3年勤めた幼稚園から最終的には保育園へ保育士として転職しました。私がなぜ幼稚園教諭から保育士になったのかを説明します。
先に結論を言っておくと、私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由は、大きく以下の5点になります。
- ①勤めていた幼稚園がブラックだったため
- ②保育士のほうが給料が高い傾向があったため
- ③保育園のほうが求人の選択肢が多いため
- ④幼稚園教諭は年度途中で辞めにくいイメージが強かったため
- ⑤これからは幼稚園より保育園の時代と感じたため
自分の経験からブラック幼稚園・保育園にかなり抵抗があったので、
ブラックに就職してもすぐに転職できる
という点を重視しました。
保育士はいつでも転職できる&引っ越せるっていう状態が強い!
そしてこれから引越しの予定がある人はできれば先に職場を探した方が良いと思います。宿舎借り上げとか自治体によっては保育士の転入支援なんかもあったりします。#保育士の待遇改善— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) July 25, 2019
東京だったら保育士の求人倍率は6倍を超えるらしいので、とりあえず良い保育園に当たるまで6回転職すればいんじゃないですか?笑
それぐらいの気持ちでやったらいいと思っています。— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) June 12, 2019
幼稚園から保育施設へ転職した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由!
冒頭にも書きましたが、私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由は大きく以下の5点になります。
- ①勤めていた幼稚園がブラックだったため
- ②保育士のほうが給料が高い傾向があったため
- ③保育園のほうが求人の選択肢が多いため
- ④幼稚園教諭は年度途中で辞めにくいイメージが強かったため
- ⑤これからは幼稚園より保育園の時代と感じたため
これらについて解説していきます。
①勤めていた幼稚園がブラックだったため
新卒で勤めたのが幼稚園で、そこがブラック幼稚園でした。
サビ残、持ち帰りなし、手当無しの休日出勤、パワハラ・モラハラで手取り15万円程度でした。
私がブラック幼稚園に勤めていた時は毎日求人をみることだけが生きがいでした。現状を抜け出すことを想像していつ辞めれるかいつ辞めれるかと毎日考えていました。いま思えば良い辞め方なんて考えずにすぐに辞めて転職すればよかったと思っています。#保育士 #保育士の待遇改善 #保育士辞めたい
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) June 29, 2019
今となっては本当に無駄な時間だったなと思いますが、3年間勤めて退職に至りました。
「せっかく資格取って就職したんだから3年は我慢して働きなさい」っていうのは本当に無責任な善意のナイフだと思う。新卒で働き出して本当につらかった時に家族に言われた経験があります。ブラック保育園や幼稚園で三年働いても無意味で、時間の無駄です。
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) August 7, 2019
退職時は「引っ越し」を理由にして、退職後は逃げるように引っ越しをしました。
ひとつ後悔があるのは、退職時は「引越」とか嘘の理由を言って辞めましたがある程度不満に思っていることは伝えておけば良かったなと思っています。当時は円満に退職することに必死でしたが、まだ働いている人たちのことを考えるとある程度意見は残しておいたほうが良かったですね。#保育士 #保育園
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) June 1, 2019
この時点で「幼稚園」という業界ににあまり良いイメージをもっておらず、昔の同僚でも保育士になっている人も多く「保育士のほうがいいよ!」と言っている人が多かったこともあり、保育園で働くことを考えました。
今思うと、幼稚園や保育園に限らず良いところは良いし、悪いところは悪いので保育園のほうが必ず幼稚園より良いとは言えませんが、当時はそれぐらいアレルギー的な心情になっていました。
また、働いていた幼稚園が家族経営だったので、同様の理由で「家族経営」というところにも抵抗があります。
②保育士のほうが給料が高い傾向があったため
様々な求人を見ていると、最近は特に保育士のほうが雇入れ時は給料が高い傾向がありました。
今ほどではないですが、保育士不足で処遇改善が進みはじめたところだったので、実際にやや保育士のほうが給料が高かったと思います。
そこまで給料にこだわってはいませんでしたが、少なくとも手取り15万の生活は抜け出したかったので、給料が少しでも高い保育士への転職を考えました。
③保育園のほうが求人の選択肢が多いため
よっぽどブラックが怖かったので、転職活動している時は日頃歩いていて目に入った保育施設の求人をいちいちチェックしてました笑#保育士あるある
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) July 9, 2019
最近では新設の保育園もどんどん増えており、求人の選択肢としては保育士の方が圧倒的に多くなっています。
