ブラック保育園の特徴13個と入職してしまった場合の対処法


こんにちは。保育士さえこ@ブラック脱出済み(プロフィール)です。ブラック幼稚園・保育園を脱出できました(^^)

私がブラック保育園を脱出するために培ったノウハウを完全無料で公開しています。


  • 私の勤務する保育園はブラックかも?

ブラック保育園ほど、甘い謳い文句で保育士を誘い込もうとしてくるのでとても厄介です。私も転職時の経験で、入職する前と後で全く異なる状況だとわかったという経験が多くあります。

今回は、そのような保育士の方のために、ブラック保育園の特徴13個と、万が一入職してしまった場合の対処法を紹介します。

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ブラック保育園の特徴13個

ブラック保育園というものに明確な定義があるわけではありません。ですが、これらがたくさん当てはまる場合は確実にブラックといえます。

労働法違反や法律違反に関しては間違いなくブラックだと思います。一方で状況によっては判断が曖昧になるケースもあります。

私の経験上も含めてこのような保育園はブラック保育園だというものを特徴として紹介します。

サービス残業がある

勤務時間を過ぎても仕事をしているのに残業代が支給されない、これがサービス残業です。他にも早出の出勤時間を強いられていたり、休憩時間に仕事をしなければ行けない状況も一種のサービス残業といえます。

労働時間の適切な把握と残業代の支給は人を雇用する企業の義務なので、これが守られていない場合は、確実にブラック保育園であると言えます。

残業代は通常の賃金の1.25倍の時給になるので、サービス残業をしているということは、金銭的に少なくない金額を労働者である保育士が損しているということになります。

持ち帰り仕事がある

保育園の書類の仕事や行事の準備などを持ち帰って仕事をした経験がある方は多いと思います。持ち帰りの仕事についてもサービス残業の一種になります。本来は、勤務時間としてカウントすべき時間になります。

保育園は、保育士に家へ持ち帰って仕事をさせることで人件費を節約していることになります。節約された人件費は、園の経営者の利益になるでしょう。つまり、持ち帰り仕事があるということは保育士が経営者に搾取されてしまっているということになります。

休憩が適切に取れない

休憩が適切に取れないというのもブラック保育園の特徴のひとつです。適切にというのは、保育園の仕事から完全に離れているということです。書類仕事をやっているとか、園児と給食を食べているという時間は、休憩とは言えません。

正直、休憩が適切に取得できないという保育園は少なくないですが、休憩についても法律できちんと条件が定められているので、労働者である保育士にきちんと休憩を取得させる必要が保育園にはあります。

有給休暇が適切に取れない

有給休暇が適切に取れないというのもブラック保育園の特徴の一つです。有給休暇の取得は労働者の権利で、希望した日付に取得することができます。保育園は勤務する保育士が足りないという場合に限って、取得日を変更を保育士に依頼することができます。

常に取得できないような状況というのは、常に保育士が不足しているという状況になるはずなので、確実にブラック保育園とえいるでしょう。

また、2019年4月から、労働基準法の改正により有給休暇の取得が義務化されています。最低基準として、年に10日以上の有給休暇が付与されている正職員やパートの年5日以上の有給休暇の取得は義務になっています。そちらが守れていない場合は、確実に成立違反でブラック保育園といえます。ちなみにこの法律では、企業が罰則を受ける可能性もあります。

土曜・休日出勤の扱いが曖昧

土曜や休日に保育園の行事で出勤した場合の代休や手当の内容がおかしいという場合は要注意です。週の規定の労働時間を超える勤務は違法になります。例えば、1日8時間勤務で週6勤務という場合です。この場合は、振替休日を取得させるか、休日出勤手当てとして残業代をきちんと支払う必要があります。

休日出勤しているのに、振替休日がなかったり、手当が雀の涙ほどしか支払われていないという場合はブラック保育園といえます。ちなみに休日出勤の手当は、残業代として基本の賃金の1.25倍の支払いが必要なので、金額が少ないという場合も要注意です。

