保育士の給料事情まとめ。安いの基準は?給与が高い求人の見分け方。

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こんな疑問や悩み、不満、経験はありませんか?
  • 保育士の平均年収・賃金は?
  • 自分の給料が相場通り?
  • 保育士の給料で安いの基準はどれくらい?
  • 給与が低い求人の見分け方を知りたい
  • より給料・年収が高い保育園で働きたい
  • より給料・年収が高い保育園の保育士求人を見つける方法が知りたい
  • 入職してみたら思っていた給料ほど貰えなかった
  • 悪くない給料だとおもったけど、周りと比べたら全然だった

保育士の給料はどこも似たりよったりだと思っている方も多いと思いますが、実は結構な差があります。保育士として同じような仕事をしていても、働く地域、働く保育園によって大きな違いが出ます。

今回は保育士の平均賃金を紹介しつつ、保育士が保育士の給料相場を知っておくと良い理由やなぜこのような差が生まれるのか、という点について解説します。まずは、給料が相場通りか確認してみましょう!

この記事の信頼性
私は保育園、幼稚園、認定こども園で勤務した経験があります
複数回の転職経験があります
その経験が参考になればと思います

年収は保育士求人で最も正確に比較できる要素の一つ

働く保育園選びで悩んだことがある保育士の方も多いと思います。いろいろな保育園の求人があるので、どっちのほうが自分にあっているのか、より良いかというのを比較して選びぬいていく必要がありますよね。

そのなかでも給与の金額は、より客観的に保育園同士を正確に比較できる要素の一つになります。給与の額は数値の情報なので、どちらが良いのかということを確実に見比べることができます。

一方で給与以外の情報はなかなか保育園間で比較がしにくいです。

  • 仕事内容
  • 人間関係
  • 仕事量
  • 休日・休暇数

特に上記のようなものは、保育園の求人ごとに比較するのがかなり難しくなってしまいます。そもそも、これらの情報は働いてみないとわからないことも多いので、求人情報に書いてある情報や園のホームページの情報などから想像するしかない部分もあります。また、休日や休暇日数については、数値の比較は可能ですが、実際に利用できるのかということは働きだしてみないとわからない部分も多いです。

一方、給与に関しては、ほぼ確実に求人票に記載がされているので、働きはじめる前から正確なことがわかります。そういった意味でも、給与は働く保育園選びの中で事前に比較がしやすい情報のひとつになります。

保育士の給料が安い保育園の特徴

まずは、保育士の給料が安い保育園の特徴について紹介します。

若手保育士が多い

保育士の給料が安い保育園の特徴の一つ目は、若手保育士が多いということです。

若手の保育士は、保育園にとっては経験が考慮されないため、安い給与で雇うことができるというメリットがあります。数年働いたらその園ではもう古株になっているなんてことも多いです。20代で主任保育士の役職についているなんてこともあります。

シフトが非効率

保育士の給料が安い保育園の特徴の2つ目は、保育士の勤務シフトが非効率ということです。シフトを組むのが非効率だと、必要な時間帯に保育士が足らずに、不必要に保育士が余ってしまう時間帯ができるという状況が起きてしまいます。

効率的なシフトを組んでいる保育園は時間帯を限定したパート保育士の方などをうまく採用することで、効率的に働けるようにしています。

保育士の業務負担が多い

保育士の給料が安い保育園の特徴の3つ目は、保育士の業務負担が多いということです。古いやり方を続けてしまっていたり、無駄な作業を繰り返してしまったりなど、保育士の業務が効率化されていないことが多いです。給与が安いことで、後述する離職率が高いということも起きて、業務が効率化されないという悪循環が起きてしまいます。

離職率が高い

給与が安いと悪循環で保育士の様々な労働環境も悪化してしまい、そのことが退職者を増やしてしまいます。他の保育園と比較すれば給与が安いということが一目瞭然なので、転職を考える人が必然的に多くなります。

サビ残・持ち帰りの仕事がある

給与が安いけど残業代はしっかり出るということはあまりなく、残業代の支給も渋る保育園が多いです。シフトが非効率であったり、業務負担が多いことも残業を増やしてしまう要因になっています。

保育の質が低い

保育士の給与が安いことによって、ここまで挙げた保育士の業務負担が多いことや、離職率が高いことなどが原因で保育の質も下がってしまう傾向があります。業務の負担が多いと事故も多くなってしまいますし、保育士としてのスキルがあったり、向上心がある人はより良い環境の保育園に転職してしまうので、園全体の保育士のスキルが向上しないまま、人材が入れ替わってしまうためです。

