【保育士向け】退職時有給休暇を消化は可能?|非常識と言われない伝え方と失敗しない方法

保育士の休日・休暇事情
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こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士が有給休暇を消化して退職することは可能?
  • 退職時の有給休暇の消化は非常識?
  • 退職時に有給休暇を消化する方法を解説!

保育士として退職時に有給休暇を消化することは、ご自身の大切な権利です。

この記事では、保育士が退職時に有給休暇を消化することが法律で認められていること、そして本来は保育園側が拒否できない理由を具体的に解説しています。

退職時に有給休暇を消化すると、「非常識だ」と思われないか不安になります。

さえこ
さえこ

有給休暇の消化は労働者の権利であり、堂々と取得できます。

先に結論を書くと、保育士が有給休暇を消化して退職することはもちろん可能です。本来雇用主である保育園側は、拒否することはできません。非常識うんぬんの前に、有給休暇の取得は労働者に認められた権利です。

保育士が有給休暇を消化して退職することが非常識だと思われるというよりは、そのような退職時に有給休暇を取得することを非常識だという空気感を出していることが多いです。

そうすることで、退職時に保育士に有給休暇を消化をなるべくさせないようにしていることが多いです。

ですが、有給休暇の利用は労働者の権利で、消化できないということは労働者である保育士が損をしてしまっているということになります。そうならないために、保育士が有給休暇を消化して退職する方法も紹介しています。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
有給休暇未消化で退職した経験もあれば、有給休暇を消化して退職した経験があります
その経験が参考になればと思います

保育士が有給休暇を消化して退職することは可能

そもそも、有給休暇は、基本的にはいつでも自由に取得できる労働者の権利になります。

会社や企業に雇用されている労働者が退職時に有給休暇を消化するということはもちろん可能です。保育園に雇用されている保育士も当然同じです。そして、保育士から申し出があった場合に保育園はそれを拒否することはできないです。

心配な方は、自分自身で調べたり、労働関係の法律に詳しい方に相談してみると良いと思います。

保育園には保育士の有給休暇の時季変更権があるのでは?

これに関しても調べたところ、

Q:

退職時の有給休暇は業務に支障が出ても認めるべきですか?

A:

会社は有給を請求された時季が、事業の正常な運営を妨げる場合には、他の時季に有給休暇を与えることができます。これを「有給休暇請求に対する時季変更権」といい、労働基準法で認められています。

しかしながら、会社がこの時期変更件を行使するには、有給休暇を与えたときに本当に業務に支障をきたすことが客観的、具体的に明らかでないと難しいのが実情です。このケースが認められるのは、労働者全員が同時に有給休暇を請求してきた場合や、特別な注文が入っていて休まれては注文に応じ切れないといったケースが該当します。

時季変更権は退職予定日を超えては行使できません。つまり、退職してしまうということは、他の時季に有給休暇を与えることができませんので、時季変更権を行使することはできず、有給申請者の請求が通ることになります。

業務に支障が出てしまっては困るので、普段から労使のいい関係性を作っておくことが大切です。

※「退職時の有給休暇は業務に支障が出ても認めるべきですか?」en-japan https://saitoh-jimusyo.com/2022/01/31/1-14/より

このような考え方が一般的なようです。なので、退職日の前に有給休暇をまとめて利用を希望した場合は、実質的に保育園側は拒否や時期の変更ができないようです。

しっかりと法律などを知っておくことで、保育園に正々堂々と有給休暇の消化を申し出ることができるようになると思います。よく知らなかったり、自分の考えに自信がないと言い返された時に反論できなくなってしまいます。

保育士が退職時に有給休暇を消化しようとすると起きること

これから退職を考えている保育士の方で、法律的に有給休暇は消化できるし、有給休暇を消化するというメリットはわかっていても実際に有給休暇を消化するということが難しいという方も多いと思います。

できないと突っぱねられる

退職時に有給休暇を取得したいということを保育園の園長に伝えた場合、「そんなことはできない」と突っぱねられるケースが多いです。園長等の管理職に対応する気がなければ、勤務シフトもできてしまいますし、実質的に休むことができないということになってしまいます。

