【データで見る】保育士の平均勤続年数を知る|保育園の勤続年数は?長く働く利点と見極め方

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  • 保育士って平均どれくらいの期間勤続しているんだろう?
  • すぐ辞める人が多いって聞くけど?
  • 気になる保育園の平均の勤続年数が知りたい!

保育士として働く中で、「この職場で長く働けるだろうか?」というキャリアの安定性について考えることはとても大切です。

この記事では、保育士全体の平均勤続年数や、気になる保育園ごとの勤続年数の調べ方、そして長く働くことで得られる具体的なメリットを詳しく解説します。

勤続年数が長い職場で、安定して働き続けられるのか知りたいです。

さえこ
さえこ

保育士の平均勤続年数と長く働く利点を理解し、理想の働き方を見つけましょう。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
保育士の平均の勤続年数については、、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考にしています
その経験が参考になればと思います

勤続年数とは?

勤続年数とは、一つの会社に入社してから退職するまでに継続して勤務した年数のことを指します。保育士の場合は、ある保育園に入職してからその保育園を退職するまでの年数のことになります。保育士になってから、保育士を辞めるまでの期間ではありません。

平均勤続年数とは?

平均勤続年数とは、その時点で会社に所属する社員の勤続年数の平均を指します。大きな組織となれば、昨年入社した新卒も定年前まで勤めている社員もいることになるので、その場合は平均勤続年数が長くなるということになります。

保育士の平均の勤続年数は?

正職員として働く保育士の平均の勤続年数は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で公表されています。「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、

  • 保育士の平均の勤続年数は「8.5年」

となっています。ちなみに平均年齢は、38.0歳です。

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

保育士の平均の勤続年数を他の職種と比較すると?

他の職種と比較した場合、保育士の平均の勤続年数はかなり短い傾向があります。勤続年数が10年を超える職種が多いなか、8.5年はかなり短い部類に入ります。

以下は保育士とよく比較される職種の平均勤続年数になります。

  • 幼稚園教諭 平均勤続年数「10.1年」(平均年齢39.5歳)
  • 看護師 平均勤続年数「9.9年」(平均年齢42.1歳)
  • 介護職員(医療・福祉施設等)平均勤続年数「8.1年」(平均年齢45.0歳)

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

その他の職種の詳しい情報は「厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査」で確認してみてください。

統計上のデータを他の職種と比較しても保育士の平均の勤続年数は短く、皆さんのイメージ通りかも知れませんが、保育士はやはり入れ替わり(転職)が激しい職種でもあるということがわかると思います。ただし、平均年齢を考えると保育士は、若い人が多いという傾向もあるので、その分勤続年数も少なくなる傾向はあるでしょう。

保育園の保育士の平均勤続年数は長いほうが良い?

平均の勤続年数が長い会社は、退職をする社員が少ないということになります。一般的な退職理由で多いのは、給与・待遇・人間関係などです。平均勤続年数が長いとそれだけ労働条件や労働環境が良いとも考えられるので、就職や転職の際に会社を選ぶ一つの基準としている人も多いです。保育園の場合もこれは同様で、保育士の平均勤続年数が長いということは、労働条件や労働環境が良い可能性が高いということは間違いないでしょう。

もっとも、平均勤続年数が長いからと言って手放しで良い会社と言えるわけではありません。例えば、業績が悪化傾向にある会社で新入社員を採用しない場合、平均勤続年数は長くなる傾向があります。

保育園においても同様で、保育士の勤続年数が長いからと言って保育士が働きやすい良い保育園と確実に言えるわけでもありません。極端な例でいうと、家族経営で身内ばかりが働いている保育園で身内以外の人間だけがころころ入れ替わるような保育園は、平均の勤続年数はそこまで短いものにはならないでしょう。

保育園の保育士の平均勤続年数を知ることはできる?

