目次 | 内容 |
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そもそも賞与とは? | ・給料とは別に支払われるお金 ・支給は義務ではない ・会社の業績や個人の評価で変動 |
保育士の賞与の支給時期 | ・年2回が多い(夏:6-7月、冬:12月) ・年1回の保育園もある ・求人時の確認が重要 |
保育士の賞与の金額 | ・月給の2〜4.5ヶ月分が多い ・施設や評価で異なる ・大手では目標達成度で変動 |
保育士の平均賞与額は? | ・平均71.22万円 ・平均月収27.14万円→約2.6ヶ月分 ・年齢別の平均額も算出 |
保育施設形態によって保育士の賞与の金額の違いは? | ・認可保育園:社会福祉法人3-4ヶ月、株式会社2-3ヶ月(月給が高い場合も) ・小規模保育事業:少なめだが働きやすさを重視 ・事業所内保育施設:運営元で大きく異なる ・認定こども園:高待遇の傾向、年5ヶ月の場合も ・認可外保育施設:施設による、高待遇な場所も存在 |
保育士求人を探す上での「賞与」の注意点 | ・支給月数、金額の詳細を確認 ・算出基準を確認(基本給?手当込み?) ・評価基準を確認(明確かどうかが重要) ・1年目の賞与額を確認 ・高ければ良いわけではない(年収で比較) ・処遇改善費を含めて検討 |
【まとめ】保育士の賞与ってどれくらい?求人を探す上での注意点や平均額を解説! | ・平均賞与額は約71万円 ・施設形態で金額が異なる ・求人票の確認ポイントを意識 |
待遇の良い保育園を探すためには保育士の転職エージェントの活用がおすすめ | ・給与や待遇の交渉を代行 ・非公開求人の紹介も期待できる ・就職・転職活動を有利に進める |
よくある質問(FAQ) | ・賞与の支給回数、金額の決まり方 ・1年目の賞与、求人票の確認事項 ・賞与の高さだけで判断しない ・処遇改善費との関連性 |
転職を考えている保育士の皆様。
「賞与」について考えたことはありますか。
いわゆるボーナスのことです。
「賞与」は保育士の求人を探す上で分かりにくい部分も多いです。
しっかり理解しておかないと、入職してから「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。
- 保育士って賞与はどれくらいもらえるんだろう?
- 平均額はどれくらい?
保育士の賞与について、平均額や求人探しの注意点を解説します。
賞与は、働くモチベーションを保つ上で重要な要素の一つです。
この記事では、賞与の相場、求人票の見方、注意点などを解説します。

保育士の賞与ってどれくらいもらえるんだろう?

この記事を読めば、保育士の賞与に関する疑問や不安を解消できます
この記事でわかること
- 保育士の賞与の平均額
- 施設形態別の賞与の違い
- 求人票で確認すべきポイント
- 1年目の賞与に関する注意点
正規職員として賞与を受け取った経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
そもそも賞与とは?
賞与は会社が雇用している従業員に毎月支払う給料とは別に支払われるお金です。
一般的には6月や12月頃にまとめて会社から従業員に支給されることが多いです。
賞与の支給は法律などで義務付けられているわけではないため、正社員でも賞与を支給しない会社もあります。
パートであっても少額の賞与を支給する会社もあります。
少額の賞与は「寸志」と表現されることがあります。
ただし、一般的に多くの会社が正社員に対して賞与を支給しているので、良い人材を確保するために賞与の支給が必要になってきます。
逆に、賞与を支給せずに、毎月の給料をあげているという会社もあります。
支給する金額は、会社の業績や個人の業績などによって毎回変動することがあります。
これは従業員のモチベーションを上げようという意図もあります。
支給するかどうかを決めるのは会社の自由ですが、支給する場合としない場合の基準はきちんと設定する必要があります。
支給するという給与規則があるのに、急に理由なく支給しないということはできません。
保育士の賞与の支給時期
保育園によっても時期や金額は異なりますが、保育士の賞与は年2回で、支給時期はおおよそ以下の時期になっていることが多いです。
- 夏のボーナス:6月から7月頃
- 冬のボーナス:12月頃
保育園によっては年1回の支給である場合もあります。
賞与については保育園を運営している事業者が自由に決めることができるため、求人を選ぶ際にしっかり確認することが重要です。
保育士の賞与の金額
一般的には保育園で働く保育士の賞与は月の給与の2から4.5ヶ月分ぐらいであることが多いです。
- 月給の2-4.5ヶ月分
賞与の金額は保育園を運営する事業者が自由に設定できるで、施設によって金額はまったく異なります。
また、賞与の金額は業績や評価によって変動する場合もあるため、同じ職場でも人によってもらえる金額が異なる場合があります。
大手の保育園会社ではしっかりと個人の目標などを設定し、それに対する進捗度合いなどで賞与の金額が変動するようにしています。
保育士の平均賞与額は?
