保育士は誰でもなれる、誰でもできる、発言を保育士が反論!考察!【低学歴・高学歴】


こんにちは。保育士さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

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「なんで保育士の給料は低いと思う?」という記事に対して、ホリエモン(堀江貴文さん)の「誰でもできる仕事だからです」という発言が炎上に繋がったということがありました。

この例に限らず、保育士は誰でもなれる、誰でもできるなどと発言する人や、そう考えている人を見かける機会は少なくないです。

各々の発言者の意図や真意は様々あると思いますが。保育士は「誰でもなれる」「誰でもできる」という発言に関して、私個人の意見を述べたいと思います。

「誰でもなれる」「誰でもできる」ということに関して私個人の考えの結論は以下になります。

  • 保育士は誰でもなれる? -> なれない
  • 保育士には低学歴でもなれる? -> がんばればなれる
  • 「保育の仕事」には誰でも就ける? -> 就ける
  • 保育(士)の仕事は誰でもできる? -> できない

そして、そもそもの「じゃあなぜ給料が低いのか」という点に関しても、私なりの意見を書いています。これらを踏まえて、保育士は今後どうすれば良いか、これから保育士を目指している人はどうすべきかということもあわせて考察しています。

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保育士には誰でもなれる?

  • 保育士は誰でもなれる? -> なれない

保育士には誰でもなれるという人がいますが、実際には誰でもなれるわけではありません。

  • 専門学校などの保育士の養成学校で単位を取得して卒業する
  • 保育士試験に合格する

保育士になるには、上記のどちらかをクリア必要があります。そして、保育士の資格を取得したら、他の世の中の多くの仕事と同様に保育園で面接の受け採用される必要があります。

この時点で、他の世の中の多くの仕事より就業のハードルは高いと思います。なので、保育士が誰でもなれるというのは明確に間違っていると言えます。

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保育士の仕事は低学歴でもなれる?

  • 保育士には低学歴でもなれる? -> がんばればなれる

前述したように保育士になるためには、大きく以下のどちらかをする必要があります。

  1. 学歴の条件を満たした上で保育士試験に合格する
  2. 高校を卒業して保育士の養成学校を卒業する

低学歴の基準が不明ですが、少なくともこれらの条件を満たす必要があります。現時点で満たしていない場合は、保育士施設で実務経験を積むことによって保育士試験の受験の要件を満たすことができます。

ただし、実務経験は最短でも2年以上が必要なので、すぐに満たせるものではありません。保育士試験の実務要件に関しては以下の記事で詳細を解説しています。

つまり、低学歴であろうが、高学歴であろうが、がんばれば保育士になることができるというのが私の考えになります。

そういう点で、頑張れば誰でもなれるという意図で、誰でもなれると言っているのであれば、間違ってはないかもしれません。

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保育の仕事(保育従事者)には誰でも就ける?

  • 保育の仕事 には誰でも就ける? -> 就ける

保育士には誰でもなれるわけではありませんが、保育の仕事(保育従事者)には誰でもつくことができます。もちろん保育園が採用してくれればという前提になります。

実は、保育の仕事を行う保育従事者には保育士の資格がなくても誰でもなることが可能です。

医師の仕事との大きな違いはこの部分です。もちろん医師の免許がなくても、医療事務などの病院関連の仕事につくことはできますが、医療行為はできません。これとは違い、保育の仕事をするのには、保育士の資格がなくても可能です。

保育園には、保育士の配置基準というものが国によって定められていて、認可保育園であれば、

  • 保育士一人につき:0歳児 3人
  • 保育士一人につき:1~2歳児 6人
  • 保育士一人につき:3歳児 20人
  • 保育士一人につき:4歳児以上 30人

というように保育士一人あたりにつき、およそ何人の園児を見るかという基準が設けられています。この基準を上回る部分に関しては、無資格者の保育従事者がいても問題はありません。

ただし、採用されればというのは、大抵の認可保育園では、保育士資格を所持しているのが採用の条件になっていることが多いので、無資格だと採用されないことが多いです。

無資格者が働く場合は、認可外保育園の保育者の仕事や保育士が充足している保育園の保育補助のパートのような仕事になります。

保育の仕事につくことに関しては、目指せば誰でもできる可能性があります。

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保育(士)の仕事は誰でもできる?

