パート保育士の方で、シフトを減らされた!という経験のある方はいますか?逆に勝手に増やされた!ということもあるかもしれません。
保育園は、園児の人数も毎日一定で決まっているというわけではないので、このようなことが起こり得ると思います。なぜパート保育士がシフトを減らされてしまうのかということや、逆に増やされてしまうのかということ、パート保育士でシフトを減らされた!という場合に有効な対処方法などがあるかを紹介します。
パートとして勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います
パート保育士がシフトを減らされた!
パート保育士がシフトを減らされるというのには大きく2つのパターンがあると思います。それらを紹介します。
月の出勤回数が減らされたというパターン
週何回の出勤というのはそれぞれの保育士ごとにある程度決まって形で雇用されていると思います。もちろんその中にはさらに細かく一日何時間週何日と決めている場合や、曜日まで指定されている場合があると思います。
次月のシフトは前月までには発表されていることが多いと思いますが、シフトを見たら、出勤回数が大幅に減っているというパターンです。
例えば、今まで週4回の出勤だったのが、事前の相談もなく週3回に減っているというようなことです。
パートの収入が急に極端に減ってしまうのは、さまざまな生活のやりくりをしていくなかでも非常に困ることだと思います。
出勤の必要が無くなるというパターン
翌月のシフトなどが発表された後に、直前になって園長などから「○日は来なくて良いよ」と言われるパターンです。
シフト上は出勤日になっていましたが、なんらかの理由によって出勤の必要がなくなったので、急遽来なくて良いという場合です。
当然、自分は勤務するつもりで他の予定などもいろいろ調整しているので、地味に迷惑な話ですよね。もちろん給料もその分減ってしまいます。
掛け持ちで仕事をしていたり、友人などとの予定などもたてれていたと考えると、非常にもったいなく迷惑なことです。
逆にシフトを増やされたというパターンも
勤務する保育士が常態的に不足している保育園でよくあるパターンです。園児の数に必要な保育士というのは決まっているので足りなければ、保育士を増やす必要があります。
保育士が足りないので、パートでも規定以上にたくさん出勤をしてもらいたい場合です。
週○日ぐらいならと思ってパートを初めたら、徐々にシフトが増やされていくというのはよくあることだと思います。
このように逆に、シフトを勝手に増やされるという問題も保育園では起きやすいです。
「聞いていた話と違う!」というトラブルも保育園での就職においてはよく起こってしまいがちです。
なぜシフトを減らされる?
前述したパート保育士がシフトを減らされるということはなぜ起きるのでしょうか。
なぜパートやアルバイトの保育士のシフトが減らされるのか(増やされる)については大きく二通りの理由があります。
必要な保育士の人数が減ったため
保育園でよくあることは、登園する園児の人数が少なくなって、必要な保育士が減ったという場合です。例えば、土曜保育などで、利用者が急遽減るということは保育園であればよくあることだと思います。
このような場合に、パート保育士のシフトを休みにするという対応を取る場合があります。保育園としては、このような対応をすることで人件費の節約を行うことができます。
もちろん正職員の保育士を休みにしてもよいのですが、正職員は月の勤務日数が厳格に決まっていることが多いので、どこかを休みにすると、どこかで出勤を増やす必要が出てきます。その結果がまっ先にパートで雇用されている保育士にしわ寄せが行くという事情があると思います。
最近の例では、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、臨時休園になったり登園自粛などにより園児数が減った場合に、パート保育士の出勤を減らすということも起きています。
制裁の意味合いのため
制裁というとちょっと大げさかもしれませんが、保育園は運営が円滑に進むように保育士のシフトを組む必要があります。
- 保育士の能力不足
- 保育士の勤務態度
- 園長などの管理者の感情によるもの
このような事情によって、園長などの管理者が特定の保育士のシフトを削るということもあり得ます。
保育園としては、園の運営が円滑に進むようにシフトを組みたいという思いがあると思うので、それが達成できるように、特定の保育士の出勤を増やしたり、減らしたりということをする場合もあります。
例えば、乳児の担当ができる保育士が少ないというような場合は、乳児経験のある保育士のシフトを増やして、幼児担当のパート保育士のシフトは減らさざるを得ないというような形です。
また、遅刻が多いなどの勤務態度などが原因でシフトを減らすということもありうると思います。他に勤務を希望しているパートの保育士などがいればそちらを優先してしまうかもしれません。
ただ、なかには、園長の好き嫌いのような不合理な個人的な感情で特定の保育士を優遇したり、逆に冷遇するということもないとは言えないと思います。
もちろん、理由に関しては聞いたとしても本当のことを答えてくれるという保証はないです。
勝手にシフトを減らすのは違法?