保育士の平均賞与額は71.22万円です。
平均月収が27.14万円なので、平均賞与は約2.6ヶ月分という計算になります。
- 平均賞与:71.22万円
| 男女計
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全体 | 71.22万円
20歳~24歳 | 43.80万円
25歳~29歳 | 69.57万円
30歳~34歳 | 68.47万円
35歳~39歳 | 76.06万円
40歳~44歳 | 81.59万円
45歳~49歳 | 84.58万円
50歳~54歳 | 77.88万円
55歳~59歳 | 89.73万円
60歳~64歳 | 81.24万円
65歳~69歳 | 81.36万円
70歳~ | 132.99万円
※出典「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html
一般の大手企業と比べるとかなり少ない金額だと思います。
70歳以上がとても高額になっているのは気になる点ですが、現役の保育士の方は自分がもらっている金額に対してどう感じるでしょうか。
保育施設形態によって保育士の賞与の金額の違いは?
一概には言えない場合もありますが、施設形態別に保育士の待遇の傾向が分かる場合もあります。
認可保育園
社会福祉法人が運営する保育園の賞与は3-4ヶ月のところが多く、そこまで差はないです。
株式会社が運営する保育園は賞与は2-3ヶ月のところが多く、社会福祉法人より少ない傾向がありますが、その分月給が高くなっている場合が多いです。
月給が高くなっていると、月給を基準に計算される賞与の金額も高くなる傾向があります。
求人を見ていて賞与の金額が低いと感じても、年収を計算してみたら意外に高かったということもあります。
小規模保育事業
一般的には小規模保育事業の賞与の金額は大規模な保育園と比べると少ない傾向があります。
その代わり、働きやすさや人間関係などの良さをアピールして保育士を確保している傾向があります。
小規模保育事業は園児数が少ないため、保育園としての収入も少なくなる傾向があります。
そのため、働きやすさをアピールして保育士を確保しようとする場合が多いです。
事業所内保育施設
事業所内保育事業は、一般の企業は従業員の子どもを預かる保育園になります。
事業所内保育事業といっても、市区町村から認可を受けている認可保育園や、内閣府から認証を受けている企業主導型保育事業、それ以外の認可外保育施設などがあります。
認可保育園の事業所内保育事業については、認可保育園と同等の賞与金額である場合が多いです。
保育園を運営している会社の資金力によっては通常よりも高い賞与が期待できます。
企業主導型保育事業は、認可保育園と同等の補助金を国から助成されていますが、認可保育園より待遇が劣る場合が多いです。
ただし運営母体によっては高待遇なこともあります。
事業所内保育施設の賞与は施設や運営元によってかなり差が激しいので、求人を探す際は気をつけるようにしましょう。
認定こども園
認定こども園は保育園と幼稚園の機能を併せ持った施設で定員数も多く大規模な園であることが多いので、賞与の金額も良い場合が多いです。
よいところでは年5ヶ月という賞与の場合もあります。
また、個人的に学校法人が運営している認定こども園はわりと賞与が高いという印象があります。
園児の定員数も多く、園としての収入が安定していると賞与として高い金額を出せることが多いようです。
認可外保育施設
認可外保育施設の賞与は施設によって異なりますが、基本的には認可保育園と比べて少ないかもしれません。
ただし、普通の保育施設と差別化できており、しっかりと子どもと保護者に価値を提供ができて、定員を満たすことができている保育園であれば認可保育園よりも高い賞与を貰える場所も存在します。
かなり運営母体に左右されるところなので求人を探す際は注意が必要です。
