国の地方裁量型認可化移行施設の制度から保育士の未来を考察。

スポンサーリンク
国の地方裁量型認可化移行施設から今後の保育士の未来を考察。保育士の仕事の愚痴

保育士の皆さん。地方裁量型認可化移行施設という制度をご存知ですか?

地方裁量型認可化移行施設とは簡単に言うと、保育士が6割で良い保育園で、認可保育園なみの補助金が貰える保育園です。

平成31年4月1日から国家戦略特別区域で始まった国主導の制度ですが、保育士資格を軽視するこのような制度から今後の保育士の未来を考えてみました。



ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^) → 保育士就職・転職完全マニュアル-ブラックからホワイト保育園を目指す方法 を公開しています。

こんにちは。保育士さえこ(@hoikushisaeko)です。

私は幼稚園、認定こども園、病院内保育室、ベビーシッター、保育園と転職を繰り返すことで今は割とホワイトな職場で働くことができています。何度も転職を繰り返すことで少しずつ働きやすい職場に移っていくことができました。今後もなにか不満があればまた転職するつもりです。<特にブラックだった幼稚園教諭時代の経験から「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」と考えています。

転職の際は主に転職サイトを活用していました。

マイナビ保育士」や「保育ひろば」は特におすすめできる転職サイトになります。

  • マイナビ保育士|特に首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)や広島県、静岡県の保育士求人に強い保育士転職サイトの最大手です。登録するとネット上での検索などでは見られない求人情報も得られます。手厚い転職サポートが魅力です。※全国の正社員・パート保育士の求人に対応。
  • 保育ひろば| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。特に東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県、愛知県、茨城県にお住まいの保育士の方におすすめです。非公開の求人もたくさんあります。
  • 保育Fine! | ※日本全国の保育士の求人に対応しています。サイト上で求人をみつけて自分で応募します。登録するとすべての求人をとりあえず見れるので、自分のペースで転職をしたい人におすすめです(^^)
紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。
保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方でも利用可能です。

スポンサーリンク

※マイナビ保育士の登録者が増加中!

保育士の求人探しなら【マイナビ保育】

地方裁量型認可化移行施設とは?

地方裁量型認可化移行施設は、平成31年4月1日から始まった国家戦略特別区域における国主導の保育施設に関する制度です。

もとは保育士不足に悩む大阪府・大阪市の提案で、認可保育園において、所定の研修を修了した「保育支援員」を保育士に置き換えて配置できるようにしたいという提案がありました。

それに対して答える形で、厚生労働省は国家戦略特別区において、配置基準の6割が保育士であれば、地方裁量型認可化移行施設という新たな保育施設の制度を作りました。

「地方裁量型認可化移行施設」に対しては、認可保育園と同等の運営費が支給されます。

待機児童がいる期間の時限的な制度で、将来的には認可保育園への移行を目的とするため、認可化移行の計画期間は5年間とされています。しかしながら、自治体の判断で延長も可能となっています。

項目認可保育園地方裁量型認可化移行施設
種別認可保育園認可外保育施設
保育士の割合100%60%
補助金認可保育園の基準額認可保育園と同等の額
認可移行期間5年間とし、自治体の判断で延長も可能
スポンサーリンク

待遇改善で保育士を増やすのではなく、無資格者で穴埋めする流れが加速

認可保育園では、国が定めている保育士の配置基準に従って保育士を配置する必要があります。

職場に無資格の保育補助の方がいる場合もあると思いますが、それはあくまでも保育士の配置基準を満たした上での追加のサポートを行う場合です。保育士としてカウントすることはできません。

地方裁量型認可化移行施設は、国が定めている保育士の配置基準に対して6割は保育士、残りは無資格者でも良いことになります。

潜在保育士は80万人もいると言われていますが、それらの方々を保育士として引き戻すために保育士の待遇を改善するというよりも、規制緩和して保育施設で働くことができる人を増やそうとしています。

