行事が多すぎて保育士の負担が多い。行事の少ない保育園の求人を探すには?

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行事の仕事は、保育士の仕事の悩みのひとつではないでしょうか?たしかに、行事をやりきった時の達成感などは保育士として働く上での、ひとつの大きなやりがいでもあると思います。また子どもの成長を感じられる瞬間でもあります。でも、実際問題、低い給料でサービス残業や持ち帰り残業などを強いられている中で、やりがいなんて気にしていられないという人も多いはず。

できれば、行事が少なく、保育士の負担が少ない保育園で働きたいと思う気持ちをよくわかります。今回は、行事の少ない保育園の求人を探す方法について紹介します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
行事が多い園と、行事が少ない園で勤務した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育園はなぜ行事を行う?

多くの保育園では、通年で様々な行事を行っています。

保育園で行う行事は様々ですが、共通して言えることは「子どもたちの成長や発達を促進する」ということが言えると思います。

実際、保育園の行事というものは、必ず行わなければいけない行事などが決められているわけではないです。

共通して言えることは「子どもたちの成長や発達を促進する」ということと言いましたが、保育園の経営にとっても行事の成功は大切です。

行事は子どものためで、保護者を喜ばすためのものではないという意見もあります。ただし、保育園の経営側の目線に立つと、保護者を喜ばすということも大切な要素になります。

行事が少なかったり、簡略化されてつまらないものが多いと、保護者は子どもの成長をみる機会を失ってしまいます。実際、行事が無くても子どもは成長しているはずですが、保護者にとっては、それを感じる機会が少なくなります。

「行事の内容が充実している」 = 「良い保育園」という印象を抱く保護者も少なくはなく、良い保育園は定員も埋まりやすくなります。

定員がしっかり満たされる保育園というのは、経営の面でも安定します。保育園の園長などの経営寄りの人ははこのような考えで行事を捉える方も多いので注意が必要です。

あくまでも行事は子どもたちのためのものですが、保育園の経営が安定するということは、保育士にとっても安定的な雇用や待遇にもつながるという面もあるので、この目線も忘れないようにしたほうが良いです。

行事が多すぎて保育士の負担が多い

保育園はとにかく行事が多いですよね。保育園の行事について簡単に解説します。

保育園の行事の例

まずは、保育園の行事の例を挙げさせていただきます。

  • 【4月】入園、進級式
  • 【5月】子どもの日の集い
  • 【6月】遠足
  • 【6月】食育活動
  • 【7月〜】プール、水遊び活動開始
  • 【7〜8月のどこか】夏祭り、夕涼み会
  • 【7〜9月のどこか】保育士の夏休み
  • 【8月】お泊り保育
  • 【10月、11月】 運動会
  • 【11月】遠足
  • 【12月】クリスマス会、発表会
  • 【1月】おもちつき
  • 【2月】節分
  • 【3月】ひなまつり
  • 【3月】卒園式

保育園の年間の行事内容と保育士の準備や負担などについての詳細は以下の記事で解説しているので参照してみて下さい。

保育園行事の一覧と保育士の準備などについて

あくまでも私が経験してきたいくつかの園での話になります。

実施していない園や他の行事を行っている園もあるので、参考程度にしていただけるとありがたいです。

【4月】入園、進級式

事前に準備するものとしては、入園進級おめでとうの壁面や、入園式の門などはどこの園も準備があると思います。

他にも入園進級する子にメダルやなにか手作りのものを配るところもありますね。あとは手紙等の準備などがあります。

年度末から新学期にかけては本当にバタバタします。新しいクラスに名前をつけたりなどは、3月31日まで全員来てるため、ギリギリでないと張り替えられないところもあると思います。

幼稚園は春休みがあるので事前に準備ができますが、保育園はそういう準備期間がないので大変ですね。

式当日の役割は、司会をする先生、入園式中保育をする先生、式に出席する先生、などでしょうか。担任の先生から一言言うところもあると思うので考える必要がありますね!進級式では先生たちから出し物をしたりするところもあると思うのでそれも考える必要がありますね!

