる?不利になる?どのように思われる?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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保育士2年目の方。2年目で転職を考えている方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士2年目は転職できる?
  • 面接で不利になる?
  • 保育士2年目の転職はどのように思われる?

などの不安や理由で、なかなか転職に踏み切れていない人もいらっしゃると思います。面接の際に保育園にどのように思われるのかは気になりますよね。また、今の保育園を無事に辞めることができるのかということも不安要素だと思います。

今回は、そのような方向けに、保育士2年目の転職事情について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士2年目は転職しても良い?

当たり前のことですが、2年目でも何年目でも転職をすること自体は全く問題のないことです。

ブラック保育園のなかには、

  • 最低3年は働け
  • 年度末までは絶対やめるな
  • 退職するなら損害賠償を請求するぞ

なんてことをいう保育園もあるようですが、これらは身勝手なルールや嘘の脅しになります。何年目であろうが転職はもちろん可能です。もちろん、損害賠償の請求なんてありえないです。

でも、この記事を読んでいる方が気になるのは、本当に転職できるのかどうか、不利にならないかということだと思います。それらについて解説していきます。

【参考】保育士の平均の勤続年数は?

参考として、保育士の平均の勤続年数を紹介します。

正職員として働く保育士の平均の勤続年数は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で公表されています。「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、

  • 保育士の平均の勤続年数は「7.7年」

※参考「厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html

保育士は、平均するとおおよそ7年間、同じ保育園で働くという数値になっています。

ただこの数値は、ひとつの保育園で保育士として働き始めてから離職するまでの年数なので、厳密には、保育士○年目で転職する人の数値とは違うので注意してください。

保育士2年目は転職できる?転職事情を紹介!

よく日本では、新卒は3年働かないと職歴として認められない・次の採用で不利になるというのはよく聞く話です。でも保育士の働く保育園の業界では、そこまでこの考えを持つ人は多くは無いです。

昨今は保育士不足ということもあり保育士2年目などの職歴が浅い人でも採用をする保育園は多いです。そもそも未経験の潜在保育士の方も採用される例がたくさんあるくらいなので、短期間で一度辞めたくらいで、そこまで採用の際に不利になることはないでしょう。

2年目の転職活動は他の保育園の面接の際にどのように思われる?

気になることは、2年目に転職をしようとしたときの、面接を受ける保育園の反応だと思います。

保育園の園長や採用担当の人が気になるのは、なぜ転職するのかということです。保育士の仕事が向いていないのか、それとも、何か人間性に問題があるかもしれないという懸念が出てくるということは間違い無いです。その点を矛盾なく論理的に、うまく回答することができれば、2年目だからといって自動的に不採用になるということは無いでしょう。

転職理由はどう答えるのが良いか?

前項に書いたように、保育園の園長や採用担当の人が気になるのは、なぜ2年目で転職しようと思ったのかということです。このなぜ2年目で転職をしたいと思ったのかということは面接で必ず聞かれることになると思います。

逆に、そこさえしっかりと回答することができれば、保育士経験1年少ししかないということ自体が採用の際に不利になるということはあまりないでしょう。

この質問には、 自分が保育士に向いていないわけではない人間性に問題があるわけではない ということをアピールすることが大切です。

そうすることができれば、園長等の懸念を振り解くことができます。

例えば、

  • クラス運営がうまくできなかった
  • 保育の仕事量が多くて大変だった
  • 周りの保育士から虐められてしまっている

というような回答はあまりよくないかもしれません。これらの回答は自分が保育士に向いていない、人間性に問題があるということを払拭しにくいです。

虐められているということは、本来は虐めをしている側が悪いことも多いですが、事情を知らない人からすると虐められれている人に問題があるのではないかと思われることもあります。そうではなく自分の保育士としてのキャリアを考える上で前向きな理由を言えると良いです。

また、保育園側の問題を指摘する場合は、保育園業界の平均的な基準に対してあまりにもかけ離れている部分を持ち出すようにしましよう。そうでないと、面接を受けている保育園も「うちもそれくらいのことはある」という考えになってしまいます。それだとやっぱり、忍耐力がない人だと思われてしまいます。

嘘をつく必要はありませんが、自分がよりよく見られる回答が望ましいです。

どう思われるか不安なら在職しながら転職活動をしてみれば良い

昨今は保育士不足なので、職歴が浅くても採用してくれる保育園は多いとは書きましたが、たしかに本当に採用されるかどうはその人次第です。その人が一緒に働きたいと思われるような魅力的な人であれば、採用してくれるでしょう。でも自分がどう思われるかなんてわからないことが多いと思います。