保育士は、給与が安いかわりに「楽」はまれ

保育士として働いていて、仕事が大変で給与が下がっても良いから、もう少し楽に働きたいという方もいらっしゃるかもしれません。

ただし、保育園で働く保育士という範囲に限って言うと「給与は安いけど、そのかわり仕事が楽」ということはあまりありません。

たしかに、認可保育園の仕組み上、基準より多くの保育士を雇うと、一人あたりに支払うことができる人件費は減ることになります。一方で、保育士の人数が増える分、一人あたりの業務の負担は減ります。ただ、個人的な感覚では、なぜかそういう保育園はあまりなく 「給与が安い上に大変」という保育園が圧倒的に多くなっています。

前項の保育士の給料が安い保育園の特徴でも紹介したように、保育士の給与が安いということは、単に給与が安いことだけではく、働く保育士にとって多くの弊害があります。

給与が安いと退職する保育士も多くなり、スキルが定着せずに業務効率も改善されていかないという悪循環に陥ってしまっているケースが多いです。働く保育士の負担が減らず、給与も低いので、保育士の入れ替わりが激しくなります。結果的に給与が安い上に仕事も大変という状況に陥りやすいです。

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自分の給料が相場通りか確認してみよう!

まずは自分の給料が相場通りかを確認してみましょう!保育士として働く上で、給料の相場をきちんと知るということはとても大切です。

保育業界だけに限らないですが、基本的に会社という存在は、できるだけ人件費が安く、かつ、会社に貢献ができる人材を探しています。

保育士は相場より高すぎる給料を希望しても保育園に相手にされないですし、逆に、ブラック保育園は相場より安い給料で保育士を雇用したいと考えています。

今後、転職をする上でも自分の経験や就業地域を踏まえるといくらぐらいの給料が適切なのかということを知っておくと、とても有利に転職活動をすすめることができます。

保育士の給料相場を知るとわかること

昨今は、保育士として働く人向けに国はもちろん、自治体が独自に処遇改善として賃金を施設に上乗せして支給をしている場合があります。なので、特に、就職転職などで引っ越しなどを伴うという場合は、今の保育園だけを基準とせずに、引越し先のエリアの保育園の給与の相場を参考にしましょう。

でも、それは保育園が自治体の定める基準を満たした上で申請をし、保育士にきちんと支給してこそはじめて働く保育士が恩恵を受けることができるものです。保育施設がなんらかの理由で、その作業を怠ったら保育士の給料は低いままです。そのため、あまりにも相場より安すぎる給料を支給している保育園は、もしかしたらブラック保育園かもしれません。

もちろん、給料が安いからと言ってブラックと決めつけられるわけではないです。残業時間がまったくない保育園は必然的に支給される金額は安くなりますよね。

保育士の給料の全国平均

まずは保育士の給料の全国平均を紹介します。

  • 平均年収は約396.9万円

令和5年度の国の調査では保育士の平均年収は約396.9万円となっています。※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

職種 きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額 年収
保育士 271,400円 712,200円 3,969,000円

皆さんの給料は、全国平均より高かったでしょうか、低かったでしょうか?

都道府県別の保育士の賃金の平均

続いて、都道府県別の保育士の給料の平均を紹介します。

保育士(男女計) 平均月給 平均年間賞与等 平均年収
北海道 25.29万円 57.32万円 360.80万円
青森県 21.77万円 56.49万円 317.73万円
岩手県 25.13万円 60.36万円 361.92万円
宮城県 27.94万円 56.61万円 391.89万円
秋田県 21.89万円 71.31万円 333.99万円
山形県 23.49万円 28.44万円 310.32万円
福島県 25.59万円 59.42万円 366.50万円
茨城県 25.50万円 66.37万円 372.37万円
栃木県 24.51万円 73.45万円 367.57万円
群馬県 25.67万円 107.01万円 415.05万円
埼玉県 26.77万円 56.66万円 377.90万円
千葉県 28.19万円 49.95万円 388.23万円
東京都 31.58万円 74.51万円 453.47万円
神奈川県 29.12万円 67.27万円 416.71万円
新潟県 22.20万円 77.91万円 344.31万円
富山県 23.75万円 85.52万円 370.52万円
石川県 24.63万円 51.11万円 346.67万円
福井県 24.37万円 88.45万円 380.89万円
山梨県 24.74万円 42.63万円 339.51万円
長野県 26.87万円 67.62万円 390.06万円
岐阜県 22.82万円 50.77万円 324.61万円
静岡県 25.58万円 90.38万円 397.34万円
愛知県 26.98万円 71.36万円 395.12万円
三重県 22.98万円 64.06万円 339.82万円
滋賀県 25.23万円 66.31万円 369.07万円
京都府 30.27万円 89.60万円 452.84万円
大阪府 29.15万円 78.18万円 427.98万円
兵庫県 27.30万円 83.02万円 410.62万円
奈良県 26.33万円 67.63万円 383.59万円
和歌山県 29.83万円 91.93万円 449.89万円
鳥取県 24.60万円 62.94万円 358.14万円
島根県 22.87万円 78.28万円 352.72万円
岡山県 23.60万円 67.69万円 350.89万円
広島県 29.15万円 102.99万円 452.79万円
山口県 25.13万円 93.50万円 395.06万円
徳島県 23.50万円 75.37万円 357.37万円
香川県 24.42万円 65.85万円 358.89万円
愛媛県 24.33万円 81.94万円 373.9万円
高知県 25.06万円 69.91万円 370.63万円
福岡県 25.67万円 83.32万円 391.36万円
佐賀県 25.23万円 77.24万円 380.00万円
長崎県 24.76万円 73.65万円 370.77万円
熊本県 25.03万円 79.49万円 379.85万円
大分県 23.62万円 57.85万円 341.29万円
宮崎県 25.16万円 84.52万円 386.44万円
鹿児島県 22.37万円 58.37万円 326.81万円
沖縄県 24.48万円 46.56万円 340.32万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