【5月】子どもの日の集い

これはある園とない園がありそうですが、私の経験では園庭に集まり、園庭に飾ってある鯉のぼりを見ながらこいのぼりについて司会の先生がお話をしたり歌を歌ったり、最後に各クラス対抗綱引きをしていました。

他にも各クラス、こいのぼり製作を行い、それを発表したりするところもあります。

【6月】遠足

春の遠足です。大体毎年同じようなところに行ってると思いますが、この日はリュックにシート、お弁当、水筒などを家庭から持ってきてもらいます。

遠足から帰ってきたあとは保育園なのでいつもどおり午睡をする流れになります。

【6月】食育活動

給食室の方と相談して、幼児クラスのみクッキング活動をします。作るものはその時によってですが、包丁を使って食材を切りスープなどを作るところもあれば、おやつに出すデザートを作るところもあると思います。

事前に家庭へ声をかけてエプロン三角巾マスクなどを用意してもらいます。

【7月〜】プール、水遊び活動開始

プールカードを園で作成し、毎日体温測定、可か不可にチェックと保護者印等を記入してきてもらいます。

これを忘れた家庭、どれか一つでも書き漏れがあった家庭は入れない(こちらの判断で入れてしまいなにかあってからでは遅いので)ことになっているので記入はしっかり行うよう声をかけています。

プール準備が割と大変で、水が日の暖かさで少しでも温かくなるために朝から水を貯めなければいけません。お湯も足していますが。。朝からプールをきれいに洗い、足場の準備などがとても大変です。この時期は暑いので尚更です。

終わったあとは使ったものを洗濯に回したり、おもちゃを消毒したり、水を捨ててプールを乾かしたりと、プール準備はどこの園も大変なことの1つだと思います。しかも日に焼けてしまう!この時期の帽子と日焼け止めは必須です!!

【7〜8月のどこか】夏祭り、夕涼み会

園によってではありますが、どこの園も夏の祭りのようなものは行うと思います。この企画が大変です。

飲食を出すところは保護者の方とも連携を取れながらなのでほんとうに大変です。準備から片付けまで、本当にバタバタします。

あとは先生たちでヨーヨー釣りやボーリング、クイズラリーなどなどの出し物を考えます。メインは盆踊りを踊ったりするところもあると思うので、盆踊りの曲と振り付けも考えなければですね。

その日は夏らしい服装で子どもたちも登園、先生たちも浴衣を着たりしていました。これがまた暑いし動きにくい!!スイカ割りをしているところもありますね!割ったスイカをみんなで食べたりと夏らしい行事で子どもたちもとても楽しんでいました。

【7〜9月のどこか】保育士の夏休み

行事ではないですが、、7.8.9月の時期は保育士も夏休みをもらえたりします!!園によって3日や5日のところがありますね。ないところもあると思います。

私の園ではここぞとばかりにみんな海外やら離島へ旅行に行っている人が多かったです。

【8月】お泊り保育

私の知っている園は年長さんのみ!のお泊り保育がありました。一泊2日ワクワクドキドキのお泊り保育になります。

午後登園、次の日の朝解散で、先生は2.3人(担任+係の先生+園長)が泊まり、他の先生は出し物をしにきたりしていました。

プール活動、カレー作り、映画鑑賞、肝試しなど様々な企画をしていました。先生の疲労は、普段の倍にはなっていたと思います。これも子どもたちにとってはいい思い出ですね。

【9月】

大きな行事は特にないですが、園によって、お月見集会があったりします。あとは、10月、11月に向けて運動会練習が本格的に始まります。

【10月、11月】 運動会

ここの月で運動会があるところが多いです。運動会は保育園はほとんどが外部の体育館や小学校の校庭などを借りて行っていると思います。

新規園などはこの場所の確保にも困るところです。地域や周りの小学校と関わりを持っているのはこのためにもとても大切になります。運動会はプログラム構成から使用するもの、各クラスの競技など決めることが本当にたくさんあります。係になるのはけっこう大変かもしれません。