保育士求人を探す上での「賞与」の注意点
- 賞与の具体的な支給月数を確認する
- 賞与の具体的な金額を確認する
- 賞与の金額がどのような基準で決まるかを確認する
- 1年目の賞与がどうなるかを確認する
- 賞与は高ければ良いというわけでない
- 処遇改善費と賞与について
最後に、保育士求人を探す上での「賞与」の注意点を紹介します。
賞与の具体的な支給月数を確認する
保育士の求人票に「賞与あり」「実績あり」とだけ書かれていて、具体的な支給月数が記載されていない場合は注意が必要です。
業績や個人の評価によって支給額が変動する場合や、賞与が少ないことを求人上で意図的に隠しているケースも考えられるため、詳細を確認しましょう。
応募前に確認したい場合は、保育士の転職エージェントを利用すると良いでしょう。
ハローワークなどでは、履歴書持参ですぐに面接が始まることもあります。
賞与の具体的な金額を確認する
賞与の金額は同じ支給月数でもどの給与にかかるのかで変わってきます。
例えば保育士の月給は基本給に加えて担任手当・資格手当・処遇改善など様々な手当がプラスされている場合が多いです。
賞与が基本給にかかるのか、手当も含めた月給にかかるのかで金額が大きく異なってきます。
賞与が4ヶ月分となっていると見た目には多いと感じるかも知れませんが、基本給の4ヶ月分だととても少なくなります。
しっかりとどの金額の何ヶ月分なのかを見て求人の良し悪しの判断が必要です。
賞与の金額がどのような基準で決まるかを確認する
保育園によっては、賞与の金額が業績や評価によって決まることがあります。
その場合はどのような基準で決まるかを確認した方が良いでしょう。
特に評価の場合、誰がどのような基準で判定するかが明確でないと、園長に気に入られることが評価基準になることもあります。
評価制度がしっかりしている保育園は、運営もきちんとしている可能性が高いです。
1年目の賞与がどうなるかを確認する
入職のタイミングによって1年目の賞与がいくらもらえるかどうかが変わってきます。
一般的な計算方法では、ボーナスは1月から6月に働いた6ヶ月分を6月に受け取り、7月から12月に働いた6ヶ月分を12月にもらうということになります。
- 4月入職の場合 ・・・ 働いた期間は4-6月の3ヶ月分のなので6月に貰えるボーナスは基準の半分
- 1月入職の場合 ・・・ 働いた期間は1-6月の6ヶ月分のなので6月に貰えるボーナスは基準の満額
こちらは、あくまでも一般的な計算方法で、実際は保育園を運営する事業者の規定に基づいて支給されます。
さらに1年目は減額されるというケースもあります。
しっかりと自分の入職する際ににいくら貰えるかを確認しましょう。
賞与は高ければ良いというわけでない
保育士は入職後の人間関係のリスクも高いため、すぐに離職せざるを得なくなることもあります。
中途半端な時期に退職した場合、ボーナスがもらえなくなることもあります。
また、ボーナスが高いと「ボーナスがもらえるまでは辞めずに頑張ろう」という意識が働き、結果的に自分を追い込んでしまう可能性があります。
年収が同じなら賞与が低い方が、このようなリスクは少ないでしょう。
大切なのは賞与ではなく最終的な年収です。
求人を見る際は、最終的な年収を基準にして比較検討すると良いでしょう。
処遇改善費と賞与について
最近では保育士の待遇を改善するため、国や自治体が保育園に対して「処遇改善費」を支給しています。
この処遇改善費の支給方法は保育園に任されており、毎月の月給に上乗せすることも、ボーナスのように一度にまとめて支給することもできます。
「賞与あり」と謳いながら、処遇改善費を一度にまとめて支給しているだけの保育園もあります。
このようなケースもあるため、求人を見る際は処遇改善費を含めた最終的な年収を基準に比較検討すると良いでしょう。
【まとめ】保育士の賞与ってどれくらい?求人を探す上での注意点や平均額を解説!