スポンサーリンク

保育の質は確実に下がる

地方裁量型認可化移行施設には保育士の質を確保するために以下のことが義務付けられています。

⑤保育の質の確保のため、下記措置等の実施を義務付け。
・地方裁量型認可化移行施設への定期的な指導・監査の実施や運営状況の見える化
・都道府県の協議会による人材確保策の実施・公表

これが効果のあるものなのかはわかりませんが、保育士の配置基準の中で、資格を取得できる知識や能力が無い人が保育を担うことになるので、質は確実に下がると思います。もしこれで、保育の質が下がらないのであれば、保育士の資格というものの存在はほぼ無意味なものになりますよね。

スポンサーリンク

保育士の負担も増える

ただでさえ厳しいと言われている保育士の配置基準の中で、資格を取得できる知識や能力が無い人が同じ場で働くことになるので、既存の保育士の負担はさらに増えることになります。

無資格であっても保育スキルが高い人はいる!という反論もあるかもしれませんが、それであれば保育士資格を取得すればよいだけの話です。

既存の保育士の給料は上がらずに負担増になるのでますます、保育士の保育士離れが進んでいくことが考えられます。

スポンサーリンク

規制緩和は徐々に行われていく

自分が働いている圓は地方裁量型認可化移行施設ではないので関係ない!と感じている方もいると思います。

たしかにその通りですが、注意が必要なのは規制緩和は知らない間に徐々に行われているという点です。

最近でも以下のような保育士配置の規制緩和となるような制度ができています。

  • 企業主導型保育事業
    • 保育士の割合50%、認可保育園なみの保育園補助金
  • 朝夕など児童が少数となる時間帯における保育士配置に係る特例
    • 保育士最低2人配置要件について、朝夕など児童が少数となる時間帯においては、保育士2名のうち1名は子育て支援員研修を修了した者等に代替可能とする。
  • 幼稚園・小学校教諭の保育士代替
    • 保育士と近接する職種である幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭を、保育士に代えて活用可能とする。

私自身も知らないまま、地方裁量型認可化移行施設が出来ていましたし、今後もこのような気づかない間に徐々に規制緩和が行われていく可能性があります。

気づいたら自分が働いている保育園になんらかの影響が出ているということが起きます。

スポンサーリンク

保育士の資格は将来無意味なものになる?

個人的な見解としては、保育士の資格が全く無意味になるということはないと思います。

ただし、規制緩和が続いて形骸化していくということは十分考えられます。少なくとも、保育士余りの時代になるまでは、国はできる限り保育士ではない人を保育園で働かせて乗り切ろうという意思を持っているように感じられます。

国としては、とりあえず待機児童を減らしたいけどなるべくお金はかけたくないので、無資格の保育人材を活用しつつ乗り切ろうという形です。今後、保育需要が落ち着いてきて待機児童がいなくなったら、今度は保育士が余り出すと思います。

保育士の待遇を上げずに乗り切ったので、待遇は低いままで保育士の雇用が失われるという未来が起きるかもしれません。

スポンサーリンク

経営者は当然、簡単で安い人材を雇用する

保育園の経営者は、人件費を削減できるので当然、簡単で人件費のかからない安い人材を雇用することになります。まぁ、この点に関しては保育園に限らず、会社全般に言えることだと思います。

しかも、国が言うには、保育の質は「地方裁量型認可化移行施設への定期的な指導・監査の実施や運営状況の見える化」「都道府県の協議会による人材確保策の実施・公表」で確保されるらしいので、質の面でもお墨付きです。