係でなくても、各クラスでダンスをしたり、障害物競走をしたり、親子競技をしたりするので、その内容を考えなければなりません。

私は幸いこういうものを考えるのが好きなのでどんなダンスを踊ろうかな〜!とワクワクしますが、年長はプレッシャーもあります。

でも運動会は子どもの成長を感じられて、保育士のやりがいも感じられる大きな場なので、精一杯頑張りたいものです!

【11月】遠足

この時期遠足に行く園も多い気がします。冬の寒い時期になる前にみんなで秋の遠足を楽しみます。遠足の内容は春とほとんど同じです。

【12月】クリスマス会、発表会

これも園によって様々だと思いますが、運動会の後すぐに発表会は大変なので、発表会を2月とかにしているところもありますね。

私の知っている園では発表会がなくなって、クリスマス会という、みんなでクリスマスについて話を聞いたり、先生の出し物を見たり、サンタさんからプレゼントをもらう会を行っていました。

あとは、給食が、特別メニューで、幼児は自分でとるバイキングメニューになったり!!それがとても豪華でみんな取りすぎていました。

おやつにはクリスマスケーキを食べてたくさんクリスマス気分を味わいます。クリスマス会の係はクリスマス会の司会進行や、プレゼントの注文、部屋の飾り付けなどをしました。

【1月】おもちつき

新年の行事といえばおもちつきです。給食室の方と協力してもちつき会を開きます。

学年ごとに時間を決めて登園し、お餅をついてもらい、ついたお餅を先生たちが味付けし提供。味付けの材料は全て給食室の方々が用意してくれて色々な味が楽しめていつもとても盛り上がります。新年の初めに行うにはとても良い行事です。

【2月】節分

2月3日の節分の日にはみんなで豆まきをします。事前に各クラスで鬼のお面を作っておいて当日はそれを使います。鬼に変装した先生たちに子どもたちはもう大泣き!これも一つの楽しい行事ですね。

【3月】ひなまつり

ひなまつりの日はひなまつり会をします。雛人形について係の先生からお話を聞いたり、歌を歌ったり。お昼はちらし寿司を食べてひなまつり気分を存分に味わいます。園には大きなひな人形を飾るところもありますね。

【3月】卒園式

1年の最後の大きな行事は卒園式です。一人一人卒園証書をもらう姿はとても立派で、保育園での思い出を思い出し涙することでしょう。

在園児が出席するところもあると思いますが、この日は保育士もスーツを着たり、担任の先生は袴を着るところもあると思います。

卒園式に向けては入園式同様、部屋の準備などをしたり、あとは歌の練習をしたりします。

保育園の幼稚園と違うところほ卒園式を終えてからも4月1日まではまだ保育園に来れるということ。卒園したのに不思議な気持ちになりますが。それでも卒園式は1年の最後の大切な行事です。

保育園の行事の準備は保育士にとって結構な負担

保育園の行事の準備などは保育士にとっては結構な負担になります。

私は転職でいくつかの保育園を経験していますが、残業時間が増えるのは、行事の準備などにかかる作業が多くなった場合が多いです。行事の準備の時間のために、保育士の残業や持ち帰りの仕事などを増加させてしまっています。

個人的に負担になったのが、自宅でのピアノの練習です。ピアノ自体は嫌いでは無いですが、保育園で練習するわけにはいかず、どうしても自宅での練習になるので、どうしても睡眠時間を削る形になってしまいます。

