「保育士の資格・経験を活かして保育園以外の仕事をしたい!」
保育士の資格を取ったもの、実習での経験や周囲の話や評判などから、保育園では働きたくないという方もいらっしゃるでしょう。また、保育園の給与待遇や労働環境が悪くて、保育士として働くことを辞めたいという方もいらっしゃると思います。
今回は、保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の職業について紹介します。保育士の資格や経験を活かして就くことができる職業は、主に保育・教育・福祉関連施設とそれ以外の一般企業の二種類があります。
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います
保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の職業
ここからは、保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の保育・教育・福祉関連の施設の職業を紹介します。
幼稚園
幼稚園は3〜5歳児の教育を行う施設になります。基本的に就労には幼稚園教諭免許状が必要になります。
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認定こども園
認定こども園は、幼稚園と保育園の特徴を併せ持った保育教育関連施設になります。施設の種類によって就労には幼稚園教諭免許状が必要です。
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認可外保育施設
認可保育園以外の保育施設になります。企業主導型保育事業についても認可外保育施設の一種になります。
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家庭的保育事業
家庭的保育事業は、少人数を保育する事業です。自治体によっては保育ママとも呼ばれています。
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病児保育
病院などで病児保育を実施していたり、自宅に訪問して保育する病児保育などがあります。
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インターナショナルスクール・プリスクール
インターナショナルスクール・プリスクールは、主に英語で保育・教育を行う幼児施設になります。施設によりますが、認可外保育施設に該当する場合もあります。
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訪問保育、ベビーシッター
主に子どもの自宅に出向いて保育を行います。訪問保育専門の会社に就業して訪問保育する場合と、キッズラインなどのサービスを利用して、フリーランスとして各家庭と契約して保育を行うベビーシッターがあります。
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託児所
大きな商業施設や美容室などに併設された、託児所で一時的な預かり保育を行います。
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放課後児童クラブ
放課後児童クラブは、小学校の放課後に子どもの保育を行う職業になります。自治体によっては学童保育などと呼ばれています。
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児童館
児童館は、地域の子ども達が集まる場所で、子どもや保護者の支援を行います。
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放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、学校通学中の障害児を対象に放課後などに療育や訓練などを提供している場所です。
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児童発達支援事業
児童発達支援とは、発達に心配のある子どもや身体や知的に障害のある児童を対象とした支援施設になります。
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児童養護施設、乳児院
児童養護施設とは、乳児を除く2歳から18歳未満の子どもを対象とした養護施設になります。保護者がいない、虐待があるなど、家庭での生活が困難な子どもが入所しています。
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幼児教室
幼児教室は0歳から6歳以下の未就学児や0歳から小学生などの幼児や児童が対象の学習塾になります。保育園や幼稚園と違い、多くの幼児教室は民間の会社が経営しているため、より柔軟な教育サービスを提供しています。
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保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育・福祉施設以外の職業
保育士の資格や経験を活かして就くことができる職業の中には、保育・福祉施設以外のものもあります。ここからは、保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育・福祉施設以外の職業を紹介します。
アミューズメント施設スタッフ
子どもが多く訪れるアミューズメント施設での仕事は、保育士の経験を活かして働くことができます。
保育園運営会社
保育士として働くのではなく、事務職員として働くということです。一部の大きな会社であれば、保育士の経験や資格を活かして就業できる可能性があります。
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保育士転職エージェント
保育士転職エージェントは、保育士の転職支援や保育園の保育士採用の支援などを行う会社です。元保育士という方もアドバイザーとして就業していることがあります。
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子供服、ベビー用品会社
子供服、ベビー用品などを扱う会社は、実際に利用を行う保育士や保護者の目線が求められるので、保育士の経験を活かせる可能性があります。
無理に保育士の資格や経験を活かす必要はないかも!
ここまで保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の職業を紹介しました。
保育士資格を取得した方や保育園で働いた経験がある方は、
- 「せっかく資格を取ったから」
- 「せっかく経験を積んだから」
という感情が生まれてしまいがちだと思います。
ですが、もし保育士を辞めたい、保育士として働きたくないのであれば、無理に保育士の資格や経験を活かす必要はないかもしれません。
なぜならば、保育士の資格や経験を活かそうとすると、就業の選択肢がとても狭くなってしまうためです。また、保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の職業の多くについても、結果的に、子どもに対しての保育業務を行う仕事が多くなっています。
もちろん、働く職業や環境が変われば、労働環境も良くなる可能性もあります。ですが、それは保育園から別の保育園に転職した場合でも同様です。保育士として働きたくない、保育士を辞めたいと思った理由にもよりますが、結果的に同じような仕事内容で同じような不満を抱えてしまう可能性があります。
どうしても、一般的な企業で採用されないという場合以外は、まずは無理に保育士の資格や経験を活かそうとせずに、自分がやりたい仕事に応募してみるのが良いかもしれません。
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まとめ:保育士の資格・経験を活かして保育園以外の仕事をしたい!
今回は、保育士の資格や経験を活かして就くことができる保育園以外の職業について紹介しました。
- 幼稚園
- 認定こども園
- 認可外保育施設
- 家庭的保育事業
- 病児保育
- インターナショナルスクール・プリスクール
- 訪問保育、ベビーシッター
- 託児所
- 放課後児童クラブ
- 児童館
- 放課後等デイサービス
- 児童発達支援事業
- 児童養護施設、乳児院
- 幼児教室
- アミューズメント施設スタッフ
- 保育園運営会社
- 保育士転職エージェント
- 子供服、ベビー用品会社
ただし、もし保育士を辞めたい、保育士として働きたくないのであれば、無理に保育士の資格や経験を活かす必要はないかもしれません。保育士の資格や経験を活かそうとすると、就業の選択肢がとても狭くなってしまうためです。
まずは無理に保育士の資格や経験を活かそうとせずに、自分がやりたい仕事に応募してみるのが良いかもしれません。