就職・転職する保育士向けハローワークの利用手順を簡単に解説!

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こんにちは。さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


転職を考えている保育士の皆様。今回は、ハローワークの利用手順を転職する保育士向けに簡単に解説しています。

こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • ハローワークの具体的な利用手順が知りたい!

ハローワークにも保育士の求人が掲載されることがあるので、保育士向けの転職サイトなどと併用して活用することがおすすめです。

ハローワークが保育士の就職・転職に有効なのかという点に関しては、以下の記事で解説しています。利用に際しての注意点も書いているので合わせて読んでもらえると幸いです。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
その経験が参考になればと思います

そもそもハローワークって何?

ハローワークは「公共職業安定所」の通称のことで、国の公共機関になります。仕事や職業に関する機関なので、管轄は厚生労働省になります。

国の機関なので、基本的には利用する際に料金がかかるということはなく条件を満たしている方であれば誰でも利用することができます。

日本各地に「公共職業安定所」があるので、そちらに出向いて求人を探す、紹介してもらうといった趣旨の施設になります。

ハローワークで出来ることは何?

ハローワークが行っている事業は大きく以下の3つの事業になります。

  • 雇用保険の手続き
  • 職業訓練
  • 就職支援

雇用保険の手続きというのは、会社で雇用されて働いて、なんらかの事情があり退職した場合に給付を受けることができる失業保険の手続きなどになります。

保育士の失業保険に関しては以下の記事で解説しています。

職業訓練とは、求職者が仕事をするためのスキルや資格を新たに身につけるための講座などに関する手続きになります。

そして、就職支援が新たに仕事を探す場合に、求職者を支援する事業になります。新たに従業員を雇いたい会社と求職者をマッチングさせます。

今回はこのうち「就職支援」で仕事を探すという部分について、保育士が保育園の求人を探す手順などを解説します。

ハローワークを利用する条件は?

ハローワークは仕事を探している人であれば誰でも利用が可能な公共機関になります。前述したようにハローワークは国の機関で、利用するのに条件などは特にありません。

もちろん、今は離職中でこれから新しく保育園で働こうという保育士の方でも仕事探しに利用が可能です。

また、その時点で在職中の方でも利用することが可能です。当然、保育園で今働いている保育士で転職を考えている方も利用が可能になります。

ハローワークに保育園の保育士求人はある?

まず大切なのは、そもそもハローワークに保育園の保育士求人があるかどうかということですよね。

結論から言うと、もちろんハローワークに保育士向けの求人が掲載されることはあります。ただ、地域や時期によっては保育士の求人が少なかったり、ほとんど無い場合もあるので注意が必要です。

その場合は、ハローワークだけにこだわらず、一般の保育士転職サイトなども利用してみると良いと思います。

ハローワークの利用手順は?

ここからは本題のハローワークの利用手順を紹介します。

行く前の準備について

まず一番初めに調べなければいけないのは、ハローワークの所在地になります。

ハローワークは区役所や市役所とは違い、市区町村ごとに必ず一つ以上のハローワークがあるとは限りません。なので、自分の住んでいる地域を管轄している公共職業安定所に行く必要があります。

間違えてはいけないのは、自分の住んでいる地域という点です。転職したいエリアの公共職業安定所ではないという点には注意が必要です。ちなみに、その地域の求人だけを紹介してもらうことができるというわけではないので、その点は安心してください。

もっとも、雇用保険などの手続きをしない場合、つまり、仕事を探すという場合に限った場合は、どこの公共職業安定所を利用しても問題ありません。てっとり早く最寄りのハローワークに行くのも選択肢の一つになります。

ハローワークの所在地に関しては厚生労働省のホームページで一覧化されているので、自分の住んでいる地域を管轄している公共職業安定所の場所を探してみましょう。

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/index.html

開庁時間や開庁曜日は?

続いて、ハローワークを利用する際に注意が必要な点は、開庁時間や開庁曜日についてです。

来庁予定の公共職業安定所によっては時間などは異なると思いますが、多くは、「月~金曜日」で「8:30~17:00」というのがほとんどになると思います。

事前に開庁時間と曜日をチェックしておくことをおすすめします。ちなみに 予約等は不要になるので、開庁時間に直接、出向けば問題ないです。

ハローワークは公共施設になるので、多くは平日の日中しか開庁していないというのが、就業中の保育士にとってはかなりのデメリットになってしまいます。

予約や所要時間は?

前項に書いたとおりハローワークで仕事を探す場合に予約は不要です。ただし、逆を言えば、予約制ではないので、混雑時間によって待ち時間が発生する可能性もあるということです。

また、最初の訪問の際には所要時間は30分から40分程度かかります。これは、求職申込書を記載し、希望の条件になどの確認の時間になります。

持ち物について

最初にハローワークに行く段階では、以下のような持ち物を持っていくと良いです。

  • メモ帳
  • 筆記用具
  • スケジュール帳
  • 履歴書

特に注意が必要なのは、学歴や資格の取得日などの記載が必要になる場合もあるという点です。

特に、卒業年度や資格取得年月日などは忘れてしまいがちなので、事前に仮の履歴書などを作っておいて、備えておくと良いと思います。

ハローワークに行く時の服装は?