そんな人は過去にいないと言われる

ルールとして、有給休暇の取得の拒否ができないことを理解している園長は、「そんな人は過去にいなかった」ということを言ってきます。そうすることで、有給休暇の取得を拒否するのではなく、自分から諦めさせたいという狙いがあります。

さんざん嫌味を言われる

それでも、保育士が有給休暇を取得しようとすると、最終的には、様々な嫌味を言われてしまうということもあります。「不義理だ!」「他の保育士がかわいそう」「子どもがかわいそう」など、退職するまでに色々な嫌味を言われる場合もあります。他の職員も見てる・聞いているので、今後退職する人に対して有給休暇をさせないための雰囲気づくりでもあります。

保育士が退職時に有給休暇を消化するメリット

保育士が退職時に有給休暇を消化するメリットを紹介します。

給料をもらうことができる

当たり前ですが、有給休暇中は有給なので、保育園は給料を支払う必要があります。例えば、有給休暇が20日間程度残っていた場合は、ほぼ一ヶ月分の給料を追加でもらうことが可能になります。

ボーナス支給日などをまたぐことになれば、賞与に関しても受けることができる場合もあります。

残っている給料で得られる給与額を計算してみよう

自分の支給されている月給(残業代や交通費などを除く)に対して、月の勤務日数(おおよそ20日前後)で割ると有給休暇一日あたりのおおよその支給金額が算出できると思います。

有給休暇が消化できないと、その金額を損してしまうということになります。

休暇中に転職活動を行うことができる

保育士は、働きながらだと転職活動をする時間を取るのもなかなか難しいと思います。シフトは不規則だし、保育園の面接などは平日に行われることも多いためです。見学もできれば、平日に行ったほうが得られる情報は多いと思います。

事前に転職先を決めてから転職するのももちろん良いですが、退職時に有給休暇が取得できれば、その期間中に転職活動を進めることも可能です。休みなので、面接にはいつでもいけますし、その期間中の給与も保証されます。

今は保育士不足なので、短い期間でも集中して転職活動を行えば、転職先を見つけることは不可能ではないです。

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まとまった休みで旅行などに行くことができる

退職時にすべての有給休暇を取得する場合は、その分の日数を連続で休むことができます。有給の残日数が20日程度あればほぼ一ヶ月間の休暇になります。

当然ですが、有給休暇なのでその月の給与は支払われることになります。この期間を利用すれば、退職前に長期の旅行などに出かけることが可能です。

また、旅行など長期休暇は興味がないという方も、退職前の有給休暇中に次の仕事を始めれば、給料を二重に受け取ることも可能です。(勤務先が了承をすればの話になりますが)

パートや副業などで貯金や自分の欲しい物のためにこの期間にお金を貯めるという選択も取ることができます。

既に次の転職先や退職後の進退などが決まっている場合は、旅行などに行くことが可能です。社会人で転職時などに有給休暇を取得して連休を作り海外旅行などに行く人は多いです。

例えば、日数によっては、短期間の語学留学やリゾート地へのバカンスに行くことも不可能ではありません。

(ブラック)保育園は退職時に有給消化ができない空気を作っている

保育園は保育士が退職する際の有給休暇の取得を拒否することはできないですが、ブラックな保育園はあれこれ理由をつけて実質的に消化ができないようにしていることが多いです。つまり保育士が有給休暇を消化して退職することは非常識であるという雰囲気を出してくると思います。

  • そんな前例はない
  • 保育士が足りなくなってしまう
  • 無視

などいろいろな理由や行動で、有給休暇の取得を阻止してくると思います。ブラックな保育園でなくても、できれば有給は消化しないでほしいと感じている保育園は多いでしょう。

もっというと世の中の会社のほとんどは、できることなら退職時に有給休暇は消化しないでもらうほうが良いと思っていると思います。有給消化中の給与を支払う必要があるので、当たり前といえば当たり前です。

お世話になったからは有給休暇は消化しない?