他の仕事でもあるように、保育士の仕事にも地域ごとに給与格差というものは存在します。もちろん、物価などの他の指標もあるので、給料が高いから良い・給料が安いから良くないと一概に言えるわけではないので注意してください。

都道府県別の保育士の平均給料ベストランキング

都道府県別の保育士の平均給料ベストランキングになります。

  • 1位:東京都 453.47万円
  • 2位:京都府 452.84万円
  • 3位:広島県 452.79万円
  • 4位:和歌山県 449.89万円
  • 5位:大阪府 427.98万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

これらの地域は県や市区町村が独自に保育士の賃金改善の施策を行っていて給与も高い傾向があります。地域にこだわらないのであれば、これらの地域で保育士が就業をするというのはとてもおすすめです。

都道府県別の保育士の平均給料ワーストランキング

都道府県別の保育士の平均給料ワーストランキングになります。

  • 1位:山形県 310.32万円
  • 2位:青森県 317.73万円
  • 3位:岐阜県 324.61万円
  • 4位:鹿児島県 326.81万円
  • 5位:秋田県 333.99万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

実際に相場を見てやっぱり自分の給料は安いなと思った方は、その地域にこだわる必要がなければ他都道府県への就業を検討してみるのも良いかもしれません。

ただ、平均年齢など(若い保育士が多ければ平均給料も安くなる)の関係もあるので、一概にこれらの都道府県の待遇が悪いと決めつける必要はないでしょう。

過去6年の保育士平均年収・給料の実態

年度 年収 きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額
2018年 359.23万円円 24.10万円 70.03万円
2019年 364.72万円 24.60万円 69.52万円
2020年 374.50万円 24.98万円 74.74万円
2021年 382.20万円 25.65万円 74.40万円
2022年 391.37万円 26.68万円 71.21万円
2023年 396.9万円 27.14万円 71.22万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

昨今の待機児童問題、保育士不足や物価高騰などの背景もあり、保育士の平均年収はここ数年右肩あがりに上がっています。ただし、もともとが安かったという事情もあるので、手放しで喜べるというわけではないでしょう。

年齢別の保育士の年収・給料の実態

年齢 年収 きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額
全体 396.9万円 27.14万円 71.22万円
20歳~24歳 320.88万円 23.09万円 43.80万円
25歳~29歳 382.53万円 26.08万円 69.57万円
30~34歳 385.63万円 26.43万円 68.47万円
35~39歳 409.42万円 27.78万円 76.06万円
40~44歳 425.03万円 28.62万円 81.59万円
45~49歳 426.22万円 28.47万円 84.58万円
50~54歳 422.28万円 28.70万円 77.88万円
55~59歳 462.93万円 31.10万円 89.73万円
60~64歳 448.32万円 30.59万円 81.24万円
65~69歳 482.88万円 33.46万円 81.36万円
70歳~ 583.47万円 37.54万円 132.99万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

保育士の給料は基本的には、年齢を重ねるごとに上昇していきます。65歳以上、70歳以上の年収が高くなっているのには別の要因があるかもしれません。

男女別の保育士の年収・給料の実態

職種 年収 きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額
保育士(男女) 396.9万円 27.14万円 71.22万円
保育士(男) 448.52万円 30.66万円 80.60万円
保育士(女) 393.23万円 26.89万円 70.55万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

男性のほうが、平均的には高い給料を貰っているということになります。これには、例えば、男性に役職者が多い等の要因があるかもしれません。

保育士の初任給の実態

経験年数 年齢 年収 きまって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額
0年 20~24歳 260 万円 21.48万円 2.24万円

※出典:「厚生労働省-令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html

月給は21.48万円という数値になっています。経験年数0年の新卒は賞与をもらえないことが多いので、賞与の額は少なくなっています。

保育士の「給料が安い」の基準とは?

