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| 目次 | 内容 |
|---|---|
| ブラック保育園の特徴１３個を紹介！ | ・残業代が支払われないサービス残業 ・仕事を自宅へ持ち帰り作業 ・休憩時間が適切に取れない状況 ・有給休暇が自由に取れない ・土日や休日の手当・代休が不適切 ・就業規則や給与の基準が曖昧 ・保育士の給与上乗せ費が不透明 ・人間関係のトラブルが常態化 ・園長などからのパワハラやいじめ ・保育士が短期間で辞めていく ・未経験者や無資格者が多く教育体制がない ・独自の不合理なルールが存在 ・退職しにくい雰囲気や妨害がある |
| ブラック保育園に入職してしまった場合の対処法 | ・心身の健康を優先し無理をしないこと ・誤った保育の知識やスキル習得を避ける ・可能な限り早期退職を検討 ・勤怠や残業時間を記録管理する |
| 保育士が入職する前にブラック保育園を見極める方法 | ・面接時に労働条件を具体的に質問する ・園の見学で雰囲気や職員の様子を確認 ・現職員や退職者から情報を収集する ・信頼できる転職エージェントの利用 |
| まとめ | ・ブラック保育園の特徴の把握 ・入職してしまった場合の対処法の理解 ・心身の保護とキャリア改善の重要性 ・具体的な対策の実践 |
| よくある質問（FAQ） | ・心身の健康最優先、早めの退職検討 ・ブラックでの勤務はキャリアへの悪影響 ・証拠がなくても相談可能、記録が有効 ・相談先は労基署、労働組合、転職エージェントなど ・転職時は労働条件の確認、園見学が重要 ・短期間退職も前向きな説明で対応可能 |
- 私の勤務する保育園はブラックかも？
- ブラック保育園の特徴が知りたい
「もしかして、私の職場はブラック保育園なのでは？」と感じているあなた。
疑問を抱えながら働き続けることは、あなたの大切な精神的な健康とキャリアを守る上で避けるべきことです。
安心して働ける職場を見つけることが大切です。
この記事では、ブラック保育園のリアルな特徴13個を具体例と共に詳しく解説します。
さらに、もしも既にそのような環境に入職してしまっている場合のために、今すぐできる具体的な対処法もご紹介します。
今の職場がブラックなのか判断に迷っています。どうしたら良いでしょうか？
ご自身の状況を客観的に把握し、適切な行動をとることが解決への第一歩です。
ブラック保育園ほど、甘い謳い文句で保育士を誘い込もうとしてくるのでとても厄介です。私も転職時の経験で、入職する前と後で全く異なる状況だとわかったという経験が多くあります。
今回は、そのような保育士の方のために、ブラック保育園の特徴１３個と、万が一入職してしまった場合の対処法を紹介します。
ブラック園での勤務経験があります
複数の保育士転職サイトを利用して転職活動をした経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
ブラック保育園の特徴１３個を紹介！
- サービス残業がある
- 持ち帰り仕事がある
- 休憩が適切に取れない
- 有給休暇が適切に取れない
- 土曜・休日出勤の扱いが曖昧
- 就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧
- 処遇改善の支給が曖昧
- 人間関係が悪い
- 園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行う
- 保育士がすぐ辞める
- 未経験者、無資格者が多い/未経験者等を教育ができない
- 独自のよくわからないルールが存在している
- 退職しにくい、しにくい雰囲気を作っている
ブラック企業と言われる会社に明確な定義がないのと同様で、ブラック保育園というものに明確な定義があるわけではありません。しかし、ここで紹介している要素がたくさん当てはまる場合は確実にブラックといえます。
労働法違反や法律違反に関しては間違いなくブラックだと言えると思いますが、一方で状況によっては判断が曖昧になるケースもあります。なかには、業界的に仕方がないよね、どうしようもないよねというような全体の空気感で、他の業界であれば、ブラックだと認定されてしまうような内容でも、保育業界では当たり前になってしまっている場合もあります。