このような保育園の退職時の有給休暇の消化に関して「お世話になったから」と諦めてしまう人も多いですが、個人的には間違っていると思います。

あくまでも個人的な考えですが、お世話になったのはお互い様だと思います。特に昨今は保育士不足と言われているので、むしろお世話になったのは保育園側と言うべきかもしれません。なので、正々堂々と有給休暇の取得を申請すれば良いと思います。

本当に心からお世話になった、恩返しがしたいという場合は、有給休暇を消化せずに退職をするのも悪くはないかもしれません。ただし、他の本当にお世話になった同僚の保育士などに回り回って還元されるとは限らないので、その点は注意しましょう。

保育士が有給休暇を消化して退職する方法

保育士が有給休暇を消化して退職する方法を解説します。

退職の申し出をする前に、まずは自分の有給休暇の残日数を正しく把握しましょう。あまり適切ではない保育園では、そもそも有給休暇の残日数を適切に管理されていない場合もあるかもしれません。

有給休暇は、正職員やパートで条件を満たしている場合は、必ず付与されているはずです。毎年、未消化の分は繰り越され、最大で40日間分の有給休暇が残っている可能性があります。

自分自身の有給休暇の残日数を把握して、退職日と最終出勤日となる日を確定させましょう。

退職届けを出す前に有給休暇の消化に関して保育園としっかりと合意を取る

先にも説明したとおり、有給休暇の取得を労働者の権利であり、退職を決めた後でも取得は当然可能です。保育園は基本的に拒否することができないです。ですが、退職届を出して退職日を決定する前にしっかりと有給休暇の消化に関して保育園に対して合意を取るということは大切です。

法律上は保育園は保育士が退職時に有給休暇を取得する場合に拒否ができないですが、直前過ぎる退職の申し出などで保育園の運営に支障が出てしまう等の場合は、園長などから猛烈な反発にあってしまうことになると思います。例えば、保育園の場合は、園児の人数に対して保育士の人数が少なすぎると保育園の運営に支障が出てしまいます。この場合、本当は拒否できないのですが、保育園は拒否をする姿勢を見せてくると思います。結局、折り合いがつかなくて有給休暇が取得を断念してしまうことも多いと思います。

そうならないためにも、事前に園長などと退職までの流れなどをすり合わせて有給休暇が消化できるように確認をとっておくことが重要です。

事前にしっかりと交渉をしておけば、例えば、退職日が3月末で、退職日までは保育士が足りていなくて有給休暇の取得は認められないと言われた場合は、退職日を遅らせて、4月の頭に有給休暇を取得するという選択も可能になってきます。

退職代行を利用するのも一つの選択肢

どうしても有給休暇の消化が難しいという場合には退職代行の利用を検討してみるのも良いと思います。料金はかかってしまいますが、有給休暇を利用できれば、その分の給与を受け取ることができます。

先にも説明している通り、退職時に有給休暇を使用することを保育園側は拒否することができないので、退職代行の利用がおすすめです。しっかりと弁護士を擁している退職代行サービスの利用がおすすめです。

退職日を後ろ倒しにする

例えば、保育園を3月末退職で有給消化するという場合は、3月末はどの保育園もとても忙しいと思うので、保育園側からの反発も大きくなると思います。そこを例えば、4月末退職にして有給休暇を消化するようにすれば、理解も得られやすいと思います。

折れない心も大切

退職時に有給休暇を消化するということには、折れない心も非常に重要になってきます。ルール上は、有給休暇は取得ができるので、自分の心さえ折れなければ、取得ができないということはありません。

冒頭にも書きましたが、退職時の有給休暇はあれこれ抵抗されてしまう事が多いので、それでも折れない心になります。自分が「もういいや面倒くさい」となってしまったら、それで終わりになってしまいます。

大変だと思いますが、自分自身や自分の家族のことを考えて、時給数万円のアルバイトをしていると思うようにしましょう。 そこを乗り切ることができれば、金額にして数十万円分の価値を得ることができるわけですから。

まとめて有給休暇を消化せずに、徐々に消化をしてくのも良い

実は、一番良い方法が、有給休暇はなるべく残しておかずに、普段から少しつづ消化しておくということです。有給休暇は最大で40日まで溜まってしまうことがあるので、それを退職時に一気に取得しようとすると、やはり、保育園側からの反発も起きやすいです。それが数日しかないということあれば、反発も少なくなります。