選択肢が多い = 仮に辞めてもすぐに次が見つかる可能性が高い と考えていました。保育園もブラックが多いだろうとは思っていたので、退職後も転職しやすい環境を重視しました。
よほどブラックが嫌だったので、とにかくブラックに就いてしまってもすぐに逃げられるということを優先に考えていました。
首都圏だと保育園がたくさんあるので「すぐにいつでも他の保育園に転職できるぞ」という安心感があるのは保育士にとって精神衛生上もとてもよいです。#保育士 #保育園 #保育士辞めたい #保育士の待遇改善
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) June 15, 2019
④幼稚園教諭は年度途中で辞めにくいイメージが強かったため
保育士のほうが年度途中で辞めやすいという印象があり、仮に年度途中で辞めても次の職場も見つかりやすいと思いました。実際に前の職場では、年度途中での退職は絶対に許されず、年度末の退職に関しても退職希望者の人数によってはかなり強く引き止められるという事がありました。
ベテラン先生が園長と若手の間に入って謎ルールを押し付けてくる。退職するときもまずはベテランの先生に相談してその理由だったらいいよとか来年まで頑張れない?とか。この結果、園長は若手が不満だらけであることに気づかない。激務薄給で頑張って働いてくれる園にとっては本当に都合が良い先生。
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) July 15, 2019
ブラックな保育園・幼稚園の謎ルールでよくあるのは、退職・出産の順番待ちですね。みんな辞めたいと言いながら、責任感が強いので後任が見つかるまで結局辞めないです。責任感が強い人ほどブラック保育園の沼にはまっていってしまう印象です。#保育士辞めたい #幼稚園教諭辞めたい #保育士の待遇改善
— 保育士さえこ@ブラック脱出済 (@hoikushisaeko) May 29, 2019
そして、幼稚園で勤務を開始して担任になったら最低でも1年間、子どもたちが卒園するまでとなったら3年間はまた継続して働かなければいけなくなると考えていました。
実際に、求人に関しても保育士は通年で出ているものが多かったですが、幼稚園はほとんどが新年度に向けてのものでした。幼稚園はほとんどが4月スタートの採用のものが多く、辞める人もしっかり年度末まで働いているということです。
そこで、またブラックに就いてしまったら、また3年間耐えるのかと思うと、そのリスクが怖かったです。
今でこそブラックはすぐに辞めて転職すべきと思っていますが、当時はそこまでの強い気持ちは持っていなかったです。
⑤これからは幼稚園より保育園の時代と感じたため
5つ目の理由は、これからは幼稚園より保育園の時代と感じたためです。私が働いていた幼稚園も定員割れが起きていたり、全国的にも幼稚園から認定こども園になる園が増えていました。
日本では子育てをする両親の共働きが推進されていて、これからもその流れが加速することは明白でした。どのみち将来的には保育園で働くことになるかもしれないという思いもありました。
当然、給与待遇の面でも保育士は今後改善される見込みはありましたが、幼稚園にはそれもあまり感じられなかったです。当時働いていた幼稚園も昇給は雀の涙で、サービス残業は当たり前だったので改善の兆しは無いと思います。
【補足】幼稚園にもメリットもある
とは言っても私はたまたまブラックな幼稚園に入職してしまっただけで、幼稚園にも保育園と比べて良い点もあります。
例えば、休暇についてですが幼稚園は夏・冬・春と長期の休暇を取れるところもあります。昇給や待遇に関しても保育士を上回るものも多くあります。
また、幼稚園は学校法人が運営していることも多く、健康保険が私学共済である場合が多いです。私学共済は結婚給付金など協会けんぽと比べるとかなりメリットが多いです。歴史が長く安定している園も多いので、同じ園で長く働いている人も多いです。
幼稚園も良いところに入職できれば長く勤めることができると思います。
また、幼稚園教諭・保育士は働きやすさの面だけではなく、仕事内容も大きな違いはあります。
最近でこそ、幼稚園と保育園の機能があわさった認定こども園などがでていますが、本来は教育・保育の面でも、保育園と幼稚園はそもそも異なる趣旨の施設になります。
日々の保育や教育の面でも大きな違いがあるので、それぞれ向いている向いていないということもあると思います。
幼稚園教諭との保育士の仕事内容・一日の流れは以下の記事でも紹介しています。
まとめ:私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由!ブラックでもすぐに転職できる環境!
私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由が以下の5つになります。
- ①勤めていた幼稚園がブラックだったため
- ②保育士のほうが給料が高い傾向があったため
- ③保育園のほうが求人の選択肢が多いため
- ④幼稚園教諭は年度途中で辞めにくいイメージが強かったため
- ⑤これからは幼稚園より保育園の時代と感じたため
特に重視したのは、ブラックでもすぐに転職できるかどうかという点です。最初に勤めた幼稚園がブラックで、なかなかブラックから抜け出すのが難しいという状況に陥ってしまったので、すぐに辞めてやる!くらいの気持ちで仕事ができるような環境にするように意識しました。
幼稚園は年度末までは我慢しないとやめられないという印象が強く、働いていた頃のブラックな印象も強かったので保育士に転職を決めることになりました。
以上が私が幼稚園教諭から保育士に転職した理由になります。