  • 保育(士)の仕事は誰でもできる? -> できない

前項で、保育従事者には、保育園に採用されれば誰でもなれると書きましたが、誰でもなれるからと言って誰でもできるのもだと私は思いません。

実際に、保育士という仕事に興味がなかったり、あまり良く知らない人は、「ただこどもと遊んでいるだけ」と思う人もいるの事実です。子どもを預ける保護者の中にもそのように考える人もいます。

複数人の子どもたちの安全を考慮しつつ、なおかつ、教育的な観点からも子どもの成長を考えて保育を行う必要があります。この仕事を誰でもできるのもだとは、私は全く思わないです。

もし保育士の仕事が誰でもできるのであれば、世の中の他の仕事のほとんどは誰でもできる仕事だということになると私は思います。

保育士の仕事が誰にでもできるものだという人は、単によく考えていない、よく知らない人がそう言っているだけだと思います。

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じゃあなぜ給料が低いのか?結局は国が悪い。

現実問題として、現在では日本では保育士が不足していて、その理由が保育士の給料や待遇に問題があるということは、既に周知の事実になっていると思います。

日本には、保育士の資格を持っているのに、保育士として働いていない潜在保育士がいる多くいます。つまり、保育士ではなく他の仕事を選んだ人が多くいるということになります。

保育士が不足していて、職業の需要が高ければ、その分、給料もあげるというのが自然ですが、それが適切にできていないのが国が悪いという理由になります。

認可保育園の運営費は国が定めていて、勝手に保護者からもらう保育料を上げることもできないです。そして、保育園児の人数に応じて、必要な保育士の人数も決まっているので、スキルが高い保育士を雇ったからといって、保育園

保育士が足りていないからと言っても、保育園が保育士の給料を上げるということが難しくなっています。(もちろん、その中でもより保育士の待遇が悪いブラック保育園は存在します。)このような構造が保育士の給料を実質的に低い状態にしてしまっています。

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保育士は今後どうすれば良い?

少なからず保育士は誰でもなれる、誰でもできると思われている状況に対して、保育士は今後どうすれば良いのかということを考察してみました。

国にしっかりと働きかける

まずは、保育士に待遇改善に関して、一丸となって国に働きかけることが大切だと思います。先程も書いたとおり、保育士の給料を実質的に決めているのは国であり政治になります。

保育士という仕事の重要性や価値をしっかりとアピールして、待遇向上につなげる必要があります。政治を動かくのはかんたんではないと思うので、保育士一人ひとりがしっかりと意思をもって行動していくことが大切だと思います。

まず、個人個人が身近にできることは選挙に投票に行くということだと思います。保育士の待遇改善を訴える候補者がいたら、実現性などをしっかりと確認して投票してみるというのも一つの選択肢だと思います。

保育の質、効率の向上を意識する

保育という仕事は、なかなか専門性が見えづらく、園内の同僚や園長にはもちろん、保護者にもなかなか、その重量性が伝わりにくいです。

「誰でもできる」「誰でもなれる」仕事と思われないためにも、保育のプロとしての意識をもって日々の保育士としての仕事に取り組むことが大切かもしれません。外野の「誰でもなれる」「誰でもできる」というような発言に惑わされないということも大切だと思います。

ただし、今の保育園では実現が難しいそうだと思ったら、転職も視野に入れるべきだと思います。今働いている保育園の園長などの管理者の考え方によって保育士個人の努力が無駄になってしまう可能性があるためです。

例えば、もし今がブラック保育園なら、保育の質を高めよう・仕事の効率をあげようと保育士が効率よく働いたとしても、園長から非効率な仕事を押し付けられたり、サボってると思われて終わってしまうだけです。

もちろん、保育士の給料は上がらず、効率アップで浮いた部分のお金は、保育園が懐に仕舞って終わりになってしまいます。

なので、保育の質や仕事の効率アップをしっかりと評価し、待遇や働き方の向上に前向きな保育園で働くということが大切だと思います。

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これから保育士を目指している人はどうすべき?

これから保育士を目指している人にとっては、保育士の給料が低い、そして、誰でもなれる、誰でもできると思われている状況に不安を抱いてしまうこともあると思います。

働く保育園選びはとても重要

保育士の待遇は徐々に改善されてきていますが、まだまだ、ブラックな保育園も多いです。最初に働く保育園がブラック保育園で、保育士自体を辞めてしまう人も多いです。

そうならないためにも、働く保育園選びはとても大切です。自分にとって良い保育園で働くことができれば、良い保育スキルが身につき、保育士として長く働くことができます。

保育士以外の職業の選択肢も視野にいれる

今でこそ徐々に保育士の待遇は改善されてきていますが、今後もこれが続くとは限りません。少子化が進み保育の需要が減ってきたら保育士の待遇はさらに悪化してしまうかもしれません。

それ以外でも、保育の仕事自体に不満はなくても、人間関係に疲れてしまったり、精神的に病んでしまうことあると思います。

このように「保育士」としての人生に躓いてしまったときに、逃げられる選択肢があるに越したことはないです。

ブラック保育園はまだまだあるので、保育士以外の職業でも働けるというスキルや気持ちを持っておくことが精神衛生上とても良いです。