今回は、私の経験上も含めてこのような保育園はブラック保育園だというものを特徴として紹介します。
サービス残業がある
勤務時間を過ぎても仕事をしているのに残業代が支給されない、これがサービス残業です。他にも規定より早い出勤時間を強いられていたり、休憩時間に仕事をしなければいけない状況も一種のサービス残業といえます。本来働かなくて良い時間に働いているということ、その時間を搾取されてしまっているということになります。
労働時間の適切な把握と残業代の支給は人を雇用する企業の義務なので、これが守られていない場合は、一発で確実にブラック保育園であると言えます。
ちなみに、時間外労働の残業代は通常の賃金の１．２５倍以上、法定休日の労働については、１．３５倍以上の割増での時給になります。つまり、サービス残業をしているということは、金銭的に少なくない金額を労働者である保育士が損し、会社に搾取されているということになります。
持ち帰り仕事がある
保育園の書類の仕事や行事の準備などを自宅等に持ち帰って仕事をした経験がある方は多いと思います。持ち帰りの仕事についてもサービス残業の一種になります。本来は、仕事をしている時間なので、勤務時間としてカウントすべき時間になります。
持ち帰りの仕事をさせている保育園は、保育士に家へ持ち帰って仕事をさせることで人件費を節約しているということになります。節約された人件費は、園の経営者の利益になるでしょう。つまり、持ち帰り仕事があるということは保育士が経営者に搾取されてしまっているということになります。
なかには、同僚は時間内で仕事が終わっているのに自分だけ終わっていない、自分が仕事が遅いから、という理由で自己責任だと考えてしまう人や、そのような空気を出してくる保育園もあるようですが、どんな理由があっても、仕事をしている時間は給料が発生する時間になります。
仕事の早い・遅いといった点に関しては、人事の評価制度等によって昇給や賞与に反映していくというのが正しい形と言えるでしょう。
休憩が適切に取れない
休憩が適切に取れないというのもブラック保育園の特徴のひとつです。「適切に」というのは、保育園の仕事から完全に離れているということです。書類仕事をやっているとか、園児を見守っている隙、給食を食べているという時間は、休憩とは言えません。例えば、その時間は園から離れてランチに行くということができる状態でないと休憩とは言えないでしょう。
ただし、正直、休憩が適切に取得できないという保育園は少なくないというのが実情です。ただ、他もできていないからやらなくていよいというわけではありません。休憩についても法律できちんと条件が定められているので、労働者である保育士にきちんと休憩を取得させる必要が保育園にはあります。
このような事情から、休憩が適切に取れなければ一発でブラック保育園だ！とは言えない実情になってしまっていますが、日本の一般的な会社からすると、休憩が適切に取れないということは一発でブラック認定されてしまってもおかしくはないでしょう。
有給休暇が適切に取れない
有給休暇が適切に取れないというのもブラック保育園の特徴の一つです。有給休暇の取得は労働者の権利で、希望した日付に取得することができます。保育園は勤務する保育士が足りないというような場合に限って、取得日の変更を保育士に依頼することができます。
つまり、常に有給休暇が取得できないような状況というのは、常に保育士が不足しているという状況になるはずなので、確実にブラック保育園といえるでしょう。もしくは、有給休暇をなるべく取らせないことで、人件費を削減しているということになります。
また、2019年4月から、労働基準法の改正により有給休暇の取得が義務化されています。最低基準として、年に10日以上の有給休暇が付与されている正職員やパートの年５日以上の有給休暇の取得は義務になっています。これが守れていない場合は、確実に法律違反でブラック保育園といえます。ちなみにこの法律では、企業が罰則を受ける可能性もあります。
土曜・休日出勤の扱いが曖昧
土曜や休日に保育園の行事で出勤した場合の代休や手当の内容がおかしいという場合は要注意です。週の規定の労働時間を超える勤務は違法になります。例えば、1日8時間勤務で週6勤務という場合です。この場合は、振替休日を取得させるか、休日出勤手当てとして残業代をきちんと支払う必要があります。