就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧

就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧というのもブラック保育園の特徴の一つです。このような情報が曖昧なのは、保育園にとって公開すると都合が悪いから曖昧にしておいているというのは、誰にでも想像がつくことだと思います。

例えば、就業規則については本来は従業員が閲覧できるような状態にしておく必要があります。

一年勤続しても昇給はまったくなかったということも起きるかもしれないので、きちんと就業規則・昇給・賃金の基準などは把握しておくべきです。

処遇改善の支給が曖昧

保育士の給与水準を大きく左右するのが、国や自治体が行っている処遇改善費の上乗せです。通常保育園へ支払われる運営費には保育士の賃金も含めた金額が委託費として支払われています。

保育園はそのなかから保育士の給料を支払います。それとは別に、国や自治体が独自に保育士の待遇を改善するために、処遇改善費というものを委託費に対して上乗せして支払っています。

これらは保育士の給料に上乗せして支払われるはずのものですが、別の用途などに利用している保育園も実体として存在します。

処遇改善費の支給方法は各保育園に任されているため、自分の住んでいる市区町村だとどのような改善費が存在し、給与に反映されるべきなのかをよく調べてみましょう。

人間関係が悪い

人間関係については、良い悪いと評価するのは難しくとても曖昧な部分ではありますが、ブラック保育園は人間関係が良くない傾向があります。

保育士として仕事ができる人、頭が良い人ほどブラック保育園を辞めていき、代わりとして新たな保育士を補充します。当然保育士不足なので、簡単には採用できません。保育園としても誰でもよいから採用するという状況になり、採用の基準も下がっていきます。

当然離職率が高いので、人間関係の構築も進まずに人間関係が芋づる式にどんどん悪くなっていくという傾向があります。

園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行う

園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行うブラック保育園以外のなにものでもありません。

園のトップである園長がこのような人間性であるということは、今後改善される見込みも少なく、ブラック保育園のままパワハラ・モラハラ・いじめの状態が続いていくでしょう。

保育士がすぐ辞める

保育士がすぐ辞めるような離職率が高いことは、ブラック保育園が負のスパイラルに陥ってる状態の可能性があります。

保育士の待遇や労働環境が悪いから知識や経験のある保育士がすぐに辞めてしまう。しょうがないから、また、新たな保育士を雇う必要がありますが、保育士不足なのでなかなか難しい。仕方がないから未経験や無資格者を雇う。そうしたら、また、労働環境が悪化して、保育士が辞めていくというループです。ブラック保育園ほどこのようなループに陥っている可能性が高いです。

未経験者、無資格者が多い/未経験者等を教育ができない

前項にも書きましたが、知識や経験のある保育士が辞めてしまい、未経験者が多いという状況はブラック保育園の特徴の一つです。

もちろん未経験者を適切に雇用して保育園全体で育てていくというのは、この保育士不足の時代でとても大切なことです。

それができていれば問題は無いですが、ただ単に採用ができないから未経験者をとりあえず採用して教育もろくにしないという状況に陥ってしまっているのがよくないと言えます。

独自のよくわからないルールが存在している

独自のよくわからないルールが存在している保育園があります。

  • 年度末までは退職してはいけない
  • 園に通勤する私服の服装は〇〇固定
  • 髪型や髪色は〇〇しなさい
  • プライベートで歩くときは派手な服装をしてはいけない

など、昨今のコンプライアンスに適合できていないほどの厳しい縛りを独自のルールで保育士に押し付けている保育園はブラックである可能性が高いです。

こういう保育園ほど古いやり方に固執していて、新しい手法や知識を取り入れられていない傾向があります。時代に適合できていないので、保育士の労働環境の悪い傾向が強いです。