ここまでの平均賃金を踏まえると、 全国的にみても年収が200万円代となると保育士のなかでも給与が安いと言える でしょう。もちろん経験や勤続年数などにもよりますが、相場と比較してもあまりにも安すぎるという場合は、保育園としても適正な運営がなされていない可能性もあるので、転職を検討するのが良いかもしれません。

なぜ保育士の給料に差が出る?

保育士の平均給料を示しましたが、なぜこのような差が生まれるのでしょうか。保育士の給料に差が出るのにはいくつかの理由があります。

  • 年齢や経験の違い
  • 自治体の処遇改善の補助金の有無と金額
  • 保育園の人件費率の違い

これらについて解説します。

保育士は極端に高収入ということはあまりない

保育園で働く保育士においては、同じような地域で働く保育士と比較して極端に高収入の人がいるということはあまりないです。

これは、保育園の運営費が公定価格と言って、国によって決められているためです。その運営費のなかから保育士の給料が支払われます。



保育園の会社

保育士

というお金の流れになり、国から出るお金は決まっているので、必然的に保育士に支払われる給料も、どの保育園でも似たりよったりになります。必要な保育士の人数等も決まっているので、極端に収入が多い保育士がいるという状況はあまり起きにくいです。あるとすれば、保育園の経営者やその身内が高い給料をもらっているという場合くらいです。

違いが出てくるのは、保育園を運営する会社がどれだけ効率的に保育士の給料に還元できているかというと部分です。

例えば、先程も書いたように、経営者がたくさんお金をもらっている会社は、必然的に保育士の取り分が少なくなります。また、運営の効率が悪く、無駄な仕事などが多いというような場合は、最終的には、保育士の給料に影響を与える場合になります。

これらの事情を踏まえると、高い給料の保育士の求人を探すという場合は、相場より少し給料が良い求人というのを狙っていくということになります。

年齢や経験の違い

保育園で働く保育士に限らないですが、どこの会社でも昇給というものがありますよね。基本的には、新卒で就職した場合の賃金が最低で、そこから徐々に昇給していく仕組みになっている会社が多いと思います。

保育園でも同様で園によって昇給の条件や金額は様々ですが、基本的には経験を積んだり、主任などの役職がつくと手当てとして昇給していきます。

先程は、都道府県ごとの保育士の給料の相場を紹介しましたが、例えば、ベテラン保育士がたくさんいる都道府県は平均給与額も高くなる場合があるということです。

この部分が保育士の給料に大きく差が出る部分の一つになります。

自治体の処遇改善の補助金の有無と金額

自治体が独自で支給している処遇改善などの保育士向けの補助金も保育士の平均給料に差が出る一つの要因です。保育士の処遇改善は、国が全国の保育士に対して実施しているものもあれば、自治体が独自に実施しているものもあります。

例えば、東京都の保育士向けの処遇改善費の金額は大きく、現状一人あたり平均すると月額3、4万円が上乗せされています。

何もない自治体と比較すると、年収にして30〜50万円もの差が出ることになります。

特にある程度資金に余裕があって保育士が不足している自治体では、このような保育士向けの賃金上乗せによって保育士の平均給料を押し上げています。

特に都道府県ごとに差が出るのは「自治体の処遇改善の補助金の有無と金額」が理由になります。

保育園の人件費率の違い

保育園の人件費率とは、保育園が運営費全体に占める保育士の給料などの人件費の割合のことです。一般的に割合が高いと保育士の給料は高くなります。

保育園が保育士に支給する給料は、委託費としてその他に必要な運営費をすべて含めて国や自治体から受け取っています。

それをどのような配分で保育士の給料として支給するかはある程度保育園に委ねられています。

ある程度というのは、まずひとつは最低賃金を下回らないこと、これは当たり前ですね。そして、もう一つは前述した自治体などの処遇改善は保育士の賃金改善に当てなければいけないというような条件がついている場合があります。

このようなものを除いた場合は、保育園が勤務する保育士の給料をある程度自由に決めることができます。

例えば、園長だけがたくさん給料を貰っていて、末端の保育士の給料は安いという状況も発生します。園長やその親族の保育士だけ給料が高いなんてこともあります。家族経営の保育園などで起こりがちなことです。