休日出勤しているのに、振替休日がなかったり、手当てがきちんと計算されておらず雀の涙ほどしか支払われていないという場合はブラック保育園といえます。ちなみに、週の法定労働時間（原則40時間）を超えた時間外労働に対する残業代は基本の賃金の１．２５倍以上、法定休日労働に対する手当は基本の賃金の１．３５倍以上の支払いが必要です。金額が少ないという場合は要注意です。私がブラック幼稚園に勤務していたときは、休日に行事で1日出勤した時の手当がなかったり、２千円くらいにしかないということがありました。
これが許されてしまうのであれば、なんでもOKになってしまうので、一発でブラック保育園と認定しても良い基準になるでしょう。ただし、一部の保育園では、変形時間労働制などを採用することによって、この部分を合法的にわざと曖昧にしている場合もあるので、その点は、就業時に労働条件についてきちんと判断する必要があります。
就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧
就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧というのもブラック保育園の特徴の一つです。このような情報が曖昧なのは、保育園にとって公開すると都合が悪いから曖昧にしているというのは、誰にでも想像がつくことだと思います。
例えば、就業規則については本来は従業員が閲覧できるような状態にしておく必要があります。1年勤続しても昇給はまったくなかったということも起きるかもしれないので、きちんと就業規則や給与規則などによって、賃金や休暇制度の基準などは把握しておくべきです。
保育園の園長に「就業規則を見せて欲しい」と頼んだ場合に、見せてくれなかった、見る方法を教えてくれなかったという場合は、一発でブラック保育園と認定してしまっても良いです。就業規則は従業員に必ず周知しなければいけないためです。
処遇改善の支給が曖昧
保育士の給与水準を大きく左右するのが、国や自治体が行っている処遇改善費の上乗せです。通常、保育園へ支払われる運営費には保育士の賃金も含めた金額が委託費として支払われています。
保育園はそのなかから保育士の給料を支払います。それとは別に、国や自治体が独自に保育士の待遇を改善するために、処遇改善費というものを委託費に対して上乗せして支払っています。
これらは保育士の給料に上乗せして支払われるはずのものですが、別の用途などに利用している保育園も実体として存在します。処遇改善費の支給方法は各保育園に任されているものもあるため、自分の住んでいる市区町村だとどのような処遇改善費が存在し、どのように給与に反映されるべきなのかをよく調べてみましょう。
人間関係が悪い
人間関係については、良い悪いと評価するのは難しく、とても曖昧な部分ではあります。ですが、ブラック保育園は人間関係が良くない傾向があるというのは間違いないでしょう。ブラックだからこそ、雰囲気が悪くなっていくという側面もあると思います。
保育士として仕事ができる人、頭が良い人ほどブラック保育園を辞めていき、代わりとして新たな保育士を補充します。当然保育士不足なので、簡単には採用できません。保育園としても誰でもよいから採用するという状況になり、採用の基準も下がっていきます。当然離職率が高いので、人間関係の構築も進まずに人間関係が芋づる式にどんどん悪くなっていくという傾向があります。
人間は余裕がなくなればなくなるほど、誰かに優しくしたり、助けたりするというのが難しくなっていくものです。
園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行う
園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行うブラック保育園以外のなにものでもありません。園のトップである園長がこのような人間性であるということは、今後改善される見込みも少なく、ブラック保育園のままパワハラ・モラハラ・いじめの状態が続いていくでしょう。
なにをもってパワハラやモラハラと判断されるかについては、国も基準を示しているので、その内容を確認しましょう。
保育士がすぐ辞める
保育士がすぐ辞めるような離職率が高いことは、ブラック保育園が負のスパイラルに陥ってる状態の可能性があります。
これは、鶏が先か、卵が先かという話にはなりますが、ブラックだからこそ保育士がすぐに辞めていき、保育士がすぐに辞めてしまうからこそ、ブラックな労働環境になっていくという側面があります。
