保育園から内定を貰った保育学生の皆様。内定後になにかしなければと不安な方も多いともいます。私の場合は幼稚園でしたが、内定を貰ってからも不安と緊張が多かったです。
この記事では、保育学生が保育園の就職内定をもらった後、つまり、就職先が決まった後にすべきことなどをまとめています。
その経験が参考になればと思います
保育学生が内定後にすべきこととは?
月並みかもしれませんが保育学生が内定を貰った後の入職するまでの期間は、学生として羽を伸ばせる最後の時間になります。
人によっては取らなければいけない単位や授業が残っている方もいるかも知れませんが、学生のうちにしかできない長期間の旅行や自分の趣味などにしっかり時間を費やすことができる期間になります。
保育関連のことは入職したら嫌でも勉強する必要が出てきます。保育士として今後働くために必要な準備も大切ですが、保育士以外のジャンルで自分がやりたいことをしっかりやることも大事です。
後悔のないような、時間を過ごすことも大切だと思います。内定を貰った後に時間があるという方は例えば、短期間で海外に英語留学に行ったり、バックパックを背負って海外旅行をしたりなどもおすすめです。
まずは必要なこと・ものを内定先に確認しよう
内定を貰い、内定を受諾(受け入れた)後は基本的に内定をもらった保育園からの指示に従いましょう。ここから先は保育園によって様々な差があるところです。
保育園によっては、4月前の3月などに事前に研修などを行なう場合もあります。これは、4月からの保育の業務にすぐに適応してもらうためです。研修は、実際のクラスに入っての研修がメインになると思います。
業務で使うエプロンや入園式などで使うスーツなどの必要な持ち物は内定を貰った保育園から指示があると思うので、それらを事前に用意しておきましょう。
特に保育園によっては、エプロンはキャラクター物はNGというところや、入園式のスーツは白 などと決められている場合もあるので、詳細をしっかり確認しましょう。
良い会社であればエプロン代などの補助を出してくれるところもあるので、領収書だけは保管しておく良いかもしれません。
さらに古い体質の保育園では、髪型や通勤時の服装などにも制限がある場合もあるので注意が必要です。
内定後に具体的な指示がないこともあるので、その場合は電話などで以下の事項などを確認しておきましょう。
- 最初の出社日はいつで何時か?
- 事前に研修等あるか?
- 用意しておくべきものあるか(スーツやエプロンなど)
- 提出すべき書類はあるか
- 銀行口座などの指定等はあるか
おそらく書類としては、住民表などの提出が必要になると思います。どの書類がどの形式で必要かという点もしっかり確認しておきましょう。
給与振込に利用する銀行口座などは、保育園側が利用する会社を指定してくる場合があります。その場合は、その銀行の口座を開設しておきましょう。(平日しか口座が開設できないこともあります)
保育園は忙しくて意外と連絡が忘れてしまっている場合もあるので、不安であれば積極的に確認の連絡をしたほうが良いです。
保育園で働きはじめる前やっておくべきことは?
保育園で働きはじめる前にかならずやっておくべきことは、「保育士登録」という作業になります。保育士の養成学校を卒業する場合は、「指定保育士養成施設卒業証明書」を用意して保育士登録を行う必要があります。
指定保育士養成施設卒業証明書は卒業時に発行されると思うので、すぐに申請ができるように以下の記事を参考に保育士登録の準備を済ませておくことが大切です。
それ以外は、保育園で働きだすために必ず事前にやっておくべきことというのは特にありません。なにか必要な場合は事前に保育園から指示があると思うので、指示がない場合は特になにもないということです。
特に指示がなければ、前述した用意するものを準備しておけば問題ないです。
あとは、入職日当日に健康な体で出社することが大切です。体調だけに気をつけて入職までの残りの期間を有意義に過ごしましょう。
内定のお礼状は必要?
