保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできる?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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これから退職しようと考えている保育士の方。退職代行の利用を検討している方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできる?
  • 保育士が退職代行を利用して即日退職することにデメリットなどはある?

今回は、保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできるのか、保育士が退職代行を利用して即日退職することにデメリットなどはあるのかという点について紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います

退職代行とは?

退職代行は、会社等に雇用されている会社員が退職という行為を料金を払って専門の業者に代行してもらうということになります。

ブラックな会社に雇用されている場合は、退職するということを伝えると、トラブルに発展したり、妨害されてしまうということも多いです。また、退職をするということを伝えた瞬間に逆ギレされてしまったり、パワハラにあってしまうということもあります。

退職代行を利用することで、そのようなトラブルや被害に合わずにスームズに退職手続きを進めることができます。保育園で働く保育士も他の一般的な会社に勤める会社員と同じで、退職代行を利用することでスムーズな退職手続きが可能になります。

保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めるとはどういうこと?

それでは、本題に入っていきますが、そもそも退職代行のサービスを利用して、保育士が職場の人に顔を合わせずに退職するということはどういうことなのでしょうか。

本来の退職の流れとしては、雇用されている保育士が勤めている保育園の会社や法人に退職の意志と退職日を示したのち、残りの期間の勤務をおえ、退職するという流れになります。退職の意思を表示してから、少なくとも2週間は働かなければいけません。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法第627条

保育園で働く保育士の場合は、保育園の新たな保育士の雇用のために、半年以上前や1ヶ月前に、退職することを伝えてから退職するという場合も多いです。

職場に出勤しないで、園長や同僚に顔を合わさずに辞めるということは、この民法の規定に反するということになります。

保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできる?

本題の結論になりますが、退職代行を利用すれば、保育士が園長や職場の人に顔を合わさずに辞めることができるケースが多いです。ケースが多いと書いたのはその人の状況によって100%実現できるかはわからないためです。

退職代行を利用すれば、先程も書いた少なくとも残り2週間は働かなければいけないという期間を回避することができる場合があるためです。

溜まっている有給休暇を消化する

退職代行を利用する場合に、職場に出勤しないで、園長や同僚に顔を合わさずに辞める方法の一番オーソドックスな方法は、残りの勤務期間に有給休暇を消化するというものです。

最低10日間程度の有給休暇が残っていれば、出勤日でない土曜や日曜日などを挟んで有給休暇を消化することで、退職日までは出勤しなくて良いということになります。

退職代行を利用し、有給休暇を消化して退職する場合のメリットは、有給消化分の給料も受け取ることができるということです。通常の退職手続きでは、権利である有給休暇の取得をさせないようにするということも多いですが、

即日退職とするように交渉してもらう

雇用契約をしている会社がOKであれば、残りの2週間を働く必要はないので、出勤せず、顔を合わせずに退職することができます。なので、その交渉を退職代行の業者に行ってもらうということになります。

基本的には、退職代行を利用した場合は、即日退職ができることが多いです。保育園としても、退職代行を利用するほどの状況の人を無理矢理2週間働かせるというメリットが少ないためです。

また、万が一、保育園側が即日の退職を認めなかった場合でも、

  • 残りの期間は欠勤とする
  • やむを得ない事由を理由とする

というような方法で、残りの2週間を勤務しなくても良くなるように、さらなる交渉ができる場合もあります。

保育士個人では難しいような交渉なども、労働組合や有資格者がいる退職代行であれば、実現できる場合があります。

保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めるとどうなる?どう思われる?

退職代行を利用するか迷っている方が悩んでしまう原因は退職代行で顔を合わさずに辞めるとどうなってしまうのか、職場の人にどう思われるのか心配だということがあると思います。

たしかに、一人の保育士がいきなり出勤しなくなるということは、その保育園で働いてい他の保育士に、しわ寄せがくるということになります。シフトを調整したり、一時的に負担が増加していしまうということは免れられないです。

職場の人からは、そのことで恨みを買ってしまったり、無責任だと思う人は出てくるでしょう。

職場の人にどう思われるかを気にするくらいであれば、不幸せなことではありますが、我慢して働き続けるしか無いでしょう。

ただ、本当に仲が良くて信頼ができる同僚であれば、退職代行を利用するほど追い込まれてしまっていたということを心配してくれるはずです。

保育園の園児たちはどうなってしまう?

自分が即日で退職した場合に、保育園の園児たちがどうなってしまうのか気になってなかなか退職に踏み込めないという方も多いと思います。特に、ブラックな保育園は、園児などを盾にすることで、保育士に対して罪悪感をもたせ、退職を思いとどまらせるということも多いです。

結論としては、あなた一人が退職したくらいで、保育園の園児たちはどうにもならないことが多いです。 たしかに、担任が急に変われば、一時的に不安定になってしまうこともありますが、また変わらぬ日常がやってきます。そもそも、即日退職でなくても、担任が変わるということはしばしばあることです。そしてそのための対処は保育園がするべきことです。

また、即日退職をすると、一時的に保育士の人数が不足してしまう場合もありますが、それに関しても、保育園が対処すべきことで、退職した保育士が考えなければいけないことではないです。むしろ、退職代行を利用し、きちんとした退職手続きを踏んだ上で退職を行えば、そのことで責任を問われるということはありません。

むしろ、自己判断でいきなり出勤を辞めてしまったり、無断欠勤をしてしまうほうが、責任を問われる可能性があるので、注意しましょう。

保育士が退職代行を利用して即日退職することにデメリットなどはある?

退職代行を利用して即日退職することにデメリットは、利用料金がかかるということ以外ほとんどありません。履歴書に退職代行を利用したことを書かなければいけないわけではないですし、本当に退職したい職場をいち早く退職できるというということはメリットだらけです。料金に関しても、残っている有給休暇を消化できれば、実質的には得をする場合も多いです。

保育士が退職代行を利用して即日退職することにデメリットは、 強いて言えば、転職活動を進められないということです。

保育士が退職代行を利用して即日退職するということは、当然、転職活動を進めていないということになると思うので、退職してから新たな職場を探さなければいけないということになります。

当然ですが、退職後は失業給付を受けるまでは、給与を受け取れなくなるため、貯金などを切り崩して生活することになります。結果として、焦った状態での転職活動ということになると、ブラック保育園に就職してしまったり、待遇が悪い保育園に就職してしまうリスクはあります。

そのため、即日退職を考える場合は、次の職場が決まるまでの当面の生活費の確保と、失業給付金の条件などをきちんと確認しておきましょう。

おすすめの退職代行サービス

最後におすすめの退職代行サービスを紹介します。基本的には、どの退職代行を利用したとしてもサービスは同じような無いようなので、ホームページの情報を確認して、自分に合いそうなものを選ぶと良いでしょう。

まとめ:保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできる?

今回は、保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めることはできるのか、保育士が退職代行を利用して即日退職することにデメリットなどはあるのかという点について紹介しました。

退職代行を利用すれば、保育士が園長や職場の人に顔を合わさずに辞めることができる場合が多いです。残っている有給休暇を消化したり、即日退職とするように交渉してもらうことができるためです。

保育士個人では難しいような交渉なども、労働組合や有資格者がいる退職代行であれば、実現できる場合があります。

保育士が退職代行で顔を合わさずに辞めるとどう思われる?ということを気にしている方もいると思いますが、職場の人にどう思われるかを気にするくらいであれば、不幸せなことではありますが、我慢して働き続けるしか無いと言えるでしょう。