そもそも保育園ごとの平均勤続年数を知ることはできるのでしょうか。結論から言うと、すべての保育園ごとの保育士の平均勤続年数を正確に知るということは難しいです。

先程挙げた厚生労働省の保育士の勤続年数の統計データはあくまでも職種ごとのデータで、保育園ごとに公開されているデータではありません。保育園ごとに勤続年数を公表する義務があるわけではないので、就職活動や転職活動をする際に、必ずその保育園の平均勤続年数を知るということはできません。

ちなみに上場企業であれば、平均勤続年数は有価証券報告書で必ず開示しなくてはならない項目になります。その会社の社員の平均勤続年数を知ることができます。つまり、保育園を運営している会社が上場企業であれば、正確な数字を知ることが可能ということになります。ただし、その数値はあくまでも保育士以外の職種の社員も含めた数値となることには注意が必要です。

正確な勤続年数を知ることはできないと言っても、保育園の採用担当者や就職転職サイトの担当者であればおおよその勤続年数を教えてくれる場合もあります。

保育園はそこまで大きな組織ではないので、おおよそ何年ぐらい勤めている人が多いということは簡単にわかると思います。気になる方は面接の際などに確認してみましょう。

保育士の勤続年数が短い場合の影響(長く働くメリット)

ここまで、保育士という職種全般の勤続年数や保育園の平均勤続年数などの情報について紹介しました。ここからは、個人の保育士の勤続年数による影響について紹介します。

保育士個人は、勤続年数の長短によって以下のような影響があります。

失業保険の受給可否

失業保険は雇用保険の制度で、従業員が企業などを離職した場合に、再就職のために求職している期間に給付を受けることができる保険になります。

雇用保険に加入している(つまり、保育園に雇用されている期間)の長さによって受給できる失業保険の日数が異なります。基本的に長ければ長いほど、多くの日数の失業保険を受け取ることが出来ます。

ただし、雇用保険には加入期間の通算制度というものがあり、一つの会社での加入期間でなければいけないというわけではありません。複数の保育園に勤務した場合は、期間を合算して被保険者期間を計算することができます。

付与される年次有給休暇日数

保育士に付与される年次有給休暇日数は勤続年数によって最低限の日数が法律によって定められています。

一般的にフルタイムの正社員で働く場合は、入社から6か月間継続して勤務しその期間の全労働日の8割以上出勤した場合、その労働者には10日の年次有給休暇が付与されます。

その後は1年ごとに付与される日数が以下のように増えていきます。

  • 6カ月 10日
  • 1年6カ月 11日
  • 2年6カ月 12日
  • 3年6カ月 14日
  • 4年6カ月 16日
  • 5年6カ月 18日
  • 6年6カ月 20日

このように勤続年数が長いと付与される有給休暇の日数が増えていきます。

退職金の有無と金額

退職金は一般的に勤続年数が長ければ長いほど受給できる金額が増えるように設計されています。勤務する保育園によって制度は異なるので、詳細は保育園に確認してみましょう。

育児休業の取得可否

育児休業は子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業のことですが、育児休業の取得には以下の条件があります。

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている
  • 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる
  • 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されていないことが明らかでない

つまり、同じ保育園の会社に引き続き一年以上雇用されていないと、育児休業の取得はできません。育児休業の期間中は雇用保険から育児休業給付金(おおよそ給料の5〜6割程度の金額)が給付されるので、金銭面でとても安心できます。

転職時に不利になる?

保育士の方で気になるのは、転職時に不利となるのではないかということだと思います。

確かに、勤続年数が短い(=すぐに前の保育園を辞めている)ということは、採用時に保育園が気になる一つの要素であることは間違いありません。ただし、保育士に関して言えば、昨今は保育士不足でもあるのでそこまで気にする必要はありません。

個人的には、転職時に不利になるかもしれないという理由だけで今の不満を抱えている保育園に我慢してとどまるのはおすすめしません。そもそも就業しながらでも転職活動はできるので、不満があれば転職活動をしてみて、より良い保育園に内定をもらえるかを試してみるのが良いです。本当に転職するかどうかということは内定をもらってから決めれば良いです。