保育士求人の給料・年収の比較ポイント

少しでも給料・年収が高い保育士の保育園求人を見つけるために、保育士求人の給料・年収の比較ポイントを解説します。

  • 保育士は極端に高収入ということはあまりない
  • 年収総額で比較する
  • 処遇改善費の内訳、支給方法を確認する
  • 賞与の金額、条件をしっかり確認する
  • 昇給条件をしっかり確認する
  • 健康保険、退職金なども少し考慮する

これらについて以下から解説します。

年収総額で比較する

まず保育士の保育園求人の給料・年収を比較するポイントで一番重要なことは「年収総額」で比較するということです。

保育士の月給は各種手当(資格手当、担任手当、主任手当)や処遇改善費など様々な手当が上乗せされていることが多いです。

一見月給が高くても賞与をいれた年収総額は低いということもありますし、逆に月給が低くても年収総額が高いということもあります。

  • 月給23万円 賞与年2ヶ月
  • 月給21万円 賞与年4ヶ月

前者は年収322万円、後者は年収336万円になります。月給が低い後者のほうが年収は高くなります。

これはとても簡単な例ですが、実際は保育士の給料には様々な手当が入っているので、計算はもっと複雑になります。手当や処遇改善の金額はボーナスに反映されないということもあるためです。

処遇改善費の内訳、支給方法を確認する

次に、保育士の保育園求人の給料・年収を比較する上でのポイントは処遇改善費についてです。

日本にある認可保育園は保育園の運営にかかる費用を保育士の人件費も含めて委託費として国や自治体から受け取っています。その委託費のなかから保育士の給料が支払われます。

それとは別に、国や自治体が保育士の待遇を改善するために、条件を満たした保育園に対して保育士の処遇改善費というのを上乗せして支給しています。その処遇改善費は不正等がなければ基本的、そのまま保育士の給料に上乗せされます。

この処遇改善費が保育士の給料に占める割合というのも最近では増えてきいます。

ですが、この処遇改善費は「条件を満たした保育園」に支給されます。つまり、すべての認可保育園に自動的に上乗せされるわけではありません。つまるところ、保育園が面倒くさいからいいやと何もしなければ保育士の給料に処遇改善費が上乗せされることは有りません。

そのため、保育園間で保育士の待遇に差がでるのはこの処遇改善費の部分がとても大きいです。

加えて、この処遇改善費の支給方法はある程度保育園の裁量によって決めることができるようになっています。毎月の給料に上乗せされたり、ボーナスのようにまとめて支払われたりと様々な形での支給が可能です。

つまり、 実はボーナスが処遇改善費によって支払われていた ということも起こります。

ボーナスとは別に処遇改善費を丸々貰うことができる保育園と比較すると年収は低くなります。

また、 給料の昇給部分は処遇改善費だった ということもあるでしょう。

これについても処遇改善も別でももらって昇給もきちんとしている保育園と比較すると年収が低くなります。

処遇改善は種類も複数あり、市区町村などの自治体によっても独自に追加されているものもあうので、ややこしいですがキチンと確認すべきポイントです。

賞与の金額、条件をしっかり確認する

「年収総額で比較する」という項目でも少し説明しましたが、賞与の金額というのは保育士の年収を大きく左右する部分になります。保育士の求人においても、賞与は○ヶ月分というように表記されることが多いですが、基準となる給与額が基本給なのか、手当も含めたものなのかは保育園によっても異なります。例えば、月給全てにかかるのか、月給から処遇改善を抜いた部分にかかるのかという点です。

また、求人の段階では「賞与額2〜4ヶ月」というように幅をもたせて記載していることがあります。もちろん、賞与なので園の業績や個人の評価などによって変動があるのはよくあることです。ただ、どのような基準で変動するのか、平均的にはどれくらいの額をもらえるのかということをきちんと把握しておかないと、想定より高く見積もってしまう可能性があります。

  • 賞与の支給月数を確認する

支給月数は求人情報では曖昧に書かれていることも多いので確認すべき情報です。また、保育園によっては評価や業績連動で支給金額が変動することもあるので、こちらも注意が必要な部分です。

  • 賞与の支給額をきちんと確認する

賞与の支給月数は通常「4ヶ月分」というように定義されていることが多いですが、それが給料のどの部分の4ヶ月分なのかということが金額を大きく左右するポイントになります。

昇給条件をしっかり確認する

昇給の金額や条件についても保育士の保育園求人の給料・年収を比較する上ではとても大切です。特に、長く働くつもりであればなおさらです。できれば、就職後の昇給の基準なども比較できると良いです。

入職時の給料が高かったとしても昇給の金額が雀の涙ほどであれば、将来的な年収というのは、昇給額が良い保育園に劣ってしまいます。昇給における評価の判断基準、役職の条件なども踏まえて比較すべきです。

健康保険、退職金なども少し考慮する

退職金の制度や加入する健康保険組合によっては年収ベースで数万円程度の差が生まれることもあります。

保育士の給料はあまり保育園間で差が出にくいので、健康保険、退職金制度などの細かい部分についても少しは考慮に入れたほうがよいでしょう。

保育士求人を総年収で比較する具体的な方法!