保育園がパート保育士のシフトを削ったり、減らしたりするということは、調べた限りでは、微妙で曖昧な問題のようです。
個々の条件によっても変わると思うので、詳細は労働関連に詳しい弁護士や、労働基準監督署などに相談をすることをおすすめします。
もし、違法性などが認められれば、改善をしてもらったり、急遽減らされたシフトに関して休業手当のような形の保障などを請求することができるかもしれません。
シフトを減らされた場合の対処法は?
シフトを減らされても構わないという方もいるかもしれませんが、シフトが減ると生活が出来ないという方もいると思います。
特に急遽シフトが減らされると、その日が出勤で予定を組んでいたのも台無しになってしまいます。
まずは、園長などの管理者に相談するのがおすすめです。シンプルに、生活費が稼げないということで相談してみるのが良いと思います。逆にシフトを増やされたという場合も同様です。
パートとして雇用される際に、事前に「週何日以上というような勤務条件」などを締結している場合は、再度シフトをもとの条件に戻してもらうように交渉することができると思います。
もしそれでも難しいようであれば、前述の通り、労働関連に詳しい弁護士や、労働基準監督署などに相談をしてみて、改善できるかどうかを聞いてみると良いと思います。
ただ、「園長などのシフトを決める管理者の感情によるもの」で理不尽にシフトを削られている場合は、最終的には転職などを検討したほうが良いかもしれません。
その時点であまり良い保育園とは言えませんし、今なら保育士不足で保育園の働き口もたくさんあるので、その保育園に固執する必要はないかもしれません。
新たな保育園に就職する際は、事前にしっかりと、「週何日以上というような勤務条件」を取り決めすることをおすすめします。
急なシフト調整の場合は、ベビーシッターのキッズラインなどの副業でカバーもおすすめ
キッズラインは、ベビーシッターとシッターサービスの利用を希望する保護者のマッチングサービスです。好きな時給を設定して、好きな時間に仕事をすることが可能です。もちろん、仕事をまったくしない月があっても問題ないです。
ベビーシッターのキッズラインは、一度サポーターとして登録をしておけば、依頼さえあれば翌日や当日のの仕事を受けることも可能です。
急遽シフトを減らされてしまって給料が減ってしまう分をカバーすることができます。単純に副業としても高時給でベビーシッターの仕事を引き受けることができるので、おすすめです。
ベビーシッターのキッズラインについては以下の記事でも解説しています。
パートでも事前の雇用条件の締結が大切
パート保育士を目指している方にも、
- 週○日以上働きたい
- 週○日以下に抑えたい
など人によって条件は様々だと思います。たくさん働いて稼ぎたい人もいれば、ちょっと小遣い程度に稼ぎたいこともあると思います。
パートやアルバイトの保育士は、このような雇用の希望条件を事前に園長などにしっかりと伝えておくことが大切です。後々の我慢やトラブルにならないためにも、パートでも事前の雇用条件の締結が大切です。
おすすめはパートであっても保育士の転職サイトを活用することです。転職サイトを利用すれば、事前に雇用条件をしっかり伝えた上で求人を紹介してくれます。
より慎重な場合は、エージェントを通して、契約条件などの通知書などを保育園側に用意してもらうこともできます。時給アップなどのその他の条件交渉なども任せることができます。
なにより、面接のスケジュール調整や保育園への質問や連絡も代行してくれるのが便利です。
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※ 保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。
まとめ:パート保育士で園にシフトを減らされた(増やされた)!対処法などはある?
保育園がパート保育士のシフトを削ったり、減らしたりするということは、調べた限りでは、微妙で曖昧な問題のようでした。
ただし、黙って受け入れているだけでは改善されないので、一度保育園の園長などに条件を相談することをおすすめします。
また、これから新しい保育園で働くというパート保育士の方は、パートでも事前の雇用条件の締結が大切です。保育士転職サイトを利用するなどしてきちんとした条件確認を行ってから入職しましょう。