保育士の待遇や労働環境が悪いから知識や経験のある保育士がすぐに辞めてしまう。しょうがないから、また、新たな保育士を雇う必要がありますが、保育士不足なのでなかなか難しい。仕方がないから未経験や無資格者を雇う。そうしたら、また、労働環境が悪化して、保育士が辞めていくというループです。ブラック保育園ほどこのようなループに陥っている可能性が高いです。
未経験者、無資格者が多い/未経験者等を教育ができない
前項にも書きましたが、知識や経験のある保育士が辞めてしまい、未経験者が多いという状況はブラック保育園の特徴の一つです。
もちろん未経験者を適切に雇用して保育園全体で育てていくというのは、この保育士不足の時代でとても大切なことです。それができていれば問題は無いですが、ただ単に採用ができないから未経験者をとりあえず採用して教育もろくにしないという状況に陥ってしまっているのがよくないと言えます。
辞めてしまう人が多いブラック保育園は、新たに保育士を雇おうと思っても、なかなか応募が集まらないので、他の保育園が採用をためらうような、経験の少ない保育士を採用するしかないという実情もあると思います。
独自のよくわからないルールが存在している
独自のよくわからないルールが存在している保育園があります。
- 年度末までは退職してはいけない
- 園に通勤する私服の服装は〇〇固定
- 髪型や髪色は〇〇しなさい
- プライベートで歩くときは派手な服装をしてはいけない
- 妊娠出産は許可制
などなど、昨今のコンプライアンスに適合できていないほどの厳しい縛りを独自のルールで保育士に押し付けている保育園はブラックである可能性が高いです。
こういう保育園ほど古いやり方に固執していて、新しい手法や知識を取り入れられていない傾向があります。時代に適合できていないので、保育士の労働環境が悪化する傾向が強いです。
退職しにくい、しにくい雰囲気を作っている
ブラック保育園ほど入職は簡単で、退職には厳しいです。きちんとした面接はほとんど無しで合格して、入職後はなにかと理由をつけて退職できないよう妨害するという傾向があります。入りやすく抜けにくいというのはどの業界でも共通しているブラックの特徴です。
例えば、年度末以外に退職しようとするとキレられたり、そもそも退職を認めようとしなかったりなどです。
ブラック保育園に入職してしまった場合の対処法
ここまで、ブラック保育園によくある特徴を紹介しましたが、既に保育士として働いている方のなかには、就職してからブラックだったと気がついてしまった人もいらっしゃると思います。
保育園への就職・転職で怖いことは、ブラック保育園に入職してしまうということだと思います。気をつけていたと思っても、入ってみたらおかしいぞということはあると思います。そんな場合の対処法を紹介します。
無理をしない
まずは無理をしないということです。一番良くないのは、ブラック保育園に入職したことで無理をしてしまった結果、精神的、あるいは肉体的に消耗してしまい、保育の仕事が嫌いになってしまったり、適応障害やうつ病などにつながってしまうということです。
そうなってしまうと、次に転職活動をするということもしんどい状況となりますし、より一層ブラック保育園を抜け出すことができなくなってしまいます。それどころか、保育士という仕事自体を嫌いになってしまったり、もう働きたくないと思ってしまう可能性もあります。
パワハラやいじめのようなものであれば、自分一人で頑張って耐えようとせず、誰かに相談したり思い切って休んでしまうということも大切です。
労働時間や労働負担が違法なほどに多いのであれば、こちらも無理をしないということが大切です。仕事を持ち帰らない、サービス残業もしないで、負荷を極力減らしていきましょう。
誤った保育の知識やスキルを身につけない
ブラック保育園は保育の内容も変であったり、間違っている可能性もあります。これは、先程もブラック保育園の特徴で書いたように、良い保育士がすぐ辞めてしまったり、誰でもよいから採用しないと保育士が足りないすぎるという状況であるためです。
もし、このような保育園で働いてしまって、自分のそのなかに適応していこうとすると、誤った保育の知識やスキルを身につけてしまうことにもなりかねないです。なかには、不適切保育と言われるような内容の保育をしている場合もあります。