保育園の行事は、大変な分やりがいがあるのは間違いないですが、それで体調などを崩してしまったら意味が無いです。

行事前だからといって、保育は通常通りあるので、ただでさえ、日々の保育や書類仕事で手一杯の中、追加で行事の準備も進めなくてはいけない状況になります。

特に慢性的に保育士が不足している保育園が多い状況なので、安全に保育を進めつつ行事の準備をするというのはなかなか難しいことです。

また、行事の負担などはそれぞれの保育士が分担して行うことが多いですが、それが人間関係のトラブルにつながってしまうこともあります。やはり、職員一人ひとりにそれなり余裕がないと、仕事の分担で揉めてしまったり、他の人の仕事ぶりに不満が出てしまうということは仕方がないことなのかもしれません。あまり準備に積極的ではない先生、誰もやる人がいないから仕方なかく手を手を挙げる先生。このような状態が、より保育園の空気を悪くしてしまう原因にもなります。

保育園によって行事の内容は様々

保育園の行事というものは、各園で必ず行わなければいけない行事などが決められているわけではないので、行事の数や内容はまちまちです。

子どもの成長を考えて行事をしっかり考えている保育園もあれば、単に、保護者の評判を気にして見栄えの良い行事を行っているだけの保育園もあります。また、なんとなく昔からやっていることをそのままやっているという保育園もあります。

保育園は、保護者からの評判が良ければ、保育園は安定して定員を満たすことができるという側面もあるため、保護者の方向けに行事をやっているということもあります。特に行事は保護者が参加するものが多く、保育園の評判に直結してしまうという側面もあります。

子どものことを考えると、本来は必ずしもすべての行事が必要だとは限らないかもしれませんが、見栄えを気にして、行事をたくさん行う保育園も少なくはないです。逆に、最近では、あくまでも子どもを主体とした保育に力を入れている保育園も出てきていて、行事の内容なども変わってきている傾向もあります。

行事の準備は持ち帰らず保育園で!残業代もしっかり貰うべき!

保育士に仕事を持ち帰らせたり、残業代も支払わないような保育園はブラック保育園だと言えます。労働関係の法律を遵守していない証拠になります。

個人的な見解ではありますが、保育士が行事の準備をする際は家などに持ち帰らず保育園ですべきです。そして、残業した場合は、残業代もしっかりと支払ってもらうべきです。

先程も書いたように、行事の負担などが保育士の労働環境を悪化させている側面があります。残業代をしっかりと貰うことが労働環境は改善に繋がります。

保育園の経営者も残業代がかかるなら、行事を簡略化したり、効率化することに取り組むようになると思います。残業代を支払っていない場合は他人事です。

今までそうしてきたという古い考えや周囲の圧力などもあると思いますが、ブラック保育園はそのような保育士の心を悪用して成り立っています。

どうしても難しいようであれば、転職を考えたほうが良いです。持ち帰りなし、サービス残業なしの保育園はたくさんあるので、ブラックな保育園であえて我慢して働く必要は無いです。

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保育士個人が行事の負担を減らしたい

日々の仕事で疲弊している保育士の方のなかには、どうにか自分の行事の負担を減らしたいという方もいらっしゃると思います。

良かったところ、ダメだったところを洗い出す

行事が無事に終わったら、良かったところ、ダメだったところを洗い出すようにしましょう。振り返りを行い、次回以降の改善点を見つけるということはとても大切です。このような組織文化が根付いていれば話は早いですが、終わったらそれまで、という保育園も少なくは無いと思います。そういう保育園であっても、まずは個人レベルで良かったところ、ダメだったところを洗い出して、良かったところは次回も続けて、ダメだったところは次回に改善するように意識しましょう。

職員会議等で、改善点を提案しても良いですし、次回の行事の際に、自分から声を上げるのも良いでしょう・

保育と行事の仕事にメリハリを付ける

保育と行事の仕事をメリハリをつけて行うということも、足りない時間を捻出するために必要なことです。理想はノンコンタクトタイムのような時間に、まったく保育に関わらずに行事の仕事を進めるということです。そうすることで、どちらも中途半端になってしまうということを防ぐことができます。