スーツやピシッとした格好だと思いがちですが、ハローワークに行く際は、私服で行っても特に問題はありません。

ハローワークで仕事を探すという時点においては、面接や選考等が始まっているわけではないので、特にきちっとした格好で出向く必要はありません。

市役所に行くという感覚と同様になります。ただ、同一日に面接等のスケジュールが入っている場合は、それなりの格好をしていくべきでしょう。

ハローワークで仕事を探す詳細の流れは?

まずハローワークについたら求職申込書というものの記載を求められます。

  1. 求職申込書を記載
  2. ハローワーク内のパソコンを使い、条件に合った求人を検索する
  3. 保育園の求人の質問事項などは職員に伝えて、保育園側に聞いてもらう

気になる求人を見つけたら、

  1. 職員に応募の旨を伝える
  2. ハローワークから会社・企業に連絡
  3. ハローワークに紹介状を作成してもらう
  4. 面接日の決定

応募は必ず、ハローワークを通して行う必要があります。条件を満たしていない場合は、面接までたどり着かないこともありますが、諦めずに根気強く求人を探してみましょう。

大まかな手順は上記のようになりますが、わからない点は随時、職員に相談することができるので、まずは気負わずに行ってみるのが良いと思います。

面接から先は、通常の面接の流れと特に違いはありません。忘れ物をしないように気をつけて当日に備えましょう。

ハローワークの求人情報でわかること

ハローワークの求人情報でわかることは以下の情報になります。

  • 職種
  • 雇用形態
  • 産業
  • 就業形態
  • 雇用期間
  • 年齢
  • 年齢制限の理由
  • 就業時間
  • 休憩時間
  • 時間外
  • 週所定労働時間
  • 賃金

保育士の求人票の見方、面接時の確認点、嘘を見抜く方法の総まとめ!

ただし、これらの情報に関しても、詳しく書かれている場合とそうでない場合があるので、不安な場合は、職員に相談して詳細な情報を入手しましよう。

ハローワークの採用内定は辞退できる?

ハローワークで紹介してもらって面接までたどり着いたものの、いざ保育園に出向いてみると、ちょっと自分にはあわないなと思うこともあるかもしれません。

結論から言うと、ハローワークで紹介された仕事の採用内定は辞退することは可能です。辞退してみ何も問題はありません。このような際は、遠慮せずに内定を辞退して、また新しい求人を探しましょう。

保育士の内定の辞退は、できるだけ早く連絡をしてあげると良いと思います。内定辞退については以下の記事でも解説しています。

ハローワークと保育士転職サイトとの違いは?

ここまでハローワークの利用手順を紹介しましたが、ここでハローワークを利用するデメリットや注意点も紹介しておきます。

  • 営業時間が限られている
  • 場所が限られている
  • ブラック保育園の求人が紛れ込む
  • 古い求人情報が残ってしまっている
  • 職場の雰囲気がわからない

ハローワークの利用にはこのような注意点もあるので気をつけて利用しましょう。ハローワークを利用する注意点に関しては以下の記事で詳細を解説しています。

ハローワークと合わせて保育士転職サイトの活用がおすすめ

ハローワークを利用する、メリットは「ハローワークにしか掲載されている求人があるかもしれない」という点になります。保育士転職サイトと比較しても、それ以外にメリットはあまりありません。

逆にネットの保育士転職サイトでしか紹介してもらうことができない非公開の求人もあるので、ハローワークだけの転職活動だと、このような好条件の求人を見逃してしまう恐れがあります。

なので、保育士が転職活動をする際は必ず、保育士転職サイトの活用がおすすめです。

ハローワークと違い、電話やメールでのやり取りがメインで、店舗などに出向く必要もなく、夜も常識の範囲内で遅くまで対応してくれる場合もあるので、転職活動の負担を大きく減らすことができます。

保育園の保育士求人を専門に取り扱っている転職サイトなので、既に保育園の雰囲気なども知っている場合が多いので、得られる情報の質も格段に高いです。

  • マイナビ保育士|全国の正社員・パート保育士の求人に対応しています。登録するとネット上での検索などでは見つからない非公開の人気のある高待遇の求人情報も得られます。 まずは求人情報を知りたいだけという方でもOKです!
  • ジョブメドレー保育士 | 全国対応でネット上から求人応募が可能です。すぐに転職するつもりはなくても、とりあえず登録して求人を見ることができます。自分のペースで転職をしたい人におすすめです(^^)
  • ヒトシア保育| ※全国の正社員・派遣・パート保育士の求人に対応しています。登録しないと得ることができない非公開の求人もたくさんあります。 求人数も多いのでとにかくたくさんの情報を得たいという人にもおすすめです。

紹介できる求人などに差があるため転職サイトは複数社に同時登録して併用がおすすめです。就職転職活動が不安な方はまずは簡単な相談目的での登録でも大丈夫です。

保育士の転職サイトは新卒の方や未経験の保育士の方、資格取得見込みの方でも利用可能です。

まとめ:就職・転職する保育士向けハローワークの利用手順を簡単に解説!

今回は、就職・転職する保育士向けハローワークの利用手順を簡単に解説しました。

ハローワークは国が運営している公共の施設になるので安心して利用できるというメリットがある一方で、営業時間に制約があったり、いわゆるお役所的な対応をされてしまうこともあります。

また、保育士を募集する保育園側もあまり費用を掛けずに募集をすることができるので、とりあえず募集しておこうというようなブラック保育園の求人があることにも注意が必要です。

このデメリットをなくすために、ハローワークと合わせて保育士転職サイトを併用して利用するのがおすすめです。