仮に、無資格者を雇っても室は担保されるのであれば、賃金も安く雇いやすい無資格者を登用することになります。

特に待機児童が発生していて黙っていても定員が埋まるような状況であれば、がんばって保育園の評判やサービスを向上させる必要もないかもしれあません。

スポンサーリンク

保育士個人はどうしたら良いか

保育士個人は今後どうしていけばよいかという点を紹介します。

保育士・他業種問わずに転職する・転職できるスキルを身につける

対策としてできることは保育士や他業種に問わず転職できるスキルを身につけることです。今でこそ保育士不足ですが、将来的には保育士が充足する可能性もあります。つまり余ってしまうということです。

保育士が不足した未来では、今のように気に入らないことがあれば違う保育園に転職すれば良いというような考えは通じなくなってきます。保育園も募集をすればすぐに保育士が集まるような状況だと、待遇を改善しようとか働き方を良くしようとは思わないかもしれません。

辞めたいけど新しい保育園に採用してもらえない、他業種に転職するにもなんのスキルももっていない、というような状態だと今よりもさらにブラック保育園に搾取される形となってしまいます。

保育士としてのスキルはもちろん、他業種に転職できるようなスキルを持っていたほうが安全と言えると思います。

保育の質が低い保育園とは関わらない

施設の種類を問わず保育の質が低い保育園とは関わらないほうが無難です。質の低いスキルが身につきますし、保育士はなにかトラブルが起きた場合の責任も重いです。

例えば、福岡県の認可保育園で子どもに対して複数の保育士が暴言を浴びせたというニュースが話題になっていました。

この保育園では、特定の誰かというわけではなく、実に8人の保育士が暴言を浴びせていたようです。このように、特に若手の保育士であれば、その保育園で長く勤めることで、このような正しくない行為が当たり前になってしまい、適切ではない保育スキルが身についてしまうことがあります。周りがやっているからと言う理由で自分も同調してしまうことはないとは言えないと思います。

保育園の保育の質が低いなと思ったら、別の保育園に転職するなどして、なるべく関わらないようにするのが良いです。

スポンサーリンク

まとめ

国は待機児童が増えて、保育士が足りないとなれば、保育士の待遇を改善して保育士を確保すると思っていました。もちろん、処遇改善などは最近でこそ進んできましたが、それでも保育の担い手は足りていない状況です。

そんななかで出てきた地方裁量型認可化移行施設などの国が考える制度を見ると、どうやら保育士の待遇を改善すると言うより、場当たり的に保育人材を担える母数を増やして、待遇はそのままで乗り切ろうという感がのようです。

もちろん、保育士個人が声を上げて国を動かすという行動もすべきですが、個人の行動では限界があると思います。例えば、2019年10月の消費増税についても多くの国民が反対の声を上げていますが、結局増税が決定されました。

保育士個人としては国に対して意見や不満をぶつけつつも、悲観的な保育士の未来も見据えて自分ができる行動をしていくべきだと思います。

続けて保育士の求人探しの重要なポイントになる『保育士の就職転職サイト・エージェント3選と選ぶ基準を解説』をご覧下さい。
スポンサーリンク

※このページを見てマイナビ保育士の登録者が増加中!

保育士の求人探しなら【マイナビ保育】

関連記事
私のオススメの就職転職サイト!
  • マイナビ保育士|特に首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)や広島県、静岡県の保育士求人に強い保育士転職サイトの最大手です。登録するとネット上での検索などでは見られない求人情報も得られます。手厚い転職サポートが魅力です。※全国の正社員・パート保育士の求人に対応。
  • 保育ひろば| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。特に東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県、愛知県、茨城県にお住まいの保育士の方におすすめです。非公開の求人もたくさんあります。
紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。
保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方でも利用可能です。

になります。どの就職転職エージェントも私自身が利用したことがあるものので、安心してできると思います。しつこく電話をしてくるということもないです。

首都圏で保育士が転職活動をするなら【マイナビ保育士】が断然おすすめです。大手の安心感と非公開求人に強みがあります。

【保育ひろば】は日本全国どちらにお住まいの方でもおすすめできる就職転職エージェントになります。

大事なポイントは 複数の就職転職エージェントに登録する ということです。紹介できる求人などに差があるため就職転職エージェントは複数社に同時登録して併用がおすすめです。保育士の就職転職エージェントは「非公開求人」というネット上には公開されない求人をそれぞれサイトごとに持っています。一つの就職転職エージェントに登録するだけでは、せっかくの高待遇の非公開求人を見逃してしまう場合があります。