これは、自分だけの力でどうにかできることとは限らず、周囲を巻き込みながら、時間を作っていく必要があります。

サービス残業や持ち帰りの仕事をしない

行事の準備等の仕事の負担で、保育士個人が絶対にやってはいけないことの1つがサービス残業や持ち帰りの仕事をしてしまうということです。

保育士がサービス残業や持ち帰りの仕事をしてしまうと、園長は今の行事の規模や内容、担当者の人数などでうまくいくと錯覚してしまいます。つまり、次回以降も同じような負担、同じような人員で行事の準備を進めることになってしまいます。

そうではなく、例えば、誰かが行事のために長時間居残って残業をしたという事実があると、園長は、余計にかかった人件費も気にするので、次回は、負担を減らそう・人を増やそうというような考えも持ちやすいです。

その場しのぎで、サービス残業や持ち帰りの仕事で乗り切ってしまいたい気持ちはわからなくはないですが、絶対に辞めるようにしましょう。

周囲の人間に助けてもらう

チームでの仕事である保育園での仕事においては、周囲に助けを求めたり、誰かに動いてもらうということも1つの大切なスキルです。もちろん、みんながみんな忙しいとは思うので、ただやっといてでは誰も助けてくれませんし、単に仕事の押し付け合いになるだけです。それでは逆効果です。

周囲の人間に助けてもらうには、自分がピンチになった時だけ対処していればよいわけではありません。日頃から、誰かが困っている時に助ける、ということを自分が意識しておく必要があります。そうしておくことで、自分が困っている時に助けてもらえる可能性も高くなります。

これは、簡単そうに見えてとても難しいことですが、保育士にとってはとても大切なスキルになると思います。

行事の少ない保育園の求人を探す方法

保育園の行事が多いということは、たしかに保育士の負担の増加に繋がります。ここでは、行事の少ない保育園の求人を探す方法について紹介します。

保育園のホームページで確認する

まずこれから保育園に就業や転職しようとしている保育士の方が行事についてわかるのは保育園のホームページの情報です。

保育園が公開しているホームページでは保育園の概要や保育理念などの情報はもちろん、行事についての情報も公開しています。

例として、とあるグローバルキッズ保育園のホームページに記載されていた年間行事を紹介します。グローバルキッズは多くの保育園を運営する会社です。

  • 4月 入園式
  • 5月 春の健康診断
    • 子どもの日
  • 6月 虫歯予防
  • 7月 プール開き
    • 七夕・夏祭り
  • 8月 プール閉い
  • 9月 敬老の日
    • 引渡し訓練
  • 10月 運動会
  • 11月 秋の健康診断
  • 12月 クリスマス会
  • 1月 新年子ども会
  • 2月 節分
  • 3月 ひなまつり
    • 進級の会
    • 卒園の会

※ 参考:https://www.gkids.co.jp/

もちろん保育園の行事において保育士の負担に関わるのは、行事の数だけでなく力の入れ方、内容、仕事の分担なども重要です。

行事の内容などについても保育園のブログや公開されている写真などに記載がある場合もあるのでそちらについてもしっかり確認しましょう。

そして、保育園の情報を自らきちんと公開できているということは、子どもを預ける保護者はもちろん、就業を希望する保育士にとってもとても良いことです。しっかり公開されている情報を確認してみましょう。

保護者の評判や口コミから確認する

Googleマップの口コミで保護者の評判や口コミを見れる場合があります。もちろん、すべての保育施設で行事に関する口コミがあるわけではありませんが、見てみる価値はあります。

とても行事に力を入れている園です。

このような口コミがあれば、行事が充実しているということがわかりますね。

保育園の口コミがあまりない場合は、「〇〇保育園 評判」等のワードで検索をしてみるのも良いと思います。保育園の口コミをまとめているホームページなどが見つかるかもしれません。