保育士経験が浅い2年目の方が一番不安に思うのは、職歴が浅いために採用してくれる保育園がないんじゃないかということだと思います。またすぐ辞めるんじゃないかと思われる等の様々な不安がつきまといます。

その不安を簡単に解消できる方法は、実際に転職活動をしてみること です。

転職活動をしてみると自分が、他の保育園の人から見てどのように思われるのかを直接感じることができます。思ったより好印象だなとか、全然採用をしてもらえないなというような感覚です。

今の保育園に在職しながら転職活動をするメリットは、 **転職しなくても良い ** という選択肢を残すことができるという点です。

退職を決意してそのことを保育園に伝えてから転職活動をすると、退職日に辞めなくてはいけなくなってしまいます。そうではなく、在職しながらとりあえず転職活動を始めれば、もし、万が一、内定をもらうことができなければそのまま働き続ければよいです。

つまり、2年目の転職はどう思われるのかというような不安を持つことなくノーリスクで転職活動を始めることができます。2年目だから「転職するのは辞めておいた方が良いかな」というようなことを悩む必要がなくなるわけです。

とは言っても、そう簡単には在職しながら転職活動なんて難しいという保育士の方も多いと思います。

  • 退職することを保育園に前もって言わないといけない
  • 転職活動をする時間がない
  • 転職活動が在職している保育園にバレてしまうのではないか

退職することを保育園に前もって言わないといけない?

保育園の内部的な暗黙のルールで退職をする場合は前年度の早い段階に園長等に伝えておかなければいけないという人もいると思います。ただそれはあくまでも、内部的なルールです。正社員等の期間の定めの無い雇用であるのであれば、外部的なルール、つまり、法律的な観点からすると少なくとも2週間前、余裕を持って1ヶ月前程度に退職の意思を示せば良いということになっています。

これについては以下の記事でも紹介しているので気になる方は参考にしてみてください。

つまり、転職先の保育園から内定をもらってから退職の意思を示せばよいということになります。

転職活動をする時間がない

そもそも、日々忙しくて転職活動をする時間なんてないという保育士の方も多いと思います。

そもそも平日は仕事だし、残業や持ち帰っての仕事もあるかもしれません。そうなると、面接や見学も簡単にはいけないですよね。

たしかにその通りで、転職活動をするにはそれなりの労力と時間が必要になります。でも、ちょっとよく考えて欲しいです。今の環境に不満があって転職をしたいと思っているはずです。その不満のある環境から抜け出すためにはやはり多少の努力はすべきだと私は思います。

保育士の転職サイトを活用すれば、転職にかかる負担も大幅に減らすことができるのでそちらも検討すると良いです。

  • マイナビ保育士|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
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紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。

保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

転職活動が在職している保育園にバレてしまうのではないか

在職中の転職活動はノーリスクといったけど、転職活動をしていることが保育園にバレてしまうというリスクがあるじゃないかと思った方もいると思います。

在職中の保育園に転職活動をしていることがバレてしまうと、やっぱり転職はしないと決めた時に働きづらくなってしまいますよね。

基本的には自分がミスをしない限り転職活動がバレることはありません。ミスというのは、保育園での仕事中に転職活動に関するホームページやメールを開いているところを見られてしまったり、急な電話で転職活動の話をしていることを聞かれてしまった際などです。

逆にこれらのことに気をつけていれば、在職中の保育園に保育園に転職活動をしていることがバレてしまうことはまずないと思います。

まとめ:保育士2年目は転職できる?不利になる?どのように思われる?

今の保育園がブラック保育園であれば、短期間に退職をするという際に身勝手なルールや嘘の脅しで引き止められることもあるかもしれませんが、

保育士2年目でも転職活動をすることは問題ありませんし、採用してくれる保育園もたくさんあります。

その際の面接では、どうして転職しようと思ったのかをきちんと説明できるようにしておくと良いです。

保育園側のっっっっlを払拭することができれば、特に保育士2年目の転職だからといって不利になることは少ないです。

また、転職活動をする際にどう思われるか不安だという方は、在職中に転職活動を進めるのが有効です。在職のまま転職活動をすれば、もし2年目という理由であまり良い転職活動ができなかったとした場合に、そのまま今の保育園で働き続けることができます。