保育士の給料が上がる5つのパターンと昇給する方法を解説

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今回は、保育士の給料が上がる5つのパターンと昇給する方法を解説します。

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の退職、転職経験があります
その経験が参考になればと思います

保育園で働く保育士の給料の仕組みを理解しよう

本題である保育士が自分の給料を上げる方法を理解するためには、まずは、保育園で働く保育士の給料の仕組みを理解することが重要です。

私立の認可保育園の場合は、保育士の給料の原資となる運営費は、ほぼ国や自治体からの補助金によってまかなわれています。保育園に支給される金額は、公定価格と言って、きちんとした基準によって、園の規模などをもとに決まります。そのなかから人件費である保育士の給料が、保育園によってそれぞれの保育士の給料として支払われているということになります。

そして、園児の人数などによって、保育園に必要な保育士の人数も決まります。そのため、例えば、経験豊富な仕事ができる保育士を雇うかわりに全体の保育士の人数を減らして、その代わり、一人あたりの給料を増やそうということは、基本的にはできません。

一方、認可外保育園の場合は、保護者から貰う保育料が保育士の給料の原資となります。そのため、例えば、教育熱心な保護者が利用をするような教育やスポーツ、英語などに力を入れている高級な保育園は、理論上は保育士の給料も高く設定することが可能な場合もあります。もちろん、認可外保育園のなかにも、国や自治体から運営費の補助金を貰っている場合もあります。

公立保育園の場合は、雇用されている保育士は基本的に公務員ということになり、各自治体の公務員の給与体系が適用されます。

ここまで、保育園で働く保育士の給料の仕組みを紹介して、結論として何が言いたいのかというと、

私立の認可保育園に勤めている場合は、自分が頑張って保育士二人分働いたとしても、必ずしも自分の給料に見返りがあるような仕組みにはなっていないということです。公立保育園の場合も同様で、自治体の公務員として、ほぼ年功序列で給与が決まるということになります。

この点を理解して、保育士は自分の給料を上げるための頑張り方を間違えてしまわないように注意が必要です。

保育士の給料が上がる5つのパターン

ここでは、主な保育士の給料が上がる5つのパターンについて紹介します。

定期的な昇給

保育士の給料が上がる5つのパターンの1つ目は、勤めている会社・法人の規定による定期的な昇給です。1年ごとや半年ごとなどに、定期昇給が設定されている保育園が多いです。昇給の金額は、基本的に全員一律という場合もあれば、評価や査定によって金額が変わるという保育園もあります。各保育園に給与の規定があるため確認が必要です。

評価等により賞与の査定が上がった場合

保育士の給料が上がる5つのパターン2つ目は、賞与(ボーナス)の金額が上がった場合です。賞与の支給基準についても、勤務している会社・法人の規定によって様々です。こちらについても、全員一律同じ基準という場合もあれば、評価や査定によって金額が変わるという保育園もあります。また、本人の評価や査定は関係なく、保育園の業績によって金額が変動する場合もあります。

役職がついた場合

保育士の給料が上がる5つのパターン3つ目は、保育園で新たな役職についた場合です。役職が付与され、手当が支給されれば昇給となります。

例えば、副主任保育士専門リーダー職務分野別リーダー などの役職は保育士等キャリアアップ研修の受講等が条件になります。それ以外にも、主任保育士や独自の手当が付与される役職などが保育園によって設定されている場合もあります。

転職した場合

保育士の給料が上がる5つのパターン4つ目は、転職をした場合です。働く会社・法人が変われば、給与体系も変わるので、給料が上がる場合もあります。もちろん、転職によって給料が下がる場合もあります。

国や自治体が保育士の待遇を改善した場合

保育士の給料が上がる5つのパターン5つ目は、国や自治体が保育士の待遇を改善した場合です。はじめのほうにも書きましたが、私立の認可保育園の運営費は、国や自治体からの補助金がもとになっています。そのなかから保育士の給料が支払われる形になります。国や自治体が保育士の待遇を改善するために、補助金を増やしたり、処遇改善手当などを加算するようになれば、保育士の給料もあがるということになります。

保育士が自分の給料を上げる、昇給する方法

ここまで、給料が上がる5つのパターンを紹介しましたが、ここからは、本題の保育士が自分の給料を上げる、昇給するための具体的な方法を紹介します。

日々の仕事をきちんとこなす

1つ目の方法は、日々の仕事のきちんとこなすことです。勤めている保育園に貢献することで、昇給につなげることができます。

特に、評価や査定によって昇給や賞与の金額が決まるという保育園で働いている場合は、日々の仕事をきちんとこなして、保育園から良い評価を得ることで給与アップにつなげることができます。そうでない保育園であっても、日々の仕事をきちんとこなすことで、優先的に研修を受けさせてもらえたり、役職などが与えられる可能性が高くなります。

保育士等キャリアアップ研修を受ける

2つ目の方法は、保育士等キャリアアップ研修を受けるということです。先程も少し書きましたが、副主任保育士専門リーダー職務分野別リーダー などの役職は保育士等キャリアアップ研修の受講等が条件になります。これらの役職は、処遇改善手当の金額にも関係する役職になるので、給与アップに繋がる可能性があります。また、保育士等キャリアアップ研修、働く保育園が変わった場合も有効なので、転職した場合も有効です。

国や自治体の待遇改善を待つ、働きかける

3つ目の方法は、国や自治体の保育士の待遇を待つという方法です。即効性はないですが、引き続き保育士の待遇が改善されていく可能性があります。また、そのために、国や自治体に働きかける行動をするということも良いでしょう。

待遇の良い保育園に転職する

4つ目の方法は、待遇の良い保育園に転職するという方法です。今よりも給与が高い保育園に転職することができれば、当然給与アップになります。保育園での定期的な昇給よりも、一気に給与を上げれれる可能性があるので、一番おすすめの方法になります。また、公務員保育士になるという選択肢もあります。公務員保育士は、年功序列の給与体系で、将来的な給料も高いです。

まとめ:保育士が自分の給料を上げる、昇給する方法を解説

今回は、保育士の給料が上がる5つのパターンと昇給する方法を解説しました。

主な保育士の給料が上がる5つのパターンは以下になります。

  • 定期的な昇給
  • 評価等により賞与の査定が上がった場合
  • 役職がついた場合
  • 転職した場合
  • 国や自治体が保育士の待遇を改善した場合

そして、保育士が自分の給料を上げるための方法として以下の4つの内容を紹介しました。

  • 日々の仕事をきちんとこなす
  • 保育士等キャリアアップ研修を受ける
  • 国や自治体の待遇改善を待つ、働きかける
  • 待遇の良い保育園に転職する

今回は、保育園で働くということを前提に、保育士の給料が上がる5つのパターンと昇給する方法について紹介しましたが、副業を行って自分の給料を増やすという方法や、保育園以外の仕事に転職するというような方法もあります。