そして、転職時に不利にならないために、前の職場を辞める前向きな理由をしっかりと面接などで答えられるようにしておくことが大切です。保育園側も業界として保育士の入れ替わりが激しいということは理解しているので、まずは気にせずに転職活動を始めてみるのが良いでしょう。

まとめ

この度は、保育士の平均勤続年数や、気になる保育園の勤続年数を知る方法、そして長く働くことの利点について、詳細な情報をお届けしました。

特に、保育士の平均勤続年数は8.5年と、他の職種に比べて短い傾向にあることが、今回の調査で明らかになりました。

また、平均勤続年数が長い会社は、退職をする社員が少ないということなので、給与・待遇・人間関係など会社の働きやすさを知るための指標の一つにもなっています。

キャリアプランについて不安や疑問を抱えていたみなさん、この記事が少しでもその解消に役立ったなら幸いです。

自分に合った環境で長く、そして安定して働くためには、保育士転職サイトなどを通して、保育園の採用担当者におおよその平均勤続年数や職場の雰囲気を尋ねてみるのも良い方法です。

自分らしい働き方を見つけるための一歩を踏み出してみましょう。

よくある質問(FAQ)

Q
保育士の平均勤続年数が、他の職種と比べて短いのはなぜですか?
A

保育士の平均勤続年数は、他の職種と比較して短い傾向にあることが統計データで示されています。

その理由としては、給与水準や人間関係、業務負担の大きさなどが挙げられます。

また、保育士は比較的若い方が多い職種であるため、平均勤続年数が短く出る傾向もあります。

Q
特定の保育園の平均勤続年数を調べる効果的な方法はありますか?
A

個別の保育園の正確な平均勤続年数は、公開情報ではないため、知ることは難しいです。

しかし、おおよその傾向を知る方法はいくつかあります。

就職説明会や採用面接の際に、採用担当者へ直接質問することができます。

また、保育士の転職サイトを通じて、キャリアアドバイザーに相談すると、その保育園の職員定着率や離職率について間接的な情報が得られます。

口コミサイトの情報も参考になりますが、信憑性には注意が必要です。

Q
勤続年数が長い保育園は、必ず働きやすい環境だと言えますか?
A

勤続年数が長い保育園は、一般的に労働条件や人間関係が安定しており、働きやすい環境であることが多いです。

しかし、必ずしもそうであるとは限りません。

たとえば、新規採用が少ないなど、特定の事情で平均勤続年数が長くなっていることもあります。

勤続年数の長さだけでなく、園の雰囲気や職員の具体的な声、情報収集を通して総合的に判断することが大切です。

Q
保育士として長く働き続けることで得られる具体的なメリットは何ですか?
A

保育士として長く勤続することは、多くのメリットにつながります。

まず、経験を積むことで専門性が向上し、子どもの発達に応じたきめ細やかな保育スキルが身につきます。

経済面では、経験年数に応じて給料の昇給が期待でき、退職金や賞与も安定的に得られます。

さらに、主任保育士や園長などのキャリアアップの機会も増え、働きがいや人間関係の安定にもつながります。

Q
勤続年数が短いと、転職活動で不利になることがありますか?
A

一般的に勤続年数が短いことは、転職時に企業が気になる要素の一つであるのは事実です。

しかし、現在の保育士業界では人手不足が続いているため、勤続年数の短さが転職で決定的に不利になることは少ないです。

転職を考えている場合は、前の職場を辞めた理由を前向きに伝えられるよう準備することが重要です。

まずは転職活動を始めることからお勧めします。

Q
安定して長く働ける保育園を見つけるには、どうすれば良いですか?
A

安定して長く働き続けられる保育園を見つけるためには、事前の情報収集が重要です。

保育園の採用担当者へ直接質問する以外に、保育士転職サイトの利用が非常に有効です。

転職サイトのキャリアアドバイザーは、非公開情報を含め、保育園の平均勤続年数や職場の雰囲気、職員の定着率など、内部の実情に詳しい情報を提供してくれます。

自身の希望と合うかをしっかりと見極めて、入職を決めるようにしてください。

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