総年収で比較すると言っても具体的にどうしたらよいかわからないという方もいらっしゃると思うので、ここで、保育士求人を総年収で比較する具体的な方法について紹介します。

求人情報の月給を見る

まずは保育士の求人情報における月給額を見てみましょう。ほとんどの求人情報では月給額が記載されているはずです。もし、記載がない場合は、流石に不親切すぎるので、この段階で選択肢から外してしまっても良いかもしれません。

<経験考慮>

20万円〜23万円のように幅がある場合があると思います。これは、保育士としての経験があると入職した際の基本給に差があるということです。経験考慮がある場合は実際に、自分の給料がいくらになるのかというのは、面接を終えて合格してからになると思います。

求人によっては具体的な条件などが記載されている場合もあると思います。その場合は、その条件に従って、自分の想定される基本給を計算してみましょう。もし記載されていない場合は、まずは月給の下限値と上限値の両方を計算してみましょう。その場合は、比較対象となるもう一方の保育園についても下限値と上限値で計算すれば比較ができます。

<手当の内訳を算出する>

保育士の給料には別途手当が付く場合も多いです。求人に「手当別途」などと書かれている場合は、手当も含めた支給額を算出する必要があります。

よくある手当は、

  • 担任手当
  • 家賃補助
  • 主任手当

などです。もしどうしてもわからないという場合は、ひとまず手当の額を除いた金額を算出してみましょう。

<保育士宿舎借り上げ制度>

保育園で働く保育士向けの制度に自己負担少なく賃貸を借りてもらえる、保育士宿舎借り上げ制度というのがあります。保育士宿舎借り上げ制度は正確には給与ではありませんが、毎月の生活の支出額に大きな影響を与える制度になります。利用ができる保育園の場合は、その数値についても想定の年収に上乗せして比較しましょう。

保育士宿舎借り上げ制度を利用した場合の詳細な条件が分かる場合は、その条件をもとに実質的にどれくらいの補助を受けられるのかという額を計算して想定される年収に上乗せしましょう。

もし、詳細の条件がわからないという場合は、周辺の一人暮らしの家賃相場から1万円を引いた額の12ヶ月分を足してあげると、おおよその想定される年間の補助金額が計算できます。

  • (周辺の家賃相場 – 1万円)× 12ヶ月

家賃相場から1万円を引くのは、多くの保育園において保育士宿舎借り上げ制度を利用する場合は、金額によらず毎月1万円程度の自己負担を保育士に課しているためです。ただし、保育宿舎借り上げ制度は、利用期間に制限があるので、将来に渡ってずっと補助を受けられるわけではないので、その点は考慮に入れましょう。

賞与額を計算する

賞与に関しては求人情報などに「○ヶ月分」という記載があると思います。これは、「月給の○ヶ月分」が1年間に何回かに分けて支給されるという意味になります。例えば、「賞与年二回 4ヶ月」という記載の場合は、月給の4ヶ月分が1年間にトータルとして賞与として支給されます。4ヶ月分が年2回付与されるわけではないので勘違いしないようにしましょう。

<賞与額に幅がある場合>

求人によっては賞与額に幅がある場合もあります。「賞与 2ヶ月〜4ヶ月分」という形です。これは、園の業績や個人の評価によって賞与額に変動があるという意味になります。この場合は、実際の支給金額も毎回変動することになるので、そのまま幅をもたせた賞与額を算出してみましょう。

<具体的な数値の記載がない場合>

賞与に関して「賞与あり」「年2回」とだけ記載があり、具体的な数値がわからない求人もあります。この場合は、保育園に確認してみないと具体的な数値を推し量ることは難しいです。ただ、賞与の額に自信がある場合は、求人にも記載することが多いので、他と比較した場合に賞与額が多いということは期待できないことが多いです。

このような場合は、一旦、保育士求人において平均的である2〜4ヶ月分を想定して幅をもたせた賞与額を算出してみましょう。

<賞与の注意点について>

保育園によっては、就職した後の最初の賞与は支給なし、もしくは、減額されるという場合があります。賞与の○ヶ月分というのが、手当を含んだ月給に対してなのか、手当を含んだ月給に対してなのかは保育園によって異なります。より正確な数値を知りたい場合は、保育園に直接確認しましょう。

すべてを足して想定される総支給額を計算する

最後に、ここまでの月給、手当、賞与などの支給額をすべて足し合わせて総支給額を計算しましょう。経験加算や賞与などに幅がある場合は、その幅も含めて想定される年収を算出してみましょう。この数値を候補の園ごとに出していけば、給与額を正確に比較することができます。

保育士求人の給与が安い保育園の見分け方!