法律上は退職時に有給消化ができると言っても、そもそも法律なんて守っていないブラック保育園は少なくないと思います。いくらこちらが権利を主張してもダメの一点張りということもあるでしょう。労働基準監督署への相談や退職代行の利用までは、面倒だなということもあると思います。

この保育園では、退職時の有給消化は到底難しいなと思ったら、有給休暇は貯め込まずに日々の勤務の中で少しづつ消化しるという手段を選択したほうが良いかもしれません。

保育士の有給休暇の消化に関しては以下のような記事も書いているので参考にしてみてください。

無事に有給休暇の消化が決まったら

無事に有給休暇が消化が決まったら、残りの期間は引き継ぎなどをしっかりと終わらせて、自分自身が気持ちよく退職できるように環境を整えていきましょう。

保育園での引き継ぎ等は適切に行う

有給休暇の取得前までに、保育園で必要な引き継ぎ等は行っておきましょう。

引き継ぎがきちんと終わっていないと、有給消化中に連絡が来たり、場合によっては保育園に出向かなければいけなくなってしまうことも無いとは言えないです。

自分が気持ちよく退職するためにも、必要な引き継ぎや連絡事項等を整理しておくのが良いです。備品等も保育園のものはきちんと返却しないとあとあとのトラブルにも繋がります。

保育士が退職時にしておくべきことなどのまとめに関しては以下の記事も書いているので参考にしてください。

有給休暇の消化中に次の勤務を開始しても良い?

有給休暇の消化中は、まだ退職が完了していないので在職中ということになりますが、次の勤務先での勤務を開始しても問題はありません。もちろん、次の勤務先の保育園の了解が得られるのであればということになると思います。雇用保険や社会保険などの兼ね合いがあるので、次の勤務先には必ず有給休暇消化中であることを伝えましょう。

ただし、次の勤務が「公務員」などに該当する場合は、ダブルワークになってしまうことは認められないと思うので注意してください。

保育士が有給休暇を消化して退職することは可能?非常識だと思われる?

保育士としては、退職時に有給休暇が余っている場合は、消化して退職をすることで金銭的なメリットがあります。

ただし、保育園側も有給消化は阻止したい場合が多いので、トラブルになりやすい部分にもなっています。

保育士が有給休暇を消化して退職するのは非常識というわけではありません。

有給休暇の利用は労働者の権利になります。むしろ法人側が有給休暇の利用を制限することのほうが問題のある行為で非常識だと言えます。

本記事内でも解説した通り有給休暇は最低でも年10日が付与され、未消化分は最大で2年間繰り越されるため、最大40日の有給休暇を保持できます。

そのため勤続年数が長い保育士だと最大で40日の有給休暇の日数を保持している場合もあります。その人の給与によりますが、40日ともなると金額に換算すると40万円以上の価値になることもあると思います。

保育園、特にブラックな保育園は、退職時の有給休暇の取得なんて言語道断だというような空気感を出してくるかもしれませんが、有給休暇の取得は労働者の認められた権利になります。

「お世話になったから」「言い出しづらい」など、個人個人の状況はあると思いますが、有給休暇が消化できないということは労働者である保育士が損をしてしまっているということです。法律などを盾に、自信をもって保育園に有給休暇の利用を申請できると良いと思います。

まとめ

保育士が退職時に有給休暇を消化することは、法律で認められたあなたの大切な権利です。

この記事では、あなたの権利を守り、安心して次のステップへ進むための具体的な方法や考え方をお伝えしました。

「非常識」といった雰囲気やプレッシャーに負けず、あなたの権利である有給休暇を堂々と申請し、心身ともに余裕を持って次のステップへ進みましょう。

あなたの努力は、きちんと形にするべき大切な財産です。

自分を大切にして、自信を持って有給休暇の取得を交渉してくださいね。

よくある質問(FAQ)

