非公務員が公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことはできる?

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保育園で働く保育士の皆様。新たに就職や転職を考えている保育士の方。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働きたいけど、、
  • 公務員になるのは少しハードルが高いなぁ
  • 公務員にならなくても公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことってできる?

今回は、公務員にならなくても、公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことはできるのかという点について紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士が就業できる自治体の公共施設

市区町村などの自治体が運営している公共施設には様々な施設があると思います。そのなかでも、保育士の方が働いている施設というのはたくさんあります。

保育園はもちろんですが、

  • 子育て支援センター
  • 児童館
  • 乳児院
  • 児童養護施設

などの児童福祉関連の施設がそれにあたります。

一般的に、これらの施設で働くのは地方自治体等に雇用されている公務員になります。公務員になるには、応募の基準を満たし、簡単ではない採用試験を受けて、自治体に採用されなければいけないので、ハードルはなかなか高いです。そのため、保育士の方のなかには、そもそも、このような自治体が運営している公共施設を就業の選択肢から除外している方も多いと思います。

指定管理者制度で民間企業が管理している公共施設も多い

市区町村などの自治体が運営している公共施設で働く方はすべて公務員だと思っている方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。指定管理者制度という制度を利用し、民間企業が管理している公共施設も多いです。

指定管理者制度とは、「公の施設」の管理運営を行う民間事業者等を「指定管理者」として指定することにより、民間のノウハウを活用しつつ、サービスの向上と経費の節減等を図ることを目的とした制度です。県は、制度を運用するにあたっての具体的な基準と手続きを定めた「指定管理者制度の運用に関する指針」を策定しています。

※引用「神奈川県 指定管理者制度」http://www.pref.kanagawa.jp/docs/hy8/cnt/f5586/

指定管理者制度は、施設自体は、自治体の持ち物ですが、実際に運営や管理をしているのは民間の会社という形になります。

日本の様々な自治体の中には、この指定管理者制度を利用していることも多く、公共施設であっても民間企業が運営しているというケースは多いです。最近では、公設民営保育園と言われる保育園もこの指定管理者制度を利用していることが多いです。

なぜ自治体は指定管理者制度を利用する?

自治体が指定管理者制度を利用するのは、

  • サービスの向上
  • 経費の削減

が大きな目的になります。

※参考「神奈川県 指定管理者制度」http://www.pref.kanagawa.jp/docs/hy8/cnt/f5586/

例えば、一つの自治体に数個しかない施設を各自治体が運営すると、自治体やそこで働く職員にもノウハウはなかなか溜まっていきませんよね。そこで、指定管理者制度でノウハウのある専門の事業者を活用することで、質やサービスの向上につなげることができます。

また、指定管理者制度を利用しない場合は、その公共施設で働く職員は、基本的に公務員ということになります。民間企業と比べても公務員の給与は高いので、自治体の経費を圧迫することになります。自治体の経費削減という点でも、指定管理者制度はメリットのある仕組みになります。

民間企業が管理している公共施設で働くのは民間企業の職員

そして、この指定管理者制度によって民間企業が管理している公共施設で働いている職員は、基本的には、その民間企業の職員やそこから委託を受けた職員ということになります。

つまり、本題である、公務員にならなくても、指定管理者制度で管理運営されている公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことはできるということになります。

そのためには、指定管理者制度で、その公共施設を管理運営している企業に雇用されたり、そこから委託されている企業に雇用される必要があります。

【番外編】派遣保育士という選択肢もある

一部の自治体では、指定管理者制度を利用していない自治体が直接管理運営している児童福祉関連の施設においても、派遣保育士を募集していることもあります。公立保育園の派遣保育士事情に関しては以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

【番外編】会計年度任用職員という選択肢もある

また、多くの自治体では、正規の公務員ではなく会計年度任用職員という形で、年度の区切って職員を雇用していることがあります。この場合は、民間企業の社員ではなく、自治体に雇用される職員という形にはなりますが、正規の公務員と比べると、採用のハードルも低いことが多いです。

もし、気になっている施設が指定管理者制度で民間企業が運営してい無いという場合は、会計年度任用職員としての就業も検討してみましょう。実際に会計年度任用職員の募集があるかどうかは、自治体次第で、時期や状況次第にもよるので、自治体からの情報を確認してみましょう。

公共施設(子育て支援センター、児童館等)を運営する民間企業の保育士求人の探し方

最後に、公共施設(子育て支援センター、児童館等)を運営する民間企業の保育士求人の探し方について紹介します。

まずは希望の施設を誰が管理運営しているかを調べる

先程紹介したように、自治体の公共施設の中には、保育士が就業可能な施設がたくさんあります。その中から自分の興味のある施設について誰が管理運営を行っているのかということを調べる必要があります。

まずは、その公共施設のホームページなどで、誰が管理運営をしているのかを調べて見ましょう。指定管理者制度によって運営されている場合は、その旨と、どの会社が運営しているのかということが書かれていると思います。

指定管理者である企業の求人がないかを調べる

希望の施設を運営している指定管理者の企業がわかったら、その企業の求人がないかを調べてみましょう。施設名と合わせて検索すれば求人が見つかる場合もあります。そこから先は、求人情報に従って、応募をしてみましょう。

民間企業になるので、採用選考のステップ等は、私立保育園の採用選考と似たような形で、見学や面接を行うということになります。

保育士転職サイト・エージェントを活用する

調べるのも大変だし、よくわからないという方やとにかくたくさんの選択肢が知りたいという方は、保育士転職サイトを活用するのもおすすめです。

保育士転職サイトにそのような公共施設(子育て支援センター、児童館等)で保育士を雇用している会社の求人を紹介してもらうことができる場合もあります。

保育士転職エージェントであれば、事前に企業や求人の詳しい情報を教えてもらうこともできますし、企業側に問い合わせなどをしてくれる場合もあります。

  • マイナビ保育士|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
  • ジョブメドレー保育士 | 全国対応でネット上から求人応募が可能です。すぐに転職するつもりはなくても、とりあえず登録して求人を見ることができます。自分のペースで転職をしたい人におすすめです(^^)
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保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

まとめ:非公務員でも公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことはできる?

今回は、公務員にならなくても、公共施設(子育て支援センター、児童館等)で働くことはできるのかという点について紹介しました。

結論としては、指定管理者制度によって民間企業が管理している公共施設であれば、公務員にならなくても保育士が就業できる可能性はあるということになります。

そのためには、指定管理者制度で、その公共施設を管理運営している企業に雇用されたり、そこから委託されている企業に雇用される必要があるということになります。

求人数としては、保育園と比べると数は少ないですが、タイミング次第では募集がある可能性もあります。気になる公共施設が近くにあるという方は、根気強く募集がないか調べてみましょう。