保育士転職サイトの担当者に聞く

保育士転職サイトは様々な保育園の採用担当者と連絡をとる立場なので、それぞれの保育園の内情にもとても詳しいです。

保育園が行っている行事やその詳細についても把握している場合があります。また、もし知らない場合でも保育士転職サイトは、保育園に行事についての確認をとってくれる場合もあります。

直接、保育園に行事の内容について聞くというのは、やる気が無いと思われてしまうという考えもあり、ためらってしまうことが多いと思います。

保育士転職サイトは、そのような保育士が聞きにくいことも保育園に聞いてくれるのでとてもありがたいです。同時に、求人やその詳細についても保育園に確認ができるので、一石二鳥になります。

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面接の際などに保育園に聞く

最後に紹介する行事の少ない保育園の求人を探す方法は、面接の際に保育園の園長などに聞くということです。保育園の見学や面接は保育園の詳しい情報を知る一番のチャンスです。そして、他の方法よりも確実で正確な情報がわかるというメリットもあります。

ただ、この方法のデメリットは実際に見学や面接の申し込みをしなければいけないということです。園によっては、履歴書などの用意も必要になります。

実際に履歴書を用意して面接に行ってみてから、やっぱり違うなと思うことも少なくないですよね。見学や面接で色々な話を聞いてから、求人に応募するかを決めたいという方にとっては、多くの時間や労力を奪われてしまうということにもなりかねません。

そのような方は他の方法も合わせて検討し、ある程度応募の意思が固まってから、見学や面接に望むのがよいかもしれません。

小規模な保育園の求人を探す

定員の少ない小規模な保育園は、関わる人数が少なくなるので、行事などの規模や数も少ないです。

例えば、運動会なども大きな会場は不要で、規模を縮小させておこなうことがあります。また、場合によっては連携している他の保育園と合同で行うこともあります。

  • 小規模保育事業・・・定員19名以下の認可保育園
  • 病院内の保育室・・・病院などが運営する企業主導型保育事業

などの保育施設は比較的定員が少なく、行事も少ないのでおすすめです。

病院などが運営する企業主導型保育事は、病院に勤務する職員向けの保育施設で行事などは少ない傾向があります。別の保育園や幼稚園に通いながら、どうしても夜間の勤務などで預けなければいけない場合に子どもをあずかるというケースが多いためです。

【注意】行事が少なければ良いというわけではない

最後に注意になりますが、行事が少なければよいというわけではないということです。確かに働く保育士にとっては保育園の行事が少ないということは、負担が少なくなるひとつの要因にはなると思います。

ただし、保育士が仕事で楽をしようとすると給料や待遇、人間関係など、その他の面で思わぬ落とし穴にあってしまうことも少なくないです。

  • 楽そうだと思って働いてみたら、人間関係が最悪だった
  • 行事が少なくて負担が少ないと思っていたら、サービス残業や持ち帰りが当たり前だった

等です。

特にブラック保育園などは、甘い謳い文句で保育士を集めるということもあるので注意が必要です。平気でウソを付くことができる分、他の保育園と比較しても一見しただけでは良い保育園だと思ってしまうこともあります。

他の様々な要素も総合的に判断して就業する保育園をきちんと見極めましょう。

まとめ:行事が多すぎて保育士の負担が多い。行事の少ない保育園の求人を探すには?

行事の少ない保育園の求人を探す方法として、以下の方法を紹介しました。

  • 保育園のホームページで確認する
  • 保護者の評判や口コミから確認する
  • 保育士転職サイトの担当者に聞く
  • 面接の際などに保育園に聞く
  • 小規模な保育園の求人を探す

ただし、保育士が働く保育園を選ぶ上では、行事が少なければ良いというわけではありません。

行事が少なくても、給与待遇が悪い、人間関係の悪い保育園であれば意味がないですよね。他の様々な要素も総合的に判断して就業する保育園をきちんと見極めましょう。