結論から言うと内定のお礼状というのは必須では有りません。ただし、所属している大学や専門学校において、内定のお礼状を出すことを指示されていることも多いと思います。
周りの人がお礼状を送付しているのに、自分だけ送っていないということが採用する保育園側の印象に関わってくることもあります。
内定のお礼状を出す必要ないのに出したからと行って、マメな人だなと褒められることはあっても、批判されることはないので、神経質で不安な方は出しておいたほうが精神衛生上はよいかもしれません。
また、お礼状を忘れたからといって内定を取り消されたりすることはないのでその点は安心して大丈夫です。
内定の辞退について
内定後に迷っていたり、一度は内定を受諾したけれどやっぱり別の会社や保育園で働くことにしたという方もいると思います。
その場合は、内定辞退をする必要があります。一度内定を受諾したら辞退してはいけないと考えてしまう人もいますがそうではないです。今後の自分の人生を左右する部分なのでしっかり自分の意思で決意しましょう。
ただし、内定辞退の意思が決まり次第すぐに連絡をすることが最低限のマナーになると思います。内定辞退の方法などについては以下の記事でも紹介しています。
引っ越しや一人暮らしの準備
就職に伴って引っ越しや一人暮らしをする場合は、その準備も必要です。地域によりますが、引っ越し代と敷金礼金などの初期費用で30万円程度がかかることもあります。
保育園が負担してくれる場合もその内容を把握して、必要な金額などを用意する必要があります。足りない場合はバイトなどをする必要も出るかもしれません。3月などは引っ越し需要が多く、値段も高額になることがあります。
実家から出ての一人暮らしなどであれば、荷物が少ないのであれば、レンタカーを借りて自分で荷物の運搬を行うとより安上がりかもしれません。
注意点としては、保育士向けの宿舎借り上げ制度を利用する場合は、保育園側と様々な調整ややりとりが必要になるので、電話などでしっかり確認しましょう。
宿舎借り上げ制度は、用意された物件から選ぶ場合や、自分で物件を選ぶ場合など園によって様々あると思います。勝手に物件を選んでしまうと制度が利用できなくなってしまうかもしれません。
自動車の運転免許は必要?
保育園の業務内で自動車を運転するということはまずないと思います。自動車での移動が必要になるのは、通勤と私生活がメインになります。
もし自動車通勤を考える場合は自動車の免許を取得する必要があります。
費用は、多めに見積もって30万円程度がかかりますし、取得時間は教習所に通うのであれば最短でも13日がかかります。
働きながらということになると、1ヶ月から2ヶ月程度を見積もっていたほうが良いです。
保育士は平日もなにかと残業などの仕事で忙しくなりがちなので、働きながらの取得はそれなりに覚悟が必要です。
そういう点を考えると、余裕がある場合は、就職前に取得しておくと良いかもしれません。
ピアノの練習は必要?
ピアノに関してはできるということに越したことは有りませんが、必須ではないと思います。
保育士として現場で働く上ではピアノの演奏は必要不可欠ではありますが、いきなり今からこの曲を弾いてという場面はほぼないです。あったとしても「弾いたこと無くて弾けません」で片付けられます。
発表会などを行なう園であれば、保護者の前での演奏になるのである程度のレベルが必要ですが、その場合は前もって練習する時間を取ることができます。
私自身がそうであるように、簡単な曲であれば1〜2時間練習すれば引けるくらいのスキルがあれば十分に保育園や幼稚園での業務をこなしていくことができます。
保育士養成の専門学校などを卒業できて保育士の資格が取得できる方であれば、就職内定後にそこまで必死にピアノの練習などをする必要は無いと思います。
どうしても不安という方は、保育園でよく使われるような曲を時間があるときに一通り練習しておくと良いと思います。
髪色はどうすれば良い?
髪色に関しては、保育園ごとに様々暗黙のルールがある場合があります。なので、最初は暗めのダークカラーで入職日を迎えるのが無難です。保育士の髪色に関しては以下の記事でも紹介しています。
どうしても自分のポリシーがあったり、遺伝、体調や健康上などの問題で髪色が黒系以外の場合には事前に園長などに相談をしておくのが良いと思います。
保育園は古い考えの人も多く、毛染めしていない場合でも派手な色だと反感を買う場合もあります。
まとめ:保育学生が保育園の就職内定をもらった後にすべきこと一覧【ピアノ?旅行?】
保育学生が内定後にすべきこととは、その期間でしかできない後悔のない時間を過ごすことです。
- まずは必要なこと・ものを内定先に確認する
- 引っ越しや一人暮らしの準備をする
- 運転免許は取っといたほうが良い
- ピアノの練習はそこまで必要ない
- 髪色は最初はダークカラーが無難
そして、健康な体で入職日を迎えることが一番大切です。
内定を貰った後に時間があるという方は短期間でセブ島に英語留学に行ったり、バックパックを背負って海外旅行をしたりなどもおすすめです。