人間誰しも、日々忙しく働いていると、それが当たり前となってしまって、自分自身も同じことをやってしまう場合があります。
新卒の保育士の方はさらに注意が必要で、右も左もわからない状態で、先輩がやっていることはどうしても真似してしまうことがあります。また、当然ですが、ブラック保育園は人手不足なので、新人を教育する余裕なんかないので、誤った保育の知識やスキルが身につきやすくなってしまいます。
なるべく早く退職する
ブラック保育園に就職してしまった場合は、次の職場を決めてからとかは考えずに、出来る限り早く退職をしましょう。
ブラック保育園で働き続けること自体がリスクで、今後体調を壊してしまう可能性があるからです。自分の身を守るためであれば、どんな嘘でもよいので退職理由に利用しましょう。実家に帰らなければ行けない、引っ越ししなければいけないなど何でもかまいません。
保育園側は、年度末まで退職は無理等のよくわからないルールを言ってくるかもしれませんが、それは嘘です。期間の定めのない正職員やパート保育士であれば、２周間前までに退職の意思を伝えれば、合法的に退職が可能です。損害賠償などを請求されることはありません。（もしかしたらそのような脅しをされるかもしれませんが、無視で良いです。）
それでもどうにもならないという場合は、退職代行を利用するというのも一つの手段です。
勤怠や残業時間は正しく管理する
勤怠の状況や残業している時間等は正しく管理されていないようであれば、自分自身で正しく管理しましょう。仕事内容や勤怠時刻などをメモしておくだけでも十分です。後から、それ自体が証拠になり残業代等を請求できる可能性があります。
また、パワハラやいじめなどについても記録を残しておくことが大切です。万が一、それらが原因で適応障害やうつ病となった際にも労災の適用がしやすくなる可能性もあります。
ブラックに対する防御策という意味でも、記録するということはとても有効です。自分自身の身は自分で守るしかないです。
保育士が入職する前にブラック保育園を見極める方法
ブラック保育園へ入職しないために、事前に就職転職活動の際にブラック保育園を見極める方法についても紹介しています。詳細は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
この記事では、ブラック保育園の具体的な特徴13個と、もし既に入職してしまっていた場合の具体的な対処法を解説しました。
- サービス残業がある
- 持ち帰り仕事がある
- 休憩が適切に取れない
- 有給休暇が適切に取れない
- 土曜・休日出勤の扱いが曖昧
- 就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧
- 処遇改善の支給が曖昧
- 人間関係が悪い
- 園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行う
- 保育士がすぐ辞める
- 未経験者、無資格者が多い/未経験者等を教育ができない
- 独自のよくわからないルールが存在している
- 退職しにくい、しにくい雰囲気を作っている
保育業界はブラックな面が多いので、すべてをクリアするということはなかなか難しいですが、転職などを繰り返して徐々によい保育園にシフトしていくということは可能です。
ブラックに就職してしまった場合の対処法は、
- 無理をしない
- 誤った保育の知識やスキルを身につけない
- なるべく早く退職する
- 勤怠や残業時間は正しく管理する
ということです。
もし、あなたの保育園が「ブラック保育園」に当てはまる特徴があったとしても、一人で抱え込まず、この記事で紹介した具体的な対処法を参考に、現状を改善し、あなたの保育士としてのキャリアをより良いものにしていくための一歩を踏み出してください。
参考にしていただき、ブラック保育園からの脱出の手助けになれば幸いです。
よくある質問（FAQ）
- Q記事で挙げられているブラック保育園の特徴に複数当てはまる場合、すぐに退職すべきでしょうか？
- A
ご自身の心身の健康を最優先してください。
無理をして働き続けることは、さらなる体調不良や精神的な疲弊につながる可能性があります。
記事でも触れたように、「無理をしない」ことが大切です。
早めに退職することも視野に入れながら、まずは現状把握と証拠収集を進めることをおすすめします。