ここからは保育士求人の給与が安い保育園の見分け方を紹介します。

総年収で比較する

保育士の求人は、手当込みで月給を示している求人もあれば、基本給を月給として示している求人もあります。

ややこしいのは、保育士には国や自治体などから処遇改善費が支給されていますが、それらの支払い方法は保育園ごとに様々だということです。処遇改善自体が基本給に含まれている場合もあれば、基本給とは別に、毎月手当として支給している園もあります。また、一部は基本給に含まれていて一部は手当のように支給する場合もあります。また、賞与としてまとめて支払われることもあります。

このように、保育士への支給方法は様々なので、結局のところ、最終的な総年収で比べないと単純な比較が難しいです。

また、保育士への処遇改善費は、特に昨今はタイムリーに追加や変更されているので、ネット上で見つかる求人情報に反映されているかどうかもわからないという点も注意が必要です。

<関連記事>

保育士求人の給与の比較の注意点

最後に保育士求人の給与を比較する上での注意点を紹介します。

詳細な情報は聞いてみないとわからないことも多い

求人情報にあえてあまり具体的なことは記載せずに、とりあえず面接に来てほしいと考える園もあれば、待遇面に自信がある場合は、詳細に待遇などを書いている園もあります。それでも、細かい条件などは、実際に園長などに確認してみないとわからないことも多いので、最終的に内定までたどり着いたら、あらためて詳細な条件を確認して他の園の条件と比較してみましょう。

応募の前にある程度比較しよう

たくさんの保育園に応募をして面接で詳細を確認するというのは、効率の面でも体力の面でもなかなか難しいことです。そのため、応募する前段階である程度比較をおこなって選択肢を絞っておくのがおすすめです。応募前に気軽に保育園に詳細な条件等を確認したいという方は、保育士転職サイトを活用するのがおすすめです。担当になったアドバイザーが保育園に色々な質問をしてくれます。聞きにくいこともガツガツ聞いてくれます。

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就職時の給与だけでなく昇給基準も比較しよう

ここまで保育士の年収比較は総年収での比較が大切だということを説明しましたが、保育園で長く働きたいのであれば、昇給というのも今後の給与においては重要な要素になります。

就職時に想定される総年収にそこまで差がなかったとしても、一年後、二年後に差が出てくる可能性があるのが、昇給についてです。より良心的な保育園であれば、どのような基準でどれくらいの金額を昇給するということも求人情報に掲示してくれています。

就職時の給与にそこまで差がないという場合は、将来的な昇給金額も比較してどちらのほうがより良いかということを比較してみましょう。

給与以外の比較も忘れずに!

今回の記事では、主に保育士の求人の給与の比較という観点から説明してまいりましたが、保育士が長くよりより環境で働き続けるためには、給与以外の要素もとても大切です。逆にいうと給与以外は個人個人の考え方や捉え方も違うので比較が難しい部分でもあります。このブログでは、ブラック保育園の見極め方なども紹介しているので参考にしてみてください。

より給料・年収が高い保育士の保育園求人を見つける方法

保育士求人の給料の比較のポイントを紹介しましたので、より給料・年収が高い保育士の保育園求人を見つける方法を解説します。

東京(等の都心部)で働く

先程、都道府県ごとの保育士の給料の違いを載せましたが、やはり地域によって保育士の給料は差があります。平均的に100万円以上の差がある場合もあります。

より給料・年収が高い保育士の保育園求人を見つけるために、可能であれば、東京(等の都心部)での就業を検討すると良いです。

東京都は、国の保育士処遇改善とは別に「東京都保育士等キャリアアップ補助金」という独自の保育士の給与上乗せを行っています。その額は条件によって異なりますがおおよそ月額で2〜3万円程度になります。年収に換算すると20万円から30万円程度の差になります。東京都の保育士の平均給料が高いのもうなずけます。

※参考「東京都保育士等キャリアアップ補助金」https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/jigyo/kyaria-hoiku.html