Q
有給休暇を消化したいと伝えた後、職場から嫌味を言われたり雰囲気が悪くなったりした場合、どう対処すれば良いですか?
A

保育士として退職時に有給休暇を消化する意向を伝えた後、職場からの嫌味や悪い雰囲気を感じることはあるかもしれません。

そのような状況では、感情的にならず、ご自身の権利をしっかりと理解していることが大切です。

まずは、ご自身の有給休暇の取得は労働基準法で認められた正当な権利であると冷静に認識しましょう。

そして、退職後の新たなステップや、ご自身の心身の健康を守るためであると割り切る気持ちも重要です。

周囲の言葉に惑わされず、毅然とした態度で業務の引き継ぎを進め、最終的な有給消化に向けて前向きに進んでいきましょう。

Q
有給休暇消化のために退職日を後ろ倒しにする場合、どのように交渉すればスムーズですか?
A

保育士が有給休暇を消化するために退職日を後ろ倒しにする交渉は、園側との良好な関係を保ちながら進めることが鍵です。

まずは、ご自身の有給休暇の残日数を正確に把握し、希望する最終出勤日と退職日を具体的に決めておくと良いでしょう。

その上で、直属の上司や園長に、感謝の気持ちと共に、業務の引き継ぎは責任を持って行い、ご迷惑をかけないよう努める旨を伝えます。

園の状況(繁忙期や後任の配置など)も考慮しつつ、「可能であれば、有給休暇を消化した上で〇月〇日まで勤務させていただけたら幸いです」のように、相談ベースで切り出すことが、円満退職への道となります。

Q
有給休暇消化中に次の転職活動を行う際、面接の日程調整や準備で気をつけることはありますか?
A

保育士の方が有給休暇を消化しながら転職活動を行うのは、時間的な余裕が生まれる大きなメリットがあります。

この期間を有効活用するためには、効率的な準備が大切です。

面接の日程は、事前に希望する求人先の採用担当者に有給休暇中の期間であることを伝え、自身のスケジュールに合わせて調整してもらうよう依頼しましょう。

複数の面接が予想される場合は、移動時間などを考慮し、集中して訪問できるような日程計画を立てておくとスムーズです。

履歴書や職務経歴書の最終確認、面接対策もしっかりと行い、万全の状態で臨んでください。

Q
退職時の有給休暇の買い取りは可能ですか?その場合、どのような条件がありますか?
A

退職時の有給休暇の買い取りについては、法律上、会社に義務はありません。

これは、有給休暇が労働者の心身のリフレッシュを目的としているためです。

しかし、一部の保育園や企業では、福利厚生の一環として、残った有給休暇を買い取る制度を設けている場合があります。

その場合、就業規則に規定されているか、会社と労働者の間の合意があれば、買い取りが成立することもあります。

買い取りの条件や金額は園によって異なりますので、まずはご自身の就業規則を確認し、人事担当者や園長に相談してみることをおすすめします。

Q
残りの有給休暇日数を正確に把握するためには、どのように確認すれば良いですか?
A

ご自身の有給休暇の残日数を正確に把握することは、退職時有給消化を計画する上で非常に重要です。

まず、毎月の給与明細に有給休暇の残日数が記載されていることが多いので、そちらを確認しましょう。

もし給与明細に記載がない、または不明な場合は、直接、人事担当者や事務担当者へ問い合わせてみてください。

また、保育園就業規則にも有給休暇の付与日数や繰り越しに関する規定が記されていますので、そちらも参考にすると良いでしょう。

疑問点があれば、早めに確認し、正確な日数を把握することが肝心です。

Q
就業規則で「退職時の有給消化は不可」と記載されている場合、どう対応すれば良いですか?
A

もし保育園就業規則に「退職時の有給消化は不可」という記載があっても、ご心配はいりません。

日本の労働基準法において、有給休暇は労働者に与えられた権利であり、退職を理由にこの権利を制限することは認められていません。

そのため、たとえ就業規則にそのように書かれていたとしても、法律の方が優先されるため、その規定は無効となります。

自信を持って有給消化を申し出ることができます。

もし、それでも園から拒否されたり、不当な扱いを受けたりする場合には、労働基準監督署などの専門機関に相談することも検討してみると良いでしょう。

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