登録後は就職転職エージェントの担当者から電話でのヒアリングがあるので、簡単に希望条件を準備しておくと良いです。

保育士の就職転職エージェントは新卒の保育士の方や未経験の保育士の方でも利用可能です。

マイナビ保育士
マイナビ保育士

日本全国の保育士のパート・正職員の求人に対応しています。登録するとネット上の検索等では出てこない保育園の求人情報を得ることができます。

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)や広島県、静岡県の保育士求人に強い保育士転職サイトの最大手です。

大手ならではの情報収集力ときめ細かい転職サポートが魅力です。一都三県の保育士の方は登録必須になります。

保育ひろば
保育ひろば

日本全国の正社員・派遣・パート保育士の転職支援に対応してくれます。

取扱求人数も圧倒的に多く、非公開の求人も多数です。

良い求人が見つかったら教えてくれるので、登録しておいて損はないです。

紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数登録がおすすめです。

ほいく畑
保育士の求人転職のほいく畑は土日祝対応で派遣・パート・無資格・ブランク大歓迎!!

1. 短時間OK・残業なし
2. 時給1350円・月給25万円以上
3. ブランクあり・未経験OKなど

保育園の求人をたくさん見たい!

というようなさらに欲張りな方には、

  • 保育Fine! | ※日本全国の保育士の求人に対応しています。サイト上で求人をみつけて自分で応募します。登録するとすべての求人をとりあえず見れるので、自分のペースで転職をしたい人におすすめです(^^)
  • ジョブメドレー保育士 | カウンセリング、スカウトと多くの機能を備えています。すぐに転職するつもりはなくても、とりあえず登録して求人を見ることができます。

の登録がおすすめです。

こちらは、転職エージェントとは違ってご自身で求人を探して応募するスタイルの転職サイトになります。担当者との電話やメールでの面倒なやり取りは不要なので、まずは求人だけを見たい という方にもオススメになります。すぐに転職するつもりはなくても、とりあえず登録して求人を見ることができます。

保育FINE!
転職お祝い金が最大15万円の求人転職サービスのFINE!保育士シンデレラ保育士求人って?

保育Fine!は他の保育士の求人転職サイトと違い、コンサルタントと電話でのやりとりは基本的に行いません。

サイト上で自分で求人をみつけて自分で応募します。自分のペースでまったり転職をしたい人におすすめです(^^)

登録するとすべての求人を見ることができるので、まずは求人を見たいだけという方にもおすすめです。※日本全国の保育士の求人に対応しています。

ジョブメドレー保育士
保育士の求人転職におすすめのジョブメドレーの評判口コミ。完全受け身で転職できる。

ジョブメドレー保育士は保育士だけではなく医療や介護業界の転職にも利用されている転職求人サイトになります。カウンセリング、スカウトと多くの機能を備えています。

監修・執筆
保育士さえこ@ブラック脱出済み

「保育士」「幼稚園教諭一種免許状」の資格保持者です。多数の転職経験があります。

・幼稚園で約3年間勤務
・認定こども園で約1年間勤務
・ベビーシッターの副業経験有り
・認可保育園で勤務開始〜現在

ブラック幼稚園での勤務経験を経て「保育士・幼稚園教諭はガンガン転職すべき」論を提唱中。 幼稚園・保育園・認定こども園・ベビーシッター勤務経験有り。現在は認可保育園勤務。

保育士さえこ@ブラック脱出済みをフォローする
保育士の仕事の愚痴
シェアする
保育士の手帖
タイトルとURLをコピーしました