それ以外の自治体でも保育園で働く保育士に対して独自の処遇改善を行っている場合があります。東京でなくても良いですが、一都3県や大阪近郊エリアなどの保育士が不足していて、自治体の待遇改善が盛んな地域での就業を検討するとよいです。

保育士宿舎借り上げ制度が利用できる求人を探す

もし保育士として就業する際に賃貸に住むことを前提としているのであれば、「保育士宿舎借り上げ制度」が利用できる求人が良いです。

保育士宿舎借り上げ制度は、国と自治体の補助によって、保育園に就業している保育士の賃貸にかかる費用を負担してくれるという制度になります。この制度を利用するとおおよそ月額9万円程度の物件に自己負担1万円程度で賃貸に住むことができます。(条件は市区町村、保育園によって異なります。)

単純計算で制度が利用できる保育園に就業することができれば、8万円×12ヶ月 で年96万円の年収アップになります。もちろん、手取り額が増えるわけではないので、厳密には年収が上がるというわけではないですが、払うはずの家賃費用がほとんどかからないので、実質的な年収アップに寄与します。

保育士宿舎借り上げ制度の詳細は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

保育士転職サイトを利用する

結局のところたくさんの求人を比較検討するということが重要になります。求人が少ないとそもそも年収が高い安いを比較検討をすることができません。少ない中から選ぶということは、必然的に給料が安くなってしまう可能性が高くなります。

また、保育士転職サイトは「非公開求人」というのを会社ごとにそれぞれ保持しています。ネット上ではみることができない登録しないと紹介してもらうことができない求人です。

この非公開求人に給料・年収が高い保育士の求人があることが多いので、保育士転職サイトの利用には大きなメリットがあります。

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相場より給料が高い保育士の求人例

大切なポイントは、トータルの年収で考えるということです。月給が高いけどボーナスが安いというパターンもあるので、すべての手当や賞与も含めた金額で比較をするということです。

例えば、東京都で言うと、 月給29万円(賞与4ヶ月)が東京都の保育士の平均給料を超える一つの目安になります。

もちろん、これらの金額に自分の経験やスキルも加味して考えるということが重要です。

相場より給料が高い保育士の求人を探すより詳しい方法については以下の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

このような求人を探したい場合は、保育士の転職サイトの活用がおすすめです。求人探しはもちろん、保育園への質問・連絡も代行してくれる他、保育園の内情なども知っています。

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保育士の仕事は給料が全てではないのも事実!

もちろん保育士の仕事は給料が全てではありません。給料はあくまでもたくさんある働く基準のなかの一つです。保育士の就職転職においては、たしかに、給料年収はとても大切な要素のうちの一つです。どうせ、おなじように保育士として働くのであれば給料が高いに越したことは無いですからね。

ですが、給料だけにこだわってしまうと、人間関係など、思わぬ落とし穴にあってしまうかもしれません。長く働く保育園にしたいのであれば、給料だけにとらわれず、園長の人柄、先輩保育士の人柄、残業や持ち帰りなどの就業条件もとても大切です。

給料はいまいちだけど、人間関係も良くスキルが身につき、楽しく働くことができているというのはとても良いことですよね。それ以外にも、家から近い・駅から近くて通勤しやすいっていうことも、大切な要素だったりします。

逆に給料が良くても、人間関係がギスギスしていて、毎日仕事に行くのが辛い!そんな職場は嫌ですよね。いまの職場の給料が相場より低かったとしてあまりがっかりしすぎないようにしましょう!後悔や失敗のないように、慎重に就業する保育園を選びましょう!

まとめ:保育士の給料事情まとめ。安いの基準は?給与が高い求人の見分け方。

保育士の平均給料を紹介し、保育士が保育士の給料相場を知っておくと良い理由や、なぜこのような差が生まれるのかという点を解説しました。

なぜ保育士の給料に差が生まれるのかは、「年齢や経験の違い」「自治体の処遇改善の補助金の有無と金額」「保育園の人件費率の違い」が大きな理由です。

特に都道府県ごとに差が出るのは「自治体の処遇改善の補助金の有無と金額」が理由になります。そのため保育士は、就業する地域にこだわらないのであれば、自治体の処遇改善の補助金が充実している地域での就業がおすすめです。

保育士の給料は手当、処遇改善、賞与などわかりにくいですが、きちんと比較するために総年収で比較するようにしましょう。

また、保育士が給料相場をしっておくと、転職の際などにブラック保育園から搾取されにくくなるというメリットもあります。もちろん、保育士が働く上では給料だけではなく働きやすさも大切です。給料だけにこだわってしまうと、人間関係など、思わぬ落とし穴にあってしまう可能性もあるので注意しましょう。