退職しにくい、しにくい雰囲気を作っている

ブラック保育園ほど入職は簡単で、退職には厳しいです。きちんとした面接はほとんど無しで合格して、入職後はなにかと理由をつけて退職ができないように妨害するという傾向があります。

入りやすく抜けにくいというのはどの業界でも共通しているブラックの特徴です。

ブラック保育園に入職してしまった場合の対処法

保育園の就職転職で怖いことは、ブラック保育園に入職してしまうということだと思います。気をつけていたと思っても、入ってみたらおかしいぞということはあると思います。そんな場合の対処法を紹介します。

無理をしない

まずは無理をしないということです。一番良くないのは、ブラック保育園に入職したことで無理をしてしまった結果、

精神的、もしくは、肉体的に消耗してしまい、保育の仕事が嫌いになってしまったり、適応障害やうつ病などにつながってしまうということです。

そうなってしまうと、次に転職活動をするということもしんどい状況となりますし、より一層ブラック保育園を抜け出すことができなくなってしまいます。

パワハラやいじめのようなものであれば、自分一人で頑張って耐えようとせず、誰かに相談したり思い切って休んでしまうということも大切です。

労働時間や労働負担が違法なほどに多いのであれば、こちらも無理をしないということが大切です。仕事を持ち帰らない・サビ残もしないで、負荷を極力減らしていきましょう。

なるべく早く退職する

ブラック保育園に就職してしまった場合は、次の職場を決めてからとかは考えずに、出来る限り早く退職をしましょう。

ブラック保育園で働き続けること自体がリスクで、今後体調を壊してしまう可能性があるからです。自分の身を守るためであれば、どんな嘘でもよいので退職理由に利用しましょう。実家に帰らなければ行けない、引っ越ししなければいけないなど何でもかまいません。

保育園側は、年度末まで退職は無理等のよくわからないルールを言ってくるかもしれませんが、それは嘘です。正職員やパート保育士であれば、2周間前までに退職の意思を伝えれば、合法的に退職が可能です。損害賠償などを請求されることはありません。(もしかしたらそのような脅しをされるかもしれませんが、無視で良いです。)

それでもどうにもならないという場合は、退職代行を利用するというのも一つの手段です。

勤怠や残業時間は正しく管理する

勤怠の状況や残業している時間等は正しく管理されていないようであれば、自分自身で正しく管理しましょう。仕事内容や勤怠時刻などをメモしておくだけでも十分です。後から、それ自体が証拠になり残業代等を請求できる可能性があります。

また、パワハラやいじめなどについても記録を残しておくことが大切です。万が一、それらが原因で適応障害やうつ病となった際にも労災の適応がしやすくなる可能性もあります。

ブラックに対する防御策という意味でも、記録はとても有効です。

保育士が入職する前にブラック保育園を見極める方法

ブラック保育園へ入職しないために、事前に就職転職活動の際にブラック保育園を見極める方法についても紹介しています。詳細は以下の記事を参考にしてください。

まとめ:ブラック保育園の特徴13個と入職後してしまった場合の対処法

ブラック保育園の特徴をあげました。

  • サービス残業がある
  • 持ち帰り仕事がある
  • 休憩が適切に取れない
  • 有給休暇が適切に取れない
  • 土曜・休日出勤の扱いが曖昧
  • 就業規則・昇給・賃金の基準が曖昧
  • 処遇改善の支給が曖昧
  • 人間関係が悪い
  • 園長等がパワハラ・モラハラ・いじめを行う
  • 保育士がすぐ辞める
  • 未経験者、無資格者が多い/未経験者等を教育ができない
  • 独自のよくわからないルールが存在している
  • 退職しにくい、しにくい雰囲気を作っている

保育業界はブラックな面が多いので、すべてをクリアするということはなかなか難しいですが、転職などを繰り返して徐々によい保育園にシフトしていくということは可能です。

参考にしてもらい、ブラック保育園から脱出できると幸いです。