そして、労働条件の改善が見込めない、または改善への兆しがないと感じた場合は、ためらわずに「保育士 辞め方」や「ブラック保育園 対処法」を参考に、具体的な行動に移すことが重要です。
転職活動を並行して行うか、困難であれば「保育士 退職代行」の利用も有効な選択肢となります。
- Qブラック保育園で働き続けることは、私の保育士としてのキャリアにどのような影響がありますか？
- A
ブラック保育園での継続的な勤務は、心身の健康を損なうだけでなく、あなたの「保育士 働き方」やキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があります。
過重労働や人間関係の悪化は「保育士 ストレス」や「保育士 メンタル」の不調を引き起こすこともあります。
最悪の場合はうつ病や適応障害につながるケースも存在するでしょう。
また、記事にも記載したように、誤った保育の知識やスキルを身につけてしまうリスクも存在します。
保育の質が低下するだけでなく、他園へ転職する際にその影響が出てしまうかもしれません。
健全な「保育士 職場環境」でなければ、長期的なキャリア形成は難しいと言えます。
- Qサービス残業や有給休暇が取れない現状を訴えたいのですが、具体的な証拠がないと難しいですか？
- A
完全な証拠がなくても相談はできますが、状況を正確に伝えるためにも、できる範囲で「保育士 証拠集め」をしておくことを強くお勧めします。
例えば、「保育園 サービス残業」については、業務日報や出勤簿のコピー、上司とのメールやチャットのやり取り、業務内容や残業時間を手書きで記録したメモなどが有効な証拠になります。
また、「保育園 有給 取れない」状況であれば、有給申請を拒否された際のやり取りを記録したり、録音することも検討してください。
日付、時間、場所、具体的な内容、目撃者の有無などを詳細に記録しておくと、後々非常に役立つでしょう。
- Q誰かに「ブラック保育園」の現状を相談したいのですが、どのような場所に相談すれば良いですか？
- A
「ブラック保育園」の状況は、一人で抱え込まずに外部機関へ相談することが非常に重要です。
具体的には、労働基準監督署、各自治体の労働相談センター、そして「保育士ユニオン」のような労働組合が挙げられます。
労働基準監督署は労働基準法違反の疑いがある場合に有効ですし、労働組合は団体交渉によって状況改善を促すことができます。
また、転職を視野に入れているのであれば、「保育士 転職エージェント」も良い相談先です。
彼らは業界に詳しく、個別の悩みにも耳を傾け、適切な職場を紹介してくれる可能性があります。
友人や家族への相談も、精神的な支えとなるでしょう。
- Q次に「保育士 転職」を考える場合、どのような点に注意して「ブラック保育園 見分け方」を行えば良いですか？
- A
「ブラック保育園」ではないか見極めるためには、いくつかのポイントがあります。
まず、採用面接時には給与や残業、休日、有給取得の実態について具体的に質問することが大切です。
曖昧な返答が続く場合は要注意です。
また、園の雰囲気や職員の表情、清潔感を直接確認するために、見学を積極的に申し込むことも重要でしょう。
可能であれば、実際に働いている方や、その園を辞めた方から口コミや情報を集めることも有効です。
特に「保育園 離職率」が高い、または「保育園 人間関係」が閉鎖的な印象を受ける場合は注意してください。
信頼できる「保育士 転職エージェント」を利用すると、事前に内部情報やリアルな働き方について教えてもらえることがあります。
- Q入職してすぐに「ブラック保育園」だと分かった場合、短期間で退職しても次の転職で不利になりますか？
- A
短期間での退職は、確かに次の転職活動で説明を求められることがあります。
しかし、ご自身の心身の健康を損なう前に「ブラック保育園」から離れることは、長期的なキャリアを考える上で非常に大切な判断です。
不利になることを過度に恐れる必要はありません。
面接時には、前の職場がご自身のキャリアプランや働き方と合わなかったこと、具体的に改善を試みたが難しかったこと、そして新しい職場ではどのように貢献したいかを正直かつ前向きに伝えることが重要です。
ネガティブな理由は避け、今回の経験を次に活かすという姿勢を示すことが、成功への鍵となります。