保育士の賞与について、平均額や施設形態別の違い、求人票の確認ポイント、1年目の賞与に関する注意点を解説しました。
- 保育士の平均賞与額は約71万円
- 施設形態によって賞与の金額が異なる
- 求人票の「賞与あり」だけでなく、具体的な支給月数や金額の確認が重要
統計上は、保育士の賞与の平均は約71万円です。
保育士の求人を探す上で賞与に関する注意点は以下になっています。
- 賞与の具体的な支給月数を確認する
- 賞与の具体的な金額を確認する
- 賞与の金額がどのような基準で決まるかを確認する
- 1年目の賞与がどうなるかを確認する
- 賞与は高ければ良いというわけでない
保育士が転職を考える際、賞与に固執しすぎるのは良くありませんが、求人を探す上で分かりにくい点も多いので注意してみると良いでしょう。
待遇の良い保育園を探すためには保育士の転職エージェントの活用がおすすめ
転職の際に、給与や待遇に関して直接保育園に聞きにくいこともあるでしょう。転職エージェントを活用すれば、担当者が代わりに詳しく聞いてくれるのでおすすめです。
転職の際に、給与や待遇に関して直接保育園に聞きにくいこともあるでしょう。
- マイナビ保育士
|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
- ジョブメドレー保育士
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- ヒトシア保育| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。登録しないと得ることができない非公開の求人もたくさんあります。 求人数も多いのでとにかくたくさんの情報を得たいという人にもおすすめです。
※ 紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。
※ 保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。
これから就職や転職をする保育士の方は、賞与について理解した上で働く保育園を選びましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q保育士の賞与は年何回支給されますか?
- A
保育士の賞与は、一般的に年2回支給されることが多いです。支給時期は、夏が6月から7月頃、冬が12月頃となっています。ただし、保育園によっては年1回の支給の場合もあります。
- Q賞与の金額はどのように決まりますか?
- A
賞与の金額は、保育園の業績や個人の評価によって変動することがあります。大手の保育園会社では、個人の目標に対する進捗度合いなどが評価基準となることが多いようです。評価制度がしっかりしている保育園は、運営もきちんとしている可能性があります。
- Q1年目の賞与はいつもらえますか?
- A
入職のタイミングによって1年目の賞与がいくらもらえるか変わります。4月入職の場合は、6月に貰えるボーナスは基準の半分になることが多いです。1月入職の場合は、6月に貰えるボーナスは基準の満額となることが多いです。
- Q求人票に「賞与あり」とだけ書かれている場合、何を確認すれば良いですか?
- A
求人票に「賞与あり」とだけ書かれている場合は、具体的な支給月数を確認することが重要です。業績や個人の評価によって支給額が変動する場合や、賞与が少ないことを求人上で意図的に隠しているケースも考えられます。
- Q賞与が高い保育園ほど良いのでしょうか?
- A
必ずしもそうではありません。賞与が高いと「ボーナスがもらえるまでは辞めずに頑張ろう」という意識が働き、結果的に自分を追い込んでしまう可能性もあります。大切なのは賞与ではなく最終的な年収です。
- Q処遇改善費は賞与に含まれますか?
- A
処遇改善費の支給方法は保育園に任されており、毎月の月給に上乗せすることも、ボーナスのように一度にまとめて支給することもできます。「賞与あり」と謳いながら、処遇改善費を一度にまとめて支給しているだけの保育園もあります。求人を見る際は処遇改善費を含めた最終的な年収を基準に比較検討すると良いでしょう。