保育士の理想的な通勤時間と通勤手段は?

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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これから就職や転職を考えている保育士の皆様。どれくらいの通勤時間とどのような通勤手段で通勤するのが良いのか悩みますよね。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育園で働く保育士どれくらいの通勤時間が理想?
  • 保育士におすすめの通勤手段は?

たかが通勤だ、働く保育園選びのほうが重要だと思うかもしれませんが、通勤時間と通勤手段は、日々の人生の幸福度を大きく左右します。通勤時間が長くなれば長くなるほど幸福度は下がりますし、満員電車に毎日揺られることはおおきなストレスになります。

今回は、保育士の理想的な通勤時間と通勤手段について解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
徒歩、自転車、車、電車、バスでの通勤経験があります
その経験が参考になればと思います
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保育士の理想的な通勤時間は?

基本的には通勤時間は短ければ短いほうが良い

通勤時間は長くなれば長くなるほど、負担は多くなります。なので、基本的には通勤時間は短ければ短いほうが良いです。

片道の通勤時間が30分だと往復では1時間の通勤時間になります。一日1時間でも積み重なると長い時間になります。正社員だと月間で約20時間も通勤時間が増えることになります。これは1年間に換算すると約10日間にも相当します。これを一生涯(40年間勤務)に換算すると400日、つまり生涯で1年間以上も通勤時間に費やしてしまっていることになります。

特に保育士の仕事は体力を多く使うので、通勤時の負担というのはなるべく少ないに越したことは有りません。

全国の平均の通勤時間はどれくらい?

参考までに、総務省統計局発表の「平成30年住宅・土地統計調査」で家計主(世帯の家計を支えている人)の通勤時間が調査されています。

全国の中央値は26.8分でした。

通勤時間は首都圏などの都市部では長くなる傾向があり、東京都は41.0分、千葉県は44.7分、埼玉県42.3分、神奈川県は45.6分という通勤時間の中央値になっています。

全国平均はおおよそ30分程度の通勤時間になっているということがわかります。

※総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 調査の結果」https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tyousake.htmlより

なので、目安として30分くらいの通勤時間であれば、平均的で許容ができるという人が多いと言えるでしょう。

交通費は基本的には全額支給してくれる保育園が多い

保育士が勤務する際にかかる交通費は、基本的には全額支給してくれる保育園が多いです。そのため、通勤にかかる費用というのは、保育士は就職の段階ではさほど気にする必要はありません。ただし、支給金額に上限が設定されている保育園もあるので、あまりにも高額になる場合や、特急や新幹線などの普通運賃とは別に特別料金がかかる通勤手段を考えている場合は注意が必要です。

自宅から遠いと不採用になることも

保育園で働く保育士の離職率は他の業種と比較して低いわけではなく、過去に「自宅から遠い」という理由で退職をした保育士がいる保育園も少なくないです。そういう保育園は、自宅からの距離が遠い人はまた同じ理由で辞めてしまうのではないかという懸念を持っていることがあります。

また、保育園からすると支給する交通費の金額が高いということも採用においてはネックになります。残念ながら資金的に余裕がある保育園は多くはなく、たかが交通費と言っても保育園には大きな負担になることがあります。できれば、交通費も多くかからない保育士を雇用したいという思いがあります。

このような背景もあり、その他の要素とも合わせてになりますが、保育士が保育園の面接を受けると自宅から遠いと不採用になってしまうこともあります。

自宅から勤務する保育園が近いことのデメリットは?

冒頭で、通勤時間は短ければ短いほうが良いということを書きましたが、自宅から勤務する保育園が近いということにもデメリットはあります。

1つ目のデメリットは「プライベートで保護者や子どもたちと出会う可能性が高い」ということです。保育園の利用者は、その保育園周辺に自宅がある方が多いので自宅から勤務する保育園が近いと必然的に居住エリアが近くなります。近所のスーパーやショッピング施設に行くと、保護者の方に出会ってしまうなんてことが起きやすいです。

これは人によると思いますが、プライベートではあまり保護者の方や子どもたちと会いたくないという保育士は意外と多いと思います。変な噂につながるということもあるので、そう考える人は多いです。保育園外のプライベートの生活の様子も保護者の方に見られてると思うと、休んでる気がしなくなってしまうという場合もあります。

2つ目のデメリットは「保育園から急遽呼び出されることがある」ということです。これは、保育園の体制によると思いますが、急な欠勤や人数不足などが出た場合に自宅が近いことを理由に呼び出される可能性があります。基本的には、断ればよい話ではありますが、責任感が強い人だとなかなか断れないということもあると思います。

3つ目のデメリットは「家賃が高くなる」ということです。最近では、駅前の保育園も多いので、保育園への通勤に便利なエリアに住むとなると必然的に駅から近い場所に住む必要が出てきます。特に電車通勤をするという場合は、家賃は高くなる傾向があります。

それ以外にも、

  • 飲み会が断りにくくなってしまう
  • 行動範囲が狭くなる

などのデメリットもあります。

もし自宅が徒歩圏内であれば、終業後に終電などの時間を気にせず、居酒屋に行けてしまいますよね。誘われたら断りにくいかもしれません。また、住んでいる場所も、通勤場所も同じエリアだと、ずーっと同じ場所にいることになります。また、通勤の定期券は、通勤以外でも使えるので、休みの行動範囲も広くなるでしょう。

これらの点も踏まえながら、通勤に最適な時間を自宅との位置関係を踏まえて考慮しましょう。

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保育士の理想的な通勤手段

保育士の理想的な通勤手段としては、徒歩や自転車での通勤がおすすめです。

徒歩や自転車での遅延や渋滞に巻き込まれることが少なく、近距離であれば体力的な負担もそこまで多くは無いためです。

公共の交通機関は、よく遅延することがあります。保育士の仕事は遅刻すると同僚にも保護者にも迷惑をかけてしまうことがあるので、ある程度余裕をもって通勤する必要があります。それによって、通勤時間自体は短くても、遅延を踏まえると、予想以上に日々の通勤時間がかかることになります。目安として、15分くらいは余裕をもつ必要があると思います。

特に満員電車などは、体力的な消耗も激しくストレスも多く蓄積するので避けるべきです。保育士は日々の仕事の体力的な負担も多いので、なるべく体に負荷のかからない通勤方法がおすすめです。

そういった点でも、徒歩や自動車などでの通勤は特におすすめです。もし電車やバスを使う場合は、ラッシュとは反対方向へ通勤するのがおすすめです。そうすれば満員電車になることはなく、座って通勤することが可能です。

また、徒歩や自転車での通勤は、必ずしも駅チカに住む必要がないため、家賃も抑えることができます。

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まとめ:保育士の理想的な通勤時間と通勤手段は?

今回は、保育士の理想的な通勤時間と通勤手段について説明しました。

保育士の理想的な通勤時間は、基本的には通勤時間は短ければ短いほうが良いです。また、保育士の理想的な通勤手段としては、徒歩や自転車での通勤がおすすめです。

たかが通勤と思うかもしれませんが、通勤時間と通勤手段は、人生の幸福度を大きく左右します。通勤時間が長くなれば長くなるほど幸福度は下がりますし、満員電車に毎日揺られることは大きなストレスになります。

もちろん、通勤は自宅と保育園の位置関係によって決まるものなので、完全に自由に決められるわけではないです。なので、これから就職や転職を考えている保育士の皆様は、自分自身の置かれている状況を考えながら、